人形   作:ポテチ親衛隊525号

1 / 4
小説初心者です。優しい、生暖かい目で見守ってください←←

オリキャラ×影山になります
苦手な方は即バックで←←


飛雄の過去

影山side

 

小さい頃からそうだった。

俺の周りの人は皆不幸になった。

俺が愛した人は皆いなくなった。

 

両親と俺の3人、何処にでも居るような普通の家族の元で生まれた俺。

両親は俺のことを可愛がってくれていたと思うし、俺もそんな両親が大好きだった。愛していた。

 

けどそんな普通の家庭に事件が起きた。

父の会社が倒産したのだ。

その後は荒れる父に、今までいつでも笑顔で居てくれたのに、今では何もない所をだだボーっと見つめる母。

 

それでも、バカな俺はまたあの頃に戻れると信じていた。信じていたかった。

 

けれどそれは叶わなかった。

小学1年の時、学校から帰って来た俺が見たものは、

血に染まった家と、父だったはずの何かと、ヒューヒューと息をする母の姿。

 

飛雄「母さん!!!」

 

母「ごめんね、飛雄。強く生きて。」

 

その後のことは覚えていない。俺のわめき声を聞き付けた近所の人が救急車を呼んで、気が付いたら葬式は始まっていて、気が付いたら終わっていた。

 

―かわいそうにねぇ。あの子だけ取り残されて―

 

―ちょっと!そう言うこと言わないの!―

 

―でも、あの子が生まれてからよ?あの夫婦にいろんな不幸が連続で訪れたのは。―

 

―そうなの?呪われた子とか?嫌よそういうの。―

 

周りの人の声が嫌でも聞こえた。俺のせいだったのだろうか。倒産も、自殺も。もぅ分からない。

 

 

 

あれから俺は親戚の家に預けられた。

あの事のショックから立ち直れるようにと、新しい家族は俺を支えてくれた。

俺も少しずつだが元気を取り戻していた。

 

新しい家族を愛してしまった。

 

俺が新しい家族の元へ来てからわずか半月。

家族で出掛けているとき、工事中のビルから鉄塔が俺達目掛けて落ちてきた。

両親は俺を突飛ばし、鉄塔の下敷きになってしまった。

 

また新しい家族が出来た。

その家族も俺を精一杯支えてくれた。

 

心がボロボロに傷ついた俺にはそれが救いだった。

また、愛してしまった。

 

家に泥棒が入り込んで、両親を刺し殺した。

俺がそれを見つけたのは、息を引き取ってから4時間後のことだった。

 

新しい家族が出来た。

もう、誰も信じることが出来なかった。

誰も愛したくなかった。

 

そんな俺を新しい両親はバレーに誘ってくれた。

凄かった。本当に凄かった。

 

1つのボールを皆が必死になって "繋ぐ”

 

俺には出来なかった、"繋ぐ"

 

命を繋ぐ

 

俺はバレーに夢中になった。きっと繋ぎきれなかった家族への罪滅ぼしだったのかもしれない。

それでも楽しかった。繋ぐ事が、こんな俺でも繋ぐ事が出来るのだから。

 

新しい家族に毎日のようにバレーの話をした。

家族は笑って話を聞いてくれた。

 

気が付いたら愛していた。

 

気を付けていたはずなのに、ダメだと分かっていたはずなのに。

 

中学2年、父が交通事故で亡くなった。

 

そして、母が癌を患った。

 

無我夢中でバレーをやった。繋ぎ止めなくては。

 

母「飛雄君、そんな追い詰めないで。私は死んだりしないわ。大丈夫。私は貴方が楽しそうにバレーをやっている姿を見たい。」

 

繋ぎ止めなくては。勝たなくては。

 

勝たなきゃ。勝たなきゃ。勝たなきゃ。勝たなきゃ。

かたなきゃ。かたなきゃ。かたなきゃ。かたなきゃ。

カタナキャ。カタナキャ。カタナキャ。カタナキャ。

 

『もっと速く動け!もっと高く飛べ!俺のトスに合わせろ!勝ちたいなら!!』

 

トスを上げた先、そこに誰も居なかった。

 

そこでようやく気が付いた。自分の失態に。

 

バレーで大事な“繋ぐ”

 

俺がバレーを初めたきっかけの“繋ぐ”

 

それを忘れていた。出来なかった。

 

 

その夜、母は癌が急激に悪態して亡くなった。

 

―呪われた子―

 

本当にそうなんだろうな。

愛したものは全て、俺のせいで、消えた。

 

??「飛雄、もう、良いよ。おいで。」




とりあえずここまでが飛雄君の過去です!

なんかもうほんとめちゃくちゃですねスミマセン‼ 

次は??君sideです!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。