東方幻憶変 ~Fantasy of Gaia Memory~ 作:秋塚翔
ガギイイイイインッ!!!!
切り札の巫女と加速する魔法使いと疾風の天狗が牙の白狼とぶつかる。お互い目にも止まらぬ速さの攻防が繰り広げられていた。
霊夢「はあああああっ!」ブォンッ!
椛「ガウアッ!」シュバッ!
放たれた霊夢の拳を椛が回避した。開戦から苛烈な戦いが続いてるのに途徹も無い獣の体力である。
魔理沙「霊夢!レミリアに聞いたがフラン戦でメタルを挿した戦法はもう使えないのか?」
霊夢「出来るけど無理よ。アイツの素早さにメタルは寧ろ使えない」
紅魔館での戦いでメタルのメモリを併用できると言う事を知った霊夢。だが鈍重であるが故に素早い椛には無意味だと理解して使えなかった。
魔理沙「なら私が逆転の道を開く!アクセルダッシュ!」ブォンッ!
椛「グッ!?」バキィッ!
エンジンを噴かせ魔理沙が駆ける。一気に離れた椛へ間合いを詰めると渾身の蹴りを見舞った。
文「ズルいですよ魔理沙さん!私も見せ場をください!」バサッ!
吹き飛んだ椛の背に文が回り込む。そしてスペカを取り出した。
文「疾風で強化した私の弾幕です!行きますよ椛?『幻想風靡』!」
ドバババババァァァァァンッ!!
椛「グッ!?グルアッ……!?」ドサッ!
疾風の力を付加したサイクロン文は強化された風の過密な弾幕を放つ。地面に叩き付けられた椛は倒れるが尚も戦意を失わず立ち上がった。
椛「グウ……ガアッ!」バシィッ!
《ファング》!
《マキシマムドライブ》!
そして唸って荒々しく右腰を叩くと牙の極限を囁かせる。獣と化してもメモリの使用法は判ってる様だ。
椛「ガアアアアアッ!!」ギュルルルッ!
白いオーラを纏って椛が回転する。その回転のまま霊夢達へ猛襲した!
文「! 絶技『天狼抜刀牙』!?」
「「……っ!」」シュバッ!
ズバアアアアアンッ!
木々を切り倒しながら前進する椛。間一髪避けた霊夢達だがその威力に傍観者の早苗らも戦慄した。
魔理沙「……確かに放っておいたら怪我人だけで済まなそうだ。私達で何とか倒さないとヤバいぜ」ゴクリッ
文「それ以前に本腰を入れなければ私達が怪我だけでは済みませんよ。行きましょうお二方!」ザッ!
霊夢「文の言う通りね。倒さなきゃ私達も危ない……やるわよ!」グッ!
魔理沙「当たり前だぜ!」ザシッ!
ザザザザザッ!
椛「ギャオアアアアアッ!」
回転を止めた椛が牙を剥き霊夢達へ爪牙を振るう。それに続いて三人も椛へと駆け出した。
椛「グガアアアッ!」バシィッ!
《ファング》!
《マキシマムドライブ》!
走りつつ椛が牙の極限を発動する。そして両手を狼の口の様に形作ると高密度の弾幕を放った。
ドバババババァァァンッ!!
文「……っ!『真・狼牙風々拳』!椛のラストスペルです!」
魔理沙「何処かで聞いた技だな!?」
霊夢「あっちがラストスペルならば私達はマキシマムドライブよ!」スッ
文「お供致します!」スッ
《ジョーカー》!《サイクロン》!
《《マキシマムドライブ》》!!
切り札と疾風の極限が発動される。二人は同時にジャンプすると弾幕をすり抜けて攻撃を放つ。
霊夢「切符『ジョーカーキック』!」
文「風撃『サイクロンパンチ』!」
ドゴオオオオオンッ!!
椛「ッ!?ガ、アァァァッ!?」ブオッ!
同時に当てられた攻撃で椛は飛ぶ。超高密度の弾幕の範囲内を抜けると椛の弾幕はフッと消え去った。
椛「ガ、ア、ウウウッ……!」グッ
だが二つのマキシマムを受けた椛はその獣ならではの耐久力で消えずに体を立て直そうとする。しかし椛が地面に降り立った瞬間───
《アクセル》!
《マキシマムドライブ》!
加速の極限が鳴り響いた。魔理沙が椛の着地点に先回りしたのだ。
魔理沙「コイツで終わりだぜ」グッ!
椛「……ッ!」ゾクッ!
戦慄する椛。避けようにも霊夢達のマキシマムの勢いを殺せず魔理沙に引き寄せられる様に引き摺られた。
魔理沙「行くぜッ!速蹴『アクセルグランツァー』!」ブオンッ!!
ドゴアアアアアーーーンッ!!
跳んだ魔理沙のキックが炸裂する。靴のローラースケートの様な車輪がファング椛の体を撫で蹴った。
椛「ゴッ……ガアアアアアーッ!?」
ドカァァァァァンッ!
その凄まじい威力で椛が爆発する。倒れた椛がファングメモリが排出し元の格好へと戻った……それが何を意味するか言わずとも判るだろう。
霊夢達の勝利である。
絶技「天狼抜刀牙」……これ出せて正直嬉しい自分が居ます。元ネタを知ってる人居るかな?
しかしテレビを観ながら書いてても観てる番組によって書くスピードは変わりますね。これを書いてる時はCSで「ウルトラマンゼロ ベリアル銀河帝国」を観てたんですが書ける書ける(笑)脳内ではダークロプスゼロが妖怪の山を徘徊してたんですが戦闘描写がスラスラ出てきました。皆さんも創作意欲が湧くものとかありますか?