東方幻憶変 ~Fantasy of Gaia Memory~ 作:秋塚翔
しかし次回の鎧武、まさかキカイダーが本編に絡んでくるとは……てっきり劇場版かと思ってたから吃驚しましたぜ。
迷いの竹林を出て二手に分かれた霊夢達。霊夢と諏訪子は地上でまずは人里を目指し、魔理沙と早苗と英次は地底に向かう。道中歩きながら魔理沙と早苗は英次と会話を弾ませていた。
早苗「《闇》の力、ですか……何か厨二臭の漂う《力》ですね」
英次「その印象は間違って無ぇな。実際亜空間を抉じ開けて空間移動したりダークマターを生成して物質や生命を造り出したり相手の精神世界に侵入して心を汚染したりと厨二臭い能力がテンコ盛りだ。仇名も『地獄竜(ニーズヘッグ)』だしな。後ネーミングセンスはレミリアで性格はベジータだぜ?」
魔理沙「何つう友達だよソレ?キャラ盛り込み過ぎだろwwwww」
英次「いずれ連れてきて紹介してやるよ。宮島雄一って言ってな?広一って言う俺が住んでる世界の主人公と並ぶ強さを持ってる奴なんだ。弾幕の的には申し分無い相手だぜ♪《闇》はまず勝てないチート能力けどな」
自身が住む世界の話を道中の暇潰しに2人へ話す英次。自分が元居た外界とは一風違った世界観の異世界に早苗は興味津々に聞き魔理沙もストリートファイターやサイヤ人さながらに話に聞く《力使い》と言う強いらしい存在と勝負したい気持ちを募らせていた。ソレに何だか気分を良くした英次は話を続けようとする……が、ふと前方に人影が現れ足を止め続いて魔理沙達も立ち止った。前方からやって来る2つの影。ソレは―――
???「でね、その時お姉ちゃんとお空が……あれっ?ソコに居るのは英次お義兄ちゃん?」
???「明らかにそうですね。お久しぶりです英次さん」ペコッ
英次「誰かと思ったらお前らかこいしにこころ。久し振りじゃねぇかよ」
鍔付きの黒い帽子を被り瞼を閉じた第三の目を持つサトリ妖怪、古明地こいしと頭にお面を横被りするピンク髪の面霊気、秦こころ。言葉からして英次と面識があるらしい妖怪と付喪神のコンビが2人並んで反対方向からやって来た。挨拶を交わした英次とこいし達に魔理沙は英次に声を掛ける。
魔理沙「何だ?こいしは兎も角コイツ(こころ)とも知り合いなのかお前?」
英次「そりゃあいつもこいしとつるんでるからな。毎度ウチの義妹が世話になってるぜ」
こいし「ぶう~っ!それじゃまるで私がこころちゃんに迷惑を掛けてるみたいじゃん!やめてよねお義兄ちゃん!」
こころ「いえ、この位のお世話は慣れましたよ」
こいし「親友に裏切られたーッ!?」
早苗「アハハハハハ(苦笑)」
邂逅早々和んだ会話を繰り広げる両者。すると不意にこいしが英次に問い掛けてきた。
こいし「そう言えばお義兄ちゃん何でココに?いつもなら地霊殿に直行で来てるのに……」
英次「まず最初は輝夜の方に行ってたんだよ。そんでたまたまコイツらと会って地底に行くって言うから手伝いがてらこうしてのんびり来てんだ」
こころ「大変ですね2人も将来を誓った方が居ると……あれっ?そう言えば私にも将来を誓った方が居た様な気がするのですが気の所為でしょうか?」クビカシゲ
早苗「多分ソレ作品が違います。嫉妬王から戻ってきてください幻憶変のこころさん」
メタい事を口走ったこころを早苗は苦笑いして正気に戻す。そうすると何やら思案していたこいしはピカッと気が付いた様にし懐を探って何かを取り出して3人に見せた。
こいし「もしかして魔理沙達コレを探して地底に行くの?」チャキッ
魔理沙「! ガイアメモリ……!お前も持ってるのかよ?」
こいし「うん、私だけじゃなくてお姉ちゃんもお燐やお空も持ってるよ」
こころ「私も持ってます」チャッ
英次「ガイアメモリ持ってる奴多いなオイ」
同じくこころも取り出して見せ今度は英次が苦笑いする。それは兎も角今日一番に見付けたメモリ所有者に早苗は一応交渉を持ち掛けた。
早苗「あの、でしたらソレらを譲っていただけませんか?穏便に回収できたらこの上無いんですが」
こいし「う~ん……良いけどこの力、結構面白いから手放し難いなぁ。だから私達と遊んで勝てたら渡しても良いよ。こころちゃんも良いよね?」
こころ「構いませんよ。貴女方が私達を負かせばお渡しします」
魔理沙「まぁそうなってくれなきゃつまらないってもんだ。その提案に乗ってやるZE♪」ニッ
交渉は失敗し望んでいた答えが返ってきたからか魔理沙は嬉しそうに笑い一歩前へと出る。すると同様に英次も一歩前へ歩み出た。
英次「なら手伝わせろ魔理沙。こちとら義妹と久々に遊びてぇしな♪」
魔理沙「おう良いぜ?但し足を引っ張るなよ?」
こいし「お義兄ちゃんも相手か……お姉ちゃんには悪いけどお義兄ちゃんでも容赦しないよ?行こうこころちゃん!」チャキッ!
こころ「はい。宜しくお願いしますお二方」スチャッ!
2対2の構図で向かい合い両者少々離れると臨戦態勢を取る。無言で解釈し早苗が引っ込むとこいしとこころは自らを選んだGとMの刻印が記されるメモリを改めて構えほぼ同時のタイミングで起動スイッチを人差し指で押した。
《ジーン》!《マスカレイド》!
呼び覚まされる記憶は『遺伝子』と『仮面舞踏会』。起動した事でそれぞれの右掌と左首筋に生体コネクタが現れ2人はソコにメモリを挿した。と共にオーラが彼女達を包みその姿を変える……右腕がコイル状の青い螺旋、DNAミキサーとなり服の色が少々茶色っぽく髪が白に青いメッシュが入った『ジーンこいし』と横被りする面や周りに浮かぶその他の面が黒く骨の模様を刻む不気味なものとなり服も黒く染まった『マスカレイドこころ』と化し構えを取った。対する魔理沙もアクセルメモリを出し起動スイッチを押す。
《アクセル》!
魔理沙「さぁ、振り切るZE!」
そうして右脚のコネクタにソレを挿すと変身。続いて英次も背負っていたバッグを下ろし中を探ると赤塗りで下部に半透明のコップの様なものを着ける『DXゲネシスドライバー』に『エナジーロックシード』の1つを取り出すとドライバーを腰に巻きエナジーロックシードを手に握って開錠した。
英次「変身」カシュウッ!
《チェリーエナジー》!
《ロックオン》!
開錠するとハンガーが上がると共に音声と音楽が鳴る。そうしてクラックが頭上に開き中からサクランボを模したアームズが下りてきて英次はまるで帽子を押さえ下に少々下げる様な仕草をするとエナジーロックシードをドライバーにセットしハンガーを下ろす。待機音が鳴ると右側のグリップのみを握り中央に押し込んだ。
《ソーダ》!
《チェリーエナジーアームズ》!
するとエナジーロックシードの前面が左右に展開。頭上に停滞していたアームズが英次の頭に被さり変形すると英次をイヌイット等と言った狩人の様な腕が毛皮に覆われる仮面ライダーシグルドへと姿を変えた。シグルドになった英次は手に弓型武器『ソニックアロー』を握り魔理沙と共に構えを取る。
早苗「? 何故またシグルドを?」
英次「開錠した時の音楽が好きなんだよ……さて、この姿になったからには少し趣向を拵えてこうしてみるか。声帯模写『シド』」グッ
物陰に避難した早苗の問いにそう答えると更に英次は何やら首を弄った。そうして何回か咳をするとフゥと納得したかの様に息を吐きこいし達に言葉を掛ける。
英次「———さぁ行くぜこいし。精々楽しませてくれよなァ?」ジャキッ
早苗「んなっ!?」ギョッ!
こいし「うん!楽しませてあげるよ♪」
すると英次の声は声質が変わった。ソレを気にしてない様子のこいしは普通に受け応えるが見守る早苗はその声に驚きの声を上げる。何とソレは正しくシグルドの変身者ことシドそのものであった。
魔理沙「それじゃあ始めるぜ?戦闘準備…………開始ィッ!」ダッ!
号令を掛けたと同時にエンジンブレードを振り上げ魔理沙はこいし達へ駆け出す。後に続き英次も走り出し初撃は接近戦を試みる……が、
《ジーン》!《マスカレイド》!
《《マキシマムドライブ》》!!
こいし「遺伝『受け継がれる祖先の性質』!」
こころ「仮面『被り隠すは人の本性』!」
開戦一番にいきなりマキシマムを発動しスペルカードを掲げ宣言するこいしとこころ。二重螺旋を描くハート型の弾幕とマスカレイドドーパントの面が魔理沙達に襲い掛かった。
魔理沙「甘いぜ甘いぜ甘くて笑えるぜ!魔符『ミルキーウェイ』!」
英次「ああ、全く以て甘ぇな!電脳『STGマシンガン』!」
ドバババババァァァンッ!
だがソレに返り討ちされる魔理沙でも英次でも無い。共にスペカを出すと星型の弾幕と往年のSTGゲームを彷彿とさせる弾幕を撃ち迫り来たこいし達の弾幕を相殺した。
英次「そんじゃ、お前らの力を見せてもらおうとしようかねッ!」ダッ!
魔理沙「そのまま決着に直行だけどな!」ブォォォンッ!
こころ「こいしさん、コレを」スッ
こいし「! 有り難うこころちゃん!」パシッ
ガキィィィンッ!
初撃は相討ちに終わり魔理沙と英次は再び駆けてこいし達と衝突する。薙刀と扇を出したこころは薙刀をこいしに渡し迫る魔理沙達に立ち向かう。
《スチーム》!
魔理沙「おりゃあっ!」ブシュウーッ!
こころ「はあッ!」バサァッ!
英次「ふッ!」ガイィンッ!
こいし「えーいっ!」ギキィンッ!
エンジンメモリをブレードに装填した魔理沙と扇を武器とするこころ、ソニックアローの刃を振るう英次と薙刀を握るこいしが相対し刃を交える。しかし最初こそ互角に渡り合うこいし達だったがやがて圧され出しエンジンブレードとソニックアローによる斬撃が当たり始めた。
《エレクトリック》!
魔理沙「電剣『エレキブレード』!」ズザァンッ!
こころ「くあっ……!?」
英次「はあああッ!」ザァンッ!
こいし「んにゃあーっ!?」
ドサァッ!!
英次「おいおいどうしたァ?それがEXボスとラスボスの力だってんならとんだお笑いだぜ?」
魔理沙「やはり勝負はパワーだな。攻撃こそ最大だぜ♪」
「「ッ……!」」
さしもの地霊殿EXボスと心綺楼ラスボスと言えど原作の鎧武でも上位クラスであるゲネシスライダーとパワーにスピードを加えた戦闘経験豊富な自機相手では斬り伏せられた。しかもこいし達が使うジーンとマスカレイドメモリは原作Wで弱いクラスのもの……幾ら何でも力不足だ。
こいし「……クスッ、やるねお義兄ちゃん?流石はお姉ちゃんを惚れさせるだけはあるよ」ムクッ
こころ「しかしながら私達もこんなものではありません……貴女方が一筋縄で行かない相手と再確認できたので本気を出しましょう」ムクッ
魔理沙「そう来なくちゃな。歯応えが無けりゃ面白くないぜ」
英次「それなら見せてみな。お前らの本気って奴をよ」
こいし「言われなくとも!準備は良いこころちゃん?」クルッ
こころ「いつでもOKです」グッ
2人に促されこいし達は有言実行とばかりに行動を開始する。こいしは身構えるこころの背後に回ると右腕のDNAミキサーを構えた。そうして右腰を軽く叩く。
《ジーン》!
《マキシマムドライブ》!
こいし「ちょっと擽ったいよ♪」ズプププッ
こころ「んっ……!」ピクンッ
そうした事でメモリをマキシマムさせDNAミキサーをこころの背中に突き刺すこいし。痛み無く異物が入ってくる感覚にこころはムズ痒く感じ一方でこいしは背中に刺したDNAミキサーにマキシマムのエネルギーを送り込む……するとすぐさまこころに変化が現れた。周囲に浮かぶ面と横被りする面が光り輝き直後、ガイアメモリの音声でこう発せられる───
《クウガ》!
《アギト》!
《リュウキ》!
《ファイズ》!
《ブレイド》!
《ヒビキ》!
《カブト》!
《デンオウ》!
《キバ》!
《ディケイド》!
《ダブル》!
《オーズ》!
《フォーゼ》!
《ウィザード》!
《ガイム》!
こころ「仮面『十五の英雄』」
「「「……!」」」
遺伝子操作を利用し面が変化するは知る人ぞ知る歴代平成ライダー15世代……頭にクウガの面を被るこころはその服をマイティフォームと同じ配色の襟や袖が金縁の赤いものとなり拳を構えた───
丁度その頃、ココは何処か広い場所。
?「予定通り全てのメモリは適合する幻想郷の住人達に行き渡ったわ。後はソレらを博麗の巫女達が集めるだけよ」
?????「ご苦労様……それじゃのんびり見物と行きましょうか。私が仕掛けたこの異変を霊夢達がどう解決していくのかをね♪」
ソコに集う2人の同じイメージカラーを持つ少女達。2人は机に置かれた水晶に霊夢達を写し出しその様子をそこから見ていた———
英次は能力で声帯模写も可能。但し口調は自分寄りなのでご容赦を。
まともなこころ登場(笑)
嫉妬王のは最早キャラ崩壊をコンセプトにしてなかったら誰テメェ状態だと痛感しましたよ。
そんなこころはマスカレイドでこいしはジーン……マスカレイドこころの理由は心綺楼の英文タイトルが『ホープレスマスカレイド』でジーンこいしはスぺカに記憶『DNAの瑕』がありDNA=遺伝子だからです。しかし本当にメモリを当て嵌め易いよな東方キャラ。狙ってんのか石ノ森。
そしてジーンの能力でコンプリートフォーム擬きになったこころ。言わずもがなこの時点でジーンとマスカレイドを改良してますね。原作では弱かったこのメモリ達が私の手で強化されEXとラスボスに使われた事による実力、とくとご覧ください……期待半分で。
最後の黒幕らしき2人は誰でしょうね?ヒントは意外性がある黒幕でもう一人と同じイメージカラーです。コレで判っちゃった人は黙っていれば幸せになれますよ。