ゴンゴンゴンゴンッ
早朝、高橋名人を彷彿とさせる超連打のノックにより目が覚めた
「誰だクマァ~ 球磨の睡眠を妨害して心地よい夢の世界から厳しい現実に強制送還した輩は~」
「長門だ、入るぞ」
ガチャ
「どうしたクマ?こんな早朝に」
時計を見ると午前4時半、朝マックもやってない時間になんの用だろうか
「いやぁ、朝早くすまんな球磨、至急連絡しなければならない事が起きたんだながもん」
「どうしたクマ?また誰かさらわれたクマ?」
「もしさらわれてても今度は1人で助けに行くさ」
「...実は先日からブイン基地南西に待機していた深海棲艦の大艦隊が動き始めた、真っ直ぐこちらに進行している」
「大艦隊は久しぶりクマね
しかもこんなに早い時間に深海棲艦たちも苦労してるクマねぇ」
「だが規模は前回の比にならない、戦闘できる艦娘を総動員しなくても問題なく迎撃出来るだろう」
「じゃあパパっと殲滅するクマ
ほら電~、起きるクマ~」ドゴッ
「おぅっ!?」
「気が早いぞ球磨、実は問題があってだな...
その艦隊のトップが我々と対話したいと申し出てな
艦娘会の各艦種の代表を全員招集して対応することになったんだながもん
6時に基地会議室にあつまって欲しいとの事だ、朝早くすまないがよろしく頼む」
「ふーん、わかったクマ」
.........
ブイン基地軍港
「...あれ何だにゃ?」
「どうした多摩姉ぇ、なにか見えるのか?」
「うにゃ、結構な数の何かがこっちに向かってるにゃ」
「うーん?良く見えないが多分遠征から帰港した艦隊じゃないか?」
「いや、あれは...深海棲艦?」
「じゃあ司令官に連絡して迎撃するか」
「いや、その必要はない」
「長門司令?おはようございますにゃ
どうしたにゃ?その必要はないって」
「多摩、木曾、警備ご苦労
いや何 あいつらのトップを迎え入れるんだ
だから迎撃しなくていい」
「どういう事だ?」
「向こうが相互不可攻での対話を持ち掛けてきた、こちらも出来るだけ血で海を染めたくないからな
それに答えた」
「今から向こうのトップとその護衛だけでここに上陸する」
「でも結構危険じゃないかにゃ?
罠だったらどうするにゃ?」
「罠だとしても問題ない
私達の周りには相当の手練がいるし、待機している深海棲艦の大軍も既に小型艦と潜水艦での包囲が完了してる
むしろトップを生け捕りに出来ればこの世界のことを聞けるかもしれないから有難いんだ」
「そうか、それなら大丈夫だ」
「多摩たちがする事はあるかにゃあ?」
「ん?...そうだなぁ特にする事は無いな」
「またまたそんなこと言っちゃってぇ、足りないんでしょ?艦隊の数」
「よく分かったな、どうしてだ?」
「にゃ、長門司令とは長い付き合いだからにゃ
でどうして嘘をついたにゃ?
中の人同じ同士、嘘は無しにしようにゃ!」
「...最前線は危険だ、そんな所に友人のお前達を送りたく無かったんだ」
「...司令失格だな、自分でも自分に呆れてくるよ
だが、友人を失いたくないんだ」
「ふふふ」
「ぷぷぷ」
「にゃー、まさか長門にそんな所があったなんてにゃ~」
「そんな事を言うとまた山城に怒られるぞ~『もう少し司令官としての自覚を持ってくださいっ!』ってな」
「ふふ、そうだな少し考えすぎかもしれないな」
「さて、そろそろお出ましだ」
.........
「あ~
あれ持ってこれ持って、艤装は大丈夫かクマ!」
「忙しそうですね、球磨さん」
「いきなり呼び出しなんて辛いクマ~、深海棲艦たちもそこら辺考えて欲しいクマ~」
「いや、それが狙いなんじゃないですか?」
「まあ、何でもいいクマ
行ってくるクマー!」
「いってらっしゃーい」
遂に他の球磨型の登場です
この2人はどんな活躍をするのか乞うご期待です
ちなみにこの2人 多摩は黒制服で木曽は左目に眼帯をしています