東方幻憶変 ~Fantasy of Gaia Memory~   作:秋塚翔

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俺は何故か涅マユリが好きです。
あの鬼畜っぷりがもうね(笑)

ちなみに破面ならばグリムジョー、斬魄刀は流刃若火が好き。



第三十八話「Aの神降ろし/勝敗は神速の如き決着」

レベル4ナスカ……Bナスカ妖夢は白楼剣と楼観剣の二振りを構える。その刀身は妖夢と同様に黒く染まり眩い漆黒の光を発していた。

 

魔理沙「───って何だよ今のは!?いきなり卍解とか本気顔で言うから本当にするかと思っただろうが!」

 

早苗「オサレ漫画に転向するのかとヒヤヒヤしましたよ今!?(汗)」

 

唐突なるボケに突っ込む魔理沙達。だが妖夢は未だ大真面目な面持ちでふざけた訳で無い様だ。その証拠に魔理沙へ威圧感を与えていた。

それを関知した魔理沙はそれ以上は突っ込まず同じく真剣な顔になる。

 

魔理沙「……それがお前の本気か。こりゃ一層身を引き締めないとな」

 

妖夢「───参るッ!」シュバッ!

 

ガキインッ!

瞬間、金属音が屋敷全体に響いた。二本の黒い刀とエンジンブレードが大きな火花を散らしぶつかった。

 

《ナスカ》!

《マキシマムドライブ》!

 

妖夢「黒瞬剣『斬烈一閃』!」

 

《エレクトリック》

 

魔理沙「電撃『エレキエッジ』!」

 

ズバァンッ!

 

ほぼ同時にメモリの音声を鳴らす。黒い斬撃は電気を纏った刀身により両断されるが反動で体が圧される。倒れない様に踏み留まる魔理沙だがその隙を狙い妖夢が突撃した。

 

ガギャインッ!

 

「「……っ!!」」ギリギリッ!

 

もう何度目かは判らぬ鍔競り合い。速さはBナスカ妖夢が一枚上手でもパワーを加速したアクセル魔理沙は互角の勝負に持ち込んでいた。

 

バッ!

魔理沙「恋路『ミニマスパ』!」

 

パパパパパァンッ!

 

妖夢「ッ!?くっ!」ズザザザーッ!

 

それを小技で補う事により妖夢との実力の差を半歩離している。軍配はどちらに上がるか誰も判らない……そんな状況になっていた。

 

魔理沙「そろそろお前も疲れたろ?いい加減決着にしないか?」ガシャッ!

 

妖夢「……ええ、それは賛成です。この一撃で終らせましょう」ジャキッ!

 

お互い同じ事を考えてたのか距離を置いて打ち合わせ無く構える二人。二本の黒刀を両腰へと持っていき居合いの形を取る妖夢とブレードを彼女へと向けた魔理沙が対峙した。

 

《ナスカ》!《アクセル》!

《《マキシマムドライブ》》!!

 

その雰囲気と使用者の二人の意思を感じ取りメモリ達が触れられずとも極限の囁きを告ぐ。自分達が選んだ少女らの勝負に水を差さぬ様に。

 

《エンジン》!

《マキシマムドライブ》!

 

そこへ更にエンジンを極限へ導いてブレードを最大駆動させる魔理沙。だがそれだけで終わらない。魔力を刀身へ注ぎ魔力の大剣を形作った。

 

魔理沙「名付けて魔砲剣『スパークブレード』ってな……さぁ、もっと振り切るZE!」ブオォォォンッ!

 

妖夢「望むところ!」ダンッ!

 

準備が済んだと同時に駆ける二人。走ると共に脱力していた両腕に力を入れて妖夢は黒刀を振り、真っ赤な魔力を纏ったエンジン改めスパークブレードを魔理沙は振るう。両者の間合いが縮まり二人の剣が互いへと引き寄せられる様にぶつかった。

 

ガッキャイィィィィィーンッ!!

 

早苗「……っ!?」ビクッ

 

瞬間、今までで一番大きな金属音が一帯に響き渡る。そして早苗が目を開けるとお互い通り過ぎた様に背中を向か合わせて立つ魔理沙と妖夢が居た。二人は微動だにしない。

と、次の瞬間───

 

妖夢「ぐはっ!?」ガクッ

 

黒刀を支えにする様に妖夢が傾く。良く早苗が見てみると妖夢の服が熱を帯びたブレードによって焦げ、妖夢本人も損傷したのが見てとれた。

 

魔理沙「お前は強かった……だがそれよりも私が強かった。それだけがお前の敗因で私の勝因だぜ♪」ニッ

 

振り返って勝ち誇る魔理沙。彼女も刀による斬撃を受けて服が裂けていたが逆に本人にダメージは無かった様だ。

 

妖夢「くっ……一歩及ばずですか。参りましたね貴女には」

 

魔理沙「だけど油断してたら結果は逆だった。運が味方してくれたぜ」

 

妖夢「その様ですね。ならば居合い勝負に負けた私は潔く───」

 

??「切符『ジョーカーパンチ』!」ドガァッ!

 

妖夢「みょんッ!?」ドンガラガッシャーン

 

「「!?」」

 

と言った所で魔理沙達の眼前から妖夢が消える。次に妖夢を見たのは屋敷の壁に張り付いた姿で目を回して傍らにメモリを落としていた。

 

霊夢「助太刀に来たわよアンタ達。随分とボロボロじゃない」

 

ファング「ギャオッ!」

 

そうした張本人は言わずもがな霊夢だった。屋敷に入るや敵と判断してトドメを刺したこの鬼巫女に魔理沙達は青ざめながら言う。

 

魔理沙「霊夢……それは無い(汗)」

 

早苗「幾ら何でも酷いですよ……」

 

霊夢「えっ、何が?」キョトン

 

妖夢「みょん……」ピヨピヨ

 

こうして妖夢との対決は不意討ちと言う不本意な形で決着した───




周りの状況なぞ関係無しに勘だけで行動する暴力巫女……それが自分の霊夢に持ってるイメージです。
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