デート・ア・ライブ 黄金の精霊   作:アテナ(紀野感無)

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最近ソシャゲやる気全く出ません

デアラのアプリが日本で出たら多分超やりこむんですけど。
ポケマスをオート放置くらいです。
後はpixivで絵をあさったりとか。

マジでやることなさすぎです。

鬼滅の刃に着手はしましたが原作が熱すぎてちょっとやばいです妄想つきません助けて(

最近、高評価つけてくれた人がいて嬉しいです。


それでは(唐突ながら)本編どうぞ。


37話

ナニ イッテ

 

ワカラナイ アタマ グチャグチャ

 

ナンデ

 

スキダトイッテクレタヒトガ

 

「申し訳ありませんがお断りしますわ」

 

「かーまじか。たっくよぉ。わざわざ信用しないエンジェルを長い月日かけて唆したってのによ。あのクソ雑魚、普通に殺されちまうし」

 

「あらあら、あなたのようなただの人間が精霊を雑魚呼ばわりとは。世界最強の魔術師(ウィザード)さんならまだしもあなたでは精霊を狩るのはぜっっっったいに無理ですわよ」

 

「はは、そうかもな。でも俺はな人の心を折ることが昔から得意中の得意なのさ。DEMにもその腕を見込まれて雇われたが…面白いことに魔術師(ウィザード)としての適性もあった。報酬もなかなかよかったぜ?」

 

「そうでしょうね。でなければあなたがDEMに入る理由はありませんもの」

 

ナニヲ ハナシテ

 

「精霊の力を、上手くいったなら俺にくれるんだとさ!こんっっっないい報酬!他にはねえぞ!ウィザードが何だ!あいつらの様な人外の力!ああ、欲しい!そうすると…何やら心がやられかけてる手頃な奴がいるじゃねえか?」

 

「それで神夏さんを狙ったと?神夏さんのご友人を騙ってまで」

 

「騙るっつうか、偶々名前が同じだったからな。後本人も平和ボケしてたからなぁ。いやぁ簡単だったぜ?神夏ギルの名前を出したらすぐに食いついてくれたからな」

 

「そうしてマイラ・カルロスさんを殺し、成り代わったと」

 

「ああ。実に簡単だろ?簡単でかつ相手を絶望に落としやすい」

 

 

……アア、ソウカ

 

世界ハ 私ニ 生キルコトヲ 赦サナイノカ

 

 

「神夏さんの為にも、わたくしの為にも、今ここで貴方を殺しておきましょうかねぇ」

「お前のためぇ?いやいや、そいつはなぁ…俺のために使うんだよ!」

「きひひ。神夏さんのお言葉をお借りするなら……貴様のような雑種ごときがこの様な方を扱おうだなんて不敬、ですわぁ」

 

 

 

 

 

 

 

(申し訳ありませんが士道さん。この指輪ではここまでですわ)

 

 

 

 

 

 

〜時は戻り現世〜

 

「…」

「シドー!目を覚ましたのだな!」

「と…おか?俺は…」

 

目を覚ますとベットの上にいた。辺りを見渡すとフラクシナスの医務室だった。

 

「やあ、シン。目が覚めたんだね。よかった。君は狂三の能力で神夏ギルの過去を見た後に倒れてしまったんだよ」

 

「そうか…俺……」

 

近くにいた令音さんが何があったのかを教えてくれて、すぐに何があったのかを思い出した。

神夏の元へ行こうとベットから立ち上がろうとするも予想以上に体が疲れているのかコケてしまった。

 

「まだ安静にしておいたほうがいい。君は丸一日寝ていたんだ。……だが、神夏の過去を、教えてほしい。一体何を見たんだい?」

 

「はい…。琴里も…」

 

「大丈夫。皆を呼んでおいた」

 

「皆?」

 

すると扉が開いて色々な人が入ってきた。琴里に神無月さん、四糸乃によしのん、中津川さんに他のクルーの人も入ってきた。

 

 

「士道。休んでなくて平気?別に明日とかでもいいのよ。狂三曰く、あなたは今かなり脳に負担が掛かっているはずなんだから」

 

「いや、大丈夫だ。それじゃあ、神夏の…過去を、話します」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……」

「はい…神夏さん。どうぞ!」

「……」

「いいこです…!」

 

「まるで子と母ね」

「うむ、四糸乃から溢れんばかりの母性オーラが滲み出ておる」

「肯定。あれだけ士道や琴里に怯えていたのが嘘みたいです」

 

今は自宅でご飯を作っているが神夏も付いてきてくれた。というよりは四糸乃についてきたみたいだけど。

 

「…」

 

「琴里?」

 

「ひゃいっ⁉︎ど、どうしたの?」

 

「いや、ずっと険しい顔してるから」

 

「…当たり前でしょ。神夏ギルのあんな過去。私よりも酷いわよ。それに神夏の過去と今までの言葉から推察するに、神夏ギルは多重人格…の様なものよ。多分、今の神夏が本来の神夏に近いんでしょうね。きっと、本当の神夏はもっと優しくて、思いやりがあって…」

 

琴里は途中から言葉に詰まっていた。

それもそうだろう。俺だってあんなのを見て…。

 

「…今そんな顔をしてどうする。余計にみんなに心配をかけるだけだろ…!よし、みんな!ご飯できたから運んでくれ!」

 

「「「「はーい!」」」」

 

最初に十香が、その次に耶倶矢と夕弦、そして四糸乃と順々に出来上がったカレーを取っていく。琴里が持っていき、最後に俺が自分のと神夏の分を持っていく。

 

「それじゃあみんな、いただきます」

「「「「「いただきます!」」」」」

 

 

 

 

 

 

なんで、なんでこの人たちは私にこんなに尽くすんだろう。関わったことがないはずなのに。

わからない、わからない。

 

でもこの小さな子は、最初見たときに思わず引き寄せて抱いてしまった。何でそんなことをしたのか自分でもわからないのに、この子は不思議な事に手を取ってくれる。得体の知れない私に手を指し伸ばしてくれる。

笑いかけてくれる。

 

それに応えようと口を開こうとするも声がうまく出ない。

頭の中で変なモヤがかかって、体が震えて、なにもできなくなる。

唯一できるのは、笑いかけることだけ。

 

 

 

ナニモ、ナニモ、思い出せない。

私は何だ。

 

何でこんなところにいるの?

 

この人たちは、何で私に…

 

 

ワカラナイ。何もわからない。

 

 

どうして、私は…

 

 

 

 

 

「記憶喪失?」

 

「ああ、恐らくだがね。神夏はずっと疑問に思っているんだ。自分の周りの環境に。そして()()()()()。…状況証拠のみだが記憶喪失なのは間違い無いと思う。それでも四糸乃に心を許しているのは、それだけ四糸乃の母性が強いのだろうか。それに関してはよくわからない」

 

皿洗いをしながら令音さんと話す。記憶喪失…なら神夏は今まで起こったことが全て忘れているということ?大切な人のことや、今まで起こったことも、全部?

 

「だが、記憶喪失は一朝一夕に治るものじゃない。ここは地道にやる他ないだろう。だからまずは先に今の状態で四糸乃以外に…つまりは君に心を開かせる」

 

令音さんに言われ改めてこれからすることを決意する。

 

絶対に、神夏を救うという決意を。

 

「令音さん、俺神夏の元に行ってきます」

「うん、気をつけてね。四糸乃がいるから滅多なことじゃ反転したりはしないと思うが、それでも今の神夏は何が起こるかわからない」

「はい」

 

残りの食器を食洗機の中に入れて神夏のいる部屋に向かう。

やるなら早いほうがいい。

 

「神夏!話が…」

「しーっ。今寝たところです」

『うんうん、神夏ちゃんのことが大事なのはわかるけど少し声抑えてね』

「あっ…悪い」

 

部屋に入ると四糸乃にしがみつくようにして神夏は寝ていた。

近くに寄ると相当疲れていたのかぐっすりと寝ていた。

 

「四糸乃、よしのん。神夏は…どうしてた?」

 

「どう…?」

『なんだろーね。よしのん達がいるのが安心するのか終始抱きつかれてたよ。離れようとすると凄い不安そうな目で服引っ張られちゃうから。神夏ちゃんの話を聞くときほんと大変だったんだから。ご飯食べた後にも抱きついてたんだけど、それで疲れちゃったみたいで四糸乃が膝枕してあげたの』

 

「そうか…」

 

神夏の頭を撫でるとくすぐったいのか少し声を漏らしていた。

顔は凄い安心しきっていてあの過去を見た後だから余計に心配していたが今は大丈夫そうだ。

 

 

 

 

(なぁ、神夏ぁ。一生のお願いだ。死んでくれ)

 

 

 

 

「……っ!はぁー…はぁー」

「神夏⁉︎」「神夏さん⁉︎」

 

「……っ!嫌…!」

 

「神夏!しっかりしろ!」

 

急に神夏が目を覚ましたかと思うと暴れ始めた。

まるで何かに怯えて逃げるように。

 

「大丈夫だ!大丈夫だから!」

 

「い……や!」

 

四糸乃にすら怯えていて何が何やらわからなくなったけどとにかく落ち着くように神夏に呼びかける。四糸乃も一緒に励ましてはくれてるけど一向に落ち着かない。

 

…一か八か。

 

「神夏!」

 

「い…や!こな…いで!」

 

嫌がる神夏を強引に、腕を引き寄せて思い切り抱きしめる。

その間にもずっと暴れられる。

 

「大丈夫だ!俺はお前に…」

 

「ア…ァ!」

 

「ぐうっ⁉︎」「士道さん⁉︎」

 

突然背中に何かが突き刺さる感覚がした。

激しい痛みが襲ってくるがそんなことより神夏を落ち着かせることを優先する。

 

「だ…いじょうぶだ、神夏。俺は…絶対にお前を…裏切ったりしない。お前を…独りになんか、しない」

 

「ウゥ!」

 

神夏は腕の中で暴れまわる。それを必死に抑えながら抱きしめてるとさらに背中に何かが突き刺さる。

 

「ぐっ…だ、いじょうぶ、だから、そんなに、悲しい…顔を、しないで…くれ。神夏…四糸乃も、心配してるぞ。だから…早く、いつもの…神夏に。俺は…いつもの凛とした神夏の方が……好きだ。それに…な、ここには、お前を裏切る…奴なんて、絶対…いない。だから……」

 

「……」

 

より強く、優しく神夏を抱きしめると次第に暴れなくなった。

…ちょっとは、落ち着いてくれたかな?

 

「ウ…あぁ…」

 

神夏は小さな…本当に小さな声を出して泣き出した。堰き止めていた何かを少しずつ吐き出すように、弱々しい声で泣いていた。

頭を優しく撫でると余計に決壊しちゃったらしくしばらく泣き止むことはなかった。

 

「ぐうっ…四糸…乃。琴里達を…呼んできてくれないか」

「は…はいっ!し、士道さん、背中……」

「ああ、だ…いじょ…うぶ、燃えてるような…感覚…あるから、死には…しないよ。それより…はや…く」

「は、はいっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

突然、機械に身を包んだ人達に囲まれた。思わず後ずさりするもすぐに壁に達してしまった。

それでも必死に逃げようと後退りするも機械人間の内の一人が近づいてくる。

必死に抵抗するも諦めずに何かを言ってくる。

 

そして一人に引き寄せられた。何かされるのかと思って思い切り暴れるも逆に思い切り抱きしめられた。訳がわからずガムシャラに暴れても離してくれない。

背中から武器を刺すもそれでも離してくれない。

 

「俺は…絶対にお前を…裏切ったりしない。お前を…独りになんか、しない」

 

嘘だ。そう言って、みんな…。

もう絶対に、信用なんか…しない。

 

拒むためにひたすら暴れるも全く離してくれない。

ならばと追い打ちで更に武器を取り出して突き刺すもそれでも離してくれない。

 

なんで?なんでこんなにも…。

 

 

「ぐっ…だ、いじょうぶ、だから、そんなに、悲しい…顔を、しないで…くれ。神夏…四糸乃も、心配してるぞ。だから…早く、いつもの…神夏に。俺は…いつもの凛とした神夏の方が……好きだぞ。それに…な、ここには、お前を裏切る…奴なんて、絶対…いない。だから……」

 

 

……なんで、こんなにも優しくしてくれるの?

 

(神夏はほんっとに優しいよな。まあ好きな事への情熱はと言うか見境なくなるのはしょうがないとしても僕は神夏以上に優しい人を知らないよ。だから…例え全員が神夏の敵になろうとも、僕は絶対に神夏を裏切らない)

 

 

なんの…記憶だ。誰……。

でも、すごく懐かしい感じがする。

 

それを感じた瞬間に、急に涙が溢れて止まらなくなる。

なんで…私には、泣く資格なんて……ない、のに。

 

その間にもずっと優しく頭を撫でられて、余計に涙が溢れてくる。なんで…なんで…?

 

 

 

 

 

 

「士道⁉︎大丈夫なの⁉︎」

「あ、ああ…なんとか…。ちょっと静かに…な。神夏、ようやく寝たから…」

 

神夏は泣き疲れたのか俺の腕の中で小さな寝息を立てた。それと同時に背中に刺さっていた何かが抜け、燃えている感覚がした。

 

「何があったのだ?シドー」

「と、突然神夏が暴れてな…ちょっと、無茶した……」

「…バカ兄貴!ちょっとくらい私達を頼りなさいよ!なんでそう…全部……」

「ご、ごめんな……琴里」

 

でも俺のとった選択は間違ってないと胸を張って言える。多分、あのままどうにもできなかったら……きっと神夏は取り返しのつかないことになっていた気がするから。

 

「とにかく!士道は真っ先にフラクシナスの医務室に!神夏は…四糸乃、悪いけれど側にいてやって。十香!耶倶矢!夕弦!全員で士道を運び込むわよ!」

「う、うむ!」「かか!任せよ!」「了承。夕弦にお任せください」

「令音、四糸乃達は任せたわ。後で中津川もこっちに送るわ」

「ああ。任された」

 

 




現在の神夏の状況は
記憶喪失 失声症 自閉症を発症していて心を開いているのは四糸乃、よしのんのみ。というよりはその二人が近くにいないと精神が不安定になってる。四糸乃とよしのんの関係みたいなもの(四糸乃もよしのん(パペット)が手にはまってないと精神が不安定になる)

にしても…士道君を頑張って活躍させたい…と思ってるんですけどね…どう書けばいいのか全くわからん…。今回もかっこいい感じになってればいいんですけど…。

それとpixivの方にかなり手直し入れるかもしれませんが同時掲載するかもしれません。
掲載することになったらまたURL貼ります。


読んでくださりありがとうございます

サブタイトルあったほうがいい?

  • あったほうがいい
  • 無くてもいい

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