たまごを呼ぶ   作:あいぜん

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昼休みと君

「嘘つかないでよッ!」

 

大声で言ってしまった。

これはわたしの悲しくてうれしい青春の物語。

 

登場人物

金川 ひなた

月之宮第一私立高校に通っている。

特に秀でているものはないが、悪いところもない。いたって普通。

家が財閥だが何もクラスメイトには何も言っていない。

友達という友達もいず、いつも1人。

 

桐谷 レン

月之宮第一私立高校に通っている。

クラスでも成績は上位。サッカー、バスケが得意だが帰宅部。

ひなたとクラスは同じ。

 

海口 あずさ

月之宮第一私立高校に通っている。

元気で男っぽく、男友達、女友達、共に多い。

過去に親友や桐谷と色々あった。

 

足立 早希(あだちさき)

月之宮第一私立高校に通っている。

海口あずさの親友。

金川ひなたのことを敵視している。

桐谷レンのことがすき。

 

月沢 チコ

月之宮第一私立高校に通っている。

海口あずさの親友。あまりひなたに関わりはないが、

早希の言いつけを守っている。

 

久城 あかし

月之宮第一私立高校に通っている。

みんなに同じ感じで接している。よくひなたに声をかける。

裏のことはなに1つ知らない。

 

「よっ!」

そう言って声をかけたのは久城くんだった。なんで優しくしてくれるんだろう…なんて思いながら窓の外を見ていた。

「あれ、スルーですかー??」

「あ、ごめんね。上の空だった。」

いけない。せっかく話しかけてくれたのに。

「いやー、暇だったから来たんだけどさ、いつもひなたって昼ごはん一人だよなぁ…って思って。なんとなくだけど俺話すの好きだしちょっと付き合ってくれよ。」

なんて適当な理由なの…と思いつつ私も暇だし一人だし昼休みの時間を久城くんに委ねることにした。

 

「お、弁当いいなー、うまそう。」

「久城くんはお弁当じゃないの?」

「俺はだいたい購買のパンとか。親が忙しいから作るにも作ってもらえないんだ。」

これが一般的な高校生の会話…たのしい。

「私のいる?」

そう言って差し出したのは卵焼き。自分で作ったものである。

「いいのか!?やったー!あーー。」

「え?」

「その差し出し方ってあーんってしたいんだろ?」

「え…」

なに言ってるの、この人…常識がないのかな。

「あれ、ちがうの?」

そういって久城くんはとてもにやにやしている。して欲しいのはあなたの方じゃないの…なんて内心ツッコミながら

「はい、」

「あー、、ん!うまい!スゲェァァ!!!」

「うるさいわね、早く散っ…」

本心が出てしまうところだった。危ない。

「なんかお前上からだよな〜…ま、いいけどな。ふふん」

そういっていちごオレを口に含み、彼は満足そうに言った。

 

 

 

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