仮面ライダーエグゼイド THE GAME IS NEXT STAGE   作:桐生 勇太

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0-6話:Oriunde ai fi

後のObiパラドクス視点

 

突入してきた奴らは全部倒したし、外にいた奴らもソル達がやったみたいだ。

 

俺は重い体を引きずりながら、ゆっくりと外へ向かって歩いていった。

 

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……………………………………………………………

 

 

 

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………………………

 

 

………

 

後のハイパー無敵ソルティ視点

 

 最期のライドプレイヤーをロープで縛り、一息つく。

 

乱暴にドアが開いて、傷だらけのパラドが這い出てきた。

 

「………! パラド!!」

 

 駆け寄ろうとしたが、パラドは「大丈夫だ」と言うように顔を振った。

 

「………こいつが、あいつらのリーダーか?」

 

「ああ、そうみたいだ」

 

 皆、この人間、もとい隊長を憎し気に睨んでいる。

 

「あんた達、なんでこんなことをしたんだ………? 教えてくれよ」

 

 そう言っても、この人間は黙ったままだ。

 

「まあいいさ………直接あんたの脳に聞く」

 

 その人間の頭に手を置き、俺はその人間に感染した。

苦悶の声が聞こえるが、無視。そのまま記憶をつかさどる部分に接続する。

 

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「間久部審議補佐官、何か御用でしょうか?」

 

「ああ、ご苦労、衛生省の私が、防衛相の君を呼ぶとは意外だと思うだろうが、まあリラックスしてくれ」

 

「は、有難うございます。………それで、ご用件はなんでしょうか?」

 

「先日、様々な政治関連の建物にテガミが来たのを知ってるね?」

 

「はぁ………確か、バグスターからと言う話でしたが………

 

「そうなんだ、そこで、しばらく前から検討されていた適合手術を受けた自衛官達の部隊(・・・・・・・・・・・・・・・)を実践投入しようと思っているんだ。この問題が一般市民にもれれば、再び混乱が起きる。綽々と、誰にも気づかれることなく決着をつけたいのだ。間の悪いことに、今CRのドクターたちは新たに確認されたゲムデウスXの火消しに追われている状態だ。そこで君たちに白羽の矢が立ったというわけだ」

 

「………しかし、件のバグスター達は我々に好意的と聞き及んでいますが………?」

 

「そうだな。その通りだ。だが、そんなことは問題ではないのだ。問題は、近隣住民の心の平穏だよ。今の日本はバグスターによって国民を失った。だから、人間に対して好意的なのか平和主義か、害であるのかそうでないのか、そこはどうでもいい。人間にとって害になりそうかそうでないか(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)。そこだけなのだよ。だいたい、バグスター(星の不具合)如きが人間と共存したいなどとおこがましい。ご丁寧に、この文書にはこいつらの拠点がどこにあるのかさえ書いてある。即刻除菌作業に当たってくれ。………いいね?」

 

「………分かりました。では私はこれで」

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「………………………」

 

 全てわかった………………そうか………………俺のせいか。

 

 

 

 

………………俺が………

 

………………俺が………………

 

俺が人間を信じすぎてたんだ。

 

これだけきれいごとを本に書いている連中なら、きっと心も優しいはず、と………………

 

 

……………………今ハッキリと分かった。

 

 

………………俺たちバグスターは、人間と共存は不可能だ。
















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