東方幻憶変 ~Fantasy of Gaia Memory~   作:秋塚翔

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最近一人称系ラノベしか読んでない所為か、三人称の文章だと同じ単語ばかり多用してしまう……
何か俺の先書き、ダメな点を自分で言う場になってるなwwwww


第十五話「最終禁忌妹F/ライダーラッシュは気合いと根性」

美鈴のマキシマムスペルで起きた砂煙が辺り一面を包み込む。

視界が制限されて四方八方が見えない程の砂煙は、それを巻き起こすだけの威力が美鈴の一撃にあった事を物語っていた。

 

魔理沙「ッ、霊夢!」

 

早苗「霊夢さんっ……!」

 

そんな中で霊夢の安否を案ずる魔理沙と早苗。二人の脳裏には地に伏した霊夢の姿が思わず浮かんだ。

しかし、その想像は砂煙の切れ間に見えた美鈴の表情が覆した。

 

美鈴「! んなっ!?」

 

霊夢「…………」ギリッ

 

目を疑う美鈴。彼女の眼前には先程放った気弾に拳をぶつけて耐え切る霊夢の姿があった。

 

「「霊夢(さん)ッ!」」

 

霊夢「何度も名前を連呼しなくても聞こえてるわよ。逆に五月蝿いわ」

 

ボンッと言う破裂音を立てて消える気弾。霊夢はぶつけた拳を振るい、籠手に付いたコゲを払いながら魔理沙達に突っ込んだ。

 

美鈴「い、今の攻撃を拳で防ぐなんて……!一体どうやったんです!?」

 

霊夢「別に大した事じゃないわよ。ただ気合いと根性で押し返しただけ……人間その気になれば何とかなっちゃうもんだわ」

 

何でも無いと言った顔で笑う霊夢。どうやらガンバライドのライダーラッシュ宜しく、圧倒的な差を力技で埋めて押し返した様だ。

 

霊夢「後はまぁ……アンタ一人にかまけてる暇は無いと思ったからね。とっとと済ませて先に進ませてもらうわよ?」ザッ

 

美鈴「……やはり流石ですね。私の予想を上回ります。ならば私も久々に本気を出して迎え撃つとしましょう!」グッ

 

そう言って霊夢は拳を、美鈴はメタルシャフトを構え臨戦態勢を取る。そして半歩ずつ歩み寄り、退かぬ意思を示すと───

 

ガシィンッ!!

 

刹那、互いの渾身の一撃を開戦の狼煙を上げるが如くぶつけ合った。

 

霊夢「はあぁぁぁぁぁッ!」

 

美鈴「JAOOOOOッ!」

 

ドガガガガガァッ!!

それを皮切りに、体をフル稼働させて攻撃と防御を繰り返す二人。拳が来れば手で払ったり腕や脚で防ぎ、蹴りを放てば拳で弾かれたり同じく蹴りで相殺される……そんな達人クラスの応酬が繰り広げられた。

 

早苗「な、何て戦い……!」

 

魔理沙「霊夢は勿論だが、あんなに本気な美鈴は見た事無いぜ……」

 

唖然とする外野二人。片や身体能力が高まった経験豊富な巫女と、片や本来の身体能力に鋼の力を取り入れた妖怪の戦いは、普段ではお目にかかれない激しいものだった。

と、突如美鈴が打撃の反動を利用して距離を取ると、右腰を叩いた。

 

《メタル》!

《マキシマムドライブ》!

 

そして闘士の極限を発動させると、シャフトを振り回して両先端に虹色の光を溜め───

 

美鈴「虹撃『中華ブランディング』!」

 

宣言と共に間合いを詰め、虹色の気弾を籠めたシャフトを叩き込んだ。しかし標的である霊夢は動かずに直撃した───

 

バサァッ

美鈴「……!?」ドガァッ!!

 

と思いきや当たった瞬間、霊夢の体が札となり崩れる。確かな標的を失ったシャフトは地面に攻撃し、埋もれた。

 

美鈴「これは……偽物!?」

 

霊夢「ご名答よッ!」バッ!

 

《ジョーカー》!

《マキシマムドライブ》!

 

美鈴が霊夢の偽物と化した札に気を取られてる隙に背後に回った霊夢。美鈴が振り向いた時には既にマキシマムを発動して蹴りを放たんとしていた。

 

美鈴「!」ニヤッ

 

しかし余裕の笑みを浮かべる美鈴。闘士の記憶ことメタルメモリを挿入した美鈴はマキシマムでも耐え切る防御力を誇っているからだ。

そして笑みを浮かべたまま手を広げて蹴りを迎え入れる。霊夢はそのまま胸元目掛けて蹴りを放った。

 

ガキィンッ!

 

美鈴から金属音が響く。攻撃を受けた彼女は笑みを崩さず、寧ろ霊夢の足を掴んで投げ飛ばそうとした。しかし……

 

霊夢「掛かったわねアホが」

ブオオオオオンッ

 

美鈴「!? な、何っ……!」

 

掴もうとした霊夢の足から色鮮やかなオーラが湧き出す。それが何なのか……それは霊夢を知る者は誰でも知るものだった。

 

美鈴「む、夢想封印……!?」

 

霊夢「またまたご名答。防御が硬いんなら、それを無視すれば良い……簡単な事だったわ」

 

霊符『夢想封印』。それは霊夢の代名詞とも言うべきスペカだ。博麗の巫女に伝わる技で……『物理法則を無視して攻撃できる』弾幕である。

つまり物理攻撃には強いメタルでも無視して攻撃できると言う事だ。

 

霊夢「終わりよチャイナガール……霊蹴『ジョーカー夢想キック』!」

 

ドガァァァァァンッ!!

 

足から射出される様に色鮮やかな弾幕が美鈴目掛けて撃たれる。それに衝撃により後退りをしながら被弾した。

 

美鈴「がっ……!?」ポロッ

 

ある程度後退ると崩れ落ちる美鈴。零距離の弾幕は予想以上のダメージを与え、ほぼ同時にキーとメタルのメモリが落ちた。同じくして屋敷を覆っていた透明の結界は消え去っていく。

 

霊夢「決まったわね」パチンッ!

 

右手で指を鳴らし、最後に立っていた霊夢が勝ち名乗りした───




夢想封印の設定を利用した逆転劇は個人的に良いと思うんですが皆様はどう思いますかね?
こう言う発想は思い付くのに文章がそれを生かせない……天は二物を与えないとは良く言ったものです。
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