人形 作:ポテチ親衛隊525号
オリキャラ×影山になります
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影山side
小さい頃からそうだった。
俺の周りの人は皆不幸になった。
俺が愛した人は皆いなくなった。
両親と俺の3人、何処にでも居るような普通の家族の元で生まれた俺。
両親は俺のことを可愛がってくれていたと思うし、俺もそんな両親が大好きだった。愛していた。
けどそんな普通の家庭に事件が起きた。
父の会社が倒産したのだ。
その後は荒れる父に、今までいつでも笑顔で居てくれたのに、今では何もない所をだだボーっと見つめる母。
それでも、バカな俺はまたあの頃に戻れると信じていた。信じていたかった。
けれどそれは叶わなかった。
小学1年の時、学校から帰って来た俺が見たものは、
血に染まった家と、父だったはずの何かと、ヒューヒューと息をする母の姿。
飛雄「母さん!!!」
母「ごめんね、飛雄。強く生きて。」
その後のことは覚えていない。俺のわめき声を聞き付けた近所の人が救急車を呼んで、気が付いたら葬式は始まっていて、気が付いたら終わっていた。
―かわいそうにねぇ。あの子だけ取り残されて―
―ちょっと!そう言うこと言わないの!―
―でも、あの子が生まれてからよ?あの夫婦にいろんな不幸が連続で訪れたのは。―
―そうなの?呪われた子とか?嫌よそういうの。―
周りの人の声が嫌でも聞こえた。俺のせいだったのだろうか。倒産も、自殺も。もぅ分からない。
あれから俺は親戚の家に預けられた。
あの事のショックから立ち直れるようにと、新しい家族は俺を支えてくれた。
俺も少しずつだが元気を取り戻していた。
新しい家族を愛してしまった。
俺が新しい家族の元へ来てからわずか半月。
家族で出掛けているとき、工事中のビルから鉄塔が俺達目掛けて落ちてきた。
両親は俺を突飛ばし、鉄塔の下敷きになってしまった。
また新しい家族が出来た。
その家族も俺を精一杯支えてくれた。
心がボロボロに傷ついた俺にはそれが救いだった。
また、愛してしまった。
家に泥棒が入り込んで、両親を刺し殺した。
俺がそれを見つけたのは、息を引き取ってから4時間後のことだった。
新しい家族が出来た。
もう、誰も信じることが出来なかった。
誰も愛したくなかった。
そんな俺を新しい両親はバレーに誘ってくれた。
凄かった。本当に凄かった。
1つのボールを皆が必死になって "繋ぐ”
俺には出来なかった、"繋ぐ"
命を繋ぐ
俺はバレーに夢中になった。きっと繋ぎきれなかった家族への罪滅ぼしだったのかもしれない。
それでも楽しかった。繋ぐ事が、こんな俺でも繋ぐ事が出来るのだから。
新しい家族に毎日のようにバレーの話をした。
家族は笑って話を聞いてくれた。
気が付いたら愛していた。
気を付けていたはずなのに、ダメだと分かっていたはずなのに。
中学2年、父が交通事故で亡くなった。
そして、母が癌を患った。
無我夢中でバレーをやった。繋ぎ止めなくては。
母「飛雄君、そんな追い詰めないで。私は死んだりしないわ。大丈夫。私は貴方が楽しそうにバレーをやっている姿を見たい。」
繋ぎ止めなくては。勝たなくては。
勝たなきゃ。勝たなきゃ。勝たなきゃ。勝たなきゃ。
かたなきゃ。かたなきゃ。かたなきゃ。かたなきゃ。
カタナキャ。カタナキャ。カタナキャ。カタナキャ。
『もっと速く動け!もっと高く飛べ!俺のトスに合わせろ!勝ちたいなら!!』
トスを上げた先、そこに誰も居なかった。
そこでようやく気が付いた。自分の失態に。
バレーで大事な“繋ぐ”
俺がバレーを初めたきっかけの“繋ぐ”
それを忘れていた。出来なかった。
その夜、母は癌が急激に悪態して亡くなった。
―呪われた子―
本当にそうなんだろうな。
愛したものは全て、俺のせいで、消えた。
??「飛雄、もう、良いよ。おいで。」
とりあえずここまでが飛雄君の過去です!
なんかもうほんとめちゃくちゃですねスミマセン‼
次は??君sideです!