人形   作:ポテチ親衛隊525号

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オリキャラ説明
傀儡 祐也 (くぐつ ゆうや)
バレーやっていません。容姿はご想像でお任せします‼
飛雄LOVE←
ヤンデレっ気がちょっとあるかも?
結構金持ちのお坊っちゃま

傀儡は傀儡師(人形師)から取っています。


人形師

傀儡side

 

僕はわりと立派な家で育った。

両親は優しいから好きだけど、やっぱそれなりの地位に立つ人間になるためにいろんな教育がされた。

 

時々嫌になって家を抜け出すこともあった。

 

あの時もそうだった。

 

小学1年の時

ピアノが上手く弾けなくて嫌になって、こっそり家を抜け出した。

 

近くの公園で一人ブランコに揺れていた。

下を向いていたら、誰かの足が視界に入った。

前を向くと、幼いながら綺麗な顔立ちの同じぐらいの年の子が居た。

 

「ひとりなの?」

 

傀儡「うん。」

 

「そっかぁ。」

 

傀儡「うん。」

 

「じゃあ、いっしょにあそぼ!!!ひとりぼっちはさみしいから!!!おれといっしょにあそぼ!!!そしたらひとりじゃない!!」

 

『ひとりじゃない』

 

僕にとっては本当に嬉しい言葉だった。

その頃は両親は海外へ行っていて、家では執事が居るけれど、皆仕事で居るのだ。家のなかが冷たかった。

いつもは愛で暖かい家も、愛のないその家はあまりにも冷たくて、独りのような気がした。

 

寂しかった。だから、次の日も、僕が寂しくなって家を抜け出す度にその子は側に居てくれた。

 

何度も言ってくれた『ひとりじゃない』。

 

家でのプレッシャーに押し潰されそうになっていた僕を救ってくれた言葉だった。

 

その子が 影山 飛雄 だった。

 

それからは飛雄と毎日のように遊んだ。

飛雄は本当に素敵な子だった。苦しいとき、辛いとき、いつも欲しい言葉をくれる。側に居てくれる。

大切な存在だった。

 

飛雄が引っ越してしまった。

後から両親に聞いたところ、飛雄の両親が亡くなったらしくて、引き取った家族の元へ引っ越したらしい。

 

悲しかったけれど、飛雄に会えることを信じて、

次会ったとき、いつも助けてもらっている僕が、今度は助ける存在になれるようにと、その後の習い事も頑張った。

 

中学3年のあの試合の前の日、両親からあの後の飛雄について聞いた。

あまりにも酷いものだった。僕があれだけ飛雄に助けてもらいながらも、僕は何も出来なかった。

それが悔しかった。

 

飛雄、絶対助けるから。

 

両親から飛雄は北川第一のバレー部に入っていて、明日試合があるのだと聞いた。見に行こう。飛雄は僕が助ける。

 

そして、あの試合。飛雄のトスは誰にも打たれなかった。

飛雄の事情を知っているからこそ、飛雄が何故そこまでむきになってバレーをやるのか分かっているからこそ、あのチームメイトが許せなかった。

 

 

トスを上げた先、そこに誰も居なかった。

 

 

ダメだよ。ダメだよ!!何してるんだよ!!

飛雄にそんな事するなんて!!!!

一番やってはいけないことだろうがッッ!!!

お前たちは飛雄の何を見ていたんだよッッ!!!

 

試合が終わって、飛雄に会おうとしたが、すれ違ってしまったららしく、その日は会えなかった。

 

そして、飛雄の最後の家族が亡くなった。

 

嗚呼、飛雄。お願い、もう傷つかないで。

君の傷ついた顔なんて見たくないよ。

 

許せない。飛雄をおいていった家族も、バレーも、チームメイトも、飛雄を傷つける全てのものが許せない!!

 

あいつらなんて居なければ‼感情なんてなければ‼

飛雄がこんなにも傷つくことはなかった‼

今飛雄にある全てのものが、飛雄を傷つけるのであれば、そんなもの無くしてしまえ!!!消してしまえ!!!

 

飛雄。僕が守るからね。

 

―飛雄、もう、良いよ。おいで。―

 

歪んだ愛情だって分かってる。

 

―飛雄、君は僕の側にいるだけで良い。―

 

間違ってるって、こんなやり方ダメだって分かってる。

 

―もう、傷つかないでくれ。―

 

それでも、それでも、助けたい。

 

―君を傷つけるあの人たちのことも、感情も―

 

傀儡、傀儡師、人形師。僕は人形師。

 

―忘れてしまえば良い。―

 

もう大丈夫だよ、飛雄。

 

―さあ、おいで。―

 

僕の人形になるんだ。そうすれば傷つかないよ。

僕が守ってあげる。

 

 

 

 

君の瞳から光が消えた。君の心から感情が消えた。

 

 

 

君は僕のもの【人形】だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――

side影山

 

何処からか懐かしい声が聞こえた。

心の中にあった全てがすぅっと消えていくような気がした。とても穏やかだった。

 

冷たいけれど、何処か暖かい何かに包まれて

 

深い眠りについた。

 




とうとう、人形になってしまった彼、影山飛雄。

二人の過去編はここまでです!
次は金田一、国見sideです!!!

よかったらみてください!
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