東方幻憶変 ~Fantasy of Gaia Memory~   作:秋塚翔

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ビーファイターカブト見てぇ……
昔見た事あって好んで視聴してた記憶があるんですが本当に面白かったか覚えてないんすよね(笑)
何せ良く判らないでアギトや王蛇のグッズを買ってた少年時代を送ってたのが俺ですんでwww


第十六話「最終禁忌妹F/門を越え瀟洒な従者」

霊夢「じゃあ通らせてもらうわよ」

 

美鈴「ええ、約束ですからね」

 

勝負が着いてキーとメタルメモリを回収した霊夢達は漸く門を越えた。勝負に敗けた美鈴は残念そうながらも何処か満足気にそれを見送る。

 

美鈴「敗けた身として忠告しますが屋敷内でも油断は禁物ですよ?特にお嬢様や妹様には」

 

魔理沙「そんな事は承知の上だぜ。まぁ誰が相手であろうと今の私達には勝てやしないけどな♪」

 

霊夢「アンタ達はサポートで実質的に戦うのは私だけどね……」

 

早苗「ご忠告感謝します美鈴さん♪お仕事頑張ってください!」

 

門を後にして屋敷へ向かう霊夢達。その後ろ姿を見ながら美鈴は一人でボソリと呟く。

 

美鈴「今日も晩ご飯抜きか(泣)」

 

もう少し早く本気を出せば良かったと後悔する美鈴であった……

 

 

 

??「ようこそ。待ってたわよ」

 

薔薇の咲いた華やかな庭園を通り、屋敷の入口である紅い大きな扉を開くと霊夢達の見知った銀髪のメイド長が出迎えた。そのメイド長……十六夜咲夜は彼女達が来る事を予め知ってたかの様な素振りで一人玄関に立っている。

 

魔理沙「出迎えご苦労さん。その様子だと私達が何しに来たのか、もう判ってるみたいだな」

 

咲夜「ええ、お嬢様の能力で断片的にね。だからお嬢様の所まで案内する為に待ってたわ。着いてきなさい三人共」クルッ

 

早苗「は、はい!」タタタッ

 

咲夜に促され、後を着いていく霊夢達一行。道中妖精メイド達が忙しなく動き回り、掃除や家事などをしていて普段の紅魔館の光景があった。

と、その途中で霊夢が先を歩く咲夜に対して問い掛けた。

 

霊夢「ところでレミリアの所に行くのは良いけど、アンタはガイアメモリ持ってないの?」

 

咲夜「あら、良い質問ね。聞かれなかったら帰る時に渡そうと思ったけど聞いてくれて良かったわ」

 

その問いに疑問で返さず、寧ろ喜んでいる様な口振りで言う咲夜。同時に懐から二本のガイアメモリを取り出して起動ボタンを押した。

 

《オールド》!《イエスタデイ》!

 

「「「!?」」」ザザザッ!

 

ふいに鳴らされたガイアウィスパーに反応して構える霊夢達。しかし咲夜は、それを見て可笑しそうな顔をして霊夢目掛けてメモリを二本共放った。それを反射的に受け取った霊夢は疑問符を浮かべる。

 

霊夢「? どう言うつもりよ?」

 

咲夜「別に。ただ私にとってそれは仕事に役立たない代物だから捨てただけよ。年老わせたり昨日の行動をさせるなんて掃除や家事に使えないもの」

 

魔理沙「だけど私達は侵入者だぞ?使わないのは好ましいが従者としてメモリを使って追っ払うのが普通だろ」

 

咲夜「いいえ、それは出来ないわ。だって───」スッ

 

言葉を途切った咲夜は後ろ向きで人差し指を天に向けて言葉を続けた。

 

咲夜「お嬢様が言っていた。私から楽しみを奪う事は午後のティータイムを無くす様なものだ、とね」

 

早苗「え……?天道さん?」

 

魔理沙「どう言う意味だそりゃ?」

 

咲夜「つまりお嬢様は貴女達との勝負を望んでる。それを邪魔したら、それはお嬢様のやり方にケチを付ける事と同義なのよ。だから私はメモリを使わないわ」

 

瀟洒と言われる所以か、半歩下がるが如く従者たる姿勢を示す咲夜。主が目立つ様にするその心意気は完璧と呼ばれていても遜色は無いだろう……

 

咲夜「それに言い付けを破ったら、どんな罰を受けるか……ああっ!でもお嬢様が与えてくださるなら咲夜は幸せですぅぅぅッ!」

 

「「「…………」」」

 

重度の主人コンで無ければ、だが。

 

咲夜「……コホン。じゃあ気を取り直して案内するわね。こっちよ」

 

明らかに誤魔化せていないのに咳を吐いてメイド長へと戻る。そんな彼女に見慣れた霊夢達は大したリアクションはせずに大人しく着いていった。

 

少女祈祷中……

 

暫くして、屋敷の最奥に着いた一行は深紅に染められた扉の前に居た。

 

咲夜「お嬢様はこの部屋でお待ちしてるわ。防御結界は張っといたから存分に暴れて頂戴」

 

魔理沙「戦う事前提かよ……(汗)」

 

霊夢「まぁ今までよりも判り易くて良いわね。長ったらしい会話も無く始められるわ」

《ジョーカー》!

 

先にメモリを挿入する霊夢。メモリ挿入状態の姿で準備運動して、いつでも戦える状態に整える様だ。

と、それを見て早苗がふと呟く。

 

早苗「それにしても何度も直接体に挿してるのに霊夢さんは平気そうですね?」

 

魔理沙「? 直接挿すと何かあんのか?」

 

早苗「はい、普通は直挿しだと色々マズイ事になるんですが……」

 

霊夢「何だって良いじゃない。要はアンタの常識は通用しないって事よ」

 

咲夜「準備は良いかしら?では入らせていただきますお嬢様」ガチャッ

 

深紅の扉が開かれる。紅魔館の主との戦いの火蓋が開かれた───




オールドもイエスタデイも相手の肉体と精神の時間を操る能力なので咲夜に当てました。ただ能力的にチート化しそうで逆転劇が思い付かないので戦闘は省いた次第です(苦笑)
ちなみに咲夜がメモリを使った場合こんな感じになります。

咲夜の背後に時計回りと地獄回りする時計盤が浮かび、手首と耳には砂時計の飾りが付いたブレスレットとピアスが着けられている。

うーん、絵が描ければ良いのに(汗)
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