Dragon Ball Xenoverse ~Another Legend~ 作:幽太郎さん
ミバが終わって、モチベーションを失っていたものでして...
では、第二話です、どうぞ。
「魔貫光殺砲!!!」
緑色の戦士=ピッコロが放った気の一閃が、サイヤ人の兄弟を貫こうと襲いかかる。
しかし、直前で兄・ラディッツが弟・カカロット=
残った悟空はそのまま、その一閃に腹を抉られ、貫かれ、地に伏せる。
すかさずラディッツが気功波を放った。
ピッコロは動けなかった。大量の気を消費し、その反動で動くことができなかった。歯を食いしばった後、彼はラディッツの放った気功波に呑まれた。
ラディッツの気功波が爆発する。
「フハハ...ハハハハハ!!!ハハハハハハ...!」
禍々しいオーラに包まれたラディッツの笑い声が、戦場となった草原に響く。
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「...」
「...ご覧の通りです、時空が歪み、貴方の伝え聞いている歴史とは、結末が変わってしまっているはずです」
「つまり、本来の結末に戻し、改変された歴史を『修復』するのが目的だ、と」
「その通りです、貴方の力で、悟空さん達を助けてあげてください、お願いします!」
「...ああ」
巻物を手に取ったツァイトが、目を閉じて念じると、ツァイトの周囲を光が包んだ。
その光が消えると、ツァイトは
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「ぐはっ!」
上空での熾烈な戦いの中、悟空は吹き飛ばされ、埃を地面に撒き散らす。
「うあああーっ!!」
それでも、悟空は目の前の自分の兄であり敵であるラディッツに立ち向かう、その姿は主人公に相応しい。
「最後にもう一度だけチャンスをやろう」
悟空はピッコロと共に攻撃を仕掛けるが、容易く防がれてしまう。
「俺達の仲間になれ、カカロット」
二人の攻撃を防ぎながら、ラディッツは自らの弟を仲間に誘い込もうとする余裕を見せる。そして二人の後ろに回り込み、二人を吹き飛ばす。
「はっ!」
「ぐぎゃ!」
ラディッツが気弾を投げ、吹き飛ばされた悟空に命中し、倒れ込む。
「うっ!」
倒れ込んだ悟空の腹をラディッツの足が踏みつける。
「そうすれば、お前も、お前の息子も助けてやる」
「...うるせぇ!オラ、お
ラディッツが勧誘するも断る悟空、命知らずではあるが、主人公らしい選択だ。
「ふん、そうか。だったらお遊びはこれまでだ...!」
その時、ラディッツの耳に付けているスカウターが反応を示す。ラディッツその反応の先に目を向けた。
「な...!?」
その先にあったのはポッドを壊し、飛び上がった悟空の息子=
「お父さんを...いじめるなーっ!!!」
その瞬間、膨大な気を纏った悟飯。
「わーっ!!!」
そして繰り出した突撃が、ラディッツに直撃する...
...
突如として驚きの表情から余裕の表情へと変わったラディッツ。そして、悟飯の突撃を
「このガキ!!!」
「や、止めろー!!!」
悟空の叫びも虚しく、ラディッツは悟飯に自らの手を向け気弾を放ち、悟飯を消し飛ばした...
「あ...あ...あ...」
...と
「む?」
再びスカウターが反応を示す。
ラディッツが反応のした後ろを振り向く。
するとそこには、黒いコートを着た、黒く長い頭髪と、白い肌を持った小さな身体が、消し飛ばされたはずの悟飯を抱えていた。
「...」
悟飯を地面に置くと、黒く長い頭髪が弧を描き、自らの顔を晒す。
そう、巻物を手に光の中に姿を消したツァイトが、その翠玉のような瞳でラディッツを睨んでいた。
「なんだと...!?」
「き、貴様の知り合いか?孫悟空」
「いや...」
突如現れた見知らぬ戦士、彼らは彼を知らない、知っているはずがないのだ。
「でもよ、へへ...一緒に闘ってくれるみてぇだな」
この言葉と共に悟空は立ち上がり、二人は構え直す。
そしてツァイトもまた、構えをとった。
戦いは始まる。
「はああーっ!!!」
先手を取ったのはラディッツだった。悟空とピッコロ、ツァイトに向け、両手からエネルギー波を放った。
しかし、両方とも飛び上がって避けた。
「雑魚が何人増えようが結果は一緒だ!」
ラディッツがツァイトに向けラッシュを仕掛ける。
しかし、向けられた拳の数々は、ツァイトの表情を変えることなく、避けられる。良くて髪に当たる程度だった。
やがてラッシュを避けきり、ラディッツから遠ざかる。
すると、耳に付けた通信機から、トランクスの声がした。
『俺の声、聞こえていますよね。俺は『時の巣』から通信でサポートさせて貰います』
「了解した」
『いいですか、ラディッツは本来の歴史より強く、さらに残忍になっているようです。悟空さんたちが止めをさせるよう、ラディッツを倒してください!』
「...ああ」
そしてトランクスとの通信が途切れる。
「...さて、やりますか...」
通信し、様子を伺っている間にも、戦いは続いており、今のところは二人が優勢だった。
「カ、カカロット...貴様、たった一人の兄を殺すつもりか...!」
「お
「...兄貴...」
ツァイトが一瞬反応するが、この反応が誰かの耳に届くことはなかった。
「もう止めた...俺は心を入れ替えたぞ、お...大人しく、こ...この星から引き上げてやる...」
「...」
苦しむラディッツ。悟空はただ、沈黙するしかなかった。
「騙されるなよ孫悟空!!!そいつがそんなことをするはずがないっ!!」
そう言った瞬間、ラディッツがにやりと笑い、棒立ちの悟空に襲いかかる。
しかしその瞬間、目の前にツァイトが現れた。
「ふんっ!」
ツァイトがラディッツの腹に向け蹴りを入れた。
「ぐはっ...がっ...」
そしてその蹴りは見事にラディッツの腹に直撃し、戦闘服にヒビを入れた。
「今だ、奴を抑えて」
「あ、ああ!」
悟空はツァイトの言われた通りにラディッツの後ろに回り込み、ラディッツを羽交い締めで抑える。
「ふっ!!」
「きっ、貴様!何をする!」
「今だ!ピッコロ!やれーっ!!」
「...」
悟空が叫び、ツァイトが後ろを向くと、ピッコロが指に気を溜め、兄弟を貫こうとしていた。
「魔貫光殺砲!!!」
繰り出される一閃。
それは、兄を貫き、やがて弟も貫いた。
「ぐ...!!ち...畜生おおお...!!!」
「...へへへ...!!」
貫かれた兄弟は、最期には地に伏せた。
「はあっ...はあっ...ざ...ざまあ見やがれ...」
ピッコロがラディッツの死体に近づき、ふと周りを見渡すと、なんと、二人と共に戦った戦士は、姿を消していたのだ。これにはピッコロも、驚かざるを得なかった。
「な...何だったんだ...?彼奴は...」
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「これで、ひとまず初任務は完了だな...それにしても、『兄貴』か...いや、奴はもういないはずだ、いないはずなんだ...」
悟空から発せられた『ある言葉』、それは彼の心に小さく、しかし確かに傷を残していた...
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「お疲れ様です。素晴らしい動きでした!とても初めてとは思えませんよ!」
「まあ、少しは慣れている」
「不要に歴史を変えることなく、無事に、『歴史の改変』を食い止めましたね」
トランクスが言い終わると同時に。巻物のオーラは浄化されたかのように消えた。
「これで後は、時の界王神様に、巻物を纏めてもらえば、全て解決...と」
「...念のため聞くが、悟空はどうなった?」
「...あ、悟空さんの事なら心配いりませんよ。ちゃんと、ドラゴンボールで復活しますからね。それから...」
「『歴史の改変』が起きている巻物は、これ以外にもある…」
「話が早くて助かります。また準備が出来たら声を掛けてください。お願いしますね!」
「...ああ」
ラディッツを倒したツァイト。
彼らの戦いはまだ、始まったばかりだ。
久しぶりに書いてこのクオリティー...
第三話も頑張ります...(汗)