人類最強の人間inアインクラット 作:彼女の浮気話調べたら自分の母だった人
「オラァ!」
「グギァ!」
剣を振るう度、触手が切られていく。
一刀両断。
そんな、レベル十にも満たないプレイヤーが、ボスを倒した。
「凄い...」
素直な称賛が、キリトの口から漏れでた。
それもそのはず、レベル生RPGではレベルが絶対であり、十レベルも離れていては絶対に覆せない差となる。
そしてリョウツは、やったのだ、そんな離れ技を。
リョウツの今のレベルは五。
それに対し、ビックペネントのレベルは一五だ。
なぜ、リョウツがこんなことができたのか、それはこのゲームーーソードアート・オンラインが
VRMMOだったからだろう。
通常のゲームでは、どうしても自分がしたいように操作できない。
剣で斬ろうとしたら、そのまま振るうことしかできないし、特定の行動しかてぎない。
しかし、VRMMOなら、自分が動かしたいようにできるのだ。
……まぁこれは、両津が地獄を乗っ取ったり天国支配するなど、色々なことをしていたのが原因かも知れないが。
「やったな!キリト!」
「え、ええ」
フィナーレがなり、リョウツ達にレベルアップを知らせる画面がでる。
見ると、リョウツはレベル十二に、キリトは十になっていた。
ゲーム開始初日で十までいくとは、やまりリョウツ異常だ。
しかもデスゲームになったゲームでやるとは、やはり、異常だ。
★★★★
ーーところ変わって警視庁。
そこでは、東京都葛飾区亀有公園前派出所に勤める大原大次郎、中川圭一、秋本麗子が、
警察庁長官と、茅場晶彦、そしてSAOについて話していた。
「では……両津勘吉はSAOの中に?」
「はい、仕事中だというのに、ログインし…」
「そうか...」
なにやら考えている警察庁長官。
しかし、顔は明るかった。
なぜなら両津勘吉は、良い意味でも悪い意味でも、有名なのである。
そして彼は、両津勘吉という存在ーーいや、この世界について知っている、数少ない人間だ。
というのも、この世界には魔法やら地獄やら天国やら神様やら、宗教家が知れば阿鼻叫喚の図ができる
であろうことを知っているのだ。
「しかし…彼だけでは不安だ、彼等にも動いて貰おう」
「なっ!」
念には念を、と
「し、しかし彼等は!」
「心配ない、大丈夫だ」
「警察庁長官、それに僕もーー」
★★★★
ーーと、リアルが動き出した時、件の両津はーー
「おいおっちゃん!もっと酒くれ!!」
「酒じゃねぇ!エールだバカ野郎!ホラよ!!」
「サンキュー親父!」
ーー酒を飲んでいた。
浴びる程。
さぁ、これからどうなるか、実に見物だーー
ツイッター始めました。
@0PfdzDzQE3SS7oB
フォローください。