ですが、そのオリカはいつかカード化されると信じています!!
次回からオリカをドンドン混ぜていきたいと思います!!
デュエルの指摘などがありましたら、遠慮なく仰ってください!!(出来ればオブラートに包んで……)
感想お待ちしております!!
月一試験が終わってから数日。
本日は日曜日なので、当然アカデミアの授業は全て休みである。この日の生徒達は、この間までテスト期間であった為か、大半がのんびりとしていた。
そしてそれはもちろん、レイジ達も例外ではなかった。
「だからさ、俺はこのカードを使ってこのコンボを使う方がいいと思うんだが……」
「確かに、その強力なコンボが決まれば一気にデュエルをモノにできるかもね。でもさ、コストが必要なそっちのカードよりも、このカードを使った方がノーコストでコンボを成立させられると思うんだけど」
「俺もそう考えたんだけど、そのカードは制限指定されてデッキに1枚しか入れられねーだろ? コンボを確実に決めるには、最低でも2枚はデッキに入れた方がいい。それに加えてこのカードを使ったら、コストはほとんどなくなるぜ」
「なるほど……じゃあさ、今度は逆にそのコンボを相手が使ってきたらどう対処する?」
「そうだな……手っ取り早く対処するなら、カード効果を無効化してコンボそのものを成立させないってやり方もあるが、もし相手がコンボを成立させてきたら、このカードを使って──」
「あのさー2人共……」
机に何枚ものカードを広げながら色々と話し合っていたレイジと凛に、クリスが苦笑気味に声をかける。
「デュエルの戦略を話し合うのはいいんだけどさー……何でボク達の部屋でやるの?」
そう……現在レイジと凛が居る部屋は、千代とクリスの部屋なのである。
「いくらボク達だからって、女子の部屋に堂々と居座るのはどうかと思うよ?」
「しょうがねーだろ、俺達の部屋は狭いんだからよ。あと、いかにも俺らが無理矢理押しかけたみたいな言い方するな。ちゃんとお前に許可貰ってから入っただろ」
「カードがどこかの隙間とかに入っちゃったら、取るのにも一苦労だしね」
「あぁ、1回ベッドの下の奥にカードが入り込んだ時は焦ったな。2人がかりで何とかベッドを動かして取り出せたが……」
「そのベッドをまた戻すのもまたメンドクサイんだよね……」
「あはは……それは大変だね……」
レイジと凛の疲れたような言葉に、苦笑いを浮かべるクリス。
「そういや、千代はいねーのか?」
レイジは部屋を見回しながらクリスに尋ねる。
「千代なら購買に行ったよ。何だか急にドローパンが食べたくなっちゃって」
「パシリかよ……」
「違うよー! ちゃんとジャンケンでどっちが行くか決めたモン!」
レイジの言葉に頬を膨らませながら抗議するクリス。すると……
バンッ!!
「ク…ククククリスちゃん!!!」
「うわっ!? ビックリした!! なに!? 千代!? どうしたの!!?」
突然勢い良く部屋のドアが開かれ、何やら興奮した様子の千代が駆け込んできて、クリスの両肩を掴んだ。当然、そんな千代に驚くクリス。
「さ、さっきドローパンを買ったついでに新作のカードパックを買ってみたら……新しいヒーローのカードが2枚も入ってたんだよ~!!」
そう言うと、クリスはポケットから2枚のカードを取り出してクリスに見せる。その2枚とは……
E・HERO The シャイニング
E・HERO エスクリダオ
と、表記された融合モンスターのカードであった。
「光と闇の2体のヒーローだよ!! しかも2体ともすっごくカッコイイんだよー!!」
「ちょっ…千代……!! わかったから、落ちつ──うえっ…気持ち悪くなってきた……」
新しいヒーローカードを手に入れたことで大興奮な千代はクリスの両肩をガクガクと揺らすが、そのせいでクリスの顔色が悪くなっていった。
「おーい千代、一旦落ち着け。クリスの顔色がマジでヤバイから」
「はっ……!!」
レイジの一言にようやく我に帰る千代。
「ご、ごめんなさいクリスちゃん! 大丈夫!?」
「うー…ちょっと頭クラクラするけど大丈夫……」
千代から解放されたクリスは片手で頭を軽く押さえながら答える。
「もう、千代……新しいヒーローが手に入ってハシャグ気持ちも分かるけど、ボクを巻き込まないでよ」
「あう…ごめんなさい」
千代はそう言いながら、申し訳なさそうに謝罪をする。
「まったく……次やったら揉むからね?」
「なにを!!?」
「なにって……ねぇ?」
「ひっ……!!」
クリスの獲物を狙うような視線に、千代は咄嗟に自分の胸を両腕で隠す。しかし、そんな千代の反応を見て「にししっ」と面白そうに笑っているあたり、本気ではないのだろう。
すると、そんな2人のやり取りを見ていたレイジが思い出したようにポツリと呟く。
「そう言えば、俺も昨日買った最新パックの中にヒーローのカードが入ってたな」
「本当に!!?」
「うおっ!?」
その呟きが聞こえたのか、いつの間にか千代がレイジの目の前に迫ってきていた。
「そのヒーローを見せてください!! お願いします!!」
「わ、わかったから落ち着け!! 近い、顔が近い!!」
またもや興奮して詰め寄ってくる千代を何とか抑えたレイジは、「ちょっと待ってろ」と言い残したあと、一旦自室へと戻ってカードを取りに行った。
「~♪~~♪~♪」
「本当に千代ちゃんはヒーローが好きなんだね」
「うん、千代は子供の頃から筋金入りのヒーロー好きだからね。新しいヒーローと出会った日はいつもあんな感じだよ」
嬉しそうにレイジを待っている千代を見ながらそんな会話をする凛とクリス。その間に、レイジがカードを持って戻ってきた。
「持ってきたぞ。ほら、コイツだよ」
「わあ……!!」
そう言ってレイジが差し出したのは……
E・HERO Great TORNADO
と、表記されたヒーローであった。
「
また新たなヒーローのカードを目の当たりにして、目を輝かせる千代。そんな千代にレイジは……
「よかったらそのカード、やろうか?」
と言った。当然千代はその話に食いつく。
「えっ!? いいの!!?」
「おう、どうせ俺が持ってても宝の持ち腐れだからな……それだったら千代が使ってやった方がカードも喜ぶってモンだろ?」
「……うん、ありがとうレイジ君♪」
そう言って笑顔で千代にカードを差し出すレイジと、同じく嬉しそうな笑顔を浮かべながらカードを受け取る千代。
「でも……何だか申し訳ない気がする」
「申し訳ない?」
「うん。だって私、レイジ君にお世話になりっぱなしだもん……入学式の日には私に酔い止めをくれたり、この間の試験の時には私を叱咤してくれたり、今日だってカードを貰ったり……」
「いや……別に俺が好きでやったことだから気にしなくてもいいんだが……」
「それでも気にするよぉ……」
本気で申し訳なさそうな表情をする千代に、困ったように「うーん……」と唸るレイジ。すると、何かを思いついたように口を開く。
「んじゃあさ、さっき手に入れた2枚のカードと、俺がやったカード……その3枚を投入したデッキで俺とデュエルしてくれないか?」
「え?」
レイジの提案にポカンとする千代。
「この間の千代と凛のデュエルを見て、そのうち千代とデュエルがしたいと思ってたから丁度いい。それに千代だって、新しいヒーローが活躍する姿を見たいだろ?」
「……うん、見たい」
レイジの言葉が図星だったのか、千代は戸惑いながらも頷いた。
「やろうぜ千代! 俺の精霊デッキとお前のヒーローデッキ……どっちが強いか勝負だ!!」
「……わかった! やろう、レイジ君!!」
レイジの言葉にようやく頷いた千代は、快く彼の提案を受け入れた。
そして場所は移り、レッド寮前の白線で描かれたちょっとしたデュエルスペース。そこでレイジと千代はお互いのデュエルディスクを構えて向かい合っていた。
「レイジと千代ちゃんのデュエルか……いいね、物凄く興味をそそる……ゾクゾクするよ♪」
「千代ー! 頑張れーー!!」
当然そのデュエルを観戦する為に、凛とクリスはスペース外で2人のデュエルを心待ちにしている。
そして、レッド寮から少し離れたところから、そのデュエルを見学している人物が2人……いや、正確には3人と1匹……
「千代とレイジがデュエルすんのか……こりゃあ見応えがありそうだぜ」
「そうね、面白いデュエルになりそう」
『十代君が精霊王と呼ぶレイジ君か…その十代君の愛娘の千代ちゃんか…どっちが勝つのか見物だにゃ♪』
「ニャーン」
上から十代、明日香、大徳寺、アテムの順番でそう口にしながら、3人と1匹はレイジと千代のデュエルを見守る。
「さぁ行くぜ、千代!!!」
「うん!! 負けないよ、レイジ君!!!」
そう言うと、2人はデュエルディスクを起動させ、高らかに叫んだ。
「「デュエル!!!」」
先攻
遊城千代
LP:4000
後攻
神谷玲路
LP:4000
◆◇◆◇◆◇◆◇
「私の先攻…ドロー! 私は『E・HERO エアーマン』を攻撃表示で召喚します!」
E・HERO エアーマン
LV:4
ATK:1800
「エアーマンのモンスター効果! このカードの召喚に成功した時、デッキから『HERO』と名の付くモンスター一体を手札に加えます。私はデッキから『E・HERO オーシャン』を手札に。そして手札から魔法カード『E―エマージェンシーコール』を発動します! デッキから『E・HERO』と名の付いたモンスターを手札に加えます。この効果により『E・HERO フォレストマン』を手札に……」
合計2枚のカードをデッキから抜き出し、手札に加える千代。
「さらに続けて魔法カード『融合』を発動します!!」
「なっ!? いきなりかよ!!?」
「手札のオーシャンとフォレストマンを手札融合! 来てっ!! 私のフェイバリットカード『E・HERO ジ・アース』!!!」
E・HERO ジ・アース
LV:8
ATK:2500
「カードを2枚セットして、ターンエンドです」
千代
LP:4000
ジ・アース(ATK:2500)
エアーマン(ATK:1800)
伏せカード:2枚
手札:1枚
「千代のヤツ、最初から飛ばしてるなぁ…けど負けねぇぜ!! 俺のターン、ドロー!! 俺は『憑依装着―アウス』を召喚!!」
憑依装着―アウス
LV:4
ATK:1850
「頼むぜアウス、力を貸してくれ」
『うん、それはいいんだけどさ、レイジ……』
「? なんだよ?」
『対戦相手のあの子……ちょっとボクに似てない?』
「ふえ?」
突然アウスに指差されながらそう言われ、呆然とする千代。
「………言われてみれば」
『でしょ? 絶対あの子、メガネをかけたらボクと瓜二つだよ!』
「確かに……今度試してみるか」
「あのー…レイジ君?」
「ん? おぉ、わりぃわりぃ! デュエル続行だ!」
千代に声をかけられ、思い出したかのようにデュエルを続けるレイジ。「あとで千代にメガネをかけさせてみよう」と心に決めながら……
「バトルだ! アウスでエアーマンを攻撃!!」
『地裂衝!!!』
アウスが持っている杖を振るうと、地面から強力な衝撃波が放たれる。
「罠カード『ヒーローバリア』を発動します! 私の場に『E・HERO』が存在する時、相手の攻撃を1度だけ無効にします!!」
だが、アウスの攻撃は円形のバリアによって防がれる。
「くっ…カードを1枚セットして、永続魔法『魔法族の結界』を発動!フィールド上の魔法使い族モンスターが破壊される度に、このカードに魔力カウンターを1つ置くことが出来る。ターンエンドだ」
レイジ
LP:4000
憑依装着―アウス(ATK:1850)
魔法族の結界(MC:0)
伏せカード:1枚
手札:3枚
「私のターン、ドロー! 『E・HERO ザ・ヒート』を召喚します!」
E・HERO ザ・ヒート
LV:4
ATK:1600
「ザ・ヒートは私のフィールド上に表側表示で存在する『E・HERO』1体につき、攻撃力が200ポイントアップします! 私の場にはザ・ヒート自身を含めて3体…よって600ポイントアップです!」
E・HERO ザ・ヒート
ATK:1600→2200
「ザ・ヒートでアウスを攻撃!! ヒート・ナックル!!」
「罠発動!『和睦の使者』! このカードを発動したターン、相手から受ける戦闘ダメージは全て0になり、自分のモンスターも戦闘では破壊されない!」
レイジとアウスの前に出現した透明なバリアがザ・ヒートの攻撃を防いだ。
「私はこのままターンエンドです」
千代
LP:4000
ジ・アース(ATK:2500)
エアーマン(ATK:1800)
ザ・ヒート(ATK:2200)
伏せカード:0枚
手札:1枚
「俺のターン、ドロー……モンスターをセットして、アウスでエアーマンを攻撃!!」
『地裂衝!!!』
アウスの攻撃は、今度こそエアーマンを破壊した。
「うっ……!」
千代
LP:4000→3950
「そして千代の場のヒーローが減ったことにより、ザ・ヒートの攻撃力がダウン!」
E・HERO ザ・ヒート
ATK:2200→2000
「カードを3枚セットして、ターンエンドだ」
レイジ
LP:4000
憑依装着―アウス(ATK:1850)
魔法族の結界(MC:0)
リバースモンスター:1体
伏せカード:3枚
手札:0枚
「私のターン、ドロー!
(……私の手札にはネクロダークマンとエッジマンの2体のみ……このターンに無理に召喚する必要はない。ならこのターンの召喚は諦めて……)
ジ・アースでアウスを攻撃!! アース・インパクト!!!」
「させっかよ! 罠発動!『パワー・フレーム』!! 自分のモンスターが、その攻撃力よりも高い攻撃力を持つモンスターの攻撃対象に選択された時、その攻撃を無効にしてこのカードを攻撃対象となったモンスターに装備! そしてこのカードを装備したモンスターは、その時の攻撃モンスターと攻撃対象モンスターの攻撃力の差分、攻撃力をアップする!
ジ・アースの攻撃は無効となり、アウスにこのカードを装備! ジ・アースとの攻撃力の差分……650ポイント、攻撃力をアップさせる!」
憑依装着―アウス
ATK:1850→2500
「なら、ザ・ヒートでリバースモンスターを攻撃します!! ヒート・ナックル!!」
ザ・ヒートの炎の拳が、伏せられたモンスターを襲った。
「この瞬間、『メタモルポット』のリバース効果発動! お互いのプレイヤーは手札を全て捨て、その後デッキからカードを5枚ドローする! 俺は手札がねぇから、そのまま5枚をドロー」
レイジはデッキからカードをそのままドローし、千代は2枚の手札を捨てたあと、カードを5枚ドローした。
そしてカードをドローした千代は、再び思案顔になる。
「(……このターン、召喚は諦めていたけど、レイジ君のメタモルポットのおかげで手札に余裕が出来た……でもここで普通に召喚しても、次のターンで確実に倒されてしまう……だったら!)
私はバトルフェイズを終了して、メインフェイズ2へと移行! そして魔法カード『
墓地から2枚のカードを抜き取り、手札に加える千代。
「そして再び『融合』を発動します!!」
「ここでまた融合だと!?」
「場のザ・ヒートと、手札のフォレストマンを融合!! 灼熱のヒーロー『E・HERO ノヴァマスター』!!」
E・HERO ノヴァマスター
LV:8
ATK:2600
「カードを2枚セットして、ターンエンドです」
千代
LP:3950
ジ・アース(ATK:2500)
ノヴァマスター(ATK:2600)
伏せカード:2枚
手札:2枚
「俺のターン、ドロー!!
(攻撃力2500と2600の2体ヒーローか……正直厳しいが、手はある!)
俺は『憑依装着―ヒータ』を召喚!!」
憑依装着―ヒータ
LV:4
ATK:1850
「目には目を、火には火…ってな。頼むぜヒータ!!」
『おうよ! アタシの炎で焼き尽くしてやるぜ!!』
レイジの言葉に、やる気満々な声で答えるヒータ。
「よしっ、じゃあ行くぜ! 装備魔法『団結の力』をヒータに装備!! 俺のフィールドに存在するモンスター1体につき、ヒータの攻守を800ポイントアップさせる! 俺の場にはヒータ自身とアウスで2体……よって1600ポイントアップする!」
憑依装着―ヒータ
ATK:1850→3450
「さらにもう1枚の装備魔法『ワンショット・ワンド』をアウスに装備! このカードを装備した魔法使い族の攻撃力は800ポイントアップする!」
憑依装着―アウス
ATK:2500→3300
「2体の攻撃力が、ジ・アースとノヴァマスターを上回った!!?」
「行くぞっ!! まずはアウスでジ・アースを攻撃!!」
『地裂衝!!!』
「させません! ダメージ計算時に、私は速攻魔法『サイクロン』を発動し、 ワンショット・ワンドを破壊します!」
「なにっ!?」
憑依装着―アウス
ATK:3300→2500
「ジ・アースの迎撃! アース・インパクト!!」
『くっ…ゴメン、レイジ!』
「アウス!!」
アウスとジ・アースの攻撃がぶつかり合い、両者は共に消滅した。
「だがこの瞬間、永続魔法『魔法族の結界』に魔力カウンターが1つ乗る!」
魔法族の結界
MC:0→1
「そして、レイジ君の場のモンスターが減った事により、ヒータの攻撃力も減少しますね」
憑依装着―ヒータ
ATK:3450→2650
「くそっ…だが、まだヒータの方が攻撃力が上だ! ヒータで、ノヴァマスターを攻撃!!」
『アウスの仇だ! プロミネンス・フレア!!!』
「罠発動!『ヒーロー・プレッシャー』!! 相手のモンスター1体の攻撃力を、私の場の『E・HERO』1体につき、300ポイントダウンさせます!!」
「なっ!?」
憑依装着―ヒータ
ATK:2650→2350
ヒーロー・プレッシャー
罠カード
漫画オリジナル
相手フィールドに表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力は、エンドフェイズまで自分フィールドに存在する『E・HERO』と名のついたモンスターの数×300ポイントダウンする。
「ノヴァマスターの反撃! プロミネンス・ノヴァ!!!」
ヒータとノヴァマスターの炎がぶつかり合い、やがてノヴァマスターの炎がヒータを飲み込んだ。
『うわぁぁあああああ!!!』
「ヒータ!!!」
レイジ
LP:4000→3750
「くっ……ヒータが破壊されたことにより、『魔法族の結界』に魔力カウンターが乗る」
魔法族の結界
MC:1→2
「ノヴァマスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時、私はデッキからカードを1枚ドローします」
「くっ……俺はこのまま、ターンエンドだ」
レイジ
LP:3750
モンスター:無し
魔法族の結界(MC:2)
伏せカード:3枚
手札:2枚
「私のターン、ドロー!
(レイジ君の場にモンスターはいない……ここで一気に仕掛ける!!)
私は手札から魔法カード『戦士の生還』を発動! 墓地に存在する戦士族1体を手札に加えることができます! 私はこの効果で、墓地のエアーマンを手札に加え、そのまま『E・HERO エアーマン』を召喚します!」
E・HERO エアーマン
LV:4
ATK:1800
「そしてエアーマンの効果により、デッキから『E・HERO ボルテック』を手札に加えます。そして魔法カード『融合賢者』を発動し、デッキから融合カードを手札に加え、そのまま『融合』を発動します!」
「(……来たっ!)」
「場のエアーマンと手札のボルテックを融合! 嵐のヒーロー『E・HERO Great TORNADO』!!!」
E・HERO Great TORNADO
LV:8
ATK:2800
「こいつは……!!」
「そうだよ! さっきレイジ君からもらったヒーロー……ソリットヴィジョンだとさらにカッコイイよ~!!」
目の前に現れたGreat TORNADOの姿に見惚れる千代。
「感激してるところ悪いが、俺はこの瞬間リバースカードを発動する!!」
「えっ!?」
「罠カード『誘発召喚』!! 相手フィールド上にモンスターが特殊召喚された時、お互いに手札からレベル4以下のモンスターを特殊召喚することができる!!」
「……私の手札はモンスターじゃありませんから、召喚は出来ません……」
「俺は手札から『憑依装着―ウィン』を特殊召喚!!」
憑依装着―ウィン
LV:4
ATK:1850
「ですが、私のGreat TORNADOも効果を発動します! このカードの融合召喚に成功した時、相手フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの攻守を半分にします!!」
「なに!?」
「ダウン・バースト!!」
『あう~…力が抜ける~……』
「ウィン!!」
憑依装着―ウィン
LV:4
ATK:1850→925
「だったら……罠カード『威嚇する咆哮』を発動! 相手はこのターン、バトルを行うことができない」
「……カードを1枚セットして、ターンエンドです」
千代
LP:3950
ノヴァマスター(ATK:2600)
Great TORNADO(ATK:2800)
伏せカード:1枚
手札:0枚
「俺のターン、ドロー!!
(……このカードはある意味賭けだな……魔法族の結界の効果を使ってもいいが、これは最後の最後までとっておくか……それに、こっちの方がおもしれぇ!)
俺はカードを1枚セットし、手札から魔法カード『命削りの宝札』を発動! 手札が5枚になるようにドローし、自分のターンで数えて、5ターン後のエンドフェイズに全ての手札を墓地に置く。俺の手札は1枚……よって4枚ドロー!」
デッキからドローしたカードを確認したレイジは、小さく「よしっ」と呟く。
「魔法カード『死者蘇生』を発動! 墓地に存在するヒータを特殊召喚する!!」
『おっしゃあ! 復活だぜ!!』
憑依装着―ヒータ
LV:4
ATK:1850
「頼むぜヒータ、ウィン!」
『おうとも! 今度は絶対に負けねぇぜ!!』
『うん、頑張る~!』
ヒータとエリアの言葉を聞いて、嬉しそうに笑みを浮かべるレイジ。
「頼もしいぜ……んじゃあ行くぞ! 手札から魔法カード『アームズ・ホール』を発動! このターン、通常召喚を行なえない代わりに、デッキの一番上のカード1枚を墓地へ送り、デッキまたは墓地から装備魔法カード1枚を手札に加える! 俺はデッキトップのカードを墓地へ送り、墓地に存在する『団結の力』を手札に戻し、そのまま発動してヒータに装備!! 攻撃力1600ポイントアップ!!」
憑依装着―ヒータ
ATK:1850→3450
「ヒータでノヴァマスターを攻撃!!」
『さっきの仕返しだ!! プロミネンス・フレア!!!』
「ヒータが攻撃をしたこの瞬間、罠カード『マジシャンズ・サークル』を発動! 魔法使い族の攻撃宣言時、お互いのプレイヤーはデッキから攻撃力2000以下の魔法使い族を特殊召喚できる!!」
「……私のデッキに魔法使い族はいません」
「なら俺はデッキから『光霊使いライナ』を特殊召喚!!」
光霊使いライナ
LV:3
ATK:500
『んー! やっと出番かぁ!』
「待たせたな、ライナ。力を貸してくれ」
『いいよ♪レイジになら、いくらでも貸してあげる♪』
「助かるぜ。俺の場にライナが増えた事により、団結の力を装備したヒータの攻撃力はさらに800ポイント上昇する!」
憑依装着―ヒータ
LV:4
ATK:3450→4250
ヒータは言葉通り、仕返しと言わんばかりに杖から炎を放ち、ノヴァマスターを焼き尽くした。
「くぅ……!!」
千代
LP:3950→2300
「さらに速攻魔法『移り気な仕立屋』を発動! すでに装備されている装備カード1枚を、別の正しい対象に移し替える……この効果により、ヒータに装備された団結の力をウィンに移して装備させる!!」
憑依装着―ヒータ
ATK:4250→1850
憑依装着―ウィン
ATK:950→3350
「ウィンでGreat TORNADOを攻撃!!」
『エアリアル・ショット~!!』
今度はウィンの杖から放たれた強大な竜巻が、Great TORNADOを襲う。
「させません!! ダメージ計算時に速攻魔法『ハーフ・シャット』を発動します!! フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、選択したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時まで攻撃力が半分になり、戦闘では破壊されません!!」
「いっ!!?」
憑依装着―ウィン
ATK:3350→1675
「Great TORNADOの反撃!! スーパーセル!!!」
『ふわぁあ~~!!』
「ウィン!!」
Great TORNADOが起こした突風に、ウィンの魔法はかき消され、逆に突風を喰らってしまった。
レイジ
LP:3750→2575
「(Great TORNADOが場に残っちまったな……このターン中に倒しておきたかったが、今のこの手札じゃ無理…だったら……!)
俺はメインフェイズ2へ移行し、魔法族の結界の効果を発動!! このカードと俺のフィールド上に存在する魔法使い族モンスター1体を墓地へ送ることで、このカードに乗っていた魔力カウンターの数だけ、デッキからカードをドローする。俺はヒータを選択……悪いな、ヒータ」
『いいさ! さっきのヤツを倒せただけで満足だぜ!』
そう言うと、ヒータは消えていった。
「乗っていた魔力カウンターは2つ……よって2枚ドロー!!」
新たにドローしたカードを確認して、レイジは厳しい表情を見せる。
「……俺はカードを1枚セットして、ターンエンド。そしてこの瞬間、ウィンの攻撃力は戻る」
憑依装着―ウィン
ATK:1675→3350
レイジ
LP:2575
憑依装着―ウィン(ATK:3350)
光霊使いライナ(ATK:500)
魔法族の結界(MC:2)
団結の力(装備中:ウィン)
伏せカード:2枚
手札:2枚
「私のターン、ドロー!! 手札から魔法カード『ホープ・オブ・フィフス』を発動します! 墓地に存在する5体の『E・HERO』をデッキに戻してシャッフル。その後、カードを2枚ドローすることができます! 私は墓地に存在するオーシャン、フォレストマン、ザ・ヒート、エアーマン、ジ・アースをデッキに戻して、デッキから2枚をドロー!!」
千代は墓地から引き抜いたカードをデッキに戻してからシャッフルすると、デッキから2枚のカードを勢い良くドローした。
「私はさらに魔法カード『HEROの遺産』を発動します! 私の墓地に存在するレベル5以上の『E・HERO』2体をゲームから除外する事で、カードを2枚ドローします! 私は墓地のエッジマンとノヴァマスターを除外して、2枚ドロー!」
千代はさらにカードを墓地から引き抜き、そのカードをポケットに仕舞うと、再びデッキからカードを2枚ドローした。
HEROの遺産
通常魔法
漫画オリジナル
自分の墓地に存在するレベル5以上の『E・HERO』と名のついたモンスター2体をゲームから除外する事で発動する。
デッキからカードを2枚ドローする。
「ここへ来て手札を増やしやがったか……やるな千代」
千代の引きの強さに、素直に感心するレイジ。
「私は手札から魔法カード『ミラクル・フュージョン』を発動!! 私の墓地に存在するボルテックとネクロダークマンをゲームから除外して、融合召喚を行ないます!!」
千代がそう宣言した瞬間、フィールドが眩い光に包まれる。
「いでよっ! 光輝くヒーロー!!『E・HERO The シャイニング』!!!」
E・HERO The シャイニング
LV:8
ATK:2600
「The シャイニングは、ゲームから除外されている『E・HERO』1体につき、攻撃力を300ポイント上昇させます! ゲームから除外されているヒーローは4体……よって1200ポイントアップです!!」
E・HERO The シャイニング
ATK:2600→3800
「げっ…ウィンの攻撃力を上回りやがった……」
「行きます! The シャイニングでウィンを攻撃!! オプティカルストーム!!!」
The シャイニングの光り輝く攻撃が、ウィンを襲う。
「くっ……!!
(俺の2枚のリバースカード内、1枚は『デプス・アミュレット』……このカードを使えば、このターンを凌ぐことが出来る。だがその代わりに手札を全て消費しちまう……せめてこの2枚の手札は次のターンにまで取っておきたい……ならば……!!)
罠発動!『ガード・ブロック』!! ダメージ計算時、俺が受けるダメージは0になり、デッキからカードを1枚ドローできる!!」
『レイジ! 頑張ってね~!』
そう言い残して、ウィンは破壊されていった。
「なら、Great TORNADOでライナを攻撃します!! スーパーセル!!!」
続けて、Great TORNADOの攻撃がライナを襲う。
「永続罠『デプス・アミュレット』!! 手札を1枚捨て、相手の攻撃を無効にする!」
「……ターンエンドです」
千代
LP:2300
Great TORNADO(ATK:2800)
The シャイニング(ATK:3800)
伏せカード:0枚
手札:2枚
「俺のターン、ドロー!! よしっ、俺は魔法カード『マジック・プランター』を発動。俺の場の永続罠1枚を墓地へ送り、自分のデッキからカードを2枚ドローする。俺はデプス・アミュレットを墓地へ送り、カードを2枚ドロー!」
レイジのフィールドからデプス・アミュレットが消え、レイジはデッキからカードをドローする。
「そして手札から『ハッピー・ラヴァー』を召喚」
ハッピー・ラヴァー
LV:2
ATK:800
「そして、このハッピー・ラヴァーとライナを墓地へ送り、デッキから『憑依装着―ライナ』を守備表示で特殊召喚!!!」
憑依装着―ライナ
LV:4
DEF:1500
憑依装着―ライナ(オリカ)
属性:光
種族:魔法使い族
LV:4
ATK:1850
DEF:1500
このカードは自分フィールド上の『光霊使いライナ』1体と光属性モンスター1体を墓地へ送り、手札またはデッキから特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚に成功した時、デッキからレベル3またはレベル4の魔法使い族・闇属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
また、この方法で特殊召喚したこのカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
「ライナの効果発動! 自身の効果で特殊召喚に成功した時、デッキからレベル3またまレベル4の闇属性・魔法使い族を手札に加える事ができる。俺はデッキから『憑依装着―ダルク』を手札に」
そう言って、レイジはデッキからカードを1枚抜き取って手札に加える。
「そして魔法カード『
憑依装着―ダルク
LV:4
DEF:1500
「待たせたな、相棒!!」
『ふっ……別に待ってなんかないさ』
『何カッコつけてんの? 私の能力で出られたクセに』
『……うるさいぞ、ライナ』
「喧嘩すんなよ。カードを2枚セットして、ターンエンドだ」
レイジ
LP:2575
憑依装着―ライナ(DEF:1500)
憑依装着―ダルク(DEF:1500)
伏せカード:2枚
手札:0枚
「私のターン、ドロー!
(……私の場には2体の上級ヒーロー達がいる。このまま攻撃すれば私の勝ちだけど、レイジ君が何の対策をしてないとは思えない……ここはダメ押しで……!!)
手札から魔法カード『命削りの宝札』を発動します! 手札が5枚になるようにドローして、5ターン目に手札を全て捨てます!」
「またドローカード……スゲェ引きだな」
デッキからカードをドローする千代を見ながら、レイジはそう呟いた。
「そして手札から魔法カード『
「除外されているカードで融合召喚だと!!?」
「私は除外されているノヴァマスターとネクロダークマンをデッキに戻して、融合召喚!!」
千代がそう宣言すると同時に、フィールドが黒い靄が立ち込める。
「来てっ! 闇を纏いしヒーロー!! 『E・HERO エスクリダオ』!!!」
E・HERO エスクリダオ
LV:8
ATK:2500
「Great TORNADOにThe シャイニング…そしてエスクリダオ……新ヒーローが勢揃いだな」
「はい!! やっぱりヒーローはカッコイイです!! この光景を見れただけで、私はもう感無量です!!!」
3体の新しいヒーロー達を見て、本当に嬉しそうな笑顔を浮かべる千代。
「あー…感激するのはいいが、デュエルを忘れんなよ?」
レイジの言葉に、千代は「わかってますよ~!」と返事を返すと、デュエルを続行した。
「エスクリダオは墓地に存在する『E・HERO』1体につき、攻撃力が100ポイントアップしますが、今の私の墓地にヒーローはいません」
「あぁ…デッキに戻したり、除外してたりしたからなぁ」
「そして除外されているヒーローが減ったことにより、The シャイニングの攻撃力は600ポイントダウンします」
E・HERO The シャイニング
ATK:3800→3200
「バトルです!! エスクリダオでライナを攻撃!! ダークコンセントレイション!!!」
「この瞬間、罠発動! 『攻撃の無力化』!! 相手モンスター1体の攻撃を無効にし、このバトルフェイズを終了させる!」
レイジがそう言うと同時に、ライナの前に渦のようなモノが発生し、エスクリダオの攻撃を吸い込んだ。
「(……私の手札は今の状況じゃ使うことができない……)
私はこのままターンを終了します」
千代
LP:2300
Great TORNADO(ATK:2800)
The シャイニング(ATK:3200)
エスクリダオ(ATK:2500)
伏せカード:0枚
手札:4枚
「俺のターン、ドロー! 俺は魔法カード『貪欲な壺』を発動。俺の墓地のモンスター5体を選択し、それをデッキに加えてシャッフル。その後、デッキからカードを2枚ドローする。俺は墓地からアウス、ヒータ、ウィン、メタモルポット、ハッピー・ラヴァーの5体をデッキに戻し……カードを2枚ドロー!!」
レイジは墓地から引き抜いたカードをデッキに加えてシャッフルした後、勢い良くカードをドローした。
「……よしっ! 俺はダルクとライナを攻撃表示に変更!!」
憑依装着―ダルク
ATK:1850
憑依装着―ライナ
ATK:1850
「そして魔法カード発動!!『マジシャンズ・クロス』!!!」
「っ……マジシャンズ・クロス……!!?」
「俺のフィールド上に魔法使い族が2体以上存在する時、その内の1体を選択して発動。選択した魔法使い族は、このターンのエンドフェイズまで攻撃力が3000になる! 俺はダルクを選択!!!」
憑依装着―ダルク
ATK:3000
『やるぞライナ!』
『オーケー♪』
そう言って、ダルクとライナは持っている杖の先端を交差させる。
「まずはダルクでエスクリダオを攻撃!!」
『行っくよー!!』
『光と闇の合体魔法……』
『『ゼロ・バプティズム!!!』』
ダルクとライナの合体魔法は、エスクリダオを見事に撃破した。
「くうぅ…!!」
千代
LP:2300→1800
「そしてダメージステップ時にリバースカードオープン!!『未来王の予言』!! 俺のフィールドの魔法使い族が相手モンスターを破壊した場合、そのモンスターはもう1度攻撃ができる!!」
「えぇっ!!?」
「ダルクでGreat TORNADOに2回目の攻撃!!」
『『ゼロ・バプティズム!!!』』
2体の合体魔法が、今度はGreat TORNADOに直撃した。
「うぅ……!!」
千代
LP:1800→1600
「カードを1枚セットして、ターンエンドだ!」
レイジ
LP:2575
憑依装着―ダルク(ATK:1850)
憑依装着―ライナ(ATK:1850)
伏せカード:1枚
手札:0枚
「私のターン、ドロー!」
「この瞬間、永続罠『超古代生物の墓場』を発動! このカードがフィールド上に存在する限り、フィールド上のレベル6以上の特殊召喚されたモンスターは攻撃宣言できず、効果を発動する事もできない!」
「えっ!!?」
「つまり、融合召喚によって特殊召喚されたThe シャイニングも攻撃できない!!」
「うぅ……!」
追い詰められ、どうしようかと考え込む千代。すると……
『クリー!』
「(っ…ハネクリボー!)」
千代はドローしたカード、ハネクリボーのカードを見つめる。
『クリ! クリクリー!!』
カードの絵柄に移るその姿は、まるで自分を出せと言っているようだった。
「……うん、そうだよね! 目には目を……精霊には精霊を! 私は『ハネクリボー』を攻撃表示で召喚します!!!」
『クリクリー!』
「なっ!? ハネクリボーを攻撃表示!!?」
ハネクリボー
LV:1
ATK:300
「攻撃力300のハネクリボーで、何をする気だ?」
「ふふっ……私は手札から魔法カード『ダブルアタック』を発動します! 手札のモンスターカード1枚を墓地に送ることで、その送ったモンスターよりもレベルが低いモンスター1体は、このターンに2回攻撃ができます! 私が送るのは……レベル3の『E・HERO フェザーマン』です! よって、レベル1のハネクリボーはこのターン、2回攻撃ができます!!」
『クリーー!!』
「……何をする気なんだ?」
千代がやろうとしていることがイマイチ理解できず、首を傾げるレイジ。
「こうするんですっ! 私は魔法カード『受け継がれる力』を発動!!」
「なっ!? そのカードは!!?」
「私のフィールド上のモンスターを1体墓地へ送り、モンスター1体の攻撃力を墓地へ送ったモンスターの攻撃力分アップさせます! 私はThe シャイニングを墓地へ送って、その力をハネクリボーに!!」
『クリクリーー!!!』
ハネクリボー
ATK:300→2900
「さらに魔法カード『H―ヒートハート』で、ハネクリボーの攻撃力をさらに500ポイントアップさせます!」
ハネクリボー
ATK:2900→3400
「攻撃力3400!!?」
「バトルです!! ハネクリボーでライナを攻撃!!」
『クリクリクリーー!!』
『きゃあぁぁあああ!!!』
「ライナ!! ぐうぅ……!!!」
レイジ
LP:2575→1025
「ハネクリボーの2回目の攻撃で、ダルクを攻撃!! 行って、ハネクリボー!!!」
『クリーーーー!!!』
『ぐあぁぁあああ!!!』
「うあぁぁあああ!!!」
レイジ
LP:1025→0
―勝者―
遊城千代
◆◇◆◇◆◇◆◇
「くあーー……負けたー!!」
「やった! 勝ったぁ!!」
負けて仰向けに倒れながら悔しそうに叫ぶレイジと、逆に勝利して嬉しそうにハシャぐ千代。
「やったね千代!! さっすがボクの親友!!」
「いやー…残念だったね、レイジ」
そう言って千代と両手ハイタッチを交わすクリスと、敗れたレイジに笑いかけながら歩み寄る凛。
「くっそー……まさかハネクリボーにやられるとはなー……」
「ふふっ、ハネクリボーは私の自慢のパートナーですから。ねっ、ハネクリボー?」
『クリ!』
千代にそう笑いかけられ、エヘンと誇らしげに胸を張る半透明姿のハネクリボー。
「自慢のパートナーなら、俺にもいるんだがなぁ」
レイジがそう言うと、彼の隣にも半透明のダルクが現れる。
『今回は彼女達の方が1枚上手だった……それだけだ。次は勝つ』
「意外と負けず嫌いだよなお前……けどまぁその意見には賛成だ。次は俺達が勝つぜ、千代!!」
そう言って千代に向かって手を差し出すレイジ。
「今度も、私達が勝ちます!」
それを見た千代も、手を差し出し、お互いの手を握って握手を交わす。
「楽しかったぜ!」
「はい! 楽しいデュエルでした!! ガッチャ…です!!」
「ガッチャ?」
「お父さんの決め台詞なんです。こうやって……」
そう言うと千代は右手の2本指をレイジに向かって突き出し……
「ガッチャ!!」
軽いウィンクも混ぜて、そう言い放った。
「ははっ! いいなそれ! んじゃあ俺も……」
それを見たレイジも、千代と同じようなポーズをして……
「「ガッチャ!!」」
と…千代と同時に言い放ったのであった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
そして、その様子を物陰から見守っていた大人組みは……
『どうやら、今回は千代ちゃんに軍配が上がったみたいだにゃ』
「そうね…正直どっちが勝ってもおかしくないデュエルだったわ。ねぇ十代?」
「…………」
先ほどの2人のデュエルに感心しつつそう言う明日香だが、十代からの返事はない。
「十代?」
「っ…あぁ! 2人共いいデュエルだったよなっ!!」
「?」
突然思い出したように言う十代に、明日香は首を傾げる。
「っと、ヤベ! そういや俺、クロノス校長に呼び出されてたんだった!!」
「もう、何やってるのよ……早く行ってきなさい」
「悪ぃな明日香! ちょっと行ってくる!!!」
そう言い残して、急いでアカデミアの方へと走っていく十代。そんな十代を、明日香は「まったく……」と呟きながら見送り……
『…………』
大徳寺は、何やら険しい表情をしていたのであった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
その夜……アカデミアの森の奥に存在する、ボロボロに廃れた建物。
通称
旧・ブルー寮。
数十年前からある建物だが、現在もなお取り壊されずに存在している。
そして……そんな旧・ブルー寮から出てきた1人の人物。その人物は月夜を見上げ、不気味な笑みを浮かべながら呟く。
「復活の時が来た……この私の『闇のデュエル』で、この学園を闇に染めてやろう……フフフ…ハーハッハッハッハッハ!!!!」
そんな不気味な笑い声が、夜の森に響き渡ったのであった。
つづく
オリカ紹介
憑依装着―ライナ(オリカ)
属性:光
種族:魔法使い族
LV:4
ATK:1850
DEF:1500
このカードは自分フィールド上の『光霊使いライナ』1体と光属性モンスター1体を墓地へ送り、手札またはデッキから特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚に成功した時、デッキからレベル3またはレベル4の魔法使い族・闇属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
また、この方法で特殊召喚したこのカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
次回からどんどんオリカを入れて行きたいと思います!