仮面ライダーエグゼイド THE GAME IS NEXT STAGE   作:桐生 勇太

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0-4話:Jupiter

(何が起こったんだ!? 何も見えない………!)

 

 視界が全く見えない中、銃撃のような音がする。同時に、誰かの悲鳴も。

 

「おい! ソル! 俺だ!」

 

「…パラド!?」

 

 急に襟のあたりを掴まれ、どこかへ引っ張られた。

 

「とっさに目を隠したからな………お前、目は?」

 

「見えない………」

 

「じゃあ、ここにいろ。俺が入ってきた奴らをたたき出す」

 

「………何が起こったんだ………?」

 

「………いきなりライドプレイヤーが入ってきた。詳しくは分かんねぇ」

 

 それだけ言って、俺の近くからパラドの気配が消えた。

 

「………う………」

 

 だんだん、目が慣れてくる。そして………

 

「………ッひ……………」

 

 目の前には、倒れ伏す仲間たち。10………いや、もっと………?

 

「………くそっ!」

 

 俺の方に駆け寄ってナイフを振りかざしたライドプレイヤーに上段蹴りをたたきこむ。その変身が解けて………

 

「………自衛隊?」

 

 その場に倒れたのは、どこからどう見ても自衛官だった。

 

「………なんで………?」

 

 どうして、人間が………?

答えが頭をよぎるよりも先に、向こうから何人かのライドプレイヤーが吹っ飛んできた。

 

「くッ………てめぇら! いったい何のつもりだ!?」

 

 通路の壁から向こうを見ると、パラドが何十人ものライドプレイヤーに囲まれていた。

パラドはライドプレイヤーの撃つ銃弾を避け、また何人か吹き飛ばす。地面に倒れたライドプレイヤーの変身が解け、自衛官が苦悶の声をあげた。

 

「………!? ソル!? おまっ何でここに!」

 

 俺の姿を見たパラドがこっちに駆け寄ってきた。気づけば俺の後ろにはライドプレイヤーがナイフを振りかぶっている。白刃のナイフが俺の体に迫り………

 

 

 

割り込んできたパラドの体に深く突き刺さった。

 

「………! ぱ、パラドォォォォォォ!!!」

 

ライドプレイヤーを思い切りぶん殴り、パラドを支える。

 

「ぐっ………おい、ソル………」

 

「なんだ?」

 

「俺を………置いてけ………二人とも死ぬことはねぇ………いいか?いちいち死にそうな仲間助けて時間食って、おまけに自分まで危険にさらして………そんなことになるくらいなら、俺を捨てろ」

 

 俺は………俺は………

ゆっくりとパラドから手を放し、走り出す。見捨てた俺は泣いていて、見捨てられたパラドは微笑んでいた。

 

パラドの周りをライドプレイヤーが取り囲んで………そこで俺は見るのをやめた。

 

「っへ………心配すんなよ。生きれるんだったら、俺も生きるさ………」

 

そう、パラドの声が聞こえた気がした。




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