東方幻憶変 ~Fantasy of Gaia Memory~   作:秋塚翔

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今回のサブタイ、ちょっとツボ(笑)


第三十ニ話「白狼のF/値・段・以・上」

魔理沙「くっ!?」ブオオオオオンッ!

 

迫り来るロケットにとりのキックに全身を駆動させ回避を狙う魔理沙。運良く靴のタイヤが地面を蹴り上げグレイズに成功した。

 

ズギャギャギャギャギャーーーッ!!

 

にとり「おっとっと!?」ピタッ!

 

目標が外れドリルが地面に刺さって地面を掘り上げる。それを停止させにとりは右脚が半分埋まった状態で地に降り立った。

 

早苗「アドベントカード……!?」

 

目の当たりにした早苗が驚愕する。それににとりは彼女の言いたい事をフライングして先に口に出した。

 

にとり「そう、アドベントカード。本来の構造では無いけど本物同然に作り上げた自信作だよ♪」ペラッ

 

自慢気にポケットから数枚取り出し見せ付けるにとり。そろそろタグを一新しなきゃ駄目だなコレは……

 

魔理沙「要はスペカみたいな物か?凄いかどうか判らんが簡単に倒せる相手で無いのは確かだな」グッ

 

少し離れて間合いを取った魔理沙。だが、あれ程の威力を見せられても戦意は変わらず身構えている。

 

にとり「簡単に負けちゃ造り上げた私の可愛いコイツに失礼だからね。頑張らせてもらうよ!」ガシュオンッ

 

《ソードベント》

 

再び特製アドベントカードを装填しカッパバイザーに音声を鳴らせる。すると今度は右手に胡瓜に似た剣が出現し、にとりはそれを振るった。

 

にとり「はあああッ!」ダッ!

 

魔理沙「うおおおおおっ!」ブオンッ!

 

ギキィンッ!

 

それぞれに構えるにとりと魔理沙が同時に駆けて攻撃を仕掛ける。先に剣を振り下ろすにとりだが魔理沙の腕の装甲に防がれた。

 

魔理沙「さーて、行くぜ?魔符『ミルキーウェイ』!」バッ!

 

反動で数歩離れた魔理沙がスペカを発動し弾幕を放つ。対するにとりも対抗してスペカを取り出した。

 

にとり「なら私もだ!河童『お化けキューカンバー』!」バッ!

 

胡瓜の光線と星の欠片が衝突する。お互いを相殺し合い眩い光を発して共に力が拮抗していた。

 

《ロケット》!

《マキシマムドライブ》!

《ファイナルベント》

 

にとり「更に行くよ?カモン雛!」

 

雛「はーいどうも~♪」シュバッ!

 

だが、にとりはそれで終わらない。ロケットの極限とバイザーにカードを装填し発動すると親友でありコンビである厄神、鍵山雛を召喚した。

 

にとり「優勝者の力を見せてやる!必殺漫才『スピンカッパー』!」

 

雛「普段より多く回るわ♪」グルルーッ

 

宣言され雛が体を激しく回転する。そしてにとりが飛ぶと雛も回ったまま共に飛び上がり、にとりの足元に付く。

 

魔理沙(……!何をするか判らんが受けたらヤバい気がするぜ!)

 

長年異変や腕試しで鍛えてきた直感が警告する。だが攻撃に備え迎撃するスペカを模索するが威力が未知数な以上、幾ら力のある自分の弾幕でも自信が持てずにいた。だが───

 

魔理沙(……やってみるか)スッ

 

彼女には新たに手にした力がある。それを発動する為に右腰へ手を当てると、叩く動作をした。

 

《アクセル》!

《マキシマムドライブ》!

 

加速の極限が鳴り囁く。同時に魔理沙は帽子からミニ八卦炉を手早く取り出し、にとり達に向け構えた。すると普段とは異なり赤い魔力の光が八卦炉の口から漏れ出す。

 

にとり「! そっちもマキシマム?なら勝負だよ魔理沙ッ!」

 

している事に気付いたにとりが口角を上げて叫ぶ。同様に魔理沙も笑い無言で頷いた。そして早苗が見守る中、数瞬の時が流れ───

にとり「ハアアアアアーッ!!」グオッ

 

ロケットにとりと回る雛の合体技が炸裂する。ドリルの様に回転する雛とロケットを噴射してキックを放つにとりの二段攻撃が魔理沙を狙う。

 

魔理沙「…………」コオオオッ…

 

しかし魔理沙は動かない。集中して魔力を八卦炉に定着させ放つ準備をする。そして、にとり達がすぐ間近に迫ってきたその時……

 

魔理沙「行くぜッ!恋速『アクセルマスタースパーク』!」カッ!

 

目を見開き魔砲を放つ。赤く燃える光の熱の恋魔法は加速され、迫るにとり達を迎撃する様に飛翔する……そしてぶつかり合った瞬間、

 

ドガアアアアアーーーンッ!!

 

強烈な爆発音が響いた。衝突地点は爆炎に覆われ状況が見えなくなる。だが再び数瞬すると……

 

ガチャッ!ドサアッ!!

 

メモリとバイザー、そしてにとりと雛が爆風に吹き飛ばされ地に伏す。にとりは元の青い防水服に戻り目を回している。それが意味するものはたった一つだ。そう……

 

魔理沙「私の、勝ちだZE☆」ブイッ

 

誰にした訳でも無くノリでVサインをする魔理沙。こうして妖怪の山での激闘は終わりを告げた───




もっとバイザーを使いたかったけどコラボ回を投稿する為に早く白玉楼に行きたいから早々に決着。
毎回思うんですけど早いですかね?この作品の勝負の着き方って。
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