東方幻憶変 ~Fantasy of Gaia Memory~   作:秋塚翔

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初めまして初投稿です。
東方と仮面ライダーWと言う非常に関連性がある作品同士を交わらせたクロスオーバーです。
楽しんで見ていただければ何よりです。


プロローグ「Gの異変/地球の記憶が幻想入り」

「「ガイアメモリ?」」

 

ここは幻想郷の外れに建つ博麗神社。そこの縁側で三人の少女達が話をしていた。

 

霊夢「……って何よ?」

 

魔理沙「聞いた事が無いぜ」

 

その内の二人、家主である博麗霊夢と親友の霧雨魔理沙は、東風谷早苗の話にキョトンとしながらお茶を一口啜った。

 

早苗「ですから名前の通り地球の記憶です!地球上のあらゆる事象を内包したUSBメモリの様な機械で……!」

 

魔理沙「あー……悪いが話がムズいし唐突で訳が判らん。もう少し私達に判り易い様に説明してくれ」

 

早苗「おっと失礼……私とした事が勝手に盛り上がってしまいました」

 

やや興奮気味の早苗。それを魔理沙がたしなめると落ち着きを取り戻し、お茶を啜った。

 

霊夢「まぁ要するにその何とかメモリとか言う道具が幻想入りしたって訳でしょ?」

 

早苗「流石霊夢さん!相変わらず物分かり早くて助かります!」

 

魔理沙「おい、それは私が物分かり悪いって遠回りに言ってるのか?」

 

今度は魔理沙がやや怒る。

早苗の話を纏めるとガイアメモリと言う物が幻想入りし、幻想郷中に散らばってしまったらしい。それだけ聞けば単に外の道具がバラ蒔かれただけに思えるが、実物が何たるかを知る早苗にとって興奮せずにいられない事態であった。

 

早苗「ガイアメモリは危険な物なんです。それが幻想郷中に散らばったとなると異変になりかねない事なんですよ」

 

魔理沙「何でだ?たかが外にある道具だろ?呪具や魔導書じゃあるまいに……」

 

早苗「それらより質が悪いですよ。本来ガイアメモリとは外には存在しない空想の道具なんですから」

 

霊夢「? どう言う意味よ?」

 

早苗「私の知るそれは外の子供達に人気なテレビ番組の登場アイテムです。それが幻想郷に実体化したんですよ……」

 

真剣な顔で言う早苗。

早苗の言う番組……「仮面ライダーW」に出てくる道具が現れるとあって、その顔は期待と今後起きるであろう惨事への不安が混ざった様な表情だった。

しかし実態を知らぬ二人は呑気にお茶を淹れ直しながら、これまた呑気に言った。

 

霊夢「まぁそんな危険なら紫が処理してくれるでしょ。私達の出る幕は無いわ」

 

魔理沙「そうだぜ。それにもしも何かあったらパパッと片付ければ良いだけだしな♪」

 

のんびりした霊夢と魔理沙。

最近異変解決をしなかったせいか、その顔はすっかり平和ボケしていた。

 

早苗「そうかもしれませんが、それでも呑気にお茶を飲んでる場合じゃ無いですって!もしかしたら紫さんでも……」

 

??「今のその二人に何を言っても無駄よ早苗」

 

説得しようとする早苗だったが、その時背後から突如声が掛かった。

 

早苗「……!て、天子さん?」

 

天子「また会ったわね早苗」

 

声の主は比那名居天子。幻想郷中の強者に日夜勝負を仕掛ける、喧嘩好きなのかマゾなのか判らない不良天人だ。

 

天子「最近異変が起きないからって腑抜けわねアンタ達。そんなんじゃ私の相手は務まらないわよ?」

 

霊夢「元より相手する気は無いわよ面倒臭い」

 

魔理沙「ここ数日魔法の実験で疲れてんだ。今日はお前を構ってる暇は無いぜ?」

 

(無い)胸を張り不敵に言う天子と軽くあしらおうとする霊夢と魔理沙。普段ならここで天子がキレて喧嘩を仕掛けるが、そんな二人を見て鼻で笑った。

 

天子「ハッ、アンタ達も平和だと形無しねぇ?そんなにもボケてちゃ、情けなくて怒るより寧ろ笑えてくるわ」

 

「「……!」」

 

そんな天子の言葉に年頃の少女らしく怒りを見せる霊夢達。早苗はその状況を不安気に見詰めていた。

 

天子「だってそうじゃない。メモリを持って異変を起こしかねない私に気付かないアンタ達は、私から見れば滑稽だわ」

 

「「「!」」」

 

更なる天子の言葉に目の色を変える二人に驚く早苗。その三人を見て、普段らしく自慢気な笑みを天子は浮かべた。

 

霊夢「……アンタがそのガイアメモリを持ってるって訳?」

 

天子「ええ、さっき偶然早苗から話を聞いた後天界で見付けたのよ」

 

魔理沙「……それをどうする気だ?まさか本当に異変を起こすつもりじゃあるまいな?」

 

天子「アンタ達がいつまでもそんな態度なら考えなく無いわ。でも嫌だってなら私と勝負して回収しなさい」

 

笑う天子。それを見て異変を解決してきた博麗の巫女と魔法使いがいつもの調子を取り戻した。

 

魔理沙「……よし、それなら私がやるぜ!異論は受け付けないぜ霊夢」

 

霊夢「良いわよ。でも手っ取り早く終わらせなさいよ?神社を壊されちゃ堪らないわ」

 

天子「決まりね。この前負けた雪辱を晴らさせてもらうわよ魔理沙!」

 

魔理沙「上等だ!派手に行くZE!」

 

箒を構え今度は魔理沙が不敵に笑った。

それを見て天子はポケットから白いメモリを取り出した。

向かい合わせに立ち一触即発の霧雨魔理沙と比那名居天子。

今ここに、ガイアメモリを巡った異変が勃発する……!

 

 




東方と仮面ライダーWって本当に似てますよね。メモリの能力と程度の能力は勿論の事、マリア・S・クランベリーとクランベリートラップ。ヒートトリガーと八意永琳とか……数え上げればキリがありません。
そんな関連性からこんな作品を作りました。
今後とも宜しくお願いします。
最後に一言。
もこんげは俺のルナティック!
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