デュエルしよう!   作:天霧 空

1 / 6
2017年
1.古代の機械vsサブテラー


「ねぇねぇ、新しいデッキ作ったからデュエルしない?」

 

そう話掛けてきたのは幼馴染の香坂紗夢(こうさかさゆ)。腰まである長い黒髪を後ろで結びポニテにしている女子高生だ。身長は150にも満たない。

 

「いいよ、ついでに先行後攻決めてもいいぜ」

「ありがと!じゃあ後攻かな?だって海月(ミツキ)くんあれしか使わないでしょ」

「いや別にあれ以外にもあるよ、デッキ!」

「まぁそんなことは置いといてデュエルしよ」

「よし、じゃあ─」

「「デュエル」」

 

海月LP8000

紗夢LP8000

 

「俺の先攻からだな」

 

このハンドだと・・・よし、これでいくか!

 

「俺は永続魔法『古代の機械要塞(アンティーク・ギアフォートレス)』を発動、次に『古代の機械猟犬(アンティーク・ギアハウンドドック)』を召喚。召喚に成功した場合相手に600ダメージを与える!」

 

紗夢LP8000→7400

 

『古代の機械猟犬』

星3/地属性/機械族/攻1000/守1000

 

「やっぱり古代の機械だ」

「このデッキ基本的に殴ればいいだけで楽しいからな」

「この脳筋!」

「・・・さっさと俺のターン終わらせますか。『古代の機械猟犬』の効果発動!古代の機械(アンティーク・ギア)融合モンスターに決められた素材を自分の手札、場から墓地に送って融合召喚する。俺は場の『古代の機械猟犬』と手札の『古代の機械箱(アンティーク・ギアボックス)』を墓地に送り融合召喚。現れよ、『古代の機械魔神(アンティーク・ギアデビル)』!」

「またバーンなのー」

「先攻だとこれしか大体やることないんだよ。『古代の機械魔神』の効果相手に1000ダメージ与える」

 

紗夢LP7400→6400

 

『古代の機械魔神』

星8/地属性/機械族/攻1000/守1800

 

「俺はこれでターンエンド」

 

〇海月LP8000、手札2枚

モンスター

・古代の機械魔神(守備)

『EXモンスターゾーン右』

魔法、罠

・古代の機械要塞

『中央』

 

さて新しいデッキとは何だろうな?

 

「それじゃあ私のターンだね、ドロー。私は魔法カード『テラフォーミング』を発動、加えるのは『地中界シャンバラ』」

「サブテラーデッキか!」

「そう、ついこの前出たばっかりのカテゴリだね」

「リバースデッキならアンティーク・ギアは相性悪いんじゃないか?」

「それでも勝つよ!私は『地中海シャンバラ』を発動。発動処理で“サブテラー”モンスターを手札に加える。私が加えるのは『サブテラーマリス・バレスアッシュ』」

 

『サブテラーマリス・バレスアッシュ』

星12/地属性/炎族 /攻3000/守1800

 

「レベル12、そんなにレベルが高いモンスターがいるのか」

「サブテラーはレベル1から12までモンスターがいるのが特徴なんだよ。それじゃあ次は手札のモンスターを捨てて、『ワンフォーワン』を発動。『サブテラーの妖魔』を特殊召喚。『サブテラーの妖魔』の効果発動。対象は自身、自身を裏守備にし墓地の『サブテラーマリス・ボルティニア』を表側守備表示で特殊召喚」

 

『サブテラーの妖魔』

星1/地属性/魔法使い族/攻800/守500

 

『サブテラーマリス・ボルティニア』

星9/地属性/雷族/攻1900/守3000

 

「蘇生効果とか強くね?」

 

この流れやばそうだなー。

 

「他にも効果あるけどね。『サブテラーマリス・ボルティニア』の効果発動。自身を裏守備にする。そしてモンスターが裏守備になった時、自分フィールドに表側モンスターが存在しない場合手札の『サブテラーマリス・バレスアッシュ』を手札から表側守備で特殊召喚。この子も自身の効果で裏守備になる。ついでに『おろかな埋葬』で『サブテラーの戦士』を墓地に送って私は2枚伏せてターンエンド」

 

〇紗夢LP6400、手札0枚

モンスター

・サブテラーの妖魔(裏守備)

『左端から二番目』

・サブテラーマリス・バレスアッシュ(裏守備)

『中央』

・サブテラーマリス・ボルティニア(裏守備)

『右端』

魔法罠

・伏せ

『中央、右端』

 

「それじゃあ俺のターン、ドロー。俺は魔法カード『ブラックホール』を発動する」

「えっ!?わ、私はチェーンして罠カード『サブテラーマリスの潜伏』を墓地の『サブテラーの剣士』を除外して発動。このターン自分の裏守備のモンスターは効果破壊耐性で対象にもならない」

「ついでに『古代の機械魔神』も他のカード効果を受けないので破壊されない。効果で破壊されないなら殴って粉砕してやる!・・・とりあえず、『古代の機械魔神』の効果で1000ダメージ」

「地味に痛いよ。そのダメージ」

 

紗夢LP6400→5400

 

「俺は『古代の機械箱』を召喚。二体のモンスターでリンク召喚、『コード・トーカー』」

 

『コード・トーカー』

Link2(↑↓)/闇属性/サイバース族/攻1300

[リンク先のモンスターの数×500攻撃力up]

 

「そして手札から魔法カード『オーバーロードフュージョン』を発動。墓地に存在する“アンティーク・ギア”モンスターを四体ゲームから除外して融合召喚、全てを粉砕しろ!『古代の機械混沌巨人(アンティーク・ギアカオスジャイアント)』!!」

 

『古代の機械混沌巨人』

星10/闇属性/機械族/攻4500/守3000

 

こいつは全体攻撃を持ってるから全て蹴散らして終わりだな。

 

「ふふっ、あまいなー海月くんは!」

 

えっ?何かあるのか・・・。

 

「私は罠カード『サブテラーの決戦』発動。『サブテラーマリス・バレスアッシュ』を表側守備に変更。この子のリバース効果は自身以外を全員裏守備!」

 

この子以外全員裏守備ってことは俺の『古代の機械混沌巨人』も裏守備じゃん。

 

「ふふん、どうだ!」

「くっ、バトルだ。『コード・トーカー』で『サブテラーマリス・バレスアッシュ』に攻撃!いま『コード・トーカー』の攻撃力はリンク先にモンスターが二体いるから2300だ!」

「だ・か・らあまいって言ってるの、『地中界シャンバラ』の効果発動。“サブテラー”モンスターを表側守備表示にする。私がリバースするのは『サブテラーマリス・ボルティニア』その後、攻撃を無効。そしてこの子の効果は相手の裏守備モンスターを自分エンドまでパクる」

「えっ、それって・・・」

「それじゃあ海月くんのそれ貰うね」

 

俺の『古代の機械混沌巨人』が・・・。

 

「ターンエンド」

 

〇海月LP8000、手札2枚

モンスター

・コード・トーカー

『EXモンスターゾーン右』

魔法罠

・古代の機械要塞

『中央』

 

 

「このターンで決めちゃうね。私のターン、ドロー。私は『サブテラーの妖魔』と『サブテラーマリス・ボルティニア』でリンク召喚、『ミセスレディエント』。これでリンク先にはモンスターが居なくなったから『コード・トーカー』は破壊できるね」

 

 

『コード・トーカー』はリンク先にモンスターがいると戦闘効果で破壊されないから耐えると思ったけどそんなことは無かった・・・。

 

『ミセスレディエント』

Link2(↙↘)/地属性/獣族/攻1400

[地属性の攻守500up]

 

「全員攻撃表示にしてバトルフェイズ。まず『ミセスレディエント』で『コード・トーカー』に攻撃!」

 

海月LP8000→7400

 

「続けて『古代の機械混沌巨人』で攻撃!」

 

海月LP7400→2900

 

「あと少しライフが残ってればどうにかなったかもな」

「そんな訳ないじゃん、最後『サブテラーマリス・バレスアッシュ』で攻撃。攻撃宣言時、罠発動『サブテラーの決戦』」

「それは使ったはずじゃ・・・」

「これは発動したら再びセットされるのだ!そして効果対象はもちろん『サブテラーマリス・バレスアッシュ』攻守をその合計した値にする。いっけー4800ダメージ」

 

海月LP2900→0

 

「やったー私の勝ちだね!」

「もう一回やろう、今度は絶対勝つ!」

「そんな簡単に勝てるとは思わないことだ!」

 

そんな俺たちのデュエルはマッチ戦まで移行し、最終的に勝ったのはもちろん紗夢だった。

 

 

 




リミットレギュレーション2017.07.01適用
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。