東方幻憶変 ~Fantasy of Gaia Memory~   作:秋塚翔

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鎧武を観ました。何で武者で錠前でフルーツ?と突っ込みましたが斬新で期待できる作品です♪

でも一つ言いたい事があります……インベスの棲み処ことヘルヘイムの森の入り口、あれスキマだよね?

Wやウィザードやシンケンジャーも東方を彷彿とさせるものが多いから石ノ森の製作者の中に東方ファンが居るんじゃないかと思います(汗)




第二十五話「白狼のF/暴れ狂う牙」

ここは妖怪の山。日本に伝わる古参妖怪が数多く棲む幻想郷一の山だ。

 

?「ギャオオオーーーッ!」

 

そんな山の中腹で獰猛な咆哮を上げ暴れ狂う白い怪物が居た……いや、誰もが見知るその顔は哨戒天狗こと白狼天狗の犬走椛である。

椛は自我が無いかの様に辺り構わず暴れ回り、近くに寄れば襲い掛かりかねない狂暴さを露にしていた。

 

文「見付けました!あそこです!」

 

早苗「! あれが……椛さん!?」

 

魔理沙「何だ?随分お怒りの様だが日頃の鬱憤が爆発したのか?」

 

霊夢「馬鹿言ってんじゃないわよ。あれはそれと明らかに違うわ」

 

そんな椛の元に霊夢達が辿り着く。霊夢は暴れている椛の姿に美鈴の時と同じ様にガイアメモリの所有者特有の力の流れを感じた。

 

早苗「あの姿は……まさか椛さんはファングメモリを挿して?」

 

文「ええはい。音声を聞きましたが確かにファングと言ってました」

 

魔理沙「つまり牙の記憶って訳か。でも何であんな暴れてんだ?」

 

早苗「ファングは暴走するんです。作中でもWは使うのを躊躇する程に抑え込めなかったら見境無く暴れて大変な惨事になるんですよ……」

 

早苗の言う通り椛はファングメモリを体に挿し暴走していた。右半身が白く刺々しいディテールに覆われ、瞳は赤く輝いていて誰もが敵だと目で言わんばかりの凶暴な眼光を放っていた。

 

椛「ウウウウウッ……!」ギロッ

 

と、視界に入ったからか空中に浮く霊夢達を見付けて唸るファング椛。文ですら敵か獲物に見えている様で完全に敵対視していた。

 

霊夢「! 来るわよっ!」

 

椛「ッ……ガアッ!」ダァンッ!

 

「「「!?」」」

 

そして椛は体を屈めると脚力を使い勢い良くジャンプして跳び上がる。狙うは四匹の空を飛ぶ獲物!

 

魔理沙「っと!?危な!」ビュオッ!

 

振られた爪は魔理沙に襲い掛かる。が、それを避けると爪は空を切って誰も先制攻撃を受けずに済んだ。

そして攻撃を避けた霊夢達は地上に降りる。一拍遅れて椛も着地すると牙を剥き出して四人を威嚇した。

 

文「椛っ!正気に戻ってください!私達は貴女の味方ですよ!?」

 

早苗「そうです!それに早く正気に戻らないと以前受けた文さんへの恋愛相談の事バラしますよ!?」

 

椛「グワオォォォォォッ!!」

 

霊夢「聞く耳無し……なら退治するけど良いわよね?答えは聞かない」

《ジョーカー》!

 

完全に正気を失って獣と化した椛。正面に立つ霊夢はメモリを挿入してジョーカー霊夢に姿を変えると椛に向かって走り出す。

 

霊夢「はあああああッ!」ブンッ!

 

椛「……ッ!」ガシィッ!

 

そして椛に向けて拳を打ち込んだ。だが白い牙の装甲に包まれた右腕で防がれてしまう。

 

椛「グルゥ……ガアッ!」ブンッ!

 

霊夢「! くっ!?」バッ!

 

唸りを上げて反撃とばかりに左手の鋭い爪を振り上げる椛。霊夢は即座にジョーカーの身体能力を利用して拳の威力をバネに後方へ跳んでそれを回避した。

 

文「だ、大丈夫ですか霊夢さん!?」

 

霊夢「……正直言って倒すのは一筋縄で行かなそうね。援護して頂戴」

 

最初の衝突で椛の強さを悟った霊夢は改めて拳を構え臨戦態勢に入る。続いて魔理沙達もその後方で武器を構えた。

 

椛「ガルアァァァーッ!!」ダッ!

 

が、椛はそれを見るや唸り声を上げて背中を向けると、そのまま走って霊夢達から逃げ出した。

 

魔理沙「あっ!?おいコラ待て!」

 

早苗「逃がしまs……って速い!?」

 

それに魔理沙と早苗が一歩前に出て追い掛けようとするも、獣さながらの脚の速さであっと言う間に草むらの中に姿を消してしまった。

 

霊夢「逃げたわね……多分本能的に敵わないと踏んだんでしょ」

 

驚く魔理沙達に反し冷静に椛の行動を分析する霊夢。ジョーカーを挿してる故か、不思議とファングを挿す椛の事を自然に理解していた。

 

文「あややや、逃げられました……あらかじめペイントボールを投げておくべきでしたかね(汗)」

 

魔理沙「大丈夫だ。その時は気球に手を振れば逃げた場所が判るぜ!」

 

早苗「幾ら獣の様とは言え、椛さんモンスター扱いですか……(苦笑)」

 

霊夢「馬鹿やってないで早く探しに行くわよ?方向からして恐らく山からは出ていってない筈だわ」

 

そう言って歩き出す霊夢。後に続いて早苗と文も同じ方向を行く───

 

魔理沙「…………?」ピタッ

 

と、同じく着いていこうとした魔理沙が突然歩を止める。そしてキョロキョロと周りを見回し始めた。

 

魔理沙(? 何だ?この頭に響く音。霊夢達には聞こえてない様だが私の耳がおかしくなったのか?)

 

霊夢「ちょっと、何をしてんのよ?置いてくわよ魔理沙」

 

魔理沙「ん、おう!すぐ行くー!」

 

先を行く霊夢に急かされ、一旦考えるのを止めて小走りに着いていく魔理沙……彼女だけが聞こえてない音、それが極近くにある事を今の時点で誰も知る由は無かった───

 

ブオンブオンブオーーーンッ!

 

 




白い牙だから椛。
アイズかと思われた方も居ましたが千里眼を強くしても私の文章力では即退場がオチなので王道のファングにしました。そしてW本編では忘れられた暴走設定を復活させると……あら不思議。あの椛が強キャラにしか見えませんwwwww

ところで話は変わりますが……
オリジナルメモリの募集をします♪

大半は考え付いたんですけど流石に一人では限界が来たので皆様の発想を私に授けてくださいorz
メッセージに書いていただき、それを審査して話で書けるなら登場させていただく所存で御座います。

募集する東方キャラは、
・綿月依姫
・レイセン(二号の方)
・比那名居天子(二本目)
・火焔猫燐
・キスメ
・サリエル(出せたら)
・里の人間

と言うドマイナーな面子です(笑)
もし俺の(私の)オリキャラを出してと言う方が居れば性格や口調を明記の上、オリジナルメモリも付けてメッセージでください。

あえて条件を言うなら漫画やゲーム等のキャラは受け付けられません。知らない可能性があるので……

大変他力本願な募集ではありますが是非とも宜しくお願いします。
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