東方幻憶変 ~Fantasy of Gaia Memory~   作:秋塚翔

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皆、オラにセンスを分けてくれ!
W風味を目指してたのにサブタイやスペカがいい加減になってきた(汗)



第十四話「最終禁忌妹F/鋼の鍵は門を閉じる」

美鈴「ホワチャアッ!」ドカッ!

 

霊夢「くっ……!?」バシッ!

 

キーメタル美鈴の鉄拳がジョーカー霊夢を襲う。間一髪防御する霊夢だが、鋼鉄の記憶を取り入れた拳の威力にガードしてもダメージを受けた。

 

霊夢(一発一発が重い……コイツとはまともに戦った事は無いけど、噂通り侮れないわね)

 

美鈴「流石は霊夢さんですね。近接格闘戦には自信があるんですけど、油断は禁物な様です」

 

霊夢「その言葉、そのままそっくり返してあげる……わッ!」バシッ!

 

美鈴「おっと危ない!」ガッ!

 

会話しながら攻防を繰り返す二人。普段から強い双方がメモリを用いて凄まじい応酬を繰り広げていた。

 

早苗「な、何だか乱入しづらい位に激しい攻防戦ですね……」

 

魔理沙「ああ……と言うか介入しても足手纏いになると思うぜ」

 

遠巻きに観戦する早苗と魔理沙は二人の並外れた勝負に固唾を飲んで見守っている。今回は手助けしない様だ。

 

霊夢「魔理沙!見てるだけならアンタ達は先に入ってなさい!私も後で片付け終えたら行くから!」

 

そんな二人を見付けて霊夢が言う。その間も美鈴の普段より速い拳や足を捌いている。

 

早苗「あっ……はい!判りました!負けないでくださいね!」

 

魔理沙「早く来いよ?じゃないと流石の私もメモリ持ちのレミリア達には敵わん!」

 

霊夢の言葉に答え、宙に浮いて門を飛び越えようとする。しかし……

 

美鈴「そうはさせませんよ!」

 

《キー》!

《マキシマムドライブ》!

 

右拳を霊夢に叩き込み、下げると同時に自身の右腰を叩く美鈴。そしてキーのマキシマムを発動すると右手を門に向かい翳した。

 

美鈴「閉門『来訪者の拒絶』!」

 

宣言し、右手に鍵を出現させて虚空で回す。するとガチャッ☆と言う鍵を閉める音が聞こえた。

 

バシッ!

「「うおっ!?/きゃあっ!?」」

 

霊夢「! 魔理沙!早苗!」

 

同じくして魔理沙達の悲鳴を聞き、振り向く霊夢。すると二人は塀の上で立ち止まっていた。どちらも驚いている様子で自己的に止まった訳では無いのが窺える。

 

美鈴「言ったでしょう?通すか否かは私が決めると……許可無く通らせはしませんよ?」

 

チャリッと鍵束型の腕輪を鳴らして構える美鈴。その鍵を見て霊夢の巫女の勘が働いた。

 

霊夢「……成る程ね。メモリの力で塀全体に結界を張って入れない様にしたって訳?」

 

美鈴「ご名答です♪通りたくば私を倒すか、お嬢様にアポを取るかしてください。まぁ後者は無理ですがね」

 

不敵な笑みを浮かべて美鈴が言う。その言葉を信じるなら、他の館の住人達も事情を知ってるだろうと霊夢は悟った。

 

魔理沙「れ、霊夢……」スタッ

 

早苗「霊夢さん……」スタッ

 

飛んでいた魔理沙達が降りてくる。その表情はメモリ所持者に対抗できる霊夢に期待を賭けている顔だ。

それを一瞥すると、霊夢は拳を解しながら美鈴に向き直った。

 

霊夢「……つまりアンタを倒すしか道は無いって訳ね。入るか否かは兎に角、アンタのメモリも回収しなきゃいけないし」

 

美鈴「でも更なる力を得た今の私は文字通り最強の門番です。勝てる確率は低いですよ?」

 

霊夢「同じく更なる力を得た私に不可能は無いわ。それに……勝負は数字じゃないわよ?」

 

ドガァンッ!!

 

言葉を交わし終えた瞬間に互いの拳をぶつける二人。しかし格闘に関しては一日の長である美鈴が優勢となり、霊夢は衝撃に負け少し吹き飛ばされた。

 

霊夢「っ……!なら!」

 

《ジョーカー》!

《マキシマムドライブ》!

 

着地と共にジョーカーのマキシマムを発動する霊夢。右手に力が溜まり、紫色のオーラが拳を包む。

 

霊夢「切符『ジョーカースプリングパンチ』!」ダンッ!

 

そして地面を踏み込み、バネの様に跳ねて美鈴へ拳を叩き込んだ───

 

ガキィンッ!

 

霊夢「!? なっ……!」

 

が、拳に伝わる違和感に霊夢が目を見開く。眼前には拳を自身の交差した腕でガードし、余裕の笑みを見せる美鈴が居た。

 

美鈴「ふふふっ、素晴らしいパンチですが残念ですね。メタルメモリは妹様の弾幕すら通さぬ防御力があるんです……よッ!」バッ!

 

霊夢「っ!くっ!?」スタッ

 

腕を開いて霊夢を弾き飛ばす美鈴。霊夢が次の動作に移ろうとした時、美鈴は一歩早く自身の右腰へ手を伸ばした。

 

《メタル》!

《マキシマムドライブ》!

 

闘士の記憶が極限を発動する。美鈴は虚空から鋼鉄の棒『メタルシャフト』を取り出すと、その先端に虹色の気弾を発現させた。

 

美鈴「私の拳は嵐を呼ぶ……喰らいなさい!嵐撃『虹彩ストームパニッシャー』!」

 

宣言してシャフトを回す。同時に先端の気弾も回転し、駒の様に回りながらシャフトから離れて霊夢へ一直線に飛んだ。

それは見た目に削ぐわぬ嵐の如き威圧感で突撃し、虚を突かれた霊夢は迎え撃つしか無かった。

 

魔理沙「れ、霊夢ーーーーーッ!!」

 

ドガァァァァァンッ!

 

大きな衝撃で起きた砂煙に巻かれ、霊夢の姿は消えた───




読み返すと天子の頃より戦闘描写が薄くなってますね。携帯投稿ですと細かい描写も自重しないと文字数オーバーするので、それが最近の困り事です。
早くパソコンが欲しい……(泣)
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