~球磨の水平線~   作:餅(草)蛇

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晴れて住民の避難に成功した球磨一行
だがブイン基地は強大な深海棲艦の前に敗北した
ブイン基地の戦闘員は全滅したかのように思われたが...


大航海編
23話 大海に浮かぶ少女愛好者 上


「うーん? ...ここは?」

 

気だるそうに身を起こした木曾の目に暖かい光が射し込む

 

「やっと起きたかにゃ、きそーはお寝坊さんだにゃ」

 

木曽の隣に腰を下ろしていた多摩が木曾の顔をのぞき込む

 

「...どうしてだ?俺たちは深海棲艦の奴らに奇襲されてブイン基地ごと壊滅されたはず...あっ、そうだ!非戦闘員...一般人の避難はどうなった!?」

 

「まあ、順を追って説明するから落ち着くにゃ

まず、避難の件は分からないけど

長門からの通信もないから、ただ長門が住民の避難を頼んだのは、『球磨』らしいにゃ」

 

「球磨ってことはこの体での姉か」

 

「にゃ、どんな人なのかは分からないけど

長門が信頼して頼んだ艦娘だにゃ、きっと成功してるにゃ」

 

「そうだな、それでなんで俺たちは轟沈していないんだ?確かに負けた記憶はあるんだが」

 

「たまが轟沈してないのは『応急修理要員』を装備してたからにゃー

きそーにはこっそり装備させたにゃー」

 

「あっ、砲が1個なかったと思ったらそういうことか...」

 

「全然、気づかないから面白かったにゃ、

ふぅ...」

 

 

多摩が腰を上げ荒廃したブイン基地をながめる

それに続き木曾も立ち上がる

 

 

「ブイン基地、壊れちゃったけどこれからどうするんだ?」

 

「うーん、そうだにゃー

ここで二人で暮らすかにゃ? きそーとなら大歓迎だにゃー」

 

「そうだ『球磨』に会いに行くか!」

 

「おっと、木曾ちゃん以外にもスルー だにゃ」

 

「どんな奴か見てみたいし1回戦ってみたいしな

いいだろ?多摩ねぇ!」

 

「...しょうがないにゃあ、いいよ!」

 

 

____________

 

 

「ふむ、イ級を追っていたらこんな所まで来てしまったながもん」

 

イ級を指でつまみながら長門はひとりソロモン海に浮かんでいた

 

「こんな、なりでも駆逐艦なんだよなぁ

あぁ、せっかく艦娘に慣れたのに

どうせなら駆逐艦が良かったながもん

事前告知してくれれば秘書官を山風にしておいたのに...」

 

長門は虚空を見上げ呟いた

 

「まあ、長門もすきだからいいけど

あっ、海防艦もあるのか...」

 

「さて、どうしたものか...

長門司令からの通信も途絶えたし、ブイン基地は壊滅したのかなぁ」

 

長門は集中し周りに船が無いか索敵する

 

「うーむ?特に居ないなぁ 球磨に通信は...

出来ないか」

 

「ところで避難は上手くいったかなぁ

とりあえず、球磨のところに行くかぁ」

 

「だがしかし、忘れては行けないぞ海は広くて大きいが

危険が危ないんだ」

 

大海を見直し深呼吸しやる気を入れる

 

「...よし!」

 

「北ってどっちながもん?」

 




お久しぶりです、毎回お久しぶりですね
本当に申し訳ないです

物語はひとつの大きな区切りを迎えたのでここで主要登場人物と今の行動を補足説明します

球磨
青色のスカーフを付けた本作の主人公です、いまはブイン基地への深海棲艦の奇襲から非戦闘員を避難させ別の鎮守府に向かってます

金剛
紅茶が大好きなルーゴエセイギリス人、今は球磨と共に行動しています


現実世界では学生、球磨が最初に出会った艦娘でそれなりのレベルの戦闘ができます、常に球磨と共に行動しています

秋雲
別名紫雲、紫色のリボンで髪を結んだ秋雲、艦娘会のメンバーで駆逐艦代表の夕立の補佐、球磨とはリアルからの付き合いで仲が良い、現在は避難中

長門(司令官)
艦娘会のリーダー的存在で部下からの信頼も厚い、サービス開始当初から艦これをプレイしているベテラン、現在は行方不明

長門(ながもん)
もう1人の長門、土壇場で深海棲艦の実艦戦闘を模倣しレ級を撃破 球磨と並ぶ戦闘力を持つ戦艦、現在は大海で迷子

多摩
長門(司令官)とリアルで交流がある艦娘、多摩一筋3年間
本人曰く「自分が多摩になったことで多摩×多摩ができる」だそう
現在は球磨と合流するために航海している

木曽
多摩と共に行動する艦娘、レベルは152で雷巡に改修をしている
やはり球磨型、戦闘力はずば抜けて高い
現在は球磨と合流するために航海している
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