東方幻憶変 ~Fantasy of Gaia Memory~   作:秋塚翔

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ここから別のライダー作品ネタ等が入りますのでご了承下さい。



第五話「⑨の妖精/最強の妖怪軍団(笑)」

幻想郷に散らばったガイアメモリを回収するの為、まずは紅魔館へ向かう霊夢達一行。

しかし、その道中───

 

魔理沙「さっぶ!?何て寒さだ!」

 

早苗「こ、凍えそうですっ……!」

 

霊夢「異常ね。冬でもこんな寒さになりはしないのに……」

 

今三人が飛んでるのは霧の湖上空。その名の通り霧に包まれた大きな湖だ。

夏は涼しく冬は寒いここは、夏場に妖怪や妖精が集まる避暑地なのだが、今その涼しさは寒さをも凌ぐ域に達していた。

要するに、夏場では有り得ない程に凍えそうな位寒いのだ。

 

魔理沙「どうなってんだ?今は夏真っ只中なのに、馬鹿みたいに寒くて堪らないぜ」

 

早苗「おかしいですねっ。まるでここだけ冬が先に来ちゃったみたいですっ……!」

 

肩を竦めて身を縮める魔理沙とガタガタ震えている早苗。一方霊夢は、早苗と同じ腋巫女にも関わらず寒い素振りを見せず飛んでいた。

 

霊夢「仕方無い、一旦降りるわよ。この寒さの原因を凝らしめないと手が悴んで参るわ」

 

早苗「だ、大賛成ですっ。このまま風を浴びてたら風祝の私でも風邪を引いちゃいますっ!」

 

魔理沙「つまらんが同感だぜ。まだ地上の方がマシだ」

 

そう言い合い、ゆっくり降下する三人。眼下には濃霧に包まれた霧の湖があった───

 

 

少女着陸中……

 

ここは霧の湖。そこの水上……改め厚い氷に覆われて人間一人が余裕で乗れる氷上。

そこに外見は十歳に見える氷の羽根を携えた妖精が、腕を組んで立っていた。

 

魔理沙「お~いチルノーっ!」

 

チルノ「ん?……お、魔理沙」

 

空から降りてきた魔理沙が妖精の名を呼ぶ。

 

早苗「うわっ、地上に降りても変わらず寒いです(泣)」

 

霊夢「我慢しなさい。慣れなくちゃ春夏秋冬この格好は着れないわよ」

 

一拍遅れて腋巫女二人が降りてくる。それを見てチルノは玩具を見付けた子供の様ににやけた。

 

チルノ「霊夢とサナージも一緒なんだ!それは好都合ね!」

 

早苗「サナージって何!?某配管工の空気な弟!?」

 

霊夢「? 好都合って何よ?」

 

早苗の突っ込みをスルーして霊夢が聞く。するとチルノは右手を頭上に振り上げた。

 

チルノ「アンタ達はアタイ達に倒される為にここに来たのさ!アタイの所に来たのが運の尽きね!」

 

パチンッ!と指を鳴らす。同時に草むらや木陰から四つの影が飛び出し、チルノの左右に並んだ。

 

霊夢「! ……ああ、アンタ達か」

 

リグル「反応薄い!折角来るまでずっと潜んでたのに!」

 

ミスティア「予想以上に白けられた顔で見られてるね……」

 

ルーミア「失敗なのかー」

 

チルノ「ちぇっ!予定では滅茶苦茶驚かれる筈なのに!」

 

大妖精「あははは……(苦笑)」

 

期待通りの反応が得られず落胆するチルノと四つの影……もとい蛍妖怪のリグル・ナイトバグに夜雀のミスティア・ローレライ、宵闇妖怪のルーミアと大ちゃんこと大妖精。

大妖精を含めた『バカルテット』は、いつもつるんでいるグループな為に霊夢達は馴染み深くて驚かなかった様だ。

 

早苗「こ、好都合って、まるで私達を待ってた様な口振りですね!?私達に何か用ですかっ?出来れば手短に!」

 

ガタガタ震えて聞く早苗。するとチルノは改めて霊夢達に向き直り、ふんぞり返って言う。

 

チルノ「ふふんっ!お察しの通りアタイ達はアンタ達を待ってたのさ!今日でアンタ達の栄光は終わりだよ霊夢!魔理沙!サナージ!」

 

魔理沙「あ?どう言う意味だ?」

 

だからサナージじゃない!と言う早苗の叫びを無視して聞く魔理沙。チルノは不適な笑みを浮かべて手を広げる。

 

チルノ「今日アタイ達はアンタ達を超える!新しい力を得て生まれ変わったアタイ達はアンタ達を倒して新たな組織の幕開けにするのさ!」

 

「「「新たな組織?」」」

 

首を傾げる三人。更にチルノは両手を左右に広げる。

 

チルノ「そう!昔のアタイ達はもう死んだ!ここに居るのは最強の妖怪組織。その名も───

 

チルノ軍団(仮)よ!」

 

魔理沙「何だそのふざけた名前?」

 

早苗「ハブられダークライダーですか……」

 

呆れた顔をする魔理沙と早苗。しかし霊夢は勘で気付いていた。『新しい力を得た』と言うチルノの言葉に。

 

霊夢「アンタ達……ガイアメモリを持ってるのね?」

 

チルノ「何それ?良く判んないけどアタイ達の力を見せたげる!行きなさいリグル!みすちー!るみゃ!」

 

チルノの声と同時に前に出てきた三名。そしてそれぞれ懐から案の定ガイアメモリを取り出すと起動ボタンを押した。

 

《コックローチ》!

《バード》!

《ゼロ》!

 

チルノ「さぁ行くわよ霊夢に魔理沙にルイージ!アタイ達の覇道の糧となれ!」

 

リグル「見た目はアレだけど僕は蛍だからね!?」

 

ミスティア「さぁ飛び立つよ!」

 

ルーミア「行くのかー」

 

霊夢「三人掛かりね。なら容赦無しよ」

《ジョーカー》!

 

早苗「最早私の要素消えた!?」

 

そして一対三の戦いが始まった……




リグルは弄られネタ。
ミスティアは安直に鳥。
ルーミアは闇=無と言うイメージがあるので小説版より抜擢。
と言う具合です。ちなみにサブタイも含め二つ程伏線的なのも拙いながら仕込んだので是非とも暇ならお考えください。
考えずとも、いずれ判るので気にしなくても良いですが……(苦笑)
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