今回はデュエル無しです。
ですので代わりと言っては何ですが、この小説のデュエルアカデミアの設定を↓に書きました。
原作とは少々違う感じになっていますので、ぜひご覧ください。
―デュエルアカデミア設定―
寮の上下関係は
オベリスク
↓
ラー
↓
オシリス
と原作どおりだが、近年になって女子生徒が急増したため、イエローとレッドにも女子が振り分けられることになった。
イエローには女子寮があるが、レッドに入る女子がごく稀なため、レッドには女子寮がない。
レッド・イエローの女子制服は『遊戯王オンライン』の女性アバターのレッド制服とイエロー制服をイメージしてください。
とりあえずはこんなところですかね?
感想お待ちしております!!
夏も終わり、新しい季節として秋を迎えたように、ここデュエルアカデミアでも新入生が迎えられようとしている。
今日はアカデミアの入学式。
難関と呼ばれる試験を見事突破した少年少女がアカデミアの門をくぐる最初の日。
デュエルアカデミアは離れ孤島にある。小さな島だが、デュエリストを養成するにはちょうどいい場所だと言う理由で、あの海馬コーポレーションの社長『海馬瀬人』が造った学校なのだそうだ。
彼らは今日、この島に到着する。
島に向かう船にはかなりの人数がいる。いずれも今日からこのアカデミアの高等部に通う者達だ。
そして、入学試験でアカデミア校長であるクロノスを破った少女……遊城千代もこの船に乗っていた。
「あう~気持ち悪い~……」
盛大に船酔いしているが……
「千代~しっかりしなよ?酔い止めの薬は飲んだの?」
「それが……家に忘れてきちゃって~」
隣の席に座るクリスに背中をさすってもらっているが、一向に気分が優れない千代。
『クリクリ~』
「ほら、ハネクリボーも心配してるよ?」
千代のデッキから出てきたハネクリボーを見てそう言うクリス。どうやら彼女にもカードの精霊が見えているようだ。
「うぅ…ありがとうハネクリボー……大丈夫だから」
心配そうな瞳で自分を見つめるハネクリボーに笑顔を浮かべてそう言う千代だが、やはり顔色は優れない。すると……
「ほらよ」
「え?」
突然誰かに目の前に酔い止めの薬を差し出され、千代は驚きながらその人物に視線を向けた。
「よっ!また会ったな!」
「あなたは……あの時の……!」
その人物とは、入学試験会場で千代とぶつかった人物……神谷玲路であった。
「酔ってからじゃ遅いと思うけど、気休め程度にはなるだろ。一応飲んどけよ」
「あ、うん……」
千代は戸惑いながらレイジから酔い止めの薬を受け取り、3粒ほど取り出して口に含み、持っていたペットボトルの水で流し込んだ。
「ふう……ありがとうございました」
「どういたしまして……えっと……」
「あ、すみません。私は遊城千代と言います」
「俺は神谷玲路。よろしく!」
「はい、よろしくお願いします!」
互いに自己紹介をしてから握手をかわすレイジと千代。
「じゃあついでにボクも…千代の幼馴染みでクリス・アンデルセンだよ、よろしく!」
「こちらこそ!」
今度はレイジとクリスが握手を交わす。
「ねぇねぇ!君って確か、受験番号028番の人だよね?」
「あぁ、そうだけど……」
「入学試験のデュエル見てたよ!試験管相手にあそこまで圧倒するなんて凄いね!ねぇ千代?」
「うん!神谷君のタクティクス、凄く鮮やかでした」
「それほどでもないよ。それを言うなら、校長先生に勝った遊城さんの方が凄いと思うよ。ラーイエローは確実だな」
「「……………」」
「……あれ?」
突然目をそらす二人に、レイジは首を傾げる。
「あはは~実はボク達……オシリスレッドなんだ~」
「恥ずかしながら……」
そう……アカデミアには『オベリスクブルー』『ラーイエロー』『オシリスレッド』の三つの階級を分けるクラスがあり、千代とクリスはそこの所属となっていた。
「そうなのか……ま、俺もオシリスレッドだけどな」
「あ、そうなんだ」
「じゃあボク達三人共、一緒の寮だね♪」
レイジもオシリスレッド所属だと聞いて、嬉しそうな表情をする二人。
「それしても変だよね~」
「何が?」
「ボクがオシリスレッドに所属になった理由は、たぶん筆記試験をほとんど白紙で出したからだと思うけど……」
「(さらりと凄いこと言ったな。つまりアンデルセンはほとんど実技試験だけで合格したってことか)」
「成績優秀で、実技試験でクロノス校長に勝った千代がオシリスレッド所属って言うのは納得できないんだよね~」
「ク…クリスちゃん、私は別に成績優秀なんかじゃ……」
「中学校のテストで平均点90点台の千代が優秀じゃなかったら、誰が成績優秀になるのさ?」
「あうぅ……」
クリスにツッコまれ、シュンッと項垂れる千代。
「まぁいいじゃねーか、クラスなんてどこでも。それに、たまたま会った俺と遊城とアンデルセンの三人全員がオシリスレッドなんて、何か縁を感じるじゃねーか。とりあえず3年間、よろしくな二人共!」
「それもそうだね!よろしくレイジ君!あ、ボクの事も名前で呼んでくれていいよ。ファミリーネームは呼ばれ慣れてないからさ」
「私の事も千代でいいよ」
「そうか?じゃあ俺の事もレイジでいいぜ。改めてよろしくな…千代!クリス!」
「「よろしく!!」」
こうして、さっそく友達が出来た三人であった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
その後…ようやく島に到着し、一つの教室に集められた新入生一同。その教室には、赤・青・黄のそれぞれ三色の制服に身を包んだ少年少女達がいた。
そしてその教室では、入学式が行なわれていた。
『オホン……デュエルエリートの諸君、入学おめでとうなノーネ!君たちーは、本校の狭き門を実力で潜り抜けたノーネ。未来のデュエルキングを目指して、楽しく勉強するノーネ!』
アカデミア校長であるクロノスのその言葉を最後に、入学式は無事に終了した。
そして入学式が終わった後、レイジ・千代・クリスの三人は学校の正門前に集まっていた。
「くあ~やっと終わった。俺こういう堅苦しいの苦手なんだよ」
「ボクも同か~ん。何か肩凝るんだよね~」
「ふ、二人共……」
そんなに長くない入学式だったのだが、何故か疲れた様子を見せる二人に千代は苦笑いを浮かべる。
「んで、このあとどうすりゃいいんだっけ?」
「えっと……入学式が終わったら、それぞれの寮で歓迎会が行なわれるんだって」
レイジの質問に、千代は先ほど入学式前に配られたアカデミア専用の携帯『PAD』で今後の予定を確認しながら答えた。
因みにこの三人はすでにアドレスを交換済みである。
「そんじゃあさっそく寮に行くか。レッド寮はどっちだ?」
「えっと……あっちだね」
千代はPADで地図を開いて、レッド寮の場所がある方向を指差す。
「じゃあ行こうぜ!」
レイジの言葉に千代とクリスも頷き、三人はレッド寮へと向かったのであった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
「これがオシリスレッドの寮……」
「なんつーか……」
「ボロだね」
オシリスレッドの寮にやって来た三人は愕然とした。何故なら、レッド寮はまるで年季の入ったアパートのような建物だったからだ。
壁のあちこちには小さなヒビが入っており、赤い屋根も所々色が剥がれている。
「とりあえず部屋に荷物置きに行こうぜ」
「そうだね。えっと…ボクの部屋が103号室だね。千代は?」
「私は104号室、クリスちゃんの隣だよ」
「俺は204号室…千代の上の部屋だな。荷物を置いたら、またここに集合な」
「オッケー♪」
「わかりました」
レイジがそう言うと、三人はそれぞれの部屋へと向かった。
「えーっと…204号室は……ここだな」
部屋番を確認しつつ、レイジは部屋のドアを開けて中に入る。そこで目に入ってきた光景は、決してお世辞にも広いとは言えない部屋と、備え付けられた机と三段ベッドだった。
「見た目通り、やっぱり狭いんだな。まぁ生活には困らない程度の備えはあるみたいだし、細かいことはいっか」
部屋の中を見回しながら荷物を置くレイジ。すると……
「あれ?同室の人?」
「ん?」
突然頭上から声が聞こえ、そちらに視線を向ける。そこには、三段ベッドの一番上から顔を出している黒髪を一つ結いにした少年の姿があった。
「あっ……キミ、神谷玲路でしょ?」
「俺を知ってんのか?」
「うん、入学試験で君のデュエルを見てたからね。凄く面白い人だと思ったから、すぐにわかったよ」
そう言ってベッドの上から降りながら笑みを浮かべる少年。
「僕は凛……『万丈目凜』だよ。同じ一年で同じ部屋同士、仲良くしようよ」
「おう!よろしくな、万丈目!」
「凛でいいよ。双子の兄さんがいるから、そっちと紛らわしくなるし」
「そっか、じゃあ俺もレイジでいいぜ。改めてよろしくな、凛!」
「うん、よろしくレイジ」
そう言ってお互いに握手を交わすレイジと凛。すると、レイジのPADが鳴り始める。
「っと……メール?クリスから?」
どうやらクリスからのメールらしく、レイジは突然のメールに首を傾げながらメールを開く。
PADによるメールは動画を使うこととが出来るので、クリスの顔がそのまま楓の画面に映し出される。
『レイジ君レイジ君!ちょっとボクの部屋に来てみてよ!すっごい部屋だからさ!!』
と…メールなので当然だが、一方的に言いたい事だけを言って画面からクリスの顔が消える。
「友達?」
「まぁな。ちょうどいいや、凛の事も紹介したいし、一緒に行こうぜ!」
「いいの?じゃあお言葉に甘えて」
レイジの提案を凛は快く承諾し、一緒にクリスの部屋へと向かった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
「おーいクリス、言われたとおり来たぜ──ってなんだこれ!!?」
クリスの部屋へとやって来たレイジは驚愕した。何故なら、その部屋は先ほどの自分の部屋とは違い、もの凄く豪華な造りとなっていたのだから。
「あ、レイジ君……」
「どう!?どう!?ビックリした!?」
「千代…クリス……この部屋って……?」
「うん、私もビックリした……」
クリスの部屋である203号室と千代の部屋の204号室の部屋……この二つの部屋をぶち抜きで使っているため部屋は非常に広く、さらには高級ベッドやソファーまでもが設置されており、極めつけには温泉までついているのである。
とてもレッド寮の部屋とは思えないほどの部屋であった。
「スッゲェな……俺達の部屋とは大違いだ。なぁ凛」
「うん、下手したらブルー生徒の個室より豪華なんじゃないかな?」
「あれ?その人は?」
「あぁ、こいつは俺のルームメイトの凛だ」
「僕は万丈目凛。凛でいいよ」
「ボクはクリス・アンデルセン!ボクの事もクリスでいいよ!」
「遊城千代と言います。私の事も千代で……」
「よろしく、クリスちゃん、千代ちゃん」
そう言ってお互いに自己紹介を済ませる三人。
新たに凛が加わったメンバーは、その後は雑談…主にデュエルの話で盛り上がったのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
夕方……場所はレッド寮の食堂。
そこでこれから夕食とレッド寮の寮長の紹介があるである。
「レッド寮の寮長ってどんな人かな?」
クリスは同席の他の三人に問い掛ける。
「レッド寮の寮長だからね、緩い人じゃない?」
「いや分かんねーぞ、もしかしたらレッドらしく熱血教師かもしれねぇな」
「私は──ひゃっ!?」
すると、何かを言おうとした千代が突然悲鳴を上げた。
「千代、どうかしたか?」
「あ、足元に何か……!」
「足元?」
そう言って千代とクリスはテーブルの下を覗き込む。そこには……
「ニャ~ン」
茶色の毛並みをした猫が居た。そしてその猫の姿を見た途端、千代とクリスは驚愕の声を上げた。
「ア…アテム!!?」
「何で千代ん家のアテムがここにいるのさ!!?」
「その猫、千代ちゃんの?」
「うん、私の実家で飼ってる猫なんだけど……どうしてここに?」
千代は自分の愛猫である『アテム』を抱き上げながら首を傾げる。すると……
「お、アテム!そこに居たのか!」
食堂の奥から一人の男性が顔を出した。
「……え?」
「あれ……?」
その男性の顔を見た瞬間、千代とクリスは愕然とした表情を浮かべた。何故なら……
「みんな入学おめでとう!俺はレッド寮寮長の『遊城十代』。担当科目は体育だ。よろしくな!」
そう…その青年は千代の父親の十代だったのである。
「……何で?」
千代はポツリと呟いた声は、虚しく食堂に響き渡った。
◆◇◆◇◆◇◆◇
「ふーん…じゃあ遊城先生は千代の父親なのか」
「うん……恥ずかしながら……」
夕食を口にしながら尋ねるレイジの言葉に、恥ずかしそうに俯きながら答える千代。
「あはは……でもこれで納得した。千代がオシリスレッド所属になったのは十代さんが裏で手を回してたんだね」
「うぅ……何でそう言うことするかなぁ……」
「ま…まぁ、楽しそうな親父さんじゃねぇか」
クリスの言葉を聞いて更にヘコむ千代を、レイジが励ますようにそう言う。
すると、夕食を食べ終えた十代が席を立ち上がる。
「んじゃ、これにて歓迎会は終了だ。各自食い終わったらちゃんと食器を返却しとけよ。それと、明日から授業が始まるから、夜更かしせずにしっかり寝るんだぞ」
食堂にいる生徒達にそう言い終えると、十代はそのままレイジ達の席へと歩いて行った。
「千代、クリス、今日からよろしくな♪」
「……むぅ~」
「にししっ♪よろしく十代さん!じゃなかった、十代先生♪」
十代がイタズラを成功させたような笑みを浮かべながら千代とクリスの二人にそう言うと、千代は不満そうに頬を膨らまし、クリスはそんな千代を見て面白うそうな笑みを浮かべながら十代に返事を返した。
そしてそれを聞いた十代は、レイジ達にも視線を向ける。
「お前ら、千代の新しい友達だろ?」
「あ、はい!神谷玲路と言います」
「僕は万丈目凛です」
凛の名前を聞いた途端、十代は驚いたような顔をした。
「万丈目!?ってことはお前……」
「はい。僕はこの学校の卒業生であり、あなたの同級生だった万丈目サンダーこと『万丈目準』の息子ですよ」
「そっかぁ、お前万丈目の息子だったのか!双子の息子がいるとは聞いてたけど、実際に会うのは初めてだな」
「僕の双子の兄さんも、この学校にいますよ」
「そうか。まぁ二人共、これからも千代のことよろしくな。こいつ、しっかりしてそうで実は結構抜けてるとこあるからさ」
「あ……はい」
「わかりました」
「ちょっとお父さん!!!」
十代の言葉に二人が頷くと、千代が顔を真っ赤にしながら怒鳴った。
「もう~~!!恥ずかしいからそう言うこと言うのやめてよ!!」
「はは、わりぃわりぃ。ま、とにかくよろしくな!」
そう言い残して、十代はアテムを抱きかかえて食堂から出て行った。
「もー!お父さんったら~!!」
「千代、どうどう……」
「面白い先生だな」
「そうだね」
十代が出て行ったあと、レイジ達はそんな会話をしていた。
◆◇◆◇◆◇◆◇
「ふう……」
寮長室へと戻ってきた十代は、一息をつきながら抱えていたアテムを床におろす。
「ニャーン」
すると、アテムの口が大きく開かれ、そこから何やら光る球体が飛び出してきた。そしてその球体は、メガネをかけた糸目の男性へと姿を変えた。
『いや~デュエルアカデミアレッド寮、懐かしいのにゃ~』
「大徳寺先生……」
その男性こそ、学生時代の十代の恩師の『大徳寺』である。もっとも現在は魂だけの存在…いわゆる幽霊であり、その証拠に姿が半透明である。
『それで十代君、キミが精霊王と呼ぶ少年…会ってみてどうだったにゃ?』
「今はまだ、アイツの力は覚醒してないからわからないから何とも言えない……これからも監視は続けるさ。その為にクロノス先生に無理言ってレイジをオシリスレッドにしたんだしな。それに……」
『それに?』
「実際に会ってみてわかった。あいつは…レイジはいいデュエリストになれるってな」
そう言い切る十代を見て、大徳寺は面白そうに微笑む。
『相変わらずだにゃ~。まぁ確かに、彼の目は入学したてのキミにちょっと似てたのにゃ』
「そりゃいい、将来は大物だな」
『でも千代ちゃんまでレッドに配属させたのはどうしてなのにゃ?筆記と実技、共に優秀な彼女なら間違いなくイエロー……そして月一試験を受ければ、ブルーになることだって夢じゃないのにゃ』
「………千代をブルーに行かせるわけにはいかねぇんだよ」
大徳寺の質問に、十代は悲痛な表情をしながら答える。
『ひょっとして、ブルーにいる〝彼〟が関係しているのかにゃ?』
「あぁ……アイツは千代にとっては過去の精神的外傷(トラウマ)そのもの……もし出会ってしまったら、千代は今度こそデュエルをやめてしまうかもしれない……」
『精霊王のレイジ君に、千代ちゃんのトラウマ……色々と問題が山積みでキミも大変だにゃ~。それに加えて、寮長の仕事はもっと大変だにゃ、十代先生♪』
そう言って、空気を変えるように意地の悪い笑顔を浮かべる大徳寺。
「うっ…大徳寺先生に言われると説得力があるな……ってか、先生も手伝ってくれよ?」
『嫌なのにゃ♪と言うか、私は幽霊だから手伝えることなんて何も無いのにゃ~』
「だったらさっさと成仏してくれよ。ファラオが亡くなって、先生もようやく成仏かと思ったら、今度はファラオの子供のアテムに飲み込まれちまうんだからよ」
『ふっふ~ん…私はもうとことんまでキミに着いて行くと決めたのにゃ~。言うなれば、私はキミに憑りついた幽霊なのにゃ~。死ぬまで一緒だにゃ、十代君♪』
そんな大徳寺の言葉を聞いた十代は、ゲンナリとした表情を浮かべる。
「気持ち悪いこと言うなよ大徳寺先生……アイツに無理矢理成仏させられても知らねーぞ」
『……そ、それもそうだにゃ。キミの奥さんは怖いからにゃ~』
十代がそう言った瞬間、大徳寺は顔を青ざめさせながらそう言った。
「まぁとにかく……俺がこの学園に教師として戻ってきたのは、あいつらを正しき方向へ導くためだ。もう二度と……ダークネスを復活させない為にもな」
そう言って十代は、部屋の窓から見える、夜空に浮かぶ満月を眺めていたのであった。
つづく