東方幻憶変 ~Fantasy of Gaia Memory~   作:秋塚翔

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あ、⑨じゃなくてQだった(確信犯)

今回阿求さんに見放されて、いつもより駄文となっておりますので一層の生暖かい目で読んでくださると光栄ですorz


第九話「⑨の妖精/緑は危険な色」

決着がつき、寒さの根源を失った霧の湖は本来の景色と涼しさを取り戻していった。

 

魔理沙「やったな霊夢。やっぱり私達は助け合いだぜ♪」

 

霊夢「その通りだけど……良く私のやる事が判ったわね?」

 

魔理沙「お前とは付き合い長いからな。それが幸いだったよ」

 

そう言って魔理沙は右腕を上げた。同じく霊夢も何も言わず右腕を上げて魔理沙へ歩み寄る。

そしてパァンッ!と言う軽快な音を立ててハイタッチした。

そのまま霊夢は早苗にも歩み寄る。

 

霊夢「助かったわ早苗。あの時アンタの手助けが無きゃ捨て身覚悟で行ってた所よ」

 

早苗「これこそが守矢の奇跡です。蛙やオタマジャクシを降らせるだけが能じゃないんですよ?」フフン♪

 

ドヤ顔を決める早苗。それにイラッと来た霊夢は早苗を軽く小突いた。

 

大妖精「だ、大丈夫チルノちゃん!?」アタフタ

 

チルノ「きゅう~……」

 

一方で霊夢の一撃に伸びたチルノは駆け寄った大妖精に介抱されている。同様に目覚めたリグル達も駆け寄ってきていた。

そんな様子を眺めながら魔理沙がポツリと言った。

 

魔理沙「しかしチルノ相手にこれ程苦戦するとはガイアメモリってのは本当に凄いな」

 

早苗「これを幻想郷の方達が持ってるとなると油断すれば私達がやられちゃいますね……」

 

霊夢「そうね。だけど、ひとまずは一気に四つ回収よ。この意気で集めていきましょ……!」

 

突如言葉が途切れる霊夢。博麗の巫女特有の勘が突然働いたのだ。

 

霊夢(四つ?何でそんな言葉に違和感を抱いたの?……いや、良く思い出してみれば最初のチルノの台詞───)

 

霊夢は数十分前の記憶を想起した。

 

チルノ『今日アタイ達はアンタ達を超える!新しい力を得て生まれ変わったアタイ達はアンタ達を倒して新たな組織の幕開けにするのさ!』

 

思い起こしたのは最初の時のチルノの言葉。一見何の変哲も無い自信に満ちた台詞だが……

 

霊夢(アタイ『達』?達って何人?四人……いや違う。あのチルノがわざわざ一人を省くなんて頭の良い事をする筈無い)

 

早苗「……?霊夢さん?」

 

霊夢(確信は無いけど確証はある。残りの一人の隠れた噂が本当だとすれば───)

 

魔理沙「おい、どうした霊夢?急に黙りこくって考え込んで……」

 

異変に気付いた早苗と魔理沙が霊夢に声を掛ける。と同時に霊夢がハッとして目を見開いた。

 

霊夢「……二人共、まだ本当の勝負は着いてないみたいよ?」

 

「「えっ?」」

 

疑問符を浮かべる二人。だが瞬間、二人は意味を知る事となった。

 

 

 

大妖精「…………許サナイ」

 

 

 

チルノの頭を膝に乗せていた大妖精の口から突如としてそんな言葉が漏れた。

 

リグル「!? だ、大ちゃん……?」

 

ミスティア「」ビクッ!

 

ルーミア「」gkbr

 

途端に震え出すバカルテット三人。何が起きたのか判っている様子で僅かに後退りし出している。

 

大妖精「こんなに可愛いチルノちゃんを殴るなんて許さない。許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない」

 

絶 対 ニ 許 サ ナ イ

 

そう呟いた大妖精はチルノを柔らかい草の上に寝かせるとリグル達を横切り、霊夢達の前に立つ。

その目から光が失われており、笑顔に見えて底知れぬ怒りが嫌でも感じ取れる程だった。

霊夢を含め、それに気付いた魔理沙と早苗は本能的な恐怖で思わず体をブルッと震わせた。

 

大妖精「……霊夢さん。すみませんが私も相手してくれますか?」

 

あくまで笑顔のまま首を傾げ聞く。そして答えは聞かないかの如くポケットからガイアメモリを取り出した。

 

早苗「!? それは……!」

 

大妖精の手に握られた特徴的な形をしたそれに早苗が指を指しながら驚愕の表情を見せる。

そのメモリは他のものとはデザインが異なり、金色に翼の様な装飾が施されていた。

大妖精は輝きの無い目で霊夢達を見詰めながら笑顔でメモリの起動ボタンを押した。

 

《ケツァルコアトルス》!

 

地球の囁きが響く。そして腕に現れた生体コネクタにメモリを当てて体内へ吸収させた。同時に金のオーラが大妖精を包み、見て判る変化が体に現れる。

薄い蝶の様な羽は翼竜に似た力強い金色の翼に。同様に金の鱗の並ぶ身長の数倍もある長い尾も生える。

そして手を振るいオーラを払うと、金色に輝く妖精が現れた。

 

大妖精「うふふっ♪チルノちゃんを傷付けた人はお仕置きだよ?」

 

唯一輝かぬ瞳で霊夢達を射抜く大妖精。それに恐怖と驚愕をそれぞれに感じる者達の中で霊夢が冷静な口調でポツリと呟いた。

 

霊夢「……まぁ要するに真の戦いはここからだって事ね」

 

霊夢の聞いた噂……それは霧の湖で最も危険な存在は氷の妖精を傷付けて怒らせた緑髪の妖精だと言うものだった───




大妖精はヒロイン的立場と思った?残念!ウチの大ちゃんはチルノを虐めると笑顔でキレるヤンデレDIEちゃんでした!

ちなみに何故ケツァルコアトルスかと言うと何処かの画像でこの組み合わせがあったからです。
後はインパクトが理由ですねハイ。
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