東方幻憶変 ~Fantasy of Gaia Memory~   作:秋塚翔

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この間のスーパーヒーロー大戦で気付いた事を一つ……

ゴーバスターズの世界で大ショッカーと戦うゴーカイジャーの後ろに居るユム・キミル(ディケイド十面鬼)が拍手しとる……


第十話「Qの妖精/笑顔に潜む怒り」

大妖精「ふふふっ……すぐにやられないでくださいね?それだと仕返しができませんから♪」

 

古代アステカ文明の農耕を司る神、ケツァルコアトルの記憶を内包したガイアメモリを挿した大妖精は金に輝く大きな翼と尾を携え空を舞う。そしてその神々しさに反する光彩の無い瞳で眼下の霊夢達を見詰め禍々しいオーラを発していた。

 

大妖精「くすっ♪では行きますよ?精一杯頑張ります♪」グオンッ!

 

「「「ッ!」」」バッ!

 

言うや否や霊夢達目掛け急降下するケツァルコアトルス大妖精。それを霊夢達は反射的に回避した。

 

ドガァァァァァンッ!!

 

目測を失った金の巨体は地面を抉り再び上空へと飛び上がる。激突音は湖全体に響き水面に大きな波を生み出した。

 

早苗「ッ!?」ゾクッ

 

魔理沙「おいおい何つう威力だよ!?あれが本当に二面中ボスか!?」

 

霊夢「一発でも食えば満身創痍どころじゃ済まないわね……単純な破壊力ならフランや空並だわ」

 

その威力に恐れ戦く三人……いや、木陰に隠れているリグル達を含めると六人か。兎に角この湖に居る者全員が蛇神の力を得た大妖精の力に驚愕した。

 

霊夢「早苗、またゼロメモリを使える様にできない?この際ゴキブリや鳥でも良いわ」

 

早苗「いや無理ですよ!?幾ら私でも何回も奇跡は起こせません!」

 

霊夢「チッ、使えない配管工ね」

 

早苗「巫女ですけど!?」

 

魔理沙「お前ら漫才する暇あったら応戦しようぜ?避けてちゃ埒が開かないから……なッ!」

 

腋巫女ブラザーズに突っ込みながら弾幕を放つ。星を象った弾幕は大妖精に着弾した……が。

 

大妖精「もう、痛いですねぇ♪」

 

無傷どころか顔色一つも変えない。変わらず笑顔のままだ。

 

魔理沙「……判ってはいたが、あそこまで平然とされると凹むぜ」

 

苦笑いする魔理沙。一方で大妖精は右腰に手を掛けた。

 

大妖精「じゃあ一発は一発ですからお返ししちゃいますね?」ニコッ

 

そして見た目相応の子供らしい笑みで右腰を軽く叩いた。

 

《ケツァルコアトルス》!

《マキシマムドライブ》!

 

体内にある蛇神の記憶を宿したメモリがウィスパーを鳴らす。大妖精が天に左手を振り上げると小さな雲が形成された。

 

霊夢「! 何を……」

 

早苗「何であれマズい空気がプンプンします……(汗)」

 

大妖精「行きますよ?神火『ワールドエンドレイン』♪」

 

宣言と共に左手を降り下ろす。すると雲が紅く光り真っ赤な雨を降らせた。

 

ボボボボボォォォンッ!!

 

「「「なっ……!?」」」

 

驚愕する霊夢達三人。その雨の正体は火炎。それがシャワーの如く降り注いだのだ。

弾幕らしく降り注ぐ神の火を霊夢達は避ける。神話上で世界を滅ぼした火の雨を模した超過密な弾幕を。

 

魔理沙「ちょっ……一発のお返しが洒落にならねえええええッ!?」

 

早苗「な、何ですかこのルナティックモードは!?本気で一回休みどころじゃないですよおおおおおッ!」

 

霊夢「ったく、天子の時点で思ってたけど本当に面倒なもんが幻想入りしてくれたわね……!」

 

普段鬼畜スペルに避け慣れてる三人は会話するながらも必死に避ける。相手のやる気が表現する様に本気で弾幕が殺しに来ていた。

 

大妖精「アッハハハハハ!あ、一応言いますが今更謝っても許さないですからねェ?(笑)」

 

……やる気では無く殺る気か。

 

霊夢(こうなったら……)シュンッ!

 

ふと霊夢は何を考えたのか、零時間移動してそのルナティック弾幕の範囲内から外れた。

 

霊夢「ちょっとアンタ達」ヒュッ

 

「「「ひゅいっ!?」」」

 

霊夢が現れた場所はリグル達の隠れている木陰。リグル達は突然眼前に現れた霊夢に山の河童の如く驚いた。

 

リグル「な、何ですか急に……?」

 

霊夢「アンタ達隠れてないであの子の友達なんだから手伝いなさいよ」

 

ミスティア「ええっ!?」

 

ルーミア「マジなのかー!?」

 

協力の要請に更に驚愕する三人組。ちなみに三人の足元には伸びているチルノも居る。

 

霊夢「嫌とは言わせないわよ?元々アンタ達が仕掛けてきて勝手に暴走してきたんだから」

 

ミスティア「いやそうだけど……」

 

リグル「幾ら僕達も責任があっても大ちゃんは仲間で友達だから攻撃なんてできないし───」チラッ

 

リグルは言葉を途切ると魔理沙達と戦う大妖精を見た。そこには……

 

大妖精「クススッ♪ウフフフフフッ♪アッハハハハハーッ!」

 

リグル「今の大ちゃんの相手なんて命が幾つあっても足りません(泣)」

 

霊夢「まぁ言えてるけど……そこは根性で何とかしなさい。死んだら退治の手間が省けるし」

 

ミスティア「ひ、酷い!?鬼!悪魔!」

 

霊夢「鬼は萃香だし悪魔は小悪魔が居るわよ。まぁ精々身代わり位にはなりなさい」

 

ルーミア「盾なのかー!?」

 

霊夢「それとも今退治されたいの?」←右腰に手を添えてる

 

「「「き、協力します!」」」

 

無理矢理頷かせる鬼巫女。こうしてリグル達は嫌々ながらも協力する事となった……




拙作に登場するケツァルコアトルスメモリは古代アステカ文明に準えて新能力が付加されてます。まぁ見たなら判ると思いますが……こんな調子でメモリの能力が改変されるので、ご了承ください。
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