偏見だらけの帝政ローマ   作:ウンバボ族の強襲

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ユリウス・クラウディウス朝 皇帝ファイブ!

 

「ローマといったらカエサルとテル○エ・ロ○エ」

位の認識しか持たなかった大豆がローマ帝国の歴史本を読んで1週間で思ったこと。

 

カエサルが

 

死んでからのほうが

 

面白い。

 

 

なので軽い気持ちで紹介しちゃいます。fate創作ネタにでも使ってくださいな!

なお、『ユリウス・クラウディウス朝』のみ。

 

 

 

 

・ユリウス・カエサル

 

 

 コイツは皇帝じゃない。

 みんな知ってるチート。

 現在でも残る『帝王切開』の由来にもなったし。

 ドイツ語で『皇帝』を意味する『カイザー』はコイツが由来でもある。

 

 

 

 

・アウグストゥス

 

 オクタヴィアーッ!ヌス。ともいう。

 一言でいうと、アンドロイドみたいな奴。

 合理的で冷徹、人の感情の機微に鈍感。

 大局での政治的判断力は凄まじいの一言。

 ただし『天才の跡を継いだ凡人』感が否めない。だが精神力は本物。

 純血というか物凄い血統主義者。『平和』を目指した人。

 

 超虚弱体質。主食はレタスの茎と水に浸したパン。お酒は飲むと胃が死ぬ。

 あとザコ。弱い。戦闘のカス。本当に弱い。

 

 

 

・ティベリウス

 

 孤独で孤高な王様。↑の奴のせいで散々な目に遭う。

 基本淡々と冷静に物事を進めるが、ブチ切れるとこれでもかと怒りの鉄槌を下す。

 感情を表に出さないので、誤解されやすい。

 もう即位の時点から不憫。

 「前皇帝の養子だけど、ほかの候補が全員いないから消去法でお前が皇帝」って選ばれて

 「こいつ中継ぎな」とみんなが分かっちゃってる状況で即位。

 しかもなまじ能力があるから何事もそつなくこなすけど、義務感みたいなのが異常に強い人。

 苦しくても悲しくてもそれを絶対人前に出さない性格が災いして全方面から嫌われた。

 

 最後後継者を決めるときも、結局養父の「絶対俺の血族」っていう妄執から逃れられなくて

 まだ若かったカリグラを指名しちゃうあたりがもう……。

 個人的には一番好きですね。

 

 

 

・カリグラ

 

 

 帝政ローマ初!暴君システム搭載成功!

 

 …と言いたいところですが。『大きすぎる期待と権力に押しつぶされて、おかしくなっちゃった普通の若者』という印象です。

 

 父親に早く死なれて、プライドが非常に高い少しヒステリックな気性の母親に育てられます。

 それでいて、同居人は↑の考えをあまり口にも顔にも出さないムッツリ皇帝ティベリウス。

 こいつらが毎日冷戦起こしているような環境で育ちました。

 典型的な機能不全家庭です。

 

 更に即位した時は国民は早死にしたカリグラを通して「カリグラの父」(コイツも有名人でした)を見ていた。

 元老院はことあるごとに偉大だった前の二人と比べてくる。

 つまり皇帝になってから一度も、ひょっとしたら人生で一度も『自分自身という存在』を見てもらったことが無かった可哀想な人のように思えました。

 大きすぎた母の期待、父の幻影。皇帝への期待と権力。これらに押しつぶされちゃった人ですね。

 割と共感できる奴も多そう。即位後わずか4年で暗殺されました。

 

 

 

 

・クラウディウス

 

 

 この辺斜め読みなのでざっくりになりますが。

 

 オタク皇帝。コミュ障皇帝。神君(笑)の称号をもらう人。

 

 ただし実力はあった模様。ちなみに皇帝に指名されたとき「え、俺!?」と言ったらしい。

 ……正直初代から5代目のネロまで皆同じセリフ言ってると思いますが。

 

 『カリグラのケツを見事に拭いた人』です。

 

 ただし、人生においてクソ女にしか縁が無かった模様です。

 生涯一人の女性だけを愛し続けた2代目はやはり真のイケメン。

 

 

 

・ネロ

 

 

 カーチャンの力で皇帝になっちゃった人。

 コイツも斜め読みですが、そこまで暗君じゃなかっただろーなーと思います。嫁とか母とか殺すけどな。

 多分、運がものすごく悪かった。

 

 

 

 

 

 




カエサルの章はすごかった。
本当に面白かったし、ワクワクした。

だけど、コイツはスーパーマンなんです。
何でもできるし、何でもやる奴。欠点もあるし、人としてどーなの?みたいなところもあるけど、全部含めて暗くないんです。割と鬱な展開でさえどこか明るいんです。絶対絶望しない超ポジティブな感じです。
どんな苦境でも絶対支えてくれる仲間がいて、一人じゃないってあたりが選ばれし主人公体質。
正直人間というより神か何かを見ている気分になりました。



むしろ、その後のアントニウスとクレオパトラの話の方が好きでした。
愚かだと分かっていても、間違った選択をしちゃったり。この先破滅しかなくっても、止まれなかったり。

アンドロイドみてぇなアウグストゥスだって、「カエサルと比べりゃ俺なんか凡人」という劣等感と戦っていたし。むしろ血統にこだわりすぎて皆を不幸にしても止まれなかったり。人の気持ちを考えないでエゴのまま突っ走ったり。

強すぎた義務感と感情を出すのが下手だったせいで自分の首をしめちゃったティベリウスも、プレッシャーに押しつぶされたカリグラもすげえ人間臭くて最高でした。

適度に暗くて、うまくいかなくて、苦しんでもがいてるところが、やっぱりこいつら血の通った人間だったんだな……と。

なので、「カエサルが死んでからの方が面白い」と個人的には思った次第です。
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