俺、仮面ライダーレーザーになります。   作:ゆうちゃんEX

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かーなーり遅くなりました!!続きです!!


俺、初戦闘です。/First fightは突然に

総二は困惑していた。何せ謎の怪物からツインテールを守ろうとトゥアールから変身アイテムの使い方を教えて貰い、変身したまではよかったのだが、何故か自分は幼女になっていて、その上敵は思った以上に変態だった。今も

 

「そのツインテールでワシの頬をペチッとしてくれ!」

「このウサちゃんのぬいぐるみを抱いてくれ!」

「なんと凄まじき幼気とツインテールよぉぉぉぉ!!」

もはや変態を通り越してホラーである。そして、他人から見れば、自分もこんな感じだったのではと自己嫌悪に陥る。自己嫌悪と恐怖で顔は青ざめて、縮こまり、トカゲ怪人が鼻息荒くジリジリと距離を詰めてくる。あまりの出来事の連続にパニックになった総二は思わず目を瞑る。

「極上のツインテール、貰いうけるぞ!!」

「ひっ、」

 

トカゲ怪人の右腕が総二に遅い掛かろうとした瞬間、横から謎の人物が介入し、持っている武器で思い切りトカゲ怪人を殴り飛ばした。

 

「ぬおっ!?」

「はーい、そこまでー。」

 

総二が目を開けると、そこには3頭身のゆるキャラがいた。どうやらコイツが総二を救ってくれたらしい。3頭身は総二の方を振り向いて手を指し延ばす。

 

「おいおい。大切なものを守るために戦うんじゃなかったのか?」

「...!その声、貴理矢か!?」

「ご名答。よっと。」

貴理矢は掴んだ総二の腕を引っ張って立たせる。そしてポンポンと肩を叩いて、総二に言う。

 

「お前はアイツらとは違う。自分達の欲のために誰かを傷つけるような奴じゃない。」

『そーよ!総二はツインテールバカだけど、そんな事はしないわ!』

「皆....。」

 

貴理矢と通信機越しの愛香の激励に、総二は思わずウルッと涙腺が弛んで涙が出そうになるが、慌てて目を擦って、頬を叩いて気を持ち直す。

 

「ぬぬぅ、極上のツインテールの幼女が来たかと思えば、今度は訳の分からぬ者...ワシはエレメリアンの切り込み隊長リザトギルディ!!貴様ら名を名乗れぃ!」

 

トカゲ怪人...いや、リザトギルディは瓦礫をはね除けると、槍を二人に突き出し堂々と名乗りを上げ、問う。

 

「おうおう。ご丁寧に。んじゃ、総二、名乗ってやれよ。」

「えっ!?え、えっーと、テイルレッド!テイルレッドだ!」

「うしっ、俺は仮面ライダーレーザーだ。ヨロシク。」

 

突然の貴理矢の無茶振りに総二は焦りながらも名乗りを返す。その様子を見ながら、貴理矢も名乗りを上げる。

 

「成る程!テイルレッド...覚えたぞ!」

「いや、俺は!?」

「ええい、幼女どころか、ましてツインテールでもない貴様に用等ないわ!行け、アルティロイド共!」

 

自分の事を無視した事に関して抗議するレーザーにアルティロイドをけしかけ、リザトギルディはテイルレッドに向かう。

 

「ちっ、しゃあねぇ。俺があの雑魚共を受け持つから、お前はトカゲ野郎をやれ!」

「あぁ!」

 

貴理矢、レーザーの指示に、総二、テイルレッドは従ってそれぞれの敵に立ち向かう。

レーザーは両腕のフロントアームドユニットと、リアアームユニットを構えて、アルティロイドに立ち向かう。両アームドユニットから放たれる電磁弾が次々とアルティロイドを撃ち倒す。さらに、見掛けに反した身軽な動きで接近戦を仕掛けるアルティロイド達に的確にアームドユニットのタイヤの部分でアルティロイド達を削り、そして蹴りを叩き込む。

テイルレッドも、剣を召喚し、炎を纏ったその剣でリザトギルディを切り着ける。

 

「おら、望み通りペチッとしてやるぜ!」

「ぅおっ!?」

 

剣はかわすものの振り回された炎がリザトギルディの肌を焼く。堪らず後退するリザトギルディをテイルレッドは苛烈に炎の剣で攻め立てる。剣を避け、時には槍で受け止めながらリザトギルディは何処か嬉しそうに言う。

 

「フフっ、幼女に追いかけられるというのも中々、乙なものよな!!」

「変な事言うなー!!」

 

どうにもペースを崩される中、レーザーはアルティロイド達を連続して踏みつけた後、回転しながら弾丸を撒き散らして、アルティロイド達を一掃する。

 

「うっし。一段落ついたかな!」

『貴理矢さん。レベルアップして、テイルレッドの支援に向かって下さい。』

「レベルアップ?」

『ゲーマドライバーのレバーを開いて下さい。そうすればレベル1からレベル2に変身出来ます。』

「なーるほどね。んじゃっ、二速!」

 

レーザーが言われた通りゲーマドライバーのレバーを開くと、電子音声と共にレーザーは飛び上がる。

 

『爆走!独走!激走!暴走!爆走バイーク!!』

 

次の瞬間、レベル1のアーマーがパージされて行き、アームドユニットが前後に接続される。そしてレーザーレベル2は地面に着地する。黄色と黒のコントラストが目を引く一台のバイクがそこにいた。

 

「....は?」

『仮面ライダーレーザーバイクゲーマーレベル2です。』

「いやいやいやいやいやいやいや!!おかしい!!」

『完全にバイクになってるじゃない!?』

バイクのライトに当たる部分の顔が左右に振れる。レベルアップと言うから、このゆるキャラ状態から脱却出来るかと思いきや今度はバイクになったのだ。と言うか今自分の体はどうなっているのか貴理矢は心配で仕方ない。愛香と貴理矢の抗議に、ナフェールは消え入りそうな弱々しい声で応える。

 

『だ、だって最初に言ったじゃないですか。サポート用だって。』

「いやさ、確かにサポート用だとは聞いたけど、普通バイクなんて連想するかよ!?」

『あー、やっぱり私が言う通り、幼女デザインにして、姉妹系にすれば良かったんですよ。』

「それはそれでお断りだけどな!ってヤベ。」

バイクとなって文字通り手も足も出ないレーザーにアルティロイド達がこれ幸いと襲い掛かって来た。何とか反撃に転じようとするが、ガタガタと左右に揺れるだけで、どうしようもない。

 

「だぁぁぁぁ!?タンマタンマ、ヤバいヤバいって、うわああああこうなりゃヤケだ!」

 

レーザーが覚悟を決めて、一直線に走り出すとイメージした瞬間、エンジンが始動し、車輪が回ってマフラーから火が噴き出し、一気に加速する。そして、加速したレーザーの体当たりが、アルティロイド達を撥ね飛ばし、一気にアルティロイド達の間を走り抜ける。目を開けると回りにはレーザーの体当たりによって撥ね飛ばされたアルティロイド達が粒子となって消えていき、レーザーは目をパチクリさせる。

 

「お、おおおお?」

『貴理矢様ナイスです!そのまま総二様、テイルレッドの支援に!』

「あ、ああ!成る程。こういう感じなのね。」

 

取り敢えずこの状態での戦い方の感覚を掴んだレーザーは車輪を走らせ、テイルレッドの下へと疾走する。そして、そのままテイルレッドと相対している、リザトギルディに体当たりを仕掛ける。

 

「ぬおっ!?今度は何だ!?」

「ば、バイク?」

 

しかし、流石は切り込み隊長を自称するだけあってか、ギリギリの所でリザトギルディはレーザーに気づき、バックステップで後ろに飛び下がってレーザーの体当たりを回避する。そのままレーザーはポカンとしているテイルレッドの横にドリフトしながら停車する。

 

「よっ!テイルレッド!」

「えっ!?レーザー!?っていうかどうなってんだそれ!?」

「正直俺が知りたいが説明は後だ!乗れ!」

「お、おう?でもバイクに俺乗った事無いぞ?」

「俺がサポートしてやるよ!」

 

レーザーに促されてテイルレッドはおっかなビックリレーザーに乗る。すると、テイルレッドに合わせてシートが調整される。

「あ、意外と中々の座り心地...。」

「ま、俺も女の子に乗ってもらえて役得だけどな。」

「何か言ったか?」

「別に?それより、アイツが防御するより早く、奴の懐に入り込んで一撃をかますぞ。俺のハンドルを左手でしっかり握ってその剣を奴にぶちこむ事だけ考えとけ。それ以外は全部俺がやる。」

「おう!任せた!」

 

レーザーのアドバイスにテイルレッドは笑みを浮かべて返し、テイルレッドの剣から炎がさらに噴き出す。それと同時にレーザーのエンジン音も徐々に早くなってくる。

 

「ぐぬぬぬ...なんとも無粋で珍妙な奴め。我と幼女の戯れを邪魔するとは!ならば、これでも喰らうがいい!」

 

リザトギルディは気合いと共に背中から背鰭状のミサイルを発射する。放たれたミサイルは煙の尾を引いてレーザーとテイルレッドに襲いかかる。迫りくるミサイルを見ながらレーザーが叫ぶ。

 

「行くぜ!テイルレッド!勝利のウイニングランを決めるのは!」

「俺達だ!」

 

レーザーの合図にテイルレッドは答え、そして、レーザーは爆音を上げ、疾走する。そのままテイルレッドを乗せたレーザーは次々と縦横無尽に襲いかかるミサイルを華麗なドリフトターンや、ジャンプで次々とかわしていく。

テイルレッドも剣でミサイルを切り捨て、防御をする。そしてレーザーは最後のミサイルを廃車同然の車をジャンプ台にして跳躍することで、そのミサイルをかわす。そして、背後でミサイルが炸裂したことで、爆発した車の爆風で、さらに加速する。

 

「何!?全て避けきるだとぉ!?だが、素晴らしい!素晴らしいツインテールの靡かせ具合よ!バイクの方、見直したぞ!ところで、記念写真を撮りたいのでテイルレッドよ!このぬいぐるみを持ってこてんとその頭をワシの胸に傾けて」

「いい加減にしろこの変態!オーラピラー!」

剣の先から赤い光の塊が発射され、その赤い光はリザドギルディに直撃すると赤い光の柱となってリザドギルディを拘束する。

「ぬおっ!?う、動けぬ....!?」

「ナイステイルレッド!!今だ!!」

光の柱に拘束され、動けないリザドギルディにテイルレッドを乗せたレーザーが一瞬で距離を詰める。

「ツインテールは愛でてこそ輝くもんだって事も知りやがれッ!グランドブレイザー!!」

すれ違い様に一閃。テイルレッドの啖呵と共に繰り出された炎の刃がリザドギルディを切り裂く。

「よっと....。」

レーザーがドリフトしながらブレーキを入れて停車する。リザドギルディは信じられぬと言った表情だったが思い直したように笑みを浮かべる。

「ふ...ふはははは素晴らしい....究極のツインテールの前に果てる....。何の悔いがあろうか...男子本懐の極みッ!今日という日は未来永劫忘れないであろう。...そうだそこのバイク記念写真を頼む。こう俺の肩にこてんと頭を預けてぬいぐるみを....」

「おっおい?ちょっ」

リザドギルディが何やら妙な寒気がするものを幻視していると感じたテイルレッドが何か言う前にリザドギルディが閃光に包まれる。

「ありがとう...さらばだ...!!」

「勝手に妙な幻想を見て消えるなぁぁぁぁぁ!!!」

爆発と共にテイルレッドの悲痛な叫びが辺り一面に響いた。

 

 

 

 

「くっそ最後の最後で妙な鳥肌が....」

『そーじ!やったわね!』

『あとはあのリングを破壊すれば奪われたツインテールが元に戻るハズです!』

トゥアールからの通信通り、テイルレッドはツインテール属性を奪ったリングを切り裂く。するとリングから淡い光があちこちに飛んでいき、ツインテール属性を奪われた人々にツインテールが戻っていく。

「ふぅ....。なんか無我夢中だったけど...俺、この子達のツインテールを助けたんだよな....良かったぁー。」

「これにて一件落着だな。レッド。」

レベル1に戻ったレーザーがレッドに話しかける。ふたりが見つめる先にはツインテールが戻り、無事を喜ぶ人々がいた。テイルレッドはチラッとレーザーを見てそれから照れ臭そうに言う。

「あの...さ。ありがとな。助けて貰って。」

「いーのいーの。ダチなんだから当たり前だろ?」

二人がそうやっていると目の前に一人の少女がふらっと現れる。

「あの。助けて頂いてありがとうございます。」

美しい金髪のツインテール。神堂会長だった。正体がバレる訳にはいかないので二人は慌てて誤魔化そうとする。

「俺...いや、私はたまたま通りすがっただけで...」

「いえ...途中で目が覚ましてましたの。」

(マジか...!?)

(やべぇずっと意識ないもんだと...。)

二人が冷や汗を流す中、会長は二人に話しかけ続ける。

「まだ小さいのに勇敢で...強くて...私感激しましたわ。こちらのトゲトゲさんも....ふっくらとしていらっしゃるのにとてもご立派で...。バイクになったのはビックリしましたけど...。」

「レーザーです。」

レーザーが訂正を入れる。会長はそこで区切った後、おずおずと二人に問いかけた。

「あのっ...また...お会いできますか?」

そう問われ、テイルレッドとレーザーが互いを見合った後、テイルレッドが答えた。

「貴女が。ツインテールを愛する限り。」

そうテイルレッドに言われると神堂会長はポカンとした顔つきになる。すると向こうからメイド達がお嬢様ー!と叫びながらこちらに近づいてくる。

「やっべ!撤収だ撤収!」

「お、おう!」

レーザーとテイルレッドはスタコラとその場を後にした。メイド達が駆けつけ会長に口々に大丈夫ですか?と安否の言葉をかける中、会長は遠くなっていく二人の背中を見ながらクスリと笑った。

(きっと次の戦いに向かったのですね。)

二人が見えなくなるまで会長は二人の背中を見つめていた。

 

 

 

 

《フッ....中々面白いショーだった。》

彼らが戦っていた駐車場を近くのショッピングモールの屋上から一人の人物が覗いていた。その声は加工音声で、老若男女、どのような人物なのか推測できない。

全身を紫色を基調とした装甲に身を包み、黒いはねあがった髪のような意匠のメットが目を引く。

《エレメリアン。テイルレッド。そして私と同じゲーマドライバー所持者....。》

赤い瞳が妖しく光り、眼下に広がる風景を見つめる。そしてその人物は笑うように呟いた。

《さぁ。楽しいゲームのスタートだ....。》

 

 

 

See you Next Game....

 

 

 

 

 

 

 

 




さぁ最後に出てきたライダーは今後どのように関わるのか楽しみですね。
次回はもっと早めにあげようと思います。亀のごとき更新ですまぬ....。
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