デート・ア・ライブ 黄金の精霊   作:紀野感無

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…ちょっと前ですが、日間ランキング7位に乗っていました。
とてもうれしい反面。謎のプレッシャーがかかりました。
そして、一気にお気に入りしてくれている人も100人ほど増えてくれていて、とてもうれしいです。

これからも頑張ります。


えー、今回は少しオリジナルストーリーを組み込みます。
時系列的には、十香攻略後、第2の精霊攻略前、といった感じです。

それではどうぞ


神夏ギルの物語❶
5話


「はぁー、あかん、これ死ぬ」

 

力をほぼ失った精霊----夜十神十香が転校してきてから何かしらと付きまとわれる。

 

嫌われるのは、まあいい。自分のしでかしたことの末路なんだから。

 

けどねぇ……

 

「ことあることに敵対してくるのはご勘弁……」

 

そう、ことあることに勝負やらなんやらを持ち込んでくる。

休憩時間とか休憩時間とか休憩時間とかに。

 

え?なんで休憩時間しかないかって?

室内授業は全部寝てて野外授業はすっぽかしてるからに決まってるじゃないですか。

 

はいそこ、これだから中二病は、とか社会不適合者とか言わない。

 

「とりあえず……不動産屋寄って帰ろ…」

 

「……あ!いたいた」

 

と、教室を出ようとすると五河君が私を見つけて走ってきた。

え?なんで不動産屋寄るかって?もちろん、マイホームを買うためですよ。お金なら精霊の力のおかげで腐る程あるんです。

 

「五河くん、どしたの」

 

「あー、いや、こないだのことなんだけどさ…」

 

「………あ、秋葉原行くやつ?」

 

「そ、そう!それそれ」

 

「別に断る理由もないし、私はいいよ。日程とかそっちで決めてね。決めたら教えてねー」

 

「あ、ああ」

 

と、それだけ言葉を交わし私は教室を出た。

 

一応言っておくが、私はリア充になるつもりなんて毛頭ない。現実は疲れそうだから。何しろ、私には英雄王という命を捧げるにあたいする王様が既にいるんだから!

 

え?気持ち悪い?あっ、はい。自重しますね。

 

 

その後としては、やっぱり高校生がマイホームとか言ったせいで不審な目で見られて、辞めて一軒家を借りることにした。

けど、すぐに借りる、というわけにはいかなくて一週間後になった。

 

五河君との約束の日時は三日後。

 

もちろん、戦場に出かける服装で行くよ。

旅行用とかに持って行くバックと大量のマネーを用意しないと。

 

 

 

 

 

 

 

〜約束の日の前日 五河家〜

 

「シドー!今日の晩御飯はなんだ?」

 

「今日はハンバーグにでもしようかと思ってな」

 

「おお…!」

 

今日の晩御飯を作っていてそのメニューを言うと十香は目をキラキラと輝かせて喜んでくれる。

これほど楽しみにしてくれるのは少し嬉しいのもあり、下手なものは出せないとプレッシャーを感じる。

 

「あ、琴里。明日のことなんだがな……」

 

「んー?どうしたのー?」

 

「俺、明日は朝から出かけるから。ちゃんと十香の面倒を見てやってくれよ?」

 

「はいはーい!ん?そいえば、どこに出かけるのー?」

 

と、無邪気な感じで琴里が聞いてくる。

ツインテールをまとめているリボンを見ると司令官モードの時とは違い、白色だった。

 

「え?えーと……それは、だな」

 

「それとそれと!誰と出かけるの?」

 

「う…ひ、ひとりだ」

 

「うっそだー!」

 

と、嘘をつくとすぐさま見破られる。

嘘をつく理由としては、神夏と、ちゃんと自分の意思で話して見たい、と言うのもあり、本当に純粋に秋葉原に行って楽しみたいと言うのがあったからだ。

 

「言わないと許可しないぞー!十香ちゃんに色々と言いふらすぞー!あ!もしかして女とでかけるの⁉︎」

 

「い、いや、ちが…」

 

「言わないと令音さんに借りたおにーちゃんの弱点をばら撒くぞー!」

 

「ぐっ…」

 

まさかこの状態の琴里からダメージを受けるとは…。

 

「ねえねー!だれと行くの?」

 

「……神夏とだよ。秋葉原に行くのに案内をしてもらうつもりなんだ」

 

「………」

 

と、諦めて神夏の名前を口に出すと琴里が今つけている白いリボンを外し黒いリボンを付け替える。

 

「どういうことか説明してもらいましょうか」

「な、なんだなんだ⁉︎シドーがどうかしたのか⁉︎」

「いーえ、なんでもないわよ、十香。ほら、ハンバーグできたようだから食べてらっしゃい」

 

と、琴里が話に入ってきそうになった十香を優しく食事の方へ意識を持って行く。

 

「あー、あれだよ。十香が転校してきた日にな、神夏が謝ってきたんだよ。俺の腹を貫いたのは神夏だったんだろ?あいつ、そのことをずっと気にしてたらしくて、それで一つなんでもするって言ったから、前からずっと行きたかった秋葉原についてきてほしいなーって」

 

「……」

 

と、答えると琴里は何かを考えこんだ。

 

「日時は?」

 

「え?えーと、明日の朝9時に駅に集合って」

 

「よし、そのデート、私たち『ラタトスク』もサポートするわ」

 

「え?」

 

「え?じゃないわよ。あの【アロガン】となんて、こんなチャンス2度と来ないわよ。これを機に、絶対にデレさせなさい」

 

「いや、デレさせるって…。ただ秋葉に行くだけなんだが」

 

「それを世間一般でデートっていうんでしょうが。わかってるとは思うけど、失敗したら大変なことになるんだからね。しっかりしなさい」

 

「はぁ…わかったよ。精霊を救うって言ったのは俺だもんな…。ああ、やるよ」

 

「ふん、それでこそ私のおにーちゃんよ」

 

 

 

 

 

 

 

〜約束当日〜

 

士道は、念のため約束の30分前にはきていた。来ていたが……

 

「おっかしいな……ここしかないと思うんだが」

 

約束の時間が過ぎ、30分が経っても神夏は来なかった。

 

「琴里、どうなってんだ?」

『わからないわ。とりあえず、【アロガン】がいそうなところを探しましょ。こちらからも探すから』

「そうだな。……それと琴里、その呼び方やめないか?」

『?』

「あー、ほら、あれだ。あいつには『神夏ギル』って名前があるんだから、名前で呼んであげたい…というか」

『あー、なるほどね。わかったわよ。これからは神夏と呼ぶわ』

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐへへ……」

 

えー、皆さん。違いますよ?ただとても心地の良い夢を見ていて思わず現実世界の私がにやけているだけです。

 

内容はなんとなくしか言えないけど、とりあえずとても心地いい。

 

(なんか、約束があった気がするけど……まぁいいや……)

 

と、夢の中で約束をすっぽかすという始末。

 

神夏は、案の定というか、寝坊だった。

公園のベンチに横になって、腹だしのにやけ顔のヨダレ垂らしというだらしない格好で寝ている。

というか、本当にこんな格好して寝る奴がいるのかとツッコみたくなる

なぜ襲われないかというと、周りから見えなくなる道具を使っているからである。

 

だけど、それは効力の続いている間であって、今現在、弱まっている。

現に、通りかかった親子から指を刺されたりしている。

 

「………なぁ、琴里。これって神夏だよな?」

『え、ええ……』

「これは、どうやって起こすべきだと思う?」

『そーねぇ……。あ、選択肢が出たわ。ちょっと待ちなさい』

 

そして、士道にもあっさりと見つかってこの痴態を見られている。

 

『……よし、士道。起こさないように服をちゃんとおろしてお腹を見えなくして、ヨダレを拭いた後何事もなかったかのように起こしなさい』

「まぁ、それしかないよな……」

 

そして、士道は言われた通りにし、何事もなかったかのように神夏を起こす。

 

「むにゃ……………。あれ?五河君?どしたの………」

 

「いや、神夏。時間時間。約束の日今日だよ」

 

「………」

 

寝ぼけた目をパチクリさせながら神夏は腕時計を見て……

 

「あああああっっっっ!!!!ゴメン!」

 

「い、いや。いいよ。大丈夫だ」

 

「すぐに準備するから2分くらい待ってて!」

 

と、神夏はトイレの中へ駆け込む。

そこで用意していたかなりデカイバック(一週間くらい外出する用のもの)を取り出し、服をいつものテキトーな格好に着替え士道の元へ。

 

「はい、本当ゴメン……。行こう」

 

「お、おう」

 

士道とラタトスクのメンバーはこの先大丈夫かと不安に駆られていた。

 

「ていうか、神夏。そんな大きいバックを持って行くのか?」

 

「ん?当たり前じゃん。今から行くところは2次元の聖地(戦場)だよ?五河くんこそ、そんな軽装でいいの?」

 

「へ?」

 

このときの士道は、秋葉原へいくこと……いや、秋葉原でオタクに振り回されることがどれだけ大変かまだ知らなかった。

 

 

 

 

 

〜秋葉原 昼前〜

 

「ほらほら!次こっち!」

「ちょ、ちょっと…」

 

 

「ほらほら、バテないバテない!」

「た、頼む……休憩したい…」

 

 

「今度はこっちね!」

「……-」

 

 

 

秋葉原について5時間後

 

 

 

 

「ふぅ、一通り回り終わったかな?あれ?五河くんどしたの、そんなに疲れて」

 

「お、お前なぁ……体力ありすぎるしキャラ変わりすぎだろ……」

 

「それがオタクというものだよ。いやー、久々の聖地はいいねぇ。あ、五河君の見たいところってまだあったりする?」

 

「あ、あー、うん。そうだな…」

 

と、五河君に聞くとしばらく考え、そして()()右耳に軽く手を当てる。

 

(よくもまぁ、そういう動作を気にせずやるね。バレてないとでも思ってるのかな?)

 

多分、指示を受けているかなんかなんだろうね。何を企んでるかは知らないけど。

途中もちょくちょく独り言のようなことを言ってたし。

これを見逃してる理由としては、特に何かをしてくる風でもなかったから放っておいただけ。

 

「神夏ここら辺に軽く食べれる場所ないか?昼食を食べるタイミング逃したからお腹減ったんだよ」

 

「え?うーん、そうだな。あるっちゃあるけどね……」

 

「?」

 

「うん、そうだな。とりあえず行こうか」

 

と、神夏は今まで巡って買い漁ったグッズ等が大量に入ったタイヤ付きバックを片手に移動を始める。

 

「えーと、ここら辺に食べるところ自体はいっぱいあるんだけど……」

「なんだ?何かまずいことでもあるのか?」

「いや、そうじゃなくて……」

 

十分ほど経つと、大通りについた。

そこには、メイド喫茶や、ただの飲食店など、結構な数の店がある。

 

けど、気をつけないといけないのは、時たま強引に店に入れられてバカみたいな金額を要求されるとこがあるってこと(私の実体験に基づいている)

 

特に、1人の人は狙われやすいので要注意。

 

「………あ、あそこにしようか」

「ああ」

 

その中で、比較的安全そうで、値段も高くなさそうな店を見つけてその中に入る。

 

「ふぅ、で、どーだった?初の秋葉原は」

「なんと言うか……疲れた。神夏はいっつもこんな感じなのか?」

「まーね。まぁ、五河君が言ってた作品のも色々とあったしそっちにとっても有意義な時間になったと思うけど」

「ああ、それは…もう。楽しかったよ」

「うん、それならいいんだ。結構心配だったからね。私に無理やり付き合わせて秋葉原が嫌いになるかもしれないって。あ、私のことは嫌ってくれてオッケーなので」

「いやいや………」

 

そこからは、結構他愛ない話をした。

私がイギリスにいた頃どんな生活をしてたか、とか、五河くんの家族のこととか。

私のオタクのになったきっかけとか(熱が入りすぎて若干引かれた)

五河くんにとって、私はどう見えるか、とか。

 

色々と話したけど、()()()()()()はまだ何も聞けていない。

 

「……あ」

「ん、水くらい汲んでくるよ」

「ああ、ありがとう」

 

耳につけてるインカムのこととか、そんなことをしてる目的とか、私をどうするつもりか、とかね。

 

だから、私はゲートの中にあったある薬を水の中に溶かし込んだ。

もちろん、無味無臭。あ、毒とかじゃないからご安心を。

 

席に戻って水を手渡すと、よほど喉が渇いていたのかすぐに飲み始めた。

 

「ふぅ、そろそろでないか?時間的にも今でないと他のとこまわれないだろうし」

 

「うーん、そうだね。けどね、五河君。その前に、最後に質問いいかな?」

 

「ん?どうしたんだ?」

 

「正直に答えてね?

 

 

……五河士道、お前の目的はなんだ?お前の後ろには『何』がいる。お前含めてそいつらはなにをしようとしている?」

 

 

「………っ!!」

『わぁお、核心をついてきたわね。けど、素直に全部答えないでよ?私たち、神夏には前に目をつけられてるらしいから。間違ってもラタトスクの名前は……』

 

「俺の目的は、神夏とただ話をしてみたかった。俺の後ろについている組織は『ラタトスク』。今もフラクシナスっていう空中艦で俺たちをみてる。俺を含め、『ラタトスク』の目的は精霊と対話による平和的な解決だ。俺自身も、精霊を救いたいと、思っている」

『ちょっ、士道⁉︎』

 

「へぇ、どうやって平和的な解決をするわけ?」

 

「デートして、精霊に心を開かせる…要はデレさせればいいって聞いている。その後は、キスをすれば精霊の持っている霊力が俺の中に移る仕組みらしい」

 

「そのことができる理由は?」

 

「俺にもなんでこんな力があるのかはわからない。ラタトスクもまだ解析できていないらしい」

 

「じゃあ、えーと、十香ちゃんだっけ?あの子の霊力も君が持ってると?」

 

「そうらしいが、俺はよくわからない」

 

「じゃあ、私がうまくいけば私の霊力--もとい能力も手に入れるつもりだったと。なるほどねぇ」

 

 

 

………はーあ、結局、私に近づく奴は()()()()()()()()()だ。私が、特殊ゆえに、近づいてくる。

 

もう、そんなのはうんざりだ。そんなんで、命の危険にさらされるなんてもう嫌なんだよ。

 

 

 

「ふーん、どうも。いい話を聞けたよ。んじゃ、もう君と一緒にいたり話したりすることなんか何一つないね。じゃあね、………えーと、ごめん、だれだっけ?」

 

と、私は久しぶりに抱えた怒りのこもった声で目の前の男に別れを告げた。

 

「もう、今後話しかけてこないでね。君の後ろにいる組織も、【今回は見逃すけど次またきたら容赦はしない】、って伝えておいて」

 

「ちょっ、神夏!」

 

制止する声を無視して、私は男の前から姿を消した。

あ、臨界に消えたわけじゃないからね。ただ撒いただけです。




注)この物語はフィクションなので現実の秋葉原とは全く無関係です。


はい、次かその次あたりまでオリジナルストーリーは続きます。
よしのん見れると思ったか?


単純にストーリーどう組もうか思いつかないだけです。
ごめんなさい


読んでくださりありがとうございました。
よろしければ感想お待ちしてます。モチベ上がるので

サブタイトルあったほうがいい?

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