仮面ライダーエグゼイド THE GAME IS NEXT STAGE   作:桐生 勇太

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これで第四部は終わりです。

いやー、ここまで長かった!


第四部最終話:誓いを果たす者

 永夢視点

 

 ……………あれから、一時間近く戦い続けた。

 

勝負は今も決まらない。

 

だが、お互いのライフもスタミナも徐々に落ちてきている。

 

決着は近い。

 

「おらぁ!!!」

 

 キースラッシャーを振りかぶったが、柄の部分を蹴り上げられ、武器を取り落した。

 

「勝負はここからだ! うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

 

 俺は自分のムテキゲーマー最後の能力、全性能倍化を発動した。

身体が黄金色に輝き、光を放つ。

 

一瞬でハイパー無敵ソルティに距離を詰め、閃光のような連撃を叩き込む。

 

だが相手も流石。

 

俺の拳を全部叩き落とした。

 

「フンッ!」

 

 自分の髪の毛を最大限まで伸ばし、ソルティに絡みつかせる。

動きを封じたところで殴り掛かるが、

 

「おおおぉぉぉ!!!!」

 

 あっさりと拘束を引きちぎられた。

本当の自分の髪ではないが、鈍い痛みが走る。

 

クロスカウンターの要領でお互いが同時に互いの頬を打ち抜いた。

 

「ぐあっ………!」

 

 両方ともたまらずに吹っ飛び、少々転がる。

 

「…くそっ!!」

 

 同時に体勢を立て直し、相対する。

 

「強いですね。エグゼイド………! ここまでの強さは、そうはいませんよ」

 

「俺もだ………! ムテキゲーマーで手こずったことすら、そうないってのに………」

 

 互いにもう限界に近い。 状態はふらつくし、足は鉛のように重い。

このまま前のめりに倒れてしまいたくなる。

 

でも倒れるな。

 

俺が「それ」をしていいのは、あの子との約束を果たした、その時だけだ。

 

「………フィニッシュは………必殺技で………決まりだ!!!!」

 

【キメ技!   HYPER CRITICAL SPARKING!!!!!!】

 

 足にすべての力を収束させ、大きくジャンプする。

 

向こうも右腕に力を籠め、大きく飛び上がって拳を突き出す。

 

「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」

 

「はああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

 

空中でお互いに衝突して、せめぎ合う。

 

衝撃波が発生し、真下の地面がめくれ上がる。

 

どういうわけか、クロノスを破った時のようにせめぎ合っている部分を中心に互いに回り始めた。

 

何度も竜巻のように回転し、気流が吹き荒れる。

 

雨粒すら吹き飛ばし、雷すら跳ね返す。

 

そして、ついに勝者が敗者を貫いた――――――――

 

 

 

 

 

 

――――――――敗けたのは――――――――僕だ。

 

 

 

変身が解け、地面にたたきつけられる。

 

ソルティも大ダメージを負ったみたいだが、僕ほどじゃない。

 

落ちていたキースラッシャーを拾い上げ、ゆっくりとこっちへ歩いてくる。

 

「これで……………終わる。

宝生永夢、貴方を倒せば………! すべて終わりだ………!」

 

 キースラッシャーが振りかぶられ、僕の体へと迫る。

 

覚悟を決めた僕は、目を閉じた。




決着。

まあ第1話の時点から決めていたことです。

変更なく終われてよかった!
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