オリ主で振り返る平成仮面ライダー一期(統合版)   作:ぐにょり

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62 二正面作戦

「わー! 見てみて交路くん! お外! 海が見えるよ海!」

 

「えへへ、今日は誘ってくれてありがとね」

 

「でも、いいのかな、私達、今年は受験とかあるのに」

 

「……うん、そっか、そうだよね、息抜き!」

 

「ね! ここ、お部屋毎にちっちゃい温泉があるって! 混浴で……きゃっ!」

 

「こ、交路くん……? あ、や……っ。いま、ちょっと、汗臭いから」

 

「やぁ、そんな、嗅いじゃ駄目、く、臭くて美味しそう、って、褒めてるのぉ……?」

 

「ん……、ちゅ、う……ん、ふ……」

 

「……えっち」

 

「でも、いいよ。着替え、持ってきてるし、浴衣とかも、あるみたいだから……」

 

「あっ……」

 

―――――――――――――――――――

 

これはカメレオン白鳥カニサイを撃破して改めて神崎士郎にライダーバトル参加者として認められた記念の祝賀旅行的なアレであって。

あと一歩という所で取れそうだったオーディンのデッキを取れなかった悔しさを紛らわす為に、地元から離れた旅館に遊びに来た訳でもなくて。

難波さんを誘ったのだって去年色々あったこととか今年の受験へと向けた慰労とかで。

決して大声出してもオッケーな場所とか露天な場所とかでいつもと違うアレコレをしたかった訳ではないのだ。

つまり何が言いたいかと言えば。

 

ごちそうさまでした。

 

という事を、誰に告げるでもなく自分に向けて心のなかで念押しする日があっても良い。

それが人生というものではないだろうか。

 

「ひゅ……ふゅ……」

 

汗やら色々な液体やらでぐしゃぐしゃになってしまった浴衣を半脱げの状態で着た難波さんは、普段の明るく快活な表情からは想像も出来ないようなお下品な表情で白目を剥いて息も絶え絶えだ。

難波さんも割と豪華な旅館故に少し燥いでしまったらしい。

チェックインしてから昼、夕、朝と食べずに遊んでいたから疲れてしまったのかもしれない。

一回温泉とかも挟んだんだけど、やはり温泉中も繋がっていると回復が追いつかないのか。

まぁ魔石の戦士なのでちょっと休めば元通りになるのでそこは良いとして……。

一つ言える事があるとすれば。

青空の下で、というのは、存外興奮する。

こういう小さな学びを積み重ねる事を我々は忘れてはいけないのだ。

 

「ご飯食べに行く?」

 

「そ、その前に、お風呂……」

 

しばしの時間で持ち直した難波さんが体を起こしながら返事を返す。

 

「もう一回したら、流石にお昼時過ぎちゃうと思うけど」

 

そう呟くと、難波さんは顔を真っ赤にしてこちらに両手のひらを向け、ブンブンと否定する様に手を振った。

 

「しない! しーなーいーっ! もう、今日の交路くん、えっち過ぎ!」

 

「嫌いになった?」

 

「……その聞き方、ズルい」

 

まぁ、まぁ。

えっちえっちと言うが、それを言うなら普段うちに来る難波さんの方が何倍もエッチだし。

いつもは勉強会とか言いながら毎回の様に誘惑されてるのだし。

こうしてたまの機会にやり返すくらいは許されて然るべきだろう。

遠出用のお洒落服も、浴衣も、思わず手が出てしまう程に魅力的なのも悪い。

異性と二人で旅行に行くのだから、もう少し気をつけないと。

こうして襲われてしまうからね。

 

―――――――――――――――――――

 

既定路線という事で。

弱小ライダーチームには退場願った上でミステリアスイントルーダーとしてライダーバトルに参加を表明。

実際、もうブランクデッキを貰う必要もそれほど無かったのだが、参加資格の一種として取り敢えず回収。

夜道で変身アイテムを持たないライダーを襲う卑劣なファンガイアの手足を切り落として喉を潰した上でロードインパルスにちょびちょびと踊り食いさせたり。

春休みに難波さんを温泉旅館に連れ出したり、ジルとグジルを伴い花見に行ったり。

そういった前提を踏まえてやることを考えると、存外やることがない。

 

標的はオーディンただ一騎。

……バックアップがある可能性を考えれば神崎士郎を只管付け回すのもありだが、神崎士郎の現在の状態がどれだけ不安定か、精神的ストレスがどれほど状態を悪化させるか、という点を考えれば、あまり下手な真似はできない。

 

幸運だったのは、今回のライダーバトルにも参戦がスムーズに許可されたことだろうか。

オーディンの時間停止移動らしきものに割り込める切り札アクセルベント。

あれを見せたなら、それこそ香川教授の様に擬似デッキを全て破棄しろと言われるかと思ったのだが。

ここに来て、神崎士郎がオーディンの中の人ではないという一点が良い方向に働いたのかもしれない。

神崎士郎はあの戦闘時、周辺に居なかった。

知識の通りに話が進んでいたのであれば、神崎士郎は実家で窓から剥がれて花瓶から溢れた水で濡れて破れた絵を見てタイムベントを発動した筈だ。

オーディンは確かに神崎士郎の制御下にあり、神崎士郎からの命令を遂行するが、オーディンから神崎士郎に指示を仰ぐ、オーディンの見聞きした情報を神崎士郎が完全な形で確認するのは不可能か難しい可能性が高い。

 

……そうすると、本当にオーディンの出現条件がわからない。

タイマー的なもので勝手にライダー達の目の前に現れるようになっていたのだろうか。

神崎優衣の誕生日までが期限とすると、この時期は既に残り半年を切っていたことになる。

最後の一人だけが戦える、という宣言だけをして帰るという奇行は、迂遠なライダーバトル進行の催促だったのかもしれない。

最後に残ったライダーを確実に倒せる筈のスペックを持つ恐ろしいデッキの筈なのだが、扱いが軽い。完全に使い走りのそれだ。

実際、ナイトにめっちゃおねだりされて一度戦ってあげて、しかも迷いを振り切るために殺されてあげてる辺り、本当に代えの利く駒でしかないのだろう。

出現する場面こそ少ないが、手に入れる事自体はそう難しくないのかもしれない。

 

だが、安心して欲しい。

今回の、いや、この世界のライダーバトルには俺が居るのだ。

誓って言わせてもらうが、神崎優衣の誕生日、消滅寸前までまともにライダーバトルが進まない、なんて事はありえない。

残り少ないライダーを始末し、正々堂々、戦闘距離からオーディンを離さない状況を作るまではライダーバトルを進めさせてもらう事にしよう。

ついでに、途中で神崎士郎と会話をする機会が合ったらダメ元でオーディンと戦わせてくれる様にナイトの如く駄々をこねてみるのもいいかもしれない。

ナイトが良くて俺が駄目ということもそう無い筈だ。

 

まずは状況確認。

龍騎、ナイト、ライア、ゾルダ、王蛇、インペラー、生存。

オーディンは出待ち。

不確定なのが、実はタイガと本家疑似ライダー、オルタナティブ回りだ。

タイガのデッキはうっかり契約のカードが破壊されてしまったので、実質退場、敗退と見ていい。

だが、実はここに抜け道がある。

香川教授製のオルタナティブだ。

これは複数のサイコローグとそれぞれのオルタナティブが洗脳装置を利用して擬似的な契約を交わしているとも、一匹に強化したサイコローグと疑似契約して複数のオルタナティブを運用しているとも言われ、資料によって扱いが微妙に変わる。

変わるのだが……。

契約モンスターであるサイコローグが洗脳装置によって従えられている、という点は大体共通している。

実際、デッキと共に開発途中であった洗脳装置はそれなりに作動していた。

この洗脳装置……というか、ライダーのデッキとのリンクを作るための装置を、俺は疑似ミラモンであるロードインパルスに使用した。

 

──つまり、使用する相手はサイコローグである必要もそれほど無い。

 

仮に、この洗脳装置をデストワイルダーに使用する事ができたなら、どうか。

時間制御技術にも繋がる各種カードが、契約の破棄と共に消滅したのは確認している。

つまり、契約したデッキにはこのカードが生成される可能性がとても高い。

仮に、データ取りに使うオリジナルのデッキ無しに香川教授が擬似デッキを完成させ、デストワイルダーを捕まえて契約を成功させたなら、それは恐るべき脅威になるのではないか。

タイガの変身者自体はただの精神異常者なので、仮に相対したとしても粛々と処理してしまえば良いのだが、数を揃えられると少し手間だ。

ここまでで一度たりとも香川教授が動きを見せていないのもとても怪しい。

 

別の世界においてはオリジナルのライダーの数に合わせて十三の疑似デッキを作ったりしたのだから、製造にかかる時間はそれほどでもない筈だ。

仮にも、願いを叶えるためでなく、殺し合いを止めるために戦いに飛び込んだ勇気ある人達なのだから、可能な限り命を奪わないで済む様な方向性で止めたい。

そして警察なりなんなりに傷害罪で通報されたりしないように、始末する時は後腐れなく関係者を全員まとめて始末したい。

まぁ……あれこれ条件をつけたが、どれも()()()()、という程度の話だ。

最終的にライダーバトルが始まる前にまで歴史が巻き戻ってしまえばチャラになる。

神崎士郎が最終的にその結論に至るか、或いは俺の時間制御技術がそれを可能とする程度に発展するかすればどうとでもなる。

積極的に罪もない人間を殺すのは多少なり抵抗があるので避けるけれども。

それまでは……、そう、それまでは。

多少の犠牲は仕方がないものとみなそう。

 

―――――――――――――――――――

 

そう意気込んで、清明院大学にやってきた。

準備として、疑似デッキを隠す形で所持。

ミラーワールド内部の清明院大学を包囲する様に無数のヘキサギアを配置。

デッキを使える事を隠さなければならない可能性を考慮し、以前に制作していた人工筋肉を織り込んだボディスーツにグランメイルに使用された技術を盛り込んだ新作を着用。

アーメタルファイバーを仕込んだ上下衣。

内部に小さなアーメタルプレートをびっしりと仕込んだジャケット。

ペン型催涙弾、ペン型スタングレネード、消しゴム型衝撃集中爆弾。

ポケットにも人工筋肉内蔵の手袋を入れ、いざという時に装着すれば長袖のボディスーツの袖と瞬時に結合され、ほぼ全身余すところ無く強化する事ができる。

 

そして極めつけは自作小型PDA……まぁ実質後の時代のスマホに相当するこれは、以前から研究していた特殊な発光パターンを見せる事により、人間やそれに似た脳構造を持つ生物に強制的に重めのてんかんに似た症状を発症させる為のものだ。

逆に言えば、これを喰らってピンピンしている奴はほぼ間違いなく人間でないと見分ける事ができる優れもの。

数秒画面を見続ける必要があるため戦闘中の使用は難しいのであくまで変身不可戦闘不可という場面でのみの使用が推奨される。

一般通過ダグバなり高位のワームなり出てこない限りは確実に切り抜けられる装備だ。

 

ここまで装備を整えておいて何だが、これらの装備は全て非常用である。

実際に何かしらの破壊工作をするなら遠隔でデッキ製造を行っている部屋なりを崩落させ、どさくさで製造に必要な資材も破棄すればいい。

実際、大学内部に入り込む程度の事は容易いのだ。

この時代なら、それこそ多少の個性こそあれ、大学の敷地内への侵入に対するセキュリティはそれほどでもない。

更に言えば俺自体大学生とそれほど年齢差があるわけでもないので、何食わぬ顔をしていれば怪しまれる事もない。

図書館なり食堂なりには大学生でもない一般人も普通に屯していたりするし、何も問題は無い。

 

そうして大学構内を一通り歩いて、道行く学生の声に耳を傾ける。

強化された聴覚は大学のみならず周辺地域の人の声も拾ってしまうが、それにフィルタリングする程度の事は容易い。

ある意味、低視認性ドローンをばら撒いたりモーフィングパワーで盗聴器をあちこちに仕込んだりするよりも余程手間は少ない。

そうして、態々平日に学校を休んでまで一日清明院大学構内をぶらつき、学食で定食を食べ、気になる講義にさりげなく紛れ込み、夕暮れには遠くから聞こえる音楽系サークルの上手くも下手くも無い演奏に引き込まれそうになり。

大学から出て、帰り際に寄ったマルダムールでカフェオレ飲んでたら明らかにベルトが入っているであろうクソデカアタッシュケースを持ったイクサの人と遭遇したり。

色々あったが、香川教授周りの現状は大体把握できた。

ドローンや盗聴による情報収集も悪くはないが、こうして自分の足で稼ぐというのも悪くはないと思う。

 

結論から言えば、香川教授とそのゼミ生達は即座に脅威になる事は無い。

まず、タイガの変身者である東條悟は行方不明とのこと。

これは……まぁ、そうなるな、としか。

万が一ということもあるとは思うが、そもそも香川教授はミラーワールドを閉じるための犠牲を許容しているのだし、無理をおしてまで彼を救出する事はそうそう無いのだろう。

そもそも最低限ミラモンを感知する為にある程度疑似デッキが出来ていなければ、そして運良く東條悟がデストワイルダーに襲われる瞬間に近くに居なければ彼を助けるのは難しいはずだ。

 

案外、ループ直後に東條悟の身柄を確保すれば助かるのかもしれないが、助けるメリットも生かしておくメリットも無い。

戦闘経験を積むのに使えるか、とも思ったが、良デッキである事を除くと、彼の強さは不意打ちと裏切りにある。

人格的にも、生かしておけばおくほど何をしでかそうとするかわからないので、野生に帰ったミラモンに捕食されるならそれはそれで面倒が無くて良い。

が、万が一、デストワイルダーと心で通じ合って現在もどこかで潜伏している可能性もあるので、次回があればデストワイルダーの行方を探るなり追跡するなりして、捕食される場面を確認するか、デストワイルダーそのものを捕らえてロードインパルスに食わせてしまうのも悪くないかもしれない。

 

そして本題、疑似デッキの開発は遅々として進んでいない。

俺が以前に拝見した研究資料はそれなりに完成していたように思えたのだが、やはり手元に参考となる実物のデッキがない状態で疑似デッキを作り上げるのはやはり難しいのかもしれない。

逆に言えば佐野満辺りに金を掴ませてデッキを借りてしまえば疑似デッキの完成は進むのだが、香川教授がピンポイントに学外のライダーを発見して接触できる確率は低いと言わざるを得ない。

家族を狙っても少し悩ませる程度の事しかできないのはわかっているので、疑似デッキを製造している研究室にいくつかの爆発物と盗聴器、監視カメラを仕込んで一先ず良しとしておく。

これで、余計な横槍横殴りをまた一つ潰す事ができた。

 

あとは順番にライダーを潰していくだけだ。

可能であれば一人ずつ……と言いたい所だが、これが実に悩ましい。

その場に他のライダーが居ない、ということは、何時でも乱入される危険性がある、とも取れるのだ。

横殴りの恐ろしさは散々……とまでは言わないが味わっている。

テオスの不意打ちには結局対応出来なかったし、今年に至ってはただの占い師の決死の一撃だ。

ダメージとしてはそれほどでも無いのだが、行動妨害としてはこれ以上無いタイミングだった。

常に超感覚をフルに使用したままで戦えば対応もできるのだろうが、戦闘中に目の前の敵以外を気にするというのにも限度という物がある。

超高高度からの急降下ファイナルベント、中々できることじゃあ無い。

体感、生き物の体が砕け散る音は聞こえたので、占い師か、さもなければオーディンの中の人のどちらかは酷い死に方をしたのだろう。

この威力!

見習いたいものだ。

 

理想としては、上手いこと生き残り全員を一つところの戦場に集めてしまう事だが、これは難しいだろう。

ちゃんとした企業の正社員こそほとんど居ないが、残りのライダーは一応は全員が社会人だ。

インペラーに至ってはフリーター故に土日が休みかすらわからない。

やはり、今まで通りにこちらにとって都合よく、相手にとっては不意を突かれる様なタイミングで各個撃破していくのが一番なのだろうか。

悩ましいものだ。

 

占い師から殺すか?

だが、それを見越して占い師さんが他の誰かに予言を残す可能性もある。

考えすぎか?

短期予知はかなりの精度だが、逆にどれほど先まで見える?

無難な所で言えば、占い師さんだけ別の所で足止めしておくか、せめて監視をつけておくべきなのかもしれない。

取り敢えず、いざとなれば足止めもできる監視を幾らか送って……。

 

いや、そもそも、占い師さんはどれほど戦えるんだ?

以前に少しだけ戯れたが、普段からあれほどの動きができるなら、浅倉を脱落させるのも難しくはないはずだ。

何かしらの制約があるか、人を攻撃するのには慣れていないのか……。

戦い慣れていない、という事は無いだろう。

期間が短いからそうそう目覚ましい成長は見れないが、神崎士郎製ライダーシステムは、契約モンスターの餌を取る必要性故に、半強制的に装着者に実戦経験を積ませていく。

野生のミラモンを倒せる程度の力はあり、戦闘中に占い……未来予知を行い状況を有利にする程度の事はできる。

アンバランスだ。

実際、足止めどころか殺せるなら殺してしまってもいいかもしれないが、それを予知した占い師さんが何をするかわからない以上、ある程度の調整は必要……。

 

「少し、試してみるか」

 

―――――――――――――――――――

 

手塚海之という占い師の一日は、その大半が自由時間だ。

無職、という訳でもなく、的中精度の恐ろしく高い占い師である手塚は行くべき場所に行けば引く手数多。

今、こうして辻占いをして細々と生活しているのも、それほど多くを望まない性格故だ。

 

だからこそ、ライダーバトルに参加し、その戦いを止めるために他の参加者に接触を繰り返すという真似もできている。

これが真っ当な勤め人であればこうは行くまい。

いや、仕事の疲れから契約モンスターへの餌を確保することすら難しいかもしれない。

 

だが、そんな彼でも、一日中ライダーバトルに関わる事をしている訳ではない。

日銭を稼ぐ程度ではあるが、蓮や真司、優衣とは関係ない場所で通行人を占う時間というものがある。

今もそうだ。

通行人を捕まえるという都合上、活動する時間は限定されるが、たしかに占い師として働いている時間がある。

戦いを止めるとはいうが、手塚のみならず、他のライダーとて生きていく為には働かなければならない。

そして、それはおおよその場合において平日の日中である。

 

今日も、手塚は手頃な公園で道行く人を捕まえ、その持ち前の体格の良さ、神秘的にも見える美形、どこか掴みどころの無い雰囲気、そして奇妙に不安を煽る占い結果により、小銭を稼いでいく。

未来を予知する能力が高いのは言わずもがな、手塚は占い師として生計を立てるために、占い師に必要と思われる技術を高い水準で備えている。

目を引く赤いジャケットもその一環だ。

的中率に問題のない占い師に必要なもの、それらしく見える雰囲気作りの技術は才能だけでどうにかなるものではない。

リピーターを増やす為のどこか不安を煽る言い方もまた努力により積み上げられた技術だ。

もっとも、その副作用として、人を説得する、という点においても回りくどくなり、成功率を下げることとなっているのだが……。

 

占い料を手渡し、不安げな表情を浮かべたまま去っていく客を見送る手塚は、ふと気づく。

人が居ない。

いや、居ない訳ではない。

昼を少し回ったこの時間、一般的な会社の昼休みも終わりそうな頃合いではあるが、まだちらほらと人影を見ることができる。

手塚の目の前にあるのは、空白。

不自然な程に人の居ないエアポケット。

周囲の人たちの視線すら向かない奇妙な空間。

そこに、ぽつんと、鏡が置かれていた。

 

公園のオブジェである石柱に立てかけられるように置かれた姿見。

鏡に映るのは自分の姿ではない。

鎧を纏った人型。

仮面ライダーだ。

手塚が見たことのない、髑髏にも似た意匠の頭部を持つライダー。

それが、片手で銃器を構え、もう片方の武器を持たない手で手塚に手招きしている。

 

戦いの誘いだ。

無論、それに乗る手塚ではない。

手塚の持つ願いは、二度と友の様な犠牲者を産まない事。

ただそれだけで、戦いの果てに叶えるべき願いなど無い以上、未知のライダーが鏡の中から出てきて対話をするのを待つばかりだ。

 

()()()()()()()()()()()()

 

ちり、と、聞いた覚えのない言葉が頭を過る。

未来の映像か?

疑問に思い、それが何かを占うよりも早く、公園を貫くように破裂音が響いた。

そして、その音に誰もが振り向かない。

 

当然だ。

()()()()()()()()()()を知るのはライダーのみ。

デッキを持たない一般人が決してそれを耳にする事はない。

表の世界に残されたのは、弾痕を刻まれたオブジェの石柱のみ。

だが、弾痕は、石柱に凭れ掛かり携帯をいじる、昼休み中の会社員らしき人間の頭上に刻まれている。

凶弾の射手は、鏡の中に映る銃を構えたライダー。

鏡の中から表の世界に向けたその銃口を、僅かに下げ、ぴた、と、止めた。

どこを狙いすましているのか。

それを示す事無く、そのライダーはもう片方の手で、再び手塚へと手招きをした。

 

―――――――――――――――――――

 

ミラーワールドの中、鏡写しの公園で、手塚の変じた仮面ライダーライアは、件のライダーと相対する。

先までの鏡越しの接触でなく、銃であれば届く程度の距離で、同じ世界で向かい合うからこそわかることもあった。

それは、ライダーと見るには奇妙な出で立ち。

 

グランメイルとアーメタル製のアーマーを組み合わせて作られる仮面ライダーは、細かな意匠を除けば驚くほどに共通パーツが多い。

だが、ライアの目の前に佇む髑髏の戦士の装いは、違う。

グランメイルらしき柔軟な素材に覆われた箇所は少なく、全身を覆うようにブロック分けされた装甲が取り付けられている。

関節などの一部を除いて装甲に覆われたその姿は、どちらかと言えばロボットの様にも見える。

 

奇妙なのはそれだけではない。

腰の後ろにマウントされた手斧。

基本的に召喚器を除けば武装を持たず、必要になるたびにデッキからカードを取り出して召喚するライダーにはあるまじき装いだ。

あの斧自体が召喚器かと思えば、カードを挿入する程の面積は無い。

いや、そもそもの話として──デッキが無い。

その戦士の腰には、Vバックルすら無いのだ。

 

では、人型のミラーモンスターなのか、と言われれば、それもまた首をひねらざるを得ない。

これは明確な根拠がある訳ではないのだが……。

ミラーモンスターには、全くの別種であっても、どこか似通った雰囲気があるものなのだ。

似たデザインセンス、というべきか。

この戦士は、その線から見れば、明らかな異物だ。

 

『スイングベント』

 

ライアがカードを一枚使用する。

エビルダイバーの尻尾を模して作られた鞭であるエビルウィップがライアの手の中に収まり、構える。

だらりと下げられた電磁鞭。

間合いとしてはそれほどのものではない。

剣や槍と言ったライダーのスタンダードな武器とそう変わらず、扱いはそれらよりも難しい。

手塚は個人的な事情により鞭の扱いにある程度慣れては居るが、少なくとも、銃弾よりも早く、遠くから敵を貫けるという訳では決して無い。

なんとなれば、左腕に装着されたエビルバイザーで殴った方が威力がある可能性も高い。

 

髑髏頭が下げていた銃口を上げ、躊躇いなく引き金を引く。

腰を僅かに落とし、細長いシールドの装着された左腕で銃を支え、ブレなく標的、ライアを狙う動きに派手さは無く堅実で、戦士というよりは兵士にも思えるだろう。

対し、ライアは左腕のエビルバイザーを前に出し、顔周りのみを守り、突撃。

当然の話ではあるが、それだけで全身を銃撃から守れる訳ではない。

当たりどころが悪ければ、Vバックルに装填されたデッキを破壊される危険性すらあるだろう。

 

だが。

ライアの突撃に被弾や死を恐れる素振りは一切見えない。

少なくとも、現時点で手塚は自らの死も脱落も予知していなかった。

だからこその正面突破。

 

モンスターとの契約により更に強度を増したアーメタル製の装甲、それすら上回る強度のシールドが金属音と共に銃弾を跳ね返していく。

そして、シールドでなくライアのボディに当たった銃弾すら、グランメイルやアーマーを貫くこと無く軽く跳ね返り落ちていく。

 

銃、と聞けば、危険物のように聞こえるだろう。

現代社会においては当然、剣や槍などと比べて手軽に人の命を奪える恐ろしい凶器だ。

だが、ことライダーバトルにおいては話が変わってくる。

基本的に、ミラーワールドで使用されるライダーシステムは恐ろしいほどに頑丈に作られている。

モンスターと契約していない状態ですら、地上から四階建て以上のビルの上端に勢いよく叩きつけられ、そのまま地面に落下しても中身の人間は無傷と言えばその頑丈さがわかるだろうか。

現実に、表の世界において、容易く人体を破壊する弾丸だが、ライダーに対してはそうそう有効打とはなりえない。

 

無論、全くの無傷、という訳ではない。

アーマーの上であればともかく、グランメイルにのみ覆われた部分であれば少なからず衝撃は伝わってしまう。

ミラーワールドの戦いにおいて、グランメイルやアーマーが残っているにも関わらず中の人間が死亡するのはこのためだ。

例えば、髑髏の兵士が撃つ弾丸にしたところで、グランメイル部分であれば、生身で勢いよく殴られた程度の衝撃は伝わる。

それは当たりどころによっては戦意喪失するには十分な威力を持つ。

が。

手塚はその威力を事前に知っている。

どこに、どれくらいの痛みが来る、と、事前に知り、覚悟を決めている以上、手塚の戦意が折れる事はない。

 

距離が詰まる。

あと一歩、二歩と踏み出せばライアの鞭が届く。

銃弾が途切れる。

髑髏の兵が銃を投げ捨て、腰にマウントした手斧に手を伸ばす。

手が柄を握りしめ、迫るライアへと横殴りに振り抜かれる。

その寸前、ライアの電磁鞭が髑髏風の頭部へと巻き付き、紫電が走る。

常人であれば即死、ライダーであっても、頭部に喰らえば少なからず()()ほどの衝撃。

髑髏の兵は構わず、踏み込みと共に斧を振るう。

ぎゃり、と、エビルバイザーへ深々と手斧が突き刺さる。

 

更に押し込む、と、髑髏の兵が更に踏み込もうとした瞬間、車のタイヤを破裂させるような爆音。

ライアの電磁鞭が、通常時とは比べ物にならない程の高圧電流を流し、髑髏の兵の装甲表面に施された絶縁体を破壊し、そのまま頭部を焼き尽くしたのである。

人間相手では、ライダー相手では使いようの無い、戦いを止めたいと願うライアには過剰とも取れる火力。

人型の、モンスターともライダーとも取れない相手に文字通りの必殺の技を放つ手塚には、この一瞬の攻防で得た確信があった。

 

頭部から更に胴体内部までを焼かれた髑髏の兵を、未だ斧の突き刺さったエビルバイザーで殴りつけ倒し、電磁鞭を地面にぴしゃりと叩きつけ、問う。

 

「誰の差し金だ」

 

普通に考えたのであれば、ライダーの仕業ではない。

ライダーが使役できる契約モンスターは原則一体のみ。

そして契約モンスターを失ったライダーは実質敗退したも同然と言っても良い。

ならば、神崎士郎の手先か。

或いは、ライダーバトルの外、部外者からの手のものか。

そうではない、と、手塚の占いが告げていた。

 

『頭部破損、主機大破、損耗率60……当機はこれより、自爆シークエンスを実行します』

 

「なっ!」

 

この時代ではそう聞けない様な滑らかな電子音声により告げられた内容に、手塚が慌てて距離を取る。

反射的なものだ。

占い師といえど、全ての未来を常に見通せる訳ではない。

敗北が濃厚になったからと言って、ライダーやモンスターが自爆する事がそうそう無い、というのもそれに拍車を掛けた。

彼が辿り着く未来において、銃を撃つライダーは居ても、自爆するライダーは存在しなかったのである。

 

『スマートブレイン、バンザイ!』

 

閃光。

次いで、黒煙を巻き上げながらの大爆発。

ミラーワールドでなければ何時警察消防が来てもおかしくない、しかし、ライダーを巻き添えにするには規模の小さな爆発。

しかしそれは、過たず謎の髑髏兵──パラポーン・センチネルに搭載された各種技術を残らず焼き尽くし、その痕跡を抹消した。

 

「な……、何だったんだ、あれは」

 

文字通り、呆気に取られるしかない。

ただ謎だけが残る戦いにしかし、手塚は確かな確信を得ていた。

停滞していたライダーバトルが、何か、予想もつかない形で変わりつつあるのだ、と。

 

―――――――――――――――――――

 

同時刻。

地下駐車場で警備と誘導を行うアルバイト、佐野満は安物のパイプ椅子に座り込み、天を仰いでいた。

高給取り、ブルジョワのよく利用するこの地下駐車場は給金以外でチップを貰うにはうってつけの職場ではあるが……。

そのようにして、あくせくと小金を稼がなければならない今の自分の生活に辟易しているのも確かなのだ。

だからこそ、一発逆転を狙う事ができるライダーバトルなるものにも参加していた。

 

「いい車乗って、いい暮らしして……良いなぁ……憧れるよなぁ……」

 

デッキを掲げ、眺めながらしみじみと呟く。

佐野満は一般的な感性を持つ一般人だ。

金を稼ぐというのであれば非正規だとしても労働に勤しむし、たとえ出来たとしても犯罪行為で金を稼ぐ事は無い。

後に、ライダーバトルの中で自らを売り込むのにしたところで、ライダーバトルという特殊な状況があればこそだ。

実際に、ライダーバトルの中でライダーを倒す……人を殺すという段階になって、どういう反応をするのか、それは恐らく本人にすら予想できない。

或いは、人間としての姿を覆い隠し、ミラーワールドの中で死ぬ限りは死体すら残らないライダーに対しては罪悪感を抱かないという可能性もある。

しかし、それでも、佐野満は単純に金を手に入れるという一点に置いては、あらゆるセキュリティを突破する魔法の鍵と言っても過言ではないライダーのデッキで犯罪行為を犯さない程度には、常識的な人間であった。

 

「だったら、勝てば良い」

 

きぃん、と、モンスターの現れる予兆を感じ取る佐野。

見れば、地下駐車場に停められた車のガラス窓に、一人のライダーの姿が映っている。

狼の姿を模した、佐野が見たことのない未知のライダー。

 

「いや、勝たなくても、より良い生活を得るための手段は多くある」

 

ぬるり、と、鏡の中から身を乗り出したそのライダーは、佐野の目の前で手に下げていたアタッシュケースを開いて見せる。

 

「お……!?」

 

ぎっしりと詰め込まれたのは、薄暗く人工的な蛍光灯だけが照らす地下駐車場の中でも一際魅惑的な輝きを放つ、山吹色。

その輝きで暗い紺色の制服と欲望に引きつった顔を照らす佐野の肩に、狼のライダーは馴れ馴れしく手を回し、耳元で囁く。

 

「貴方にだけ、とってもお得な話を持ってきたんですよ。……内密な話なので、詳しくは……」

 

親指で、自らが出てきた車の窓を指し示す。

今が仕事の最中であるという事などすっぽりと頭から抜け落ちてしまった佐野は、その言葉に一も二もなく頷くと、デッキを手にして蹌踉めくように歩き出す。

へらへらとした態度で変身した佐野がインペラーに変身し、ミラーワールドへと入り込み、無人になった地下駐車場。

誰も居ない寒々しい地下に、どこか遠くから、獣の遠吠えが一つ響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 




鏡の中からインチキライダー登場
何時だって絶対忘れないがエジソンは訴訟王
ライバルを失脚させる為に猫を感電死させる残虐なりし悪徳、直流の権化!
そんなの常識
猫を殺したので変な発明を繰り返して……
そして死後パーカーにされる
毎度思うけどライダーに出てくる信長が一昔前のステレオタイプ過ぎて笑うを通り越して真顔になる
実際当時の武将として見ると身内に対しては甘みだったり外交関係とか上下関係の礼儀とかしっかりしている
暴君イメージは無いではないけど流石に古い……
逆に最新映画のノッブは……ナオキです……
やっぱ本物信長を連れてくるしか無いな!
タイムスリップしたTS信長そっくりのJKが医療知識を駆使して料理対決
ファイアエンチャントで敦盛したら扉がいっぱいの通路みたいなとこで
扉を潜ったら無人島ですか……ソウナンです
じゃあワイバーンの群れから素材をはいで船を強化しないとね
そんなウチには最初の配布ノッブしかいません
いません……
でも嘘か真かチンコ模様の着物を着て遊んでたとか若い頃のエピソードがあるわけですが
これTS信長で考えると中々変態性高くていいと思うんですけどどうですか

☆一見悪徳な買収をしにきたインチキライダーに見えて、ただライダーバトルに誘いにきただけマン
あっちゃーいっけねーこれからライダーバトルに誘うつもりの相手の目の前に偶然手にしていた金塊詰めたアタッシュケース落としちゃったー☆
え、同盟?
無い無い!
勘違いされるけど、こいつがアルバイター御曹司に協力を持ちかけたり金目のものを差し出して何か仕事をさせようなんて事は一切ない!
なんならこの日以降こいつとアルバイターが顔を合わせる事は一切無い!
無い
相手の私生活面とか経済状況とか願い知ってるのは明確なアドバンテージ
こんな誘い方する必要あったかって?
さぁ……?
他脱落したのかと言われて、さぁどうだろうねぇととぼける事ができるというのは便利そうじゃないかなって思う
今回は事前にひっそりファンガイアを始末したのでイクサの人には正体バレしてないと思ってる
クラスメイトの人を旅行に誘ったりしたのは今年は余裕がある年だから大丈夫だよこれが終わったらちゃんと受験に専念しようねというブラフでもある
大学生バンドの下手くそなトランペットとか単調なドラムの音にまさかとは思うが引き込まれる事があるかもしれない
でも近所のでっかい神社とかで祭りの為の和太鼓の練習とかしてるとついつい脚が向いちゃったりしません?
そういうの
ではない

☆香川教授周り
ぶっちゃけこのSSでは主人公に擬似デッキ技術を流出させる為のギミックでしかない
だって神崎優衣を殺せば戦いが終わるとか変な勘違いしているしそれを正すのも面倒だし……
タイガは間に合わないがループ直後に色々探索すればデストワイルダーくんは手に入るかもしれない
捕獲ではなく捕食になると思うけれども
タイガの中身は、んにゃぴ……、必要ないですね
幸せな家庭を持ってるんだから幸せに生きてくださいなという事で

☆未来が見れるだけでなく占い師として生計を立てる事ができる占い師さん
実際占い師の仕事なんて言いくるめと説得と信用に全振りしとけば可能なんですよ
的中率の高さなんて飾りよ飾り
でも戦闘においては
少なくともこのSSにおいて戦士としての適性は結構高め
鞭の扱いに多少の慣れがある
けどそれをクリスマスに同性の友人と二人きりで過ごす普段の生活と照らし合わせて何かを邪推するというのは良くないことだと先生は思うんだ
見たことのない映像とか聞いたことのない音声がたまに頭を過る

☆謎の髑髏っぽい頭の兵士
パラポーン・センチネルくん0歳
ある程度のダメージを受けると周囲への警告の後に自爆
使用される技術を解析させない気遣いの塊
最後には作ってくれた会社への感謝を捧げながら爆発四散!
やっぱり最後に口にしたスマートブレインとかいう会社が一番怪しいんじゃないですかね

☆本人の問題が解決したのでこれ以降は巻き込まれない限りは背景担当の人
OP部分の燥いでる場面は主人公視点で移されるのでVR系スケベソフト映えするぞ!
戦闘も近所で行われないのですっかり今年は平和なものだと騙されている
幸せと恋は人の脳味噌を馬鹿にするのだ

☆偶然を装ってカフェ・マル・ダムールで主人公と出会うも、イクサベルトの入ったアタッシュケースを握る手に僅かに力が入ってしまうだけで結局何も言い出せないイクサの人
洗濯機が壊れて近所のコインランドリーに洗濯物を持っていく最中に遠くからファンガイアとの戦闘を目にしてしまう運命力の持ち主
残虐極まるファンガイアの始末方法に色々と思うところはあるのだけど、実際顔を合わせてみてもいつもどおりだからあれは見間違いだったのかな、でも私が人の顔を見間違えるなんて……という葛藤
それが本編に何かしらの影響を与えるかはわからないのだ

☆ロードインパルス君
迫真の遠吠えのみ出演
バトルパートも日常パートも無いとなんとも

☆今年の劇場版
ここまで話が続く確率は限りなく0に近い
でも出会ったら確実に逆さ鱗に触れる言動なのであらゆる手を尽くして筆舌にし難い殺し方をすると思う
色んな驚きのゲストもあったけど、正直ウォズのまとめがめっちゃすこなのだ……

☆水着カーミラさん
エリチャン属の最終進化形態なだけあってやっぱりエリチャン属だった事を思い知らせてくれた
エリチャンが何しようが最終的にカーミラさんにとって過去に通り過ぎた事になる……という訳ではないけど、それをゆうゆうと乗り越えていくノリノリぶり
クールドライブ……!
宝具レベル3

☆水着おっきー
かわいい性能☆5
変顔性能☆5
性能はまぁ、普通に戦える程度だと思うけど詳しくは知らない
レベル上げてスキルレベル上げてけば大体どのユニットだって使えるのだ
宝具レベル4

☆イベント準レギュラーくろひー
なんだかんだで初期の出落ちキャラから考えると結構扱い良くなった
イベントではしゃぐ中でちょいちょい見える海賊時代のらしさが危険味あって、金じゃなくてこういう危険な男っぷりに惚れた女とかも生前居たんじゃないかなと思う時がやっぱりある

☆セイバー北斎ちゃん
実質葛飾応為リリィ
かわいい
それ以外に何か言うことある?
え、発言内容と脳内を見るたびに胸と過去が掻きむしられる?
うん……

☆水着獅子王
ほう、バニーガール獅子王ですか
たいしたものですね(夏のボーナスを崩しながら)
バニーガール衣装は性的性能が極めて高いらしく、新衣装デザインに困って愛用するデザイナーも居るくらいですよ
それにあの金髪と巨乳
これもメジャー級のシコリティです。しかも対アベンジャー対バーサーカー以外なら雑に採用できるルーラー属性を添えてバランスも良い
それにしても、PU1でまずある程度突っ込んでしまったユーザーが居る中更に魅力的な追加のユニットを用意しているのは、驚異的な集金率というほかない



暑くなってくるとダレるし疲れるし、クーラーつけてもそれはそれでなんか疲れる……
更新速度が遅れたのはたぶんそのせい
でも今回で占い師を足止めしつつ裏で一人また一人と減らしていく構成が完成したので
龍騎編のまとめも見えてきましたね
たぶん今年中には終わると思います龍騎編
555編は最悪証拠揃えて警察に提出して二十二号と陽炎とG1条と原作ライダーズとがスマブレを取り囲んで数話で終わる可能性もある……
いやオルフェノクの王を殺さないといけないからこれじゃ解決しないか
難しい話です
いつ打ち切られてエタの渦に飲み込まれてもおかしくはない
しかも場合に寄っては原作主人公と普通に対立してしまう
そんなSSでもよければ次回も気長にお待ち下さい


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