流れが早すぎるような、ま、いいか、
みほが、文太さんのあれをやっちゃいます。
赤レンガの倉庫内のハチロクの前で、生徒たちが話し合いをしていた。
「こんなボロボロな車で、何とかなるの」
「しかも1台しかないよ」
「この人数だったら?」
「この人数であれば、全部で8台必要です。」
1人の生徒が、言った
「じゃあ、車を探そうか」
「「「「「「ええー」」」」」」
みんなが驚いた。
「探すって、どういうこと?」
河嶋 桃が説明した。
「わが校は、何年も前に峠道《とうげどう》が廃止になっている。だが、当時、使用していた車がどこかにあるはずだ。いや、必ずある。来週、峠道《とうげどう》の教官二名がお見えになるので、残り6台見つけだすこと、後の作業は自動車部が行う。」
「しかし、いったいどこに」
「いやー、それがわからないから探すの、手ががりはない」
「では、捜索開始」
生徒たちは、テンションダウンし、捜索を開始した。
捜索を開始して2時間が経過し、6台の車が見つかった。
崖や池に転落したままの車や走行不能で放置された車など、どんどん見つかっていった。
一方、みほたちは、後ろからついてきていた秋山 優花里を加え、森の茂みの中を捜索していた。
華の勘で、進んでいくと、此処に置いて何年も放置していたランサーエボリューションⅣを見つけ、杏に報告し、授業は終えた。
夕方、自動車部と生徒会は、近所の自動車整備・解体業者を学園の会議室に招き、会議を行った結果、前向きどころが、相当喜んでいた。
「大洗女子学園のお嬢たちかい、要件ならわかっている。峠道《とうげどう》じゃろ、部品の調達なら任せてくれ、精一杯、支援したる。わしの妻の母校じゃ、応援するのは、当り前じゃ。」
「全国ニュースで聞いたぜ。もしかとは思ったが、よう来てくれた。わからんことがあったら、いつでも来てくれ、」
業者の人たちは、みんな、喜んでいた。
その後、業者のおじさんに、見つけた車を見てもらい、パーツを譲ってもらい。学園まで運んでもらった。
深夜、自動車部総員・業者の人と一緒に徹夜で、車体のさび落とし、修理、剛性強化、エンジンのオーバーホール、消耗部品・故障部品の交換等が行われ、赤レンガの倉庫から溶接音、たたく音が響いていた。
ハチロクの整備している生徒が、近くに置いてあるエンジンを見ていた。
「これって、レース用のエンジンでは?]
業者の人を呼び、見てもらった。
「これは驚いた。中々お目にかかれない代物だ。4A-GEのTRDグループA用レースエンジンだよ。こいつは、高回転型のエンジンだな、搭載する前に、廃止して放置されたんだな。状態がいい、だが、専用のタゴが必要だな。」
その後、調整をした後、ハチロクに搭載した。
翌日、杏は、自分の車RX-7(FC3S)を乗り、赤レンガの倉庫の前に止めた。また、みんなが見つけた車も整備・修理が終わり、きれいに並んでいた。
秋山 優花里はもうテンションがMAXになっていた。
「ウオーー、これは、モンスターマシンのGT-Rだ、この重厚感、たまらなーい。おっ、ランサーエボリューションⅣだ。ラリーで世界と対戦した名車だー。このいびつな形は、ロータリーのセブンだ。エンジン音がいいんだ。スープラ・ハチロク・シルエイティまで、きゃあはは。」
集まってきていた沙織、華は完全に引いていたが、優花里は、気が付いた。
「おはようございます。沙織殿、華殿」
「「お、おはよう」」
「朝からテンション高いね。」
「いや~、こんないい車に出会えてかなりうれしくて、それより、みほ殿は、」
「まだ来てないよ。あっ、これが倉庫の車か」
「これは、AE86 スプリンタートレノと言って、ハチロクと呼ばれている名車ですよ」
「へぇ~…」
二人は、優花里の話についていくことができなかった。
その後、集まった生徒を見渡すと、完全にチームができていた。そして、みほは、遅刻し、生徒会から説教を受けるのであった。
「今日の授業は、実際に運転してもらう。全車を交代しながら運転するように、練習走行はグラウンドにコーンがあるのでそこでするように」
桃が、言った瞬間みんなは、乗ってみたい車へ走っていった。
GT-R R32の周りには5人の生徒が集まっていた。
「ゆかりん、大丈夫なの?」
「大丈夫、ライセンス持っているから、クラッチふんで、エンジンキーを回すと」
エンジンが始動し、重厚なエンジン音が響き、アクセルを少し踏み、軽くふかした。
「「「「「おおぉー…」」」」」
近くにいた生徒は、驚いていた。
「乗ってみたかったのよね。沙織殿助手席に、では、行ってまわります。」
優花里は、沙織を助手席に乗せ、グラウンドで練習走行した。そして、ドリフトをして砂塵を巻き上げ、スタートからのパワーと加速力を見せつけていた。
「すごい加速、アクセルを少し踏んだだけで、シートに押し付けられるこの感覚、しかも安定している。将来絶対にGT-Rを買うよ」
「す…すごいわ…これ…」
優花里は、GT-Rの走りに、感動していたが、沙織は、加速力のGに驚き、呼吸が一時できなくなっていた。
「ふうー、サイコー、沙織殿、大丈夫…?」
「・・・・・」
沙織は、放心状態になっていた。その後、優花里とおりょうに木陰まで運ばれた。
ランエボには、バレー部のメンバーが集まり、スープラには、カエサルとエルヴィン・小山柚子が、シルエイティには、1年生たちが集まっていた。生徒会の杏は自分のFCを桃はFD3Sのチェックをしていた。
乗り回しているうちに、その日の授業が終わった。
翌日、西住みほは、遅刻の常習犯 冷泉 麻子と風紀委員とともに現れた。
「冷泉さんは、今日からこの授業に参加してください。」
「な…なんで、」
「冷泉さんは、このままだと留年します。峠道に参加したら、何とかなります。」
「・・・・・・」
麻子は授業に参加することになった。その後、沙織に支えられながら、授業を受けていた。
峠道の授業が始まり、杏は、みほを読んだ。
「西住ちゃん、運転して見せてよ」
華が藪から棒に言ってきた。
「久々だから、少し自信がないけど、ハチロクに乗っていいですか?」
「いいよ。みんなも見ておくように、だれか、横に乗るか?」
「私が、行きます。」
優花里が手を上げ、志願した。
その後、みほは、ハチロクの運転席に乗り、ナビに優花里が乗りシートベルトを装着した。
みほは、タゴメーターの位置の違いに気づいた。
「(タコメーターの位置、真ん中にある。えっ、12まで、まさか、あの時、近くにおいていたあのエンジン?)」
「西住殿の運転が見れるなんて、…」
みほは、少し戸惑いながらも、クラッチを踏み、エンジンを始動させた。
みほは、エンジン音に懐かしさを感じつつ、深呼吸をして、目の色を変え、ギアを1速に入れ、クラッチを徐々に外し、グラウンドに向け出発し、スピードを上げていった。
ハンドルを切って、カウンターステアをを当てつつ、サイドを使って、ドリフトをしていき、白い砂埃が廻っていた。その一方、車内では、
「確か、こうして」
「なな、何を、」
「見ていて、」
みほは、優しく囁いた後、ハンドルを離していた。
「な、な、な、ぬわぁぁぁ」
手放しドリフトを見せつけられ、優花里は、冷や汗を流し、顔面蒼白になっていた。
車の体制が戻り、みほは、満足していた。
「こんなもんかな、もう一つ!」
「はぁ、はぁ、…えっ、ぬわぁーーーーーーー」
二つのコーンを中心とした8の字ドリフトをし、優花里は、左右のGを食らっていた。
一方、外では、みんなは見とれていた。
「すごい、あれが西住さんの運転?」
「みぽりん、車乗ると変わるんだね…ゆかりん、死んでないかな?」
沙織は、唖然としていた。そして、みほの十八番、赤いコーンを中心に回転ドリフトを披露した。
「うわぁーーーやめてくれー」
車内は、優花里の絶叫が響いていた。3回転後…気絶した。
運転を終え、車を赤レンガの倉庫の前に止め、みほは、運転席から降りたが、優花里は、放心状態になっていた。
「みぽりん、何があったの?」
「普通に運転して、ドリフトをして、手放しドリフトと回転ドリフトしたぐらいかな」
「ゆかりん、ゆかりん」
沙織は、優花里をゆするが、反応しなかった。
「返事がない、ただの屍のようだ。」といった瞬間
「はっ、い、生きてる。」
優花里が、目覚めたのである。
「めっちゃ怖かった。絶叫マシン以上だよ、これ」
「あれ、冷泉さんは?」
沙織は、気が付くと麻子がいないことに気が付いた。
あたりを探していると、一台の車が、走りだしたのであった。
「スープラ!、誰が乗っているの?」
スープラを運転しているのは、なんと、冷泉麻子であった。
ものすごく早い速度で高回転のエンジン音を響かせがら、グラウンドに入り、ブレーキングドリフトや、スピンぎりぎりのドリフトを見せつけ、みほの十八番の回転まで、披露した。
その後、みほのハチロクの近くに停車した。
「どうやったの?」
「西住さんの運転を見て、前輪の角度、エンジンの音、車体の動き方を見て、ハンドル操作、アクセルワーク、加重移動を覚えて、応用で、あのドリフト、」
「スピンぎりぎりのドリフト…さすが、学年首位の才女」
みんなは、空いた口がふさがらなかった。
授業の最後に、みんなに通達した。
「今日の放課後、全員、大会議室へ集合するように」
「何するの?」
「峠道に関する役職会議だ。」
変になったかも…