~球磨の水平線~   作:餅(草)蛇

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21話 輪廻

「まて、紀伊がレ級だと?」

 

「『艦の魂は暗き世界と現世を輪廻する』

私達がとある海底遺跡から発見した文章です

恐らく暗き世界が海底もとい深海、現世が明るい地上のことでしょうね

にわかには信じられないですが私達深海棲艦は沈んだら艦娘になる、と言う事らしいですね、その逆もしかりで艦娘から深海棲艦にもあり得ると」

 

深海棲艦化の事か?とりあえず様子見か

 

「...そんな事あり得る分けないだろ

沈んだら死ぬ、それだけだ」

 

「それを明確に証言しているのが戦艦紀伊の存在なのですのよ

彼女は元々深海棲艦で史上初の超高速海上戦を運用できる艦でしたわ

彼女の体には旗艦識別用のチップが埋め込んでありまして

そのチップは対象の位置、状態をリアルタイムで観察できる便利な品物なのですが、ある日突然反応が消失、轟沈と判断されました」

 

「...M1作戦か

確かあの時はレ級と球磨が交戦し球磨は生還、レ級は実戦艦化した長門によって轟沈した

まさかその時のレ級か?」

 

「ご名答、まさにその通りですわ

我々は轟沈したレ級を探している内にレ級の反応が復活し」

 

「その反応の位置が紀伊と言う訳か」

 

「大方その通りですね」

 

「だが、そう簡単に『艦娘』を引き渡せないな

その話が真実だとは限らないし何より今はここの住民だ、事実上敵対しているお前達には渡せない」

 

「そうですか、では強行手段に出ると言ったら?」

 

「ふむ、戦争をするのか

それも悪くない提案だが辞めておけ、いくら鬼と言っても私と球磨、金剛の3人を相手にするとただでは済まないぞ」

 

「ふふ、そうですね

特にそこの球磨さん、あなた強いですねぇ?もしかしてレ級と打ち合った球磨ってあなたの事かしら?」

 

「...レ級と戦った?知らんクマ」

 

「ふふふ」

 

「要求はそれだけか?」

 

「そうですね、今日はここまでにしておきますわ」

 

 

____________

 

 

「加賀の言ってた例のアレ、使用されずに良かったクマねぇ」

 

「そうですね結局紀伊さんはどうなるんですか?」

 

「とりあえず球磨がやる予定だった紀伊の戦闘訓練はお流れになったクマ

これからどうなるかとかはまた決まってないクマ」

 

「そうなんですか」

 

「いやー球磨さんお疲れ様デース

話しかけられた時はヒヤヒヤしたネー」

 

「ああ、金剛お疲れ様クマ

どうしたクマ?今日はもう解散クマ」

 

「球磨とはこれからも一緒に仕事すると思うのデース

仲良くしようヨー」

 

「つまり?」

 

「3人でご飯に行くデース

美味しい店を知ってるから行くのデース」

 

「まあ、いいクマよ

ちょうどお腹がなる時間クマ」

 

時計は午後1時を指していた

 

 

 




ちょっと少なめの投稿

ニンニク注射ならぬ紅茶注射をしている金剛の参戦
ブインの戦いはどうなるのか

次回は番外編21,1話を投稿します
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