東方幻憶変 ~Fantasy of Gaia Memory~ 作:秋塚翔
と言う訳で今回は比較的東方よりな単なるバトル展開になりました。
このままこれが幾度か続くとなると先が不安でなりませんね(^-^;)
でも放った以上は十秒以内に掴んで9.8秒でマキシマム宜しく振り切る所存です(^o^ゞ
月夜に映える女王の風貌と化したレミリアは天井まで高く飛び立ち、眼下の霊夢達と対峙する。
レミリア「少し狭いけど外じゃ満足に戦えないし贅沢は言えないわね」
バサァッ!!
そう言って翼を一振りすると、そのまま跳ねる様に急降下して霊夢達に迫る。対する霊夢は霊力を込めた札を放ち迎撃した。
放たれた札は一直線にレミリア目掛けて飛ぶが、そこは吸血鬼。退魔札をもろともせず切り裂き、勢いをそのままに突っ込む。
霊夢「!? くっ!」シュバッ!
ドガァァァァァンッ!
霊夢はそれを横に飛んで回避する。レミリアは勢いを止めずに床に直撃した……が間髪入れずに飛び出すと霊夢に向けて紅い爪を振るう。
レミリア「はあッ!」ブンッ
霊夢「っ!」ガキィッ!
それを間一髪装甲で防ぐと、蹴りを放つ霊夢。レミリアはそれを読み霊夢から離れる……
魔理沙「魔符『スターダストレヴァリエ』!」
早苗「奇跡『白昼の客星』!」
と、背後から魔理沙と早苗の声がした。振り向かずとも弾幕を放たれた音が聞こえ、自分に迫っている事が肌で感じられる。
だがレミリアは動じない。寧ろ後ろ向きのまま笑みを浮かべた。
レミリア「甘いわ」スッ
バババババチィッ!
「「なっ……!?」」
レミリアが弾幕に手を翳す。すると弾幕が見えない壁に当たったかの様に空中で弾ける。弾幕が放ち終わると後には無傷のレミリアが立っていた。
それに驚愕する魔理沙と早苗。その表情を見てレミリアが自慢気な顔で言う。
レミリア「今の私は蝙蝠の女王……王が敵を殲滅する槍なら女王は城を守護する盾。幾ら貴女達の弾幕と言えど破れないわ」
霊夢「じゃあこれならどう?」
《ジョーカー》!
《マキシマムドライブ》!
が、魔理沙達に目を向けているレミリアの隙を霊夢がマキシマムを発動して突く。不意を突かれたレミリアが振り向くと目の前に巨大な陰陽玉が浮かんでいた。
霊夢「切符『ジョーカー電光キック』!」
レミリア「!」
ドゴォォォォォンッ!!
霊夢に蹴られた陰陽玉が砲弾の如く激突する。重い激突音と共にレミリアが立っていた周囲は凹み、ヒビ割れた。
その威力に三人共、倒せずとも手傷は負わせられたと考える。だが……
レミリア「ふぅ、危なかったわね。いつもの私なら今の一撃で満身創痍になってた所だわ」
「「「……っ!」」」
平然と霊夢の背後に立つレミリア。先程の攻撃に傷一つ負っていない。
レミリア「けど楽しみ甲斐あるわ。道具を使った仮初めの強さとは言えスリルが味わえて良いわね」
霊夢「楽しんで手こずらせられちゃ私達は堪らないわよ……ただでさえ二度と戦いたくないのに」
レミリア「あら、そう思ってくれてたなんて光栄ね。ならその思いを今一度感じさせようかしら」スッ
《クイーン》!
《マキシマムドライブ》!
右腰を叩いて女王の記憶のマキシマムを発動させるレミリア。そうして再び空中に飛び上がると───
レミリア「ッ!」ザクゥッ!
「「「!?」」」
舌を少し出して吸血鬼らしい鋭い牙を使ってその舌を咬んだ。
牙は舌を貫き、同時に半端では無い量の血が噴き出す。そして出血はたちまち口から溢れて真紅のドレスを一層紅く染めた。
霊夢「ちょっ……!アンタいきなり何してんのよ!?気は確か!?」
早苗「ち、血が……!」gkbr
魔理沙「お前バカか!?そんな事して……早く止血しねぇと!」
それを目にして驚きと慌ての表情を隠せない霊夢達。しかし当の本人は平然とした顔で血塗れの口を開く。
レミリア「何もそんなに驚く事は無いじゃない?こんな傷すぐ治るし、第一重要なのは出血じゃなくて私が血を流した事よ」
至って落ち着いた表情で慌てる霊夢達を可笑しそうに見詰めつつ言う。そんな彼女に少し驚きながらも冷静になった三人は、レミリアから流れる不穏な空気を察知して構えた。
レミリア「さぁさ、ご覧なさい……これが紅い悪魔と謳われた女王たる私の弾幕。紅魔『スカーレットデビル』!」
バババババァンッ!!
宣言し両手を胸元に持っていき手の甲を前にして指同士を向かい合わせる。すると、そこから真紅の弾幕が放たれ霊夢達を襲った。
「「「!」」」バッ!
それに四方へ回避する霊夢達。真紅の高密度な弾達は牙の様に猛威を振るい、まさに服を血で染める『紅い悪魔(スカーレットデビル)』の異名を持つ彼女に相応しい弾幕であった。
「「っ!?」」ピチューン!
霊夢「! 魔理沙!早苗!」
その凄まじさに早々被弾する魔理沙と早苗。死なない威力とは言え手痛い攻撃を喰らい床に揉んどり打った。
レミリア「フフフッ、これで図らずもあの時と同じになったわね霊夢?紅霧異変のリベンジ戦、ここでさせてもらうわ」
霊夢「……ええ、上等よ。私の全力でアンタを倒しに行くからアンタも本気で来なさい!」ザッ!
右腰に右手を添え左手に札を構える霊夢。紅霧異変時の戦いが再び同じ地で始まる!
覚悟しておいてください。
今後ともこう言う感じの区切り方で終わる事が劇場版でブラジラが分身する回数位良くあります。