超次元ゲイムネプテューヌ-DIMENSION TRIGGER-   作:ブリガンディ

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早く出したいとは言ったけどそんなに早く出せませんでしたね・・・。

最近平均字数が1万超えたことに気がつきました。
もしかしたら無理そうなら二分割するのも一つの手かも知れませんね・・・。

ラグナの相手役は決まっているかとの質問がありましたが、現在未定です。
多分、この流れだとネプ姉妹のどちらかが有力になるかと思います。

お気に入り登録が60を上回りました。この場を借りて感謝を申し上げます。
また、これからもどうぞよろしくお願いします。


13話 思いがけぬ再会

「イストワール。ちょっと行ってくるぜ」

 

「はい。お願いしますね」

 

パソコン案件から二日後。俺はクエストを受けに行くため、プラネタワーにあるエレベーターを使うべく移動を始める。

 

「あっ!ラグナ。行く前にちょっと聞いておきたいんだけどさ・・・」

 

「ん?どうした?」

 

エレベーターの降りる方のボタンを押そうとしたところで、ネプテューヌに声をかけられたので、俺はそっちを振り向く。

 

「ロムちゃんとラムちゃんがみんなと遊びたいって言ってるんだけど・・・。ブランが他の国に行かせないようにしてて遊びにいけないみたいなんだ・・・」

 

「そうか・・・あいつらをルウィー以外で見かけないと思ったらそういう理由だったんだな・・・」

 

気持ちは分かるが過保護すぎやしないだろうか?俺でも、一人でキイチゴ狩り行ってた途中にサヤが付いて来た時は同行させてやったんだが、アレはシスターが優しいからなんだろうか?

流石に二人で他の国に出かけるのはまだ危険かもしれねえが、ブランが付いていけば大丈夫じゃないのか?初めてルウィーに訪れた時に俺のようにはなるなとは言ったが、何もそう過保護をする必要はないんだが・・・。今度話に行くべきだろうか?俺はそう考える。

 

「だから、ネプギアと話した結果、私たちからルウィーに行こうって話が出たんだけど・・・ラグナも来てくれるかな?きっとあの二人も、ラグナが来てくれると喜ぶと思うんだ」

 

「確かにそうだな・・・あいつら退屈してるだろうし、俺も行くか」

 

ロムとラムが納得してくれるならそれでいいと思ったのもあるが、俺の本音としてはブランの助けになればいいと思っている。

俺はロムとラムの遊び相手になるついでに、ブランの姉妹仲の状況を確認して、助け舟を出すつもりでいた。

 

「そう言ってくれると助かるよ・・・。じゃあ、一人追加ってノワールに連絡するね!」

 

「・・・ん?もしかしてだが、プラネテューヌとラステイションのメンバーで行くのか?」

 

ネプテューヌからノワールの名前が出てきたので、俺はもしやと思って聞いてみた。

 

「うん。ロムちゃんとラムちゃんの為にルウィーへ行こうって言い出したのが、ネプギアとユニちゃんなんだ。

で、私はネプギアからどうするかの話を聞いて、ノワールにみんなでルウィーに行こうって電話をしたの。

そしたらノワールが自分たちだけで行けって言うから、ユニちゃんもルウィーへ行くっていうことと、教祖とラグナを省いたプラネテューヌとラステイションのメンバーはノワール以外全員行くから、ノワールが一人だけ残るし、教祖は仕事だから仕方ないし、ベールも来て、ラグナがルウィーへ向かったらその日完全にぼっちだよね~って煽ってみたんだ・・・」

 

「おい・・・それちょっとピンポイント過ぎねえか?」

 

教祖は仕事で忙しいから仕方ないとしても、俺とベールの条件が厳しすぎる。なんでそんな条件で煽ったんだ?マジで疑問に思った。

 

「大丈夫大丈夫。ノワールみたいな性格にはすごい効くから・・・しかも実際に声荒げるだけから途中で懇願に変わったから」

 

「うわぁ・・・なんかノワールが可哀想になってきた・・・」

 

俺がノワールだったら古傷抉られる気分なんだろうか?

重犯罪やってた。それに合わせて周り敵だらけの状態・・・。勿論、友人なんているわけもなく・・・。うん・・・よそうか。思い返して情けなくなる。

 

「あっ・・・ごめん。なんか古傷抉った?」

 

「いや、大丈夫だ・・・俺の行いによる自業自得だから・・・」

 

ネプテューヌが不安そうに訪ねてきたので、俺は右手を止まれと言わんばかりに前に出しながら言う。

 

「そっか・・・じゃあ。私は連絡入れるから、ラグナもクエスト頑張ってねー!」

 

「おう。また後でな」

 

みんなが集まる部屋に戻るネプテューヌを見送り、俺は今度こそエレベーターに乗り込んだ。

 

「(さて・・・今日はどんなクエストが届いてんのかな・・・・・・っ!?)」

 

俺がクエストのことを考えていると、右腕に妙な重みを感じ、思わず右腕を見やる。

またあの時・・・『蒼炎の書』が再起動した時と同じように、右腕から蒼い炎のようなものが見えていた。

しかし、それは以前のように重みが酷くなるわけでは無く、まるで誰かがいることを示すように右腕が引っ張られるような感覚に変わっていった。ちなみに、蒼い炎のようなものは消えていた。

 

「(誰かこの世界に来たのか・・・?クエストをやるついでに探してみるか)」

 

そう決めた後は何の因果か解らねえが、エレベーターから降りても、クエストを受けて移動を始めても、その感覚が消えることは無かった。

 

 

 

 

 

 

 

*   *   *

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ん・・・んん・・・ん?」

 

少女はゆっくりと目を覚まし、体を起こす。

その少女は茶色の髪をポニーテールに纏め、白を基調としたブラウスと黒を基調としたミニスカートを身につけ、ブラウスの上には黒を基調としたマントを羽織っていた。その服装の全てに、黄色のラインが入っていた。

 

「・・・あれぇ?ここどこだろう・・・?」

 

少女は目の前の見慣れぬ景色に戸惑い、辺りを見回す。

自分の座っている場所はどこかの草むらで、前と後は森に挟まれ、横は何もない道が広がっている。

またいつものように迷子になったのだろうか?・・・と考えたが、少女は自分が最後にどうなったかを思い出して否定した。

 

「ううん・・・違うよね。だってあの時私は・・・」

 

―前を向いて、歩きなさい。

 

―頑張って・・・負けないで・・・。

 

―行ってらっしゃい。

 

少女は自分の体が消えゆく中、自分の大切な人たちを応援しながら笑顔で見送り、第二の人生を終えていたのだ。

辛いことも悲しいこともあった・・・。だがそれ以上に、大切な人と再会でき、楽しい一時を送ることのできた二度目の人生を、彼女は素敵な人生だったと感じていた。

 

「でも・・・そうだとしたら、私は何でこんなところで寝ちゃってたんだろう?」

 

だからこそ、少女は自分が再び地に足を付けたりすることができる状態になっているのが解らなかった。

自分がここで昼寝をしていたでは余りにも不自然過ぎるからだ。しかし、考えても答えは出てこなかった。

 

「うーん・・・解んないことを考えてもしょうがないか・・・。・・・?」

 

少女が考えるのを諦めたところで、何者かに左肩を小突かれたので、そちらを振り向く。

振り向いた先には、白を基調としている、女性のような見た目をしたロボットのようなものがいた。

 

「・・・ミネルヴァ!あなたもここに来てたの!?ああ・・・でも良かったぁ・・・私一人で迷子とかになったわけじゃないんだね・・・」

 

少女はそのロボット・・・ミネルヴァを見て驚いた。しかし、それと同時に知らぬ場所で自分一人というわけじゃないことに安堵した。

 

「ねえミネルヴァ、ここがどこだか分かる?」

 

「・・・・・・」

 

少女はミネルヴァに訊いてみる。ミネルヴァは言葉こそ発しないが、少女に自分はこう思う、こうするべきといったことを伝えられる。

正確には、ミネルヴァの言いたいことなどを、少女が感じ取り、理解できるのだ。

そして、ミネルヴァが今回少女に伝えたことは「分からない」だった。

 

「ミネルヴァも分かんないかぁ・・・。うーん・・・どうしたらいいんだろう?」

 

「・・・・・・」

 

ミネルヴァから良い回答がもらえず、少女が再び考え出そうとした時に、ミネルヴァは少女から見て左前へと指を指す。

 

「ミネルヴァ?あっちに何かあるの?」

 

少女がミネルヴァの指さす方を見ると、森の隙間からいくつかのビルが見えた。

 

「もしかして街なのかな?ミネルヴァ、行ってみよう!」

 

「・・・・・・」

 

希望を見出した少女は早速移動することを提案し、ミネルヴァも「そうしよう」と少女に伝え、同意する。

そして、少女たちはビルのある方を目指して歩き始めた。

 

「ラグナ・・・また会えるよね?」

 

歩いている際、少女は大切な人との再会を望むように、心から祈った。

 

 

 

 

 

 

 

*   *   *

 

 

 

 

 

 

 

「うーん・・・中々たどり着けないなぁ・・・」

 

歩き始めてから数十分・・・。少女は道に迷っていた。道に迷ったというよりは、自分から迷いに言ったというのが正解なのかもしれない。

最初の十数歩こそ道に沿って歩いていたのだが、途中から「こっちの方が近いかも」と言って道から外れていってしまい、それを繰り返した結果、目的の場所までたどり着けないでいた。

 

「・・・・・・」

 

「どうしたのミネルヴァ?えっ?戻ってきてる・・・」

 

後ろからミネルヴァに「戻ってきている」と伝えられた少女は周りを確認してみる。

すると、少女は自分が目を覚ました場所まで戻ってきてしまったことに気づいた。

 

「おかしいなぁ・・・近い方を通ったはずなのになぁ・・・。・・・あれ?」

 

「・・・・・・」

 

少女にとっては近道であったつもりだが、それをやり過ぎた結果戻ってきてしまっていたのだ。

最も、始めての道で「近道」と言い出すのもどうかというのはあるが、少女はそのことに気が付いていなかった。

少女がどうしたものかと考え出すと、偶然少女の目の前に、水色の生物がやってきた。よく見るとその生物は怪我をしており、元気を無くしていた。

 

「あの子怪我してる・・・!助けてあげないと!」

 

「・・・・・・」

 

少女はその傷ついた生物の元へ駆け寄っていく。

少女が元いた世界でのことを参考にすれば、野生の生物なので、襲いかかってくることを警戒するのだが、少女はそのようなことには構わず、ただ助けたいという一心で駆け寄っていくのだった。

この時、ミネルヴァが「待って、襲ってくるかもしれない」と伝えていたが、少女は全く気がつかなかった。仕方がないので、ミネルヴァは少女の後を付いていった。

 

「大丈夫?どこが痛いの?」

 

少女は生物に声をかける。その生物は少女の方へ振り向きながら、力なく体を上下させた。

正面から見ると肉まんに犬の耳がついたような生物は人の言葉が発せないので、回答ができなかった。

 

「うーん・・・ダメかぁ・・・。ちょっと待っててね。今治してあげるから・・・」

 

少女は上手く伝わらなかったことに少し落ち込むが、すぐに意を決し、生物の眼前に右手を出しながら目を閉じる。

少女が意識を集中させると、少女の右手から蒼白い温かな光が現れ、少女はその右手で生物を撫でる。これは少女の使う治癒魔法だ。

光が宿った右手に撫でられた所から、まるで汚れを落とすように生物の傷は消えていき、生物も活力を取り戻していく。そして、一通り生物の体を撫で終えた少女の右手から光が消える。

 

「よし・・・もうこれで大丈夫だよ。良かったぁ・・・元気になったみたいで」

 

少女の右手から光が消えると、完全に元気を取り戻した生物が嬉しそうに体を上下させる。その様子を見て少女は安心した。

そして、生物はその場で二回ほど小さくジャンプしてから、森の中へと去っていった。

 

「もう行くの?気をつけてねー!」

 

あの二回のジャンプはお礼の意味だった。去っていく生物を見て、少女は右手を振りながら笑顔で見送った。

 

「さて・・・私たちもそろそろ行こっか」

 

「・・・・・・」

 

少女は再びビルの見える方へ向かうべく歩き出した。ミネルヴァは「分かった」と少女に伝え、付いていった。

 

 

 

 

 

 

 

*   *   *

 

 

 

 

 

 

 

「(ったく・・・一体何をどうしたらあんなに反応が移動するんだ?)」

 

クエストを受けてから移動してる最中にぶつかるかと思ったら道から外れてて、クエストをやってる際に反応が出始めた場所に戻ってきてて、クエストが終わるころにはプラネテューヌ内を彷徨ってるってどうなってんだ?

俺は疑問に思いながらもプラネテューヌ内を探していた。

驚くことに、プラネテューヌ内で探してるのにその反応はすぐに他の場所へ移動しやがるせいで全く合流できないでいた。

 

「(プラネテューヌに戻ってきてから感覚が消えだしてる・・・。この先は人に聞きながらの方がいいか?)」

 

更に良くないことに、プラネテューヌに戻った途端、あの引っ張るような感覚が常時じゃなくなってしまっていた。時間制限でもあるんだろうか?次こういうことがあったら真っ先に人を探そう。俺は心に決めた。

 

「(女の子と女性みたいなロボットって組み合わせ・・・どっかで覚えがあるような・・・)」

 

国内にいる人たちから話を聞いて見れば、見たことない制服を着た女の子と女性みたいなロボットがプラネテューヌ内を歩き回ってるそうだ。

その組み合わせを聞いて、俺はちょっとした恐怖感に襲われた。別に殺されるとかそういう命の危機に陥ったわけじゃない。もっと別の理由だった・・・。

 

「(俺の予想が正しければ・・・間違いねえ)」

 

俺が襲われた恐怖感は、女の子の方が絶望的なまでに方向音痴なことだ。

そして更にマズイのは、そのロボットが何も言わねえ・・・寧ろ女の子が勝手に進んでっちまうから止められないでいることだ。

 

「ヤべえ・・・!急いで探さねえと・・・!」

 

あのまんま放っておくとその内また国外に出ていくかも知れねえ!俺は焦燥感に駆られて辺りを見回す。

それだけでは見つからないので走り出そうとしたら、引っ張るような感覚が奇跡的に復活する。

 

「!?後ろ・・・?」

 

その感覚が真後ろ、しかも結構近かったので俺は思わず振り向いた。

その振り向いた先には、さっき色んな人から話に出ていた女の子とロボットがいた。

皆が見たことのない制服っつってた理由は、俺がいた世界に昔あった魔道学校「イシャナ」のものだったからだ。

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

俺たちはその場で固まってしまった。

異世界に来たってのに同じ世界の人と再会したからだろう。少なくとも俺はそうだ。

 

「お、お前・・・セリカか・・・?」

 

「・・・・・・!」

 

先に口を開いたのは俺だった。恐らくは、先にゲイムギョウ界に来ていたから予想外の事態に慣れがあったのだろう。

俺の声を聞いた少女・・・セリカ=A=マーキュリーは俺を見て、俺の声を聞いて、そして自分の名前を呼ばれたことに驚いて目を丸くする。

 

「ラグナ・・・?本当に、ラグナなの?」

 

「ああ、そうだ・・・俺はラグナだ・・・!」

 

セリカの問いに俺は力強く答える。

 

「ラグナ・・・!ラグナーっ!」

 

「うおおおっ!?」

 

俺の回答に安心したのか、居ても立っても居られなくなったのか、俺の名を呼びながら駆け寄って、思いっきり抱きついて来た。

その勢いに耐えきれず、俺は背中から思いっきり倒れ込んでしまう。

 

「いっててて・・・。お前・・・ホントに・・・セリカなんだよな?」

 

「うんっ!私はセリカ!セリカ=A=マーキュリーだよっ!」

 

「・・・・・・」

 

俺が痛みにこらえながら訊くと、セリカは満面の笑みで答えた。

そして、セリカの後ろからミネルヴァがこっちに来て俺の顔を覗き込んだ。

 

「ミネルヴァ・・・?ミネルヴァも一緒だったのか・・・」

 

「ミネルヴァも会えて良かっただって!」

 

「・・・そうか・・・」

 

セリカは純粋に喜び、俺は驚きながらもどうにか返答する。

何故なら、セリカはナインと約束した後、ココノエと合流しようって時に仮初の肉体で存在できなくなり、俺たちの目の前で消え、ミネルヴァは『事象兵器(アークエネミー)・骸装・レクイエム』による爆発を抑える為に自らを犠牲にしたからだ。

だからこそ、俺はどうしてセリカとミネルヴァがゲイムギョウ界に来ているのかが解らなかった。

 

「ところでセリカ・・・お前はいつからこのゲイムギョウ界に来たんだ?」

 

「えっ?ここゲイムギョウ界って言うの?今さっき来たばかりだけど・・・どうかしたの?」

 

「・・・今さっきなのか?」

 

俺はセリカの回答に思わず聞き返してしまった。

仮にあの世界での存在が無くなることがこの世界に来る条件だとした場合、セリカやミネルヴァよりも後から世界を去った俺が、一ヶ月以上も早くゲイムギョウ界にいるため、順番が合わないからだ。

 

「・・・どうかしたの?」

 

「いや、何でもねえ・・・悪いな。変に気を使わせて」

 

「ふーん・・・」

 

セリカが少し困ったような表情になったので、俺が話をさっさと切り上げると、セリカが俺をのぞくように見てくる。

 

「ん?どうした?」

 

「ラグナ・・・ちょっと変わった?なんだか、ラグナが今を楽しんでる感じがするの」

 

「・・・そうだな・・・そうかもしれねえな・・・」

 

セリカに微笑んだ表情で言われて、俺も自然と穏やかな表情になる。

最初はキツく当たってしまったが、頭が冷えた後からはセリカと話すと毒気が抜かれていく感じがある。それはここでも変わらなかった。

俺が変わったと言えば、前までは『これのためにこうしなきゃいけない』というのが、今は「こうしたいからこれをしよう」になり始めているからなのかもしれない。

 

「ああ・・・セリカ。いきなり悪いが、場所変えるぞ」

 

「えっ?どうして?」

 

「お前に会わせておきたい人たちがいるんだ・・・」

 

俺と関わりの深いイストワールたちにはセリカとミネルヴァのことは絶対に話しておきたい。

皆と仲良くなれるし、俺のように戸籍を用意してもらえば普通に生活もできるはずだ。

 

「わかった!じゃあ行こっか!」

 

「セリカ!ちょっと待って!」

 

セリカが笑顔で歩き出そうとするので、俺は慌てて止める。

 

「えっ?どうして?」

 

「どうしてって・・・お前、俺が行く場所分かんないのに先に進んでどうすんだよ?今回は大人しく俺についてこい」

 

「はーい。じゃあ、案内よろしくね!」

 

困惑したセリカに俺が説明すると、納得してくれたセリカは笑顔で案内を頼む。

 

「よし、それじゃあ行くか・・・。

いいなセリカ・・・?俺の後ろをついて来いよ?俺より前には出るなよ?俺の横にも並ぶなよ?それから、近道とか言って勝手に曲がるなよ?絶っ対に俺の後ろをついて来いよ?

ここまで大丈夫だな?言っとくがフリじゃねえからな?分かったな?」

 

「もう・・・大丈夫だよ・・・今回は流石にそんなことしないって・・・」

 

俺がセリカに念を押しまくると、セリカは苦笑交じりに答える。だが、セリカはそう言っても言ったそばから近道云々言い出すから正直不安でしょうがない。

しかし、このくだりをやるのも随分と久しぶりな気がするな・・・。まだ二か月も経ってないはずなんだけどな。

 

「ミネルヴァ、お前も何かあったらすぐにセリカを止めてくれ。俺もできるだけ気をつけるから」

 

「・・・・・・」

 

「えーっ!?ミネルヴァまでラグナの味方するのー?」

 

ミネルヴァは恐らく「分かった」とか「任せろ」とか言ったんだろう。ミネルヴァの伝えたことを理解したセリカが唇を尖らせる。

セリカの言い方で思い出したが、つい最近にプラネテューヌのシェアがどうのとかってあった時、ネプテューヌが似たような言い方をしていたのを思い出した。

一応今はどうにかなってるが、またすぐにあんな風になんなきゃいいな・・・。少し不安を覚えた。

 

「さて・・・そろそろ行くぞ。話してえことは色々あるが、それは向こうに着いてからにしよう。

セリカ、さっきも言ったがちゃんとついて来いよ?」

 

「うんっ!分かった!」

 

話が纏まり、俺たちは移動を開始する。このまま何も無ければいいが・・・。

 

「あっ・・・ねえミネルヴァ、こっちの方が近道じゃないかな?」

 

「うおぉぉい!?俺の後ろついてこいって言ったばっかりだろこのおてんば娘がぁっ!」

 

そんなことは無く、セリカが曲がりだしそうになったので俺が絶叫気味に慌てて止める羽目になった。

面倒だからその後はセリカの手を引いてプラネテューヌの教会に向かったが、その間多くの人に注目されることになってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

*   *   *

 

 

 

 

 

 

 

「この人たちみんなラグナの知り合いなの?」

 

「ああ。この世界で知り合ったやつらだよ。悪いな皆・・・わざわざ来てくれて」

 

プラネテューヌの教会で、俺とセリカ、そして各国の女神や教祖たちが顔を合わせた。

セリカは集まって来てくれた皆を見回し、集まってくれた皆はセリカのことを見たり、ミネルヴァを見て凝視したり、セリカとミネルヴァを交互に見たりと様々な反応を示した。

皆は俺が自分が異世界出身であることを話した時のように完全に固まることはなかったが、どう切り出せばいいかわからない感じだった。まあ、いきなり女の子とロボット連れてくりゃそうなるよな・・・。

 

「凄い・・・!女性型のロボットかな?リアルで見れるなんて思ってもみなかったなぁ・・・」

 

と思ったらネプギアという一名の例外がいた・・・。そっか・・・こいつ機械系が趣味だからこういうのも当てはまるよな・・・。ラステイションでの時と似たようなことを言わせてくれ・・・。

全っ然女子らしい趣味してねえぇぇっ!お前の趣味明らかに年頃の少年だろ!?

俺はあと何回驚かされるんだろうか?身が持つか不安になった。

 

「・・・・・・」

 

「あっ・・・ごめんね。いきなりビックリしちゃったよね?」

 

「あれ?あなたもミネルヴァが何を言ってるか分かるの!?」

 

「はい。なぜだか言いたいことが感じられるんです」

 

ネプギアがミネルヴァの反応を理解していることに、セリカが驚いた。俺も驚いているが、流石に本人たちにしか分からない領域だからと割り切っているからセリカほどじゃない。

 

「どんな回路とか組まれてるんだろう・・・?ちょっとだけなら分解してもいいかなぁ?」

 

「・・・・・・」

 

「お、おい・・・ミネルヴァ?どうして俺の後ろに来る?」

 

「ミネルヴァが怯えてる・・・」

 

ネプギアの発言を聞いたミネルヴァが一瞬で俺の後ろにくっついて来た。

一応ミネルヴァもセリカを護る為に開発されたが故に、武装はあるのだが、まさかの抵抗を放棄して俺の後ろに来たのだ。

ミネルヴァがこんな反応すんの始めて見たぞ・・・。その反応を見たセリカも呆気に取られていた。

 

「あれ?何かダメなことでも言ったかなぁ?」

 

「いや、分解って単語がアウトだろ・・・」

 

困惑するようなネプギアに対し、俺は飽きれ半分に返す。

しかし、内心はすげえ焦っていた。だってココノエが造ったやつだぞ?あいつ以外が弄ったら何が起きるか分かったもんじゃない・・・。調整済みだから大丈夫だろうけど。

 

「ああ・・・話が進まねえから一旦ここまでにしよう。

・・・紹介するよ。こいつはセリカ=A=マーキュリー。こっちがミネルヴァ・・・俺と同じ世界にいたやつだ。」

 

「初めまして!セリカ=A=マーキュリーです!こっちはミネルヴァ!よろしくお願いしますっ!」

 

「・・・・・・」

 

「ミネルヴァもよろしくだって!」

 

キリがないので話を一度切って本題に移し、まずはセリカとミネルヴァを紹介する。

セリカは笑顔で名乗り、言葉を発せないミネルヴァの分も肩代わりする。

 

「は、はい・・・私はイストワール。プラネテューヌの教祖をしています。こちらこそよろしくお願いします。

・・・早速お伺いしますけど、ラグナさんと同じ世界の出身でお間違い無いですね?」

 

「はい・・・とは言っても、私はラグナより過去の時代の人間で、相当複雑な生き方をしてたけど・・・」

 

それからセリカは自分が知りえる範囲で今までの出来事を話した。

 

まず初めに、自分の出自は俺と違い、いたって普通の人間だが、生まれながら治癒魔法を使いこなせたこと。

それから自分の持つ力が、無意識に自身の周囲にある魔素を中和してしまうこと。

暫くの年月が経ち、『黒き獣』によって壊滅した場所に生き残りがいるというニュースを見て、自分の親父さんが生きてるかもしれないから探しに行こうとした際に、行き倒れの俺と出会ったこと。

親父さんの研究を知り、それがセリカをキーとして動くものであったことを知った際、自分を投げうってまで『黒き獣』を止めようとしたが、俺がそれを止め、今持ってる剣とコートを受け取って『黒き獣』へ立ち向かう俺の帰りを待つことにしたこと。

その後、十聖の二人、『セブン』と『エイト』に『タケミカヅチの制御装置』にもなれることから、自身を狙われるが、ナインと、ナインが造った『事象兵器(アークエネミー)・機神・ニルヴァーナ』に護られながらも暗黒大戦に関わっていったこと。

そして、暗黒大戦が終わった後は『黒き獣』の封印を護りつつ、教会のシスターとして暮らしながら俺との再会を待ったこと。

そうして教会で暮らしている最中、幼少の俺たちと会い、短いながらも幸せな時間を過ごしたこと。

そして、『あの日』の惨劇で自分は命を落とし、第一の人生を終えた・・・。

ここで訊きたいことは確かにあるのだが、今はよそう。ネプテューヌも真剣に聞いてるので、ここで水を差すような真似はできなかった。

 

その後時は経って俺がイカルガに向かう直前。セリカはココノエの手によって『刻の幻影(クロノファンタズマ)』として今の姿で呼ばれたこと。

その時に自分を呼んだ目的と、今の俺がセリカのことを知らないことを教えられたこと。

確かに知らなかったせいなのもあるが、流石に酷いことをしたと俺は反省している。

そして、俺がセリカのよく知る俺になりココノエの目的に反対したため、ミネルヴァと共に違う形で俺たちの戦いを手伝ったこと。

『エンブリオ』では最初のうちは偶然出会ったあのクソガキ・・・黒鉄ナオトと共に、人探しという共通の目的を持って行動していたこと。

ただし、ナインの声を聞き、とんでもないことを考えてると理解したらそのままいつもの勢いで行動してナオトを置き去りにしてしまったらしい。こればっかりはあいつに同情するものがある。

その後は俺たちと共にナインを止めたが、最後の決戦を前に、自分の仮初の肉体が限界を迎えたため、俺たちに言葉を送り、消えゆく形で第二の人生を終えた・・・。

 

「私が知ってるのはここまで・・・。ミネルヴァはその後どうなったかはわからないの・・・」

 

「ああ・・・ミネルヴァのことは代わりに俺が話そう。

その後、俺たちが最後の戦いに行くんだが、その戦いの途中で、こいつの姉ちゃんが作ったやつの一つが自爆までのリミットに到達しちまってな・・・。ミネルヴァは自分の体にある動力を使ってその自爆を抑え込んだんだ。

・・・自分の体を犠牲にしてな・・・」

 

俺は話してて最後は暗い顔になった。あの時、ノエル(サヤ)の言葉が正しければ、ミネルヴァは「任せろ」という言葉を残していった。

だが、ミネルヴァを犠牲にするしかないという選択肢を前に、他に何かできることはなかったのかと思ってしまう。ちょっとわがままかも知れないな・・・。俺は自嘲した。

 

「そうだったんだ・・・ミネルヴァはそれで良かったの?」

 

「・・・・・・」

 

「ラグナがやってくれるから大丈夫、か・・・。うん。そうだよね・・・ラグナならやってくれるよね」

 

「ミネルヴァ・・・お前・・・」

 

俺は何とも言えない気分になった。確かに世界を救ったっちゃあ救ったが、ミネルヴァがすげえ信頼してくれてるなんて思っても見なかった。

 

「ああ・・・わりい、話が逸れたな。その後は皆に話してる通りで、セリカはついさっきこの世界に来たみたいなんだ・・・」

 

『・・・・・・』

 

やっぱりというか、俺の時と同じく、それぞれの反応を示した。泣いてるメンバーに女神候補生が密集してるが、多分ネプギアはミネルヴァの散った瞬間を想像してのことだろう。

ちなみに、ロムとラムは今ここにいるセリカを幽霊と誤認してしまってのことで、幽霊じゃないことを話したら安心した。

 

「えっと・・・一つ質問いいかな?」

 

今回最も早く口を開いたのはケイだった。

 

「セリカが若い時代にやってきたラグナと、今そこにいるラグナは同一人物であってるかな?

若い時代に会ったラグナは今とそう変わらないのに、シスターとして暮らしていた時に会ったのが幼少のラグナだというのに、今一辻褄を合わせられなくてね・・・」

 

「同一人物で合ってるよ・・・。俺が幼少の頃から時を経て、力の使い方に回答を求めて過去に行った時、行き倒れの状態でそん時のセリカに会ったんだ・・・」

 

ケイの質問に俺が答える。もうこの時点で頭が混乱しているやつが出てきているが、事実なので仕方ない。

 

「ああ・・・セリカ。俺からも一つ訊きてえんだけどよ・・・」

 

「ん?どうしたのラグナ?」

 

「話を聞いた限りだと・・・お前が・・・俺たちの育ての親になってくれたシスターなのか?」

 

俺も思い切って訊いてみることにした。ここまで来たらハッキリとさせておきたかった。

ちなみに、皆も気になったのか、揃って縦に二回程首を振っている。

 

「あっ・・・。そっか・・・ラグナにはまだ話して無かったんだね・・・。うん。そうだよ。私があの教会のシスターさんだよ」

 

「・・・そうだったのか・・・。えっと・・・。別に疑ってる訳じゃねえんだけどよ、俺が教会でどう暮らしてたとか、俺たちがシスターどんなことをしたかとか・・・訊いてもいいか?」

 

セリカが穏やかな顔で自分がシスターだと答えたので、俺は確信を持つために教会でのことを訊いてみることにした。

これでセリカがあっさり答えるのであれば俺は育ての親にお礼を言いたい。

 

「うんっ。いいよ。

懐かしいなぁ・・・ラグナとジン、サヤと私の四人でキイチゴ取りに行った時なんだけど・・・。あれだけ長い時間過ごしてたのに道に迷うからラグナが怒ったんだよね・・・。」

 

「・・・そういやシスターは方向音痴だったな・・・いやでも、まさかな・・・」

 

俺はここで暗黒大戦時代の時のセリカのことを思い出した。

その時は日本行きの船に乗るために移動をするが、一周して戻ってきていたし、俺たちが四人でキイチゴを取りに行った時も一周して戻ってきていたのだ。俺はその信じられない程見事に一致した光景に衝撃を受けた。

 

「うーん・・・やっぱりそんな簡単には信じてもらえないか・・・。

あっそうそう。その後キイチゴのところについて、取り終わった後、ジンとサヤはすぐにキイチゴを食べたけど、ラグナだけいらないって言ってさ・・・。

だから私が無理矢理食べさせたら、ラグナが・・・」

 

「だあぁーっ!分かった!信じる!うん!間違い無い!お前がシスターだ!」

 

訊いた話が余りにも恥かしい内容だったし、間違いなくシスターだということが分かったので俺は無理矢理話をブチ切った。

周りの皆は呆然としたまま聞いていたが、正直なところそれはそれでありがたかった。後でゆっくり話した方がいいのもあるし、ここで昔の話をしてたらキリがないからな。

 

「もう・・・そんなに慌てなくてもいいのに・・・。でも、信じてくれて良かった・・・」

 

セリカはもう少し話したかったみたいだが、俺が信じてくれたことに安堵する。

 

「ああ・・・そうだ。俺も今のうちに言っておかないとな・・・」

 

「ん?どうしたの?」

 

俺は意を決して、セリカ(シスター)に自分の言おうと思ったことを言うことにした。

 

「シスター・・・あの時、俺たちを迎え入れてくれてありがとう・・・。短い時間だったけど、俺たちは幸せに過ごせてたよ・・・。

それと・・・ごめん。サヤを助けるためにとは言え、結局あんなことしちまって・・・」

 

俺が告げたのは、感謝と謝罪だった。あんなことというのはもちろん、反逆の旅だ。

 

「ラグナ・・・それは仕方ないよ・・・だって、サヤを助ける為だったんでしょ?お姉ちゃんが私を護る為に必死になるのと一緒だし、私がラグナだったら絶対そうしてるもん。

それよりも、皆で幸せに過ごせたなら私はそれで十分だよ」

 

「「シスター・・・」」

 

セリカ(シスター)の言葉に俺は感謝しか無かった。ホントにこの人に会えて良かったと、心から思った。

ネプギアが微かに声を上げたが、話に集中するあまり、俺たちは誰も気づけなかった。

 

「ラグナ、セリカ()からも一つ聞くけど・・・お姉ちゃんとの約束は大丈夫?世界は助けられたんだよね・・・?」

 

「ああ・・・ちゃんと助けた。任せろって言っただろ?」

 

セリカが不安そうに訊いてきた。やっぱり自分がその結末を知らないから不安なんだろう。

だからこそ、実際に助けて来た俺は自信を持った笑みを見せた。

 

「良かった・・・流石は私の勇者様だねっ!」

 

「お、おう・・・なんか、面と向かって言われると照れるな・・・。まあ、これからも大事なものを護ることは変わんねえ。それは信じてくれていい・・・」

 

「・・・うん。これからも信じてる・・・」

 

俺とセリカはお互いに穏やかな顔で見つめあい、暫くの沈黙が続く。

そして、その沈黙は誰かの腹の虫がデカくなったことで止まる。

 

「あはは・・・私、さっきから何も食べてなくて・・・」

 

セリカは照れた笑みを見せた。

 

「そうでしたか・・・それなら・・・」

 

「前と同じくみんなでご飯だねっ!」

 

イストワールの言葉を読んだようにネプテューヌが続けて言う。その意見に反対するものは誰もおらず、みんなでそれぞれの行動を始めるのだった。

 

「あっ。ねえあなた。ちょっといい?」

 

「私ですか?」

 

セリカがネプギアに声をかけ、ネプギアの顔を覗き込むようにして見る。

 

「・・・・・・」

 

「・・・ミネルヴァ・・・またか・・・」

 

その間、ミネルヴァは俺の後ろに隠れた。さっきの分解と言う単語が残ってるみてえだな。

 

「そっか・・・誰かに似てる気がすると思ったら、サヤの雰囲気を感じたからだったんだね・・・」

 

「えっと・・・ラグナさん。このパターン、これからも続くんでしょうか・・・?」

 

「さあな・・・それはこれから次第だろう」

 

どうやらセリカも俺と同じで、ネプギアから同じようなものを感じ取ったみたいだ。

 

「(そう言えば・・・イデア機関って大丈夫なのか?一応セリカが近くにいても何も影響ないけど・・・)」

 

俺はようやくここで、本当なら『蒼炎の書』はセリカが近くにいると魔素が無くなるせいで動けないことを思い出した。それと同時に、あの戦いで一度テルミに左手を潰されたのに治っていたことも思い出した。

本来ならば、『イデア機関』によって、魔素を封じるというノイズを無効化するのだが、こっちではイデア機関がちゃんと動いているかが解らない。

一応、セリカが近くにいても問題ないのと、女神たちに悪影響がないため魔素とは判断されていないのだろう。

そうなると俺の『蒼炎の書』がなぜ普通に動いてるかは解らねえが・・・。後で確認を頼むか。

 

そして、みんなでまたあの時と同じように自己紹介をしながら飯を食うことになった。

その時、俺とセリカの関係を問い詰められたり、ネプギアからミネルヴァの構造を知りたいと懇願されたりと、とにかく大変な目に遭った。

そんな風に一日もあっという間に過ぎていき、セリカはこの一日ですっかり皆の輪に馴染んで行った。




というわけで今回はセリカとミネルヴァの登場となります。
セリカがゲイムギョウ界に来た理由は追々明かすという形を取らせていただきます。なんか無理矢理感ある感じになっちゃったけど大丈夫だろうか?

調整平均がついたので確認して見ました。

調整平均=9.20

(; ・`д・´)<・・・・・・!?

(-_-;)<いやいやちょっと待て・・・コレ事象干渉でこれダメですってパターンじゃねえの?

調整平均=9.20

( ゚Д゚)<・・・マジで言ってる!?

始めて見た時マジでこんな感じになりました(笑)。正直こんなに高い評価をいただけるとは思っても見ませんでした。こんなに高い評価を頂けた以上、これからも頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。

次回から本編2話に入りたいと思います。
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