オリ主で振り返る平成仮面ライダー一期(統合版)   作:ぐにょり

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90 復活に備え

轟雷といにゅいを残し、部屋を出る。

 

「あらぁ、もうお帰りぃ? ウチには上がってもいかないのぉ?」

 

玄関を出た先で、胸元の開いたビジネススーツの様な服装に身を包んだマテリア・クロが手すりにもたれていた。

 

「何だそのスーツ」

 

「可愛いでしょう?」

 

膝が出る程度の長さのタイトスカートの裾をつまみ、デニール数高めの黒タイツに包まれた脚を見せながら、くるりとその場で回って見せるクロ。

私服に使うには明らかに硬すぎる服装にも思うが、本人は楽しそうでなによりだ。

 

「お店の売上がねぇ? 今日はまぁまぁ良かったのよぉ」

 

売上が良くてもお店に還元されなければひたすらメニューの材料を消費するばかりで疲弊していくものなのだが。

まぁ、今日の売上見て買ったのなら店売りの女性向けスーツだろうし、胸元フリルで開いたシャツが元からあったと考えても大した損失にはなっていないのだろう。

店の売上をちょろまかして店を潰す、という作戦である以上、店にある程度客が来ない事には立ち行かないのだ。

その場合は普通に経営資金が底をついて潰れるだけだからいいんだけど。

 

「そうか……、お前がそれでいいんなら良いが」

 

「最初に使うのが喪服代わりとしてとは思わなかったわぁ」

 

「いきなりだったからな、仕方あるまい」

 

「ふぅん? まぁ、()()()がそう言うならぁ……いいけど?」

 

口元に曲げた指先を当てて艶美に笑うクロの言葉に、俺は思わず眉を顰めた。

お父様、という呼びは、クロに限らずマテリアコンビ共通のもので、基本的には皮肉を言う時に使われるものだ。

育成の段階で割と度が過ぎたサディストになりそうなのを矯正した結果、遠回しな皮肉が多くなってしまったのが玉に瑕というものか。

それさえ無ければ、敵に対して容赦の無い良き戦闘マシーンであり、忠実に潜入先の店の経営を緩やかに破綻させてくれる良い子達なのだが……。

 

「で、私達はどっちにお線香を上げていけばいいのかしらぁ」

 

「どっちでもいいぞ。あっちの轟雷も修理と改修の為に一度回収するからな」

 

どっち、というのは、いにゅいの中の轟雷と入れ物としての轟雷……という話ではない。

俺のポケットの中に入れられた、轟雷の記憶、人格の収められたチップ。

チップ、というには些か大きいが……。

人格を人間と同じ速度で動かそうと考えなければ、制御装置くらいの役目は果たせる筈だ。

ポケットの中に入れてあるそれを指先で弄りながら適当に返事を返すと、クロがにんまりと笑った。

 

「何だ」

 

「だってぇ、()()が壊れてお線香をあげるなんて、冗談みたいな話なのに」

 

「人間だって科学的に見れば機械みたいなものだ」

 

この世界では神様が作っていたりするが、神様が居ない世界ですら自然発生する。

無が爆発して宇宙が産まれて、塵が集まって星になって……。

その果てにこんな無駄の塊の様な複雑な動きをする物体がやいのやいのと土魂の上で犇めくほど増えるというのだから、不思議な話である。

 

「そもそもお前らには仮にも人間由来の成分を使っているだろう」

 

脳味噌を機械に置き換える技術だって将来的には開発されるだろうし。

解釈によっては人造人間と言うよりもサイボーグの様なものとも取れる。

まぁFAGは未だ政府に認知されていなければどう扱うかという法も存在しないので人権は無い俺の手駒に過ぎないのだが。

 

「じゃあ、わたしやシロが壊れたら、あんな風に悲しんでくれるかしら」

 

ちら、と、視線を向ける先は俺が出てきた空き部屋──いにゅいと轟雷の居る部屋の扉。

いやぁ。

 

「あそこまでは無理だ」

 

「お父様のいけずぅ」

 

態とらしく唇を尖らせてみるクロ。

いや、実際問題として。

 

「壊れたと思ったら直ぐに直すからな」

 

勝手に魂を使わない限り、という但し書きは必要になるが。

そも轟雷のケースが特殊なのだ。

肉体が破損しても魂が、アギトの力がフリーのままであれば、通常ならば即座に修復可能であり、今回の様な面倒な手間が必要になる事はそうそう無い。

現状、想定した性能を発揮するには電脳その他のスペックの足りないボディにアギトの力を組み込んで半生物化、半ミラーモンスター化、半マラーク化とも呼べる状態に持っていっているのがFAGだ。

逆説的に、肉体は依代でしかないとも取れる。

ダークウィングに魂を分割して保管された秋山蓮の恋人の様に、アギトの力の方にも記憶が宿っていると考えれば、肉体を完全に新造して移植してもある程度は記憶や人格を引き継げる可能性すらあるのだ。

現状では俺のバックアップがあるという前提の下での話になるが、FAGは極めて生存率と帰還率の高い戦力と言えるだろう。

まぁ、使い捨てても問題ないヘキサギアと異なり、数に限りがある指揮官機として運用されているゾイド類とほぼ同じ構成なので当然と言えば当然なのだが。

 

「壊れる様なお仕事を任されちゃうのねぇ」

 

「そうだ」

 

戦闘形態を取った上でフルパワーになれば、線路上の子犬を助ける為に新幹線を力づくで止めるくらいの事は……できるか怪しいが。

それでも並の敵性種族なら薙ぎ払える力を与えてある。

しかし……、今回の事で分かる通り、並でない敵性種族と戦えば、特殊な形でとはいえアギトの力を宿し、戦闘用の装備を与えたFAGであっても容易く敗北する可能性はある。

 

当然の話だ。

そもそも、彼女らの前身にして互換であるゾイド達ですら、原材料であるアギトの力の蒐集がそれなりに手間で数に限りがある為に、量産性と反逆防止の意味も込めて、アギトとしては初歩的な力しか備えていない。

進化が進み株分けができる段階になればこれを回収し、更に元と同じ程度の力として再分配する事で数を増やしている。

無限に進化するアギトの力を、俺は緩やかにではあるが無限に増やし続けられる軍勢の材料として使っているに過ぎない。

軍勢の、一個体の力はそれほど突出したものではない。

 

加えて、常に無数の兵隊であるヘキサギアとセットで運用するゾイドと比べて、人間社会に紛れ込ませる為に運用している彼女らは戦力として孤立しやすい。

また、アギトの力を機械の身体を人間に偽装し、足りない電脳の性能を水増しする為に使っている彼女らは、厳密にはゾイドと比べて直接的な力で劣る。

それはヘキサギアへの指揮能力に関しても同じで、ミラーワールド側に常に配下のヘキサギアの群れを侍らせておく、というわけにも行かない。

というより、社会への潜伏の為に人間に近い情動を持たせるというコンセプトの関係上、裏切りの可能性を考慮して過剰な戦力を持たせられない。

持たせられないのだが……。

 

「だが、壊れた上に回収もできないのではそれも困る」

 

懐から二枚のカードを取り出し、差し出す。

 

「なぁに、それ」

 

「契約のカードだ。クロとシロの分な」

 

作ったは良いが、危険性とコンセプト的に渡すか渡すまいか悩んでいた、新造したモンスターと、彼女らに内蔵したデッキをリンクさせる為の疑似アドベントカード。

無論、これ一枚渡していたら轟雷が死ななかったかと言えば、それも難しい話だとは思うのだが……。

 

「無いよりはマシだろう。後でデッキに入れておけ」

 

ん、と、差し出す。

クロはそれに、数秒だけ驚いた顔で口を開き、次いで、珍しく邪気の無い笑みを見せた。

 

「なんだよ」

 

言ってしまえば毒婦の一種として作ったクロの珍しい表情に単純に驚いていると、差し出したカードを取られた。

カードを受け取ったクロは、いつもの様に、可憐そうな見た目の薄皮一枚下に何が入っているか分からない怪しげな笑みに戻った。

二枚のカードを扇子の様に広げ、口元を隠すその表情は、如何にも何か企んでいそうな悪女顔だ。

 

「いいえぇ? お父様も、お友達から良い影響を受けてるようで……それとも、私達のお陰かしら?」

 

「知らんのか。俺は元から善良な男と評判なんだ」

 

冗談のつもりで言った言葉にクロがついに腹を抱えて大声で笑い始め、何事かとシロが玄関から顔を出してしまった。

これ以上ここでやることも無い為、笑いすぎてその場で蹲り始めてしまったクロをシロに押し付け、その場を後にしたのだった。

 

―――――――――――――――――――

 

さて、FAGアパートは権利を買い取ってある程度弄っているとはいえ、普通に住宅街の中にある一般的な立地の建物だ。

そんな場所に、活動を停止した轟雷のボディを安置しておく訳にもいかない。

万が一空き巣でも入ってそれを見つけてしまえば、何らかの事件に発展しかねない。

もう一週間は経ったので、いにゅいにはとりあえず轟雷の付きそいではなく適当に社会復帰していただき、ボディの改修に入ろう。

 

いにゅいには修理の為、また、魂の移植が可能になるまで安全に保管しておく為、という理由で轟雷のボディと一時お別れしてもらい、青森にある馴染みのアジトへと運び込む。

おそらく、日本中を探しても此処より警備が厳重な場所はそう無い。

無論、太陽の王子が守ると宣言した四国と比べればどうかという話ではあるが……。

……正直、あの戦士は敵を殲滅する能力はともかく、自分が居ない場所の仲間を守る力がある訳ではないから、結局こっちの方が安全な可能性もある。

 

ともかく、回収したボディを繋ぎ合わせ、元通りにする。

灰化して完全に消失してしまった部分もあるので、部分的には新造パーツを使う事になる。

そして、見た目上は元通りになった轟雷のボディを、半透明の緑色の円筒の中に収めていく。

全裸の状態で、胎児の様な姿勢を取る轟雷。

ディスプレイはこれで完璧だろう。

この姿勢なのは、まぁ、元となる魂がこの状態のまま最後を迎えたから、本能的なものがあるからなのかもしれない。

 

そう、この身体は、別に非稼働状態でこの姿勢になるような構造はしていないし、俺がわざわざこのポーズを取らせた訳でもない。

非稼働状態で、魂と呼べるアギトの力をいにゅいの中に丸々移している、ただの抜け殻にも関わらず、このボディは()()()()()()()()()()

実はこれ、なんの不思議も無い話なのだ。

 

現状、ゾイドやFAGを作る為に使っている、アギトの力養殖法。

これの発想の元になった、葦原さんにアギトの力を渡したにも関わらず、十年以上経ってからアギトの力を再発させてしまった青年の事を覚えているだろうか。

この青年(移植当時は少年だが)は、瀕死の葦原さんを救うためにアギトの力を移譲した訳だが、これ以降、画面に映る限りではアギトの力やその前身である超能力といった能力を見せる事無く出番を終えている。

だが事実として後に、再びアギトになるだけの力を再び得てしまう。

 

アギトの力は自らの意思で人に移譲する事ができる。

しかし、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

それは、アギトの力そのものを魂とするFAGとて例外は無いという事だ。

 

正確な年数を出すことは難しいが、おそらくこのままこのボディを放置しても、十年二十年もすれば、独りでに魂を復活させて動き出してしまうだろう。

無論、残り滓の様な魂からの復活である為、電脳の記憶を元に人格を形成しても元の轟雷とは別人になってしまうだろうが……。

いにゅいの中の轟雷の魂を此方に戻した時、総合的に見て、アギトの力は元のそれよりも増幅されている筈だ。

あちらのアギトの力がどれくらいで移植可能な程になるかはわからないが……。

 

「二度も辛い別れをする事もない」

 

緑の円筒──オメガリアクターの中の轟雷に話しかける。

電脳は俺のポッケの中、魂はいにゅいの中、目の前の轟雷のボディはただの抜け殻だが……。

命の、そして、新たな力の芽吹きが確かにこのボディの中にはある。

そして。

このオメガリアクターは、アギトの力に対して時間経過以外の新たなアプローチを施すものだ。

この中身、轟雷が半ば程で浮かんでいる所から分かる通り、ただの空洞という訳ではない。

基部に組み込まれたインフィニティ・パワーユニットから取り込んだ次元エネルギーで満たされている。

 

「いい子だ。お前は俺に幾つもの新しい気付きを与えてくれる」

 

半透明の円筒に手を当て、褒める。

 

フリーエネルギーは、単純な電力や熱とは異なり非常に応用の利くエネルギーだ。

これがアギトの力にどれほどの影響を与えられるかは分からない。

だが、少なくともアギトの力には、消えかけになっても元に戻ろうとする性質がある。

それが、半ば意識を持ってFAGの魂と化したものであれば宿る意思、方向性はより明確なものとなるだろう。

これで、アギトの力が自然回復よりも早く元のそれに近づく事になったなら。

革命が起きる。

オルフェノク由来のそれでなく、水子霊由来のそれをより効率的に増やす事ができるというのであれば。

ミラーワールドは、いや、日本は。

ゾイドの満ちる国に、アギトの力の溢れる国になる。

 

「お前を作って、本当に良かった」

 

本当に、心から感謝しよう。

 

―――――――――――――――――――

 

感謝の意を表す為、オメガリアクターの設置してある隣の部屋に超本格的なパイプオルガンとマザーコンピューター風のオブジェを置く。

ついでに、万が一こっちが先に再起動した時の為に、機動力を与えておこう。

まず、ラピッドレイダーのバイカン。

あと、試しに作ってみた車、マッハ0.8で飛ぶヘリ……。

車とヘリの操縦法はインストールしていなかったか。

じゃあ、この二台はAI制御の自動運転にして、それとは別にマニュアル付きで飛行ユニットも置いておこう。

飛行ユニットというだけでは如何にも味気ない。

……ビーム砲っぽく使えないでも無いか?

威力はせいぜいビルのワンフロアを破壊する程度しか出ないが、牽制には使えるだろう。

 

うぅむ。

オメガリアクターによる轟雷ボディ内部の残留アギトの力増幅計画が成功すれば、本体出力にはかなりの余裕が生まれる。

本当ならこれも分割して回収して別のFAGなりゾイドなりに使いたいが、嫁入り道具と思ってそのまま託してしまおう。

そうなると、本体直結でエネルギーを武器に回せるな。

元の轟雷だとバズーカとナイフ、実弾主体だったが……。

 

先ずは取り回しの良い武器が必要か。

可変武器一択。

ハンドガンサイズで、銃、剣は基本として、殺してはいかん相手を想定して高圧電流を流す十手形態を基本としておけばうっかり殺したりはせずに済むだろう。

後は本体のデッキにアクセルベントを積んで。

加速する相手に対応出来るように電脳のオーバークロックが簡単に出来るようにするか。

で、契約のカードを突っ込んで装甲を単純に強化しても良いが……。

轟雷の魂はいにゅいの中だ。

轟雷といにゅいがあそこまでの仲になるのに、俺は手を入れる事ができなかったからな。

サプライズプレゼントを入れておいてやろう。

轟雷の魂がボディに戻れば、これが自動的に起動して……二人の仲はより深まるという寸法よ。

二人共喜んでくれるかなぁ。

 

……見た目が地味か。

新しい装甲色は勿論白……メタリックブルーもいいか。

色かぶりのスティレットはまだ実装してないし実装したら赤くすればいいし。

バズーカは召喚武器だから残して良いとして、もっと火力を出せる大物が欲しいな。

ああいう触れるだけでアウト、みたいなのはドラゴンオルフェノクくらいのものだけど、オルフェノクが自然発生する以上は同じ様な個体が出ないとも限らない。

俺の様に念動力が使えればそれでつるし上げれば良いが。

 

……とびきり頑丈な外付けアームを着ければいいか。

これはガードベントとバイティングシザースを組み合わせて、轟雷には大きいので少し小型化。

要は密度をめちゃ高めれば良いわけだから。

轟雷の腕そのものを頑丈にすると、いにゅいと手をつないだ時に女の子らしくないから恥ずかしい……みたいに思ってしまうかもしれんし。

 

あとは、先のアームで掴んだ後、このボルテックスドライバーのドリル部分を高密度化したもので貫く、これだ……!

理論上ああいう面倒な能力持ちは代わりとでも言わんばかりに巨大化はあんまりしないので、正面から頭蓋骨を貫いて脳を破壊できる程度のドリル長があればいいか。

 

おっと、忘れちゃいけない。

武装を誰かに強奪されると困るからな。

アームとドリルはセット運用だから、アームの方にはGOURAIとでっかく名前を書いておこう。

 

後は……フリースタイルバズーカの二丁持ちだと接近された時が怖い。

片腕で保持できて、なおかつ高威力。

一丁で二丁持ちを上回る連射力が欲しいのでバルカンモードとキャノンモードで使い分けが出来るようにして……。

……駄目だ、計算上、これを打つと反動で轟雷が吹き飛ぶ。

装甲を更に強化して密度も上げて重くしよう。

脚部無限軌道も出力を上げて機動力を上げて相殺。

これで万事解決。

 

後は……。

ハッタリだな。

殺せば解決という相手なら殺せばいいが、轟雷は優しい子だ。

脅せば怯えて戦意を喪失する相手をどうにかするなら、こっちでテンプレを用意して、それっぽい小道具も入れておくか。

手帳サイズなら邪魔にもならんし。

桜の代紋っぽいけど寄ってよく見るとぜんぜん違うマークを入れて警察と誤認させるこの優れたシステムよ。

脅迫用ハッタリテンプレートは説得用プログラムとして電脳に入れておいてやろう。

 

……うむ、完璧だ。

まさにパーフェクト。

これは……轟雷改という名前では済まないレベルの完璧さだ。

新たな戦闘形態に名前をつけてやらねばならないかもしれない。

新武装にも一応名前をつけておこう。

整備マニュアルにアームだのドリルだの新バズーカだの書くのは間抜けだしな。

名前がついている方が轟雷も愛着を持って整備できるだろう。

 

後は轟雷の復活を待つだけだ。

いや……後はお店か。

クロにも言った通り、二人抜けてしまうからな。

これで店長がバイトを募集して、マテリア姉妹の仕事に気付いてしまう超有能店員が爆誕してしまえば、あの見事に客の来ない絶妙な立地の店舗を安めに買い取る計画が台無しになってしまう。

さて、となると、誰を送り込むべきか……。

まずバーゼラルドを除外して……。

安牌はキツめの対応で客を遠ざけるスティレット、対抗でうっかり手が出そうなフレズヴェルク。

二体同時もいいか。

二人減った訳だし。

 

こいつらのボディを用意して、こっちはもう最初から契約モンスターをセッティングしておこう。

これで、今度こそ、ここでやるべき事は終わり。

 

後は、スマートブレインか。

社長さんに一つ、お願いをしておかないとな。

 

 

 

 

 

 

 




話の流れ的にスマブレ裁判の時間な気もしたけど気の所為だったぜ!
筆が進んでしまったので出来た幕間でした


☆フレームアームズ・ガール『マテリア・クロ』
多分バイトの方で名乗る名前は源内ではなくそのままマテリア・クロで外人っぽく通している
というか髪色の関係で日本人名乗るのは無理
轟雷が死んでいにゅいが重症の件に関しては、自分たちが居ても死体ならぬスクラップが増えるだけだったろうと思っているが、実は少し落ち込み気味
まさか帰りにシロと一緒に服を買っている時間に二人がこんな事になっているとは知らなかったのでショックといえばショック
戦闘形態は首から下にグランメイルをボディスーツの様に纏う、アメコミ映画に出てくる女エージェントみたいな格好
グラインドサークルをフラフープのように身体で回しながら戦うトリッキーな戦法の為、アーメタル製の装甲はグランメイルの表面に同色で繊維状にして編み込まれているのみで防御力は極めて低い
相方のシロと同じく、陽炎も運用していたグラインドサークルをメイン武装として使う関係上陽炎の戦闘ログをインストールされている為、かなり攻撃的
AI育成の段階でサディスト気味になったのはこの戦闘ログが少なからず影響を与えているのは間違いない
デッキ強化でパワーアップパーツというか新形態が追加されたけどそれが本編に出るかは知らん
主人公が居ない状態でいにゅい側でトラブルが起きた時にチャンスはあるかもしれないし、主人公が各種方面に差し向ける刺客として活動するかもしれない
現状はお店への刺客でしかない
主人公の事をハカセ、あるいはお父様と呼ぶ
お父様呼びの時は皮肉を言う時と主人公は考えているが、どちらかと言えばサディストとしての愛情表現と言った方が正しい
行為中に主人公をお父様と呼ぶスケベ担当キャラが欲しかったという真面目な理由もある
疑似近親相姦は良いぞ
スケベ担当だがこのキャラでスケベ話を書くとは言っていない
でもいざ書きたくなった時を考えればこういうキャラを用意しておくのは面倒が少なくていい
最近FAGキャラ出張りすぎとも思うが、言わば555編順レギュラーみたいなものなので、たぶん次のシリーズに進むと出番が減る
どこかの誰かさんのようにな

☆轟雷(ソウル)轟雷(ブレイン)轟雷(ボディ)
ミートくんではない
アギトの力そのものであるソウル部分とは別に、残された身体にもアギトの力が残り滓程度に宿っている
十年二十年で再起動というのは割と甘い想定
無機物にもアギトの力が宿る、という訳ではなく、半生命体である轟雷ボディだからこその出来事
たぶんゾイドとかでも再現性はあるので、今回の実験が成功すると不定期にしか手に入らないオルフェノクを元にした個体だけでなく、割と定期的に手に入れられる人間由来の個体もアギトの力養殖に回せるので製造効率は二倍どころの話ではなくなる
復活に向けての布石をどちゃくそ打たれた
ちなみにキン肉マンレディーでのミート君はバラバラにならず、超ショタコンの女バッファーローマン含む悪魔超人に身体の部位を差し押さえられて、取り返せなければ食べられちゃう(意味深)……という展開に陥っていたが
例によって例のごとく漫画書いてる人が連載をアレして打ち切りになってしまったのでその後の展開は殆ど描写されなかった
普通にお色気漫画としてエッチかったし、ミートくん平行世界逆行物としても面白かっただけに残念
フロイライン・ブロッケンJr.……
実はキン肉マンレディーと甲冑エルフ姉のレディ・ロビンはフィギュアが発売されている

☆ライトサイドとダークサイドを行ったり来たりしているわけではない主人公
極めてNな位置に居るだけだから安心して欲しい
全裸美少女の浮かぶポッドに手を当てて恍惚とするマッド・サイエンティストノルマをクリアー
嫁入り道具の作成に手を出したが、次回こそはスマブレに赴く
王としての仕事をしないといけないからね


こういうわけのわからない話でも書ききって投稿してしまえば次に繋がるのだ
あんまりライダー要素の無い話だったけど次回はいっぱいオルフェノクが出る予定なので、そういうのを期待してくれてる人は、次回を気長にお待ち下さい

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