宝石の国 Jewel the Land   作:naogran

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とある岬。1人の宝石が悲しそうに俯いていた。

???「あぁ・・・仕事。」






そして、とある場所に、黒い布を羽織った1人の人物が歩いていた。するとその人物が右の薬指に嵌めてるリングが光り、光が方角を指した。光が指した方角へ歩く。


第1章「フォスフォフィライト」

ある朝、草原が広がる地帯。この草原に走る3人の人影があった。その人影は喪服を身に纏ってる。

 

???「おっとそうだ。」

 

明るいピンク色の髪の宝石が止まった。

 

この草原に、髪が明るい緑色の宝石が眠っていた。

 

???「フォス!居るんだろ!フォス!」

 

フォスと呼ぶ宝石が目を覚ました。

 

???「先生が呼んでいる。」

 

起き上がったのは「フォスフォフィライト」。宝石である。周りから「フォス」と呼ばれてる。

 

フォス「ふぁ〜・・・何だろう?」

 

???「さぁな。」

 

フォス「あ、もしかしたら、戦争に連れて行ってくれるかも!」

 

???「そんな訳あるか。」

 

フォス「はっは〜!優秀な君も僕の可能性には焦ると見える!」

 

???「可能性って、お前まだ仕事してないのか?」

 

この宝石は「モルガナイト」。

 

???「モルガ!」

 

そこに髪が銀色の宝石がモルガナイトを呼んだ。「ゴーシェナイト」だ。

 

モルガ「ゴーシェ。」

 

ゴーシェ「何遊んでるの!南に予兆の黒点出たよ!小さいけど、先生に報告行くぞ!」

 

モルガ「よし!小さいなら2人で追い払おうぜ!」

 

フォス「ええ!?驕るな!」

 

モルガ「平気平気。たまには先生に楽させてあげなきゃ。ああ見えて年だから。さっさと行けよ。」

 

2人は南へ向かった。

 

フォス「くっそ〜、忙しそうにしちゃってさ。よし!今日こそ先生に頼むんだ。」

 

起き上がって先生の元へ行く。

 

 

 

 

 

 

そして1人の人物が、海から姿を現して浜辺に止まった。気配を感じ取り、気配を感じた方へ走る。

 

 

 

 

 

 

その頃、この国にある1つの館。

 

フォス「おっと!まずは第一印象。」

 

池に自分を映して髪を整える。

 

フォス「ばっちり!可愛い!美人!」

 

そんなフォスを2人の宝石が見ていた。「ユークレース」と「ジェード」だ。

 

ユークレース「うふふ。今日も元気そうね。」

 

ジェード「面倒を起こさなければ良いが。」

 

 

 

 

そしてフォスは、先生が待ってる部屋に入る。

 

フォス「失礼します!」

 

そこに、1人の僧侶が立っていた。

 

僧侶「ああ。」

 

この僧侶が先生である「金剛先生」。

 

フォス「金剛先生、お呼びですか?」

 

金剛先生「うん。」

 

すると金剛先生が息を吹くと、フォスの頭に付いてるたんぽぽの綿毛が飛ばされた。

 

金剛先生「フォスフォフィライト。お前の仕事がやっと決まったよ。」

 

遂にフォスに仕事が舞い降りた。

 

 

 

 

 

 

一方その頃モルガとゴーシェは、何かを発見して剣を抜いた。

 

モルガ「行けそうだな。」

 

ゴーシェ「うん。」

 

空から何者かが舞い降りた。それは、月からの狩人「月人」だった。月人は無数に舞い降りた。

 

 

 

 

遠くから1人の人物が月人を睨んでいた。

 

 

 

 

 

 

その頃館では。

 

フォス「あ、先生。そう言えば先程モルガとゴーシェが月人の予兆の黒点を見たそうですが、小さいので2人だけで・・・」

 

言ってる途中に金剛先生が何処かへ歩いた。

 

フォス「先生?」

 

 

 

 

 

 

その頃モルガとゴーシェは、月人と対峙していた。月人が矢を放った。ゴーシェが避けて剣で弾いた。モルガも剣で矢を防いだ。モルガがゴーシェの剣に乗って高くジャンプし、1体の月人の顔を斬り裂いた。

 

モルガ「ええ!?」

 

斬られた月人の断面に9個の穴があり、その穴から黄色に輝く宝石が出て来た。

 

ゴーシェ「霧散しない!?それに、あの矢先の色・・・この前捕まったヘリオドールじゃない?こんな事に使われて・・・」

 

モルガ「丁度良い。一片残らず取り戻す!」

 

月人達が、ヘリオドールの矢を放った。

 

 

 

 

 

 

金剛先生「私達を装飾品にする為、月より無数訪れる狩人に対し、こちらは28名。技術ある者。2人1組で見張る者。戦う者。皆それぞれ1つか2つかの得意な役割を担い、補い合ってるが。」

 

他の宝石達が黒点に向かって走ってる。

 

金剛先生「お前に背負わせるのは難しく、考えあぐねていたのだ。特異な体質に加え、堅牢無比な不器用の地層。何をやらせても相応しい役割を見付ける事は出来なかった。」

 

フォス「では、一層戦うとかは・・・?」

 

金剛先生「戦うだと?」

 

フォス「だって、それだけは1度も試してないですし・・・」

 

金剛先生「それだけは諦めなさい。」

 

そう言われたフォスはムッとした。

 

 

 

 

 

 

その頃モルガとゴーシェは、月人達の攻撃でバラバラにされた。両腕両足が砕かれてしまった。

 

モルガ「こんの・・・!!」

 

ゴーシェ「こんな所で・・・!!」

 

そして、1人の月人がヘリオドールの矢を放ち、モルガに直撃しようとした瞬間。謎の人物が、右手で矢を掴んでモルガとゴーシェを救った。

 

モルガ「お、お前は・・・」

 

ゴーシェ「君は・・・」

 

 

 

 

 

 

ツルギ「・・・・・」

 

 

 

 

 

 

その人物の正体はツルギだった。

 

ツルギ「・・・・・!」

 

バラバラにされたモルガをゴーシェを一瞥したツルギは、月人達を睨んで怒り、右手でヘリオドールの矢を折った。月人達もツルギを見て睨んだ。ツルギはヘリオドールの矢をその場に手放して、布を脱ぎ捨てて右手を前に水平に出した。するとリングが光って宙に浮き、リングが剣の形に生成した。宝石の剣「ジュエルブレード」が現れ、それを握る。

 

ツルギ「ウオオオオォォォ!!!!」

 

高くジャンプしてジュエルブレードで斬って月人達を霧散させた。地面に着地する。

 

ツルギ「っ!」

 

すると月人達が一斉に矢を放った。

 

ツルギ「ハァッ!」

 

回転斬りで矢を全部砕いた。

 

ツルギ「っ!?」

 

横を見ると、別の月人達がモルガとゴーシェの欠片を拾っていた。

 

ツルギ「くそっ!!・・・はっ!!」

 

ジュエルブレードを投げて月人達を霧散させた。モルガとゴーシェの欠片は盗まれずに済んだ。ブーメランのように戻って来るジュエルブレードを掴む。

 

ツルギ「まだこんなに・・・!」

 

まだ複数の月人達が残っていた。ジュエルブレードを天に掲げて光を集めて大ジャンプした。月人に向かって光の刃を放ったその時。

 

 

 

 

”パチン”

 

 

 

 

金剛先生が指を鳴らした瞬間、月人達を一気に霧散した。

 

ツルギ「ッ!?」

 

"ドガーン"

 

光の刃が地面に直撃して爆発した。ツルギが爆発した位置に着地した。

 

ツルギ「ッ?」

 

後ろに振り向くと、金剛先生や他の宝石達が立っていた。

 

ゴーシェ「ああ・・・」

 

モルガ「やべ・・・」

 

ジェード「誰だ?」

 

宝石達は、ツルギを見て疑問を抱いた。

 

ツルギ(彼奴等が生きている宝石達か・・・本当に存在しているとは。)

 

金剛先生「敬老の精神か。」

 

ジェード「ッ!来る!下がれ!」

 

フォス「え!?」

 

ツルギ「何だ?」

 

宝石達が下がり、フォスが金剛先生に引っ付き、ツルギが疑問を抱いたその時。

 

 

 

 

 

 

金剛先生「まだ早いわ!バカモノ!!!!

 

 

 

 

 

 

強烈な叫び声と同時に衝撃波が走った。

 

ツルギ「ッ!?」

 

衝撃波を受けて後ろへ飛ばされそうになる。

 

ツルギ「ッ!!」

 

ジュエルブレードを地面に突き刺して持ち堪える。するとその時。

 

フォス「あっ!」

 

衝撃波を受けたフォスがバラバラに砕かれてしまった。

 

金剛先生「しまった。」

 

ツルギ(砕かれた!?)

 

砕かれたフォスが地面に落ちた。

 

 

 

 

宝石達は砕かれたフォスと、バラバラにされたモルガとゴーシェを回収する。

 

金剛先生「お前は一際脆く、その上硬度が三半。まず誰と擦れても壊れてしまい、更に月人好みの薄荷色。その三重苦を押して戦うなら、大軍だろうと一撃必殺。私より強くならねばな。」

 

フォス「無理で〜す。」

 

金剛先生「そこでお前には。」

 

1つのバインダーを取り出した。

 

金剛先生「博物誌を編んでもらう。」

 

フォス「え?えええーーー!?」

 

ジェード「溢れる!」

 

フォス「地味そう!」

 

金剛先生「何を言う。博物誌の編纂とは、現在を保存し未来の不意に備える。重要かつ、創造的で知的な仕事だ。観察は先頭の肝。戦いたいなら、まずその仕事で観察眼を養いなさい。」

 

フォス「丸め込もうとしてますね!」

 

袋を丸め込められた。

 

ベニトアイト「先生に口答え出来んのはお前くらいだ。ただ居るだけの癖に度胸だけは余ってるな。」

 

フォス「余計なお世話!」

 

金剛先生「だがその正直さが必要な仕事だ。頼んだぞ。」

 

 

 

 

 

 

その一部始終をツルギが黙って見ていた。

 

ツルギ(この国の宝石達は、バラバラにされても生きてるのか。)

 

ジュエルブレードが光ると、ジュエルリングに戻ってツルギの右手に薬指に収まった。

 

ツルギ「・・・」

 

ジェード「そこのお前。」

 

ツルギ「?」

 

宝石達がツルギを囲んだ。ツルギは自分を囲んでる宝石達を見る。

 

ツルギ「アンタ達が宝石達か。リーダーは誰だ?」

 

ジェード「私だ。」

 

ツルギ「アンタ、名前は?」

 

ジェード「ジェード。宝石達の纏め役だ。お前の名前は?」

 

ツルギ「俺はツルギ。剣術者だ。」

 

ジェード「ツルギか。けどお前は宝石でも月人でもないな。何者なんだ?」

 

ツルギ「俺か?後で話す。」

 

金剛先生「ツルギとやら。」

 

ツルギ「ん?」

 

金剛先生「モルガナイトとゴーシェナイトを助けてくれた事を感謝する。」

 

ツルギ「いや、俺は当然の事をしたまでだ。あの2人が攫われるのを見てられなかったんだ。」

 

金剛先生「お前と話がしたいのだが。」

 

ツルギ「ああ、俺もアンタ達の事を知りたいから丁度良い。」

 

 

 

 

 

 

その後ツルギは、館で金剛先生とジェードと部屋で話す。

 

ツルギ「成る程。アンタ達宝石は月人と戦う日々を送ってるのか。」

 

金剛先生「そうだ。」

 

ジェード「お前は私達宝石でも月人でも無さそうだが。」

 

ツルギ「宝石でも月人でも無い。俺は人間だ。」

 

ジェード「人間?」

 

ツルギ「ああ。」

 

金剛先生「人間がこの時代にも存在していたとは。」

 

ジェード「けどこの国には人間の存在は無いぞ。」

 

ツルギ「俺はここから遥か遠い国で密かに暮らしてたんだ。けど、あの月人達が現れたんだ。」

 

金剛先生「ん?」

 

ジェード「月人だと?」

 

ツルギ「ああ。俺は辛うじて生き延びたんだが、俺以外の人間が全て滅ぼされたんだ。俺の家族や仲間、更に故郷が、彼奴らによって滅ぼされた・・・」

 

拳を強く握る。

 

ジェード「・・・」

 

ツルギ「俺はここ1年間、ずっと旅をして来たんだ。途中で月人によって殺され掛けた所、戦いと知恵を司る女神「アテナ」に助けられた。そこで俺は、アテナから使命を与えられたんだ。」

 

ジェード「使命?」

 

ツルギ「この国に存在する宝石達と共に戦い、月人達を絶滅すると言う使命、つまりアンタ達と共闘しろと言う事だ。」

 

ジェード「そうか。」

 

金剛先生「お前の持っている剣は?」

 

ツルギ「ああ。ジュエルブレードだ。」

 

ジュエルブレードを出した。

 

ツルギ「全てがダイヤモンドで出来てる宝石の剣だ。」

 

金剛先生「ダイヤモンド?」

 

ジェード「ダイヤモンドで出来てるって、どう言う事だ?」

 

ツルギ「アンタ達と一緒に居るダイヤモンドとは違う奴だ。アテナが自ら生成したダイヤモンドで出来てる。硬度は三百。靭性は計り知れない程の強靭だ。」

 

金剛先生「・・・確かにダイヤモンドの生命は感じない。」

 

ジュエルブレードを仕舞う。

 

ツルギ「なぁジェード、金剛さん、俺も使ってくれ。戦う為なら何でもやる。俺は皆の仇を取りたいんだ。勿論アンタ達の宝石の救出も全てやる。」

 

ジェード「先生、どうしますか?」

 

金剛先生「・・・良かろう。お前に期待しているぞ。ジェード、彼を頼んだぞ。」

 

ジェード「はい。ツルギ、宜しく頼むぞ。」

 

ツルギ「ああ。宜しくな。」

 

2人は握手を交わした。

 

ツルギ(冷たい手、宝石だからか。)

 

 

 

 

 

 

その頃フォスは。

 

フォス「手伝おうか?」

 

モルガ「いいや。お前前に右足と左足逆に付けたからいい。」

 

フォス「チッ、覚えてたか。」

 

するとモルガの欠片を盗もうとする。

 

モルガ「あ!こら!博物誌はどうした!」

 

フォス「博物誌なんて絶対役に立たないし面倒臭い!」

 

モルガ「お前と同じだな!」

 

フォス「五月蝿いわね!!!」

 

 

 

ツルギ「止めろ!」

 

 

 

フォス・モルガ「ん?」

 

後ろからツルギが歩み寄って来た。

 

ツルギ「些細な事で喧嘩するな。欠片が飛び散ったらどうするんだ。」

 

モルガ「お前はあの時の。」

 

フォス「さっきの?キミは宝石なの?それとも月人?」

 

ツルギ「いや、俺は宝石でも月人でも無い。人間だ。」

 

フォス「にんげん?」

 

ツルギ「深く考えなくてもいい。俺はツルギ。お前達はフォスフォフィライトとモルガナイトだな。」

 

モルガ「俺達の名前を?」

 

ツルギ「金剛さんからお前達宝石達の事を聞いた。そっちはゴーシェナイトとルチルだな?」

 

ゴーシェ「うん。宜しくね。」

 

ルチル「宜しくお願いします。」

 

ツルギ「あぁ。」

 

ゴーシェ「ねえルチル。」

 

ルチル「何でしょう。」

 

足をくっ付けると、ゴーシェが少し傷んだ。

 

ゴーシェ「ヘリオ・・・こんなになっちゃったけど全部集めれば元に戻るよね?」

 

彼の隣には、バラバラにされたヘリオドールがあった。

 

ツルギ(ヘリオドール・・・イエローベリルやゴールデンベリルとも呼ばれてる宝石か。)

 

ルチル「勿論です。私達の中には微小生物がインクルージョンとして閉じ込められています。彼等は私達が砕け散ってもある程度集りさえすれば傷口を繋ぎ、生き返らせるのです。他の生物には無い素晴らしい特性です。しかし・・・この性質の為に私達は何事も諦められないのですけど。」

 

ツルギ「欠片を沢山集めれば、その宝石達が蘇生可能になるって訳か?」

 

ルチル「そうです。」

 

そしてゴーシェの足の治療が終わった。

 

ルチル「はい。宜しいですよ。」

 

 

 

 

治療後。

 

モルガ「ツルギだっけ?あの時は助けてくれてありがとな。」

 

ゴーシェ「ありがとうツルギ。」

 

ツルギ「礼には及ばないさ。改めて宜しくな。」

 

モルガ「ああ。じゃあ持ち場に戻るか。」

 

持ち場に戻ろうとした時。

 

モルガ・ゴーシェ「うわあっ!?」

 

突然フォスが2人を引っ張って止めた。

 

モルガ「危ねえな!!直に触れたら割れるのはそっちだぞ三半!!」

 

ツルギ「三半?金剛さんがさっき言ってたな・・・」

 

ゴーシェ「フォスは、宝石達の中で硬度が1番低いの。」

 

ツルギ「脆いのか?」

 

ゴーシェ「うん。」

 

フォス「割れ慣れております七のお方・・・連れてって。」

 

モルガ「断る!」

 

フォス「断られない!僕が先生にチクんなかったら2人共今頃月だぞ!解ってんのか!?」

 

ツルギ「おい落ち着けよフォスフォフィライト。」

 

モルガ「ルチル〜、此奴の心と体の硬度入れ替えれない〜?」

 

フォス「どうにかしてこのしょっぱい仕事から僕を逃しなさいよー!」

 

ゴーシェ「そんなに嫌?博物誌。」

 

フォス「ヤダ!もっと格好良いのが良い!」

 

ツルギ「おい我儘になるのもいい加減にしろよ!」

 

ゴーシェ「じゃあ僕と代わる?」

 

剣をフォスに差し出す。

 

フォス「人の物を獲る程軟弱じゃない・・・とでも言うと思ったか!甘いわね!」

 

剣を取った瞬間。

 

ゴーシェ「重いよ!?」

 

フォス「おおお!?」

 

剣が鞘から抜かれて上へ飛んだ。フォスはその反動で後ろに倒れてしまった。

 

モルガ「良い薬だ。」

 

ルチル「閉じたばかりなのに・・・」

 

フォス「あっ!」

 

真上から剣が落ちたが、ツルギが剣を掴んで受け止めた。フォスは無傷だ。

 

ゴーシェ「良かったぁ・・・ホントに取るとは思わなかったよ。」

 

ツルギ「脆いお前が無茶してどうする。」

 

フォス「むぅ〜!」

 

落ちた鞘をツルギが拾い、剣を収める。

 

ツルギ「ゴーシェナイト、返すぞ。」

 

剣をゴーシェに返す。

 

ゴーシェ「ありがとうツルギ。」

 

フォス「おい、当たれと思ったろ?」

 

モルガ「わりぃ。」

 

フォス「もう、分かったよ・・・仕方無いなあ。僕の味方はお前だけだよ。」

 

 

 

 

 

 

その後ツルギは館の3階を歩いてる。周りの宝石達は、ツルギを見てる。

 

ツルギ「彼等を装飾品にする為、月から無限に訪れて来る狩人・月人に対し、こっちは28人。そして俺を含めて29人かぁ。外見は女に見えるけど、宝石は元々無機物だから性別は関係無しか。にしても本当に広いな。宝石達はこの館に暮らしてるのか。」

 

 

 

 

3階から外を眺める。

 

ツルギ「外の眺めも良い。奴等が来なかったらずっと平和だろうな。」

 

???「君か。噂の人間は。」

 

ツルギ「ん?」

 

声を掛けて来たのは、ベニトアイトだった。

 

ツルギ「お前は、ベニトアイトか。」

 

ベニトアイト「僕の名前を知ってるのか?」

 

ツルギ「金剛さんから話を聞いたからな。」

 

ベニトアイト「そっか。えっと・・・ツルギだったっけ?」

 

ツルギ「ああ。俺はツルギ。」

 

ベニトアイト「驚いたな〜。僕の知らないのが居たなんて。」

 

ツルギ「それって、俺が珍しい存在って事か?」

 

ベニトアイト「まあそんな感じかな?」

 

ツルギ「俺も、宝石達が俺のような人間の姿になってるなんて初めて知った。」

 

ベニトアイト「お互い珍しい存在だね。じゃあねツルギ。」

 

ツルギ「ああ。」

 

ベニトアイトはその場を去った。

 

 

 

 

 

 

その後1階を歩くと。

 

ツルギ「ん?」

 

目の前に項垂れてるフォスを発見した。

 

ツルギ「フォスフォフィライト!」

 

フォス「ん?キミは・・・ツルギだっけ?」

 

ツルギ「ああ。フォスフォフィライト、お前ここで何やってるんだ?」

 

フォス「僕の事はフォスで良いよ。皆からそう呼ばれてるから。」

 

ツルギ「じゃあフォス、ここで何やってるんだ?」

 

フォス「別に〜?」

 

ツルギ「別にじゃないだろ。お前博物誌はどうした?」

 

フォス「うっ!」

 

モルガ「所で、博物誌とは何だろう?」

 

ツルギ「モルガナイト。」

 

モルガ「とか思ってんじゃ・・・うーわ白!」

 

フォス「えっち!」

 

モルガ「何となく全力で嫌がってたんだろ、呆れるな。」

 

フォス「違っ!巨大構想を練ってるの!」

 

ゴーシェ「博物誌とは自然の全てを分類するものって聞いたよ。」

 

ツルギ「ゴーシェナイト。」

 

フォス「ゴーシェ様!例えば?」

 

ゴーシェ「うーん、浜辺の虫とか植物とか全部って事?」

 

フォス「もう一声・・・」

 

ゴーシェ「役に立つものはもう良く知ってるから・・・知らないもの?」

 

フォス「まだまだぁ!もっと来ーい!」

 

ツルギ「おい無理に質問するなよ。」

 

ゴーシェ「僕等あんま詳しくないんだ・・・ごめんね。見張り組は空ばかり見てるから。あっ!シンシャなら解るかも!」

 

フォス「シンシャ・・・」

 

ツルギ(シンシャ・・・シナバーの和名で、毒素を持つ宝石か。)

 

ゴーシェ「聞いてみたら?」

 

フォス「聞ける訳ないでしょ!近寄れもしないよ!話した事もないよ!?」

 

ゴーシェ「でも・・・彼、詳しいんじゃないかな?」

 

モルガ「ま、頑張って大発見しろよ学者先生。」

 

学者先生と頭に響いた。

 

フォス「えへへ〜。」

 

調子に乗って笑顔を見せた。

 

フォス「よし!」

 

モルガ「アホだ。」

 

ツルギ(チョロいな・・・)

 

フォス「シンシャかぁ無いな・・・」

 

ツルギ「フォス、シンシャってどんな奴だ?」

 

フォス「話した事ないから分かんないよ。シンシャに聞くくらいなら先生に・・・もっと無理だな。半日説教コースだなあ・・・かと言って1人じゃ全く分からんしなー。でも大発見はしたい・・・よし!学者先生はどの意見も柔軟に取り入れるぞ!」

 

ツルギ「フォス、俺も同行して良いか?お前達やこの国について色々調べたいし。」

 

フォス「よし!じゃあツルギ君!先生に付いて来なさい!」

 

ツルギ「大丈夫かよ・・・?」

 

 

 

 

 

 

2人は他の宝石達に相談する。最初はスフェン。

 

スフェン「え?新しい物?使ってる物しか知らないよ。それよりこの椅子直しちゃいたいから、そっち押さえててくんない?」

 

ツルギ「あ、ああ。」

 

 

 

次はレッドベリル。

 

レッドベリル「あー!フォス良いとこに!モデルしてって!ツルギもモデルしてって!」

 

ツルギ「俺も?」

 

 

 

次はペリドット。

 

ペリドット「聞いたぞ博物誌って。今年は麻が少ないんだから紙無駄にするなよ。」

 

ツルギ「そうか。」

 

 

 

次はルチル。

 

ルチル「糊や白粉の原料なら分かりますが・・・誰も使ってないものですか・・・ああ!夜の見回りのシンシャなら詳しいかも知れませんね。」

 

ツルギ「またシンシャ?」

 

フォス「だーかーら!ホントはルチルの方が詳しいんじゃないの~?忙しいから嘘吐いてない~?ヤブー!」

 

ツルギ「ヤブ?」

 

ルチル「その口、緊急オペで閉じましょう。」

 

フォス「出ったー!奇跡の手。」

 

ツルギ「あんまり責めるなよ。悪いなルチル。」

 

ルチル「いえ、気にしないで下さい。」

 

フォス「てか!シンシャが隈なく浜辺歩いてるのは知ってるけどさ、どうせ夜だろ?見えてんの?僕ら夜は全然ダメじゃん。」

 

ルチル「確かに光を栄養とする私達にとって夜は活動が鈍り、大変危険ですが・・・シンシャだけは・・・彼から無尽蔵に出る銀色の毒液で夜の微かな光を集め、一晩中歩き警戒が出来ます。でも・・・夜に月人が訪れた事は一度もありません。」

 

フォス「え・・・じゃあ夜の見回りなんてしなくて良くない?」

 

ルチル「万に一つ。それが彼の仕事です。会いに行くならお気を付けなさい。」

 

フォス「別に会いに行きたい訳じゃ・・・」

 

ツルギ「ルチル。シンシャの毒について教えてくれ。」

 

ルチル「はい。彼の毒に触れてしまうとその部分は光が通らなくなり、削り捨てるしかありません。そして・・・削られた箇所の記憶は失われてしまうのです。」

 

ツルギ「宝石は体であり、記憶その物って事か?」

 

ルチル「そうです。」

 

 

 

 

 

 

その後ベンチに座って休憩する。

 

ツルギ「この国の宝石達は色々興味深いな。」

 

フォス「キミ、そんな無駄な仕事辞めて僕の偉大な発見を手伝いたまえ。・・・えー?先生のお手伝いをさせて頂けるんですかー?・・・うむ。・・・と・・・どうにかあのシンシャを手懐けて部下にする。そして素早く博物誌の仕事を終わらせ且つ大発見をし、皆に賞賛され、きっと戦闘センスも凄い!となる。これよ!これだわ!」

 

ツルギ「何考えてるんだが。ん?ベニトアイト?」

 

フォス「お!ベニト君!」

 

ベニトアイト「うわ!?」

 

フォス「キミ!シンシャと部屋隣だったね~?案内したまえ~!」

 

ベニトアイト「何なのそれ・・・」

 

 

 

 

シンシャの部屋を見ると、部屋中に赤い液体が蔓延していた。

 

ツルギ「あれがシンシャの毒か。赤くて禍々しい気配を感じる・・・」

 

ベニトアイト「彼奴、毒液制御出来ない事あるだろ?自分でも嫌になったのか、しばらく戻ってないぜ?」

 

ツルギ「そうなのか?」

 

ベニトアイト「うん。」

 

フォス「ベニト、何かデリカシー無い事言ったんじゃない?僕の部下に。」

 

ベニトアイト「言うかよ!お前じゃあるまいし・・・ってか部下ってなんだ!止めとけフォス。ツルギ。」

 

フォス「ん?」

 

ツルギ「何?」

 

ベニトアイト「彼奴の毒は呼吸と同じだし、皆に迷惑掛けない様にしてるのも解ってる・・・でも正直に言うと・・・隣に居るだけで落ち着かないよ・・・」

 

 

 

 

 

 

2人は外を歩く。

 

フォス「居るだけで迷惑・・・役立たずの僕の上を行くとはやるじゃない。期待も心配もされず、褒められもしない仕事なんて・・・意味わかんない。止めちゃえば良いんだ。」

 

ツルギ「おいあんまり貶すなよ?」

 

フォス「別に貶してなんかないよ。」

 

 

 

 

 

 

浜辺や岬を探索しても、シンシャの姿は何処にもなかった。

 

フォス「うーーん・・・居ない。」

 

他の場所へ探す。

 

フォス「全く。学者先生は困ってますよー。」

 

ツルギ「困ってるのは皆の方だけどな。」

 

フォス「シンシャ、見付かんないな・・・」

 

 

 

 

 

 

夕方になっても、シンシャの姿は何処にもなかった。

 

フォス「んーー!この岬に居なかったら後はもう海か空・・・」

 

するとその時。

 

ツルギ「月人!?」

 

フォス「あっ!」

 

次の瞬間、何者かが現れ、月人が放った矢を液体で防いだ。

 

フォス「うわぁぁぁぁぁ!」

 

ツルギ「フォス!!っ!?」

 

???「黄昏の日に来るなんて、と思ったらお前か三半!」

 

この宝石こそが、ツルギとフォスが探していた「シンシャ」である。

 

ツルギ(まさか、彼奴がシンシャか!?)

 

月人が矢を放ち続け、シンシャが毒で防ぎ続ける。しかし次々と毒が蔓延していく。

 

シンシャ「クソッ!どうして・・・俺が息をするだけで土の草も死んでいくのよ・・・これ以上汚したくない・・・見られたくない・・・こんな恥ずかしい・・・戦いたくない・・・戦いたくない・・・戦いた――あぁぁぁ!」

 

ツルギ「毒が!?」

 

突然シンシャが毒を嘔吐した。嘔吐した毒が化け物と化して一斉に前に前進した。

 

フォス「シンシャ!」

 

ツルギ「くそっ!」

 

ジュエルブレードを握って月人に立ち向かう。

 

ツルギ「はっ!!!」

 

ジャンプして月人達を複数斬り裂く。

 

ツルギ「これ以上好きにさせてたまるか!」

 

シンシャ「ハァッ!!」

 

ツルギ「ッ!?」

 

真上からシンシャが大量の毒を放射した。ツルギが避け、毒が月人達を溶かした。

 

ツルギ「凄え・・・・」

 

毒が蔓延していない地面に着地した。しかしシンシャは海に落ちようとしていた。

 

シンシャ「あっ!!」

 

落ちる寸前に崖に捕まったが、毒で滑ってしまった。

 

シンシャ「ああああ!!!」

 

ツルギ「シンシャ!!」

 

しかしフォスが毒の上を走って、シンシャを助けようとバインダーを持ってる右手を伸ばした。

 

ツルギ「フォス!!」

 

そしてシンシャがバインダーに掴まる。しかしフォスの両腕が取れてしまった。シンシャが海に落ちてしまった。

 

ツルギ「フォス!」

 

フォス「・・・」

 

 

 

 

 

 

シンシャ「余計な事を・・・」

 

 

 

 

 

 

後ろを向くと、落ちたはずのシンシャが立っていた。シンシャはフォスの方へ歩み寄る。

 

フォス「シンシャ・・・?」

 

するとフォスが倒れると思いきや、シンシャがフォスの襟を掴んで持った。次の瞬間、シンシャの右腕がバラバラに砕かれた。

 

シンシャ「俺は・・・28人の中で最低の硬度二だ。」

 

ツルギ(硬度二?フォスより脆いじゃねえか・・・)

 

シンシャ「お前は誰だ?」

 

ツルギ「俺はツルギ。人間だ。」

 

シンシャ「っ?」

 

 

 

 

 

 

その後フォスは、ルチルに直してもらった。

 

ルチル「はい。汚れた箇所は全て削りました。私の事は解りますか?」

 

フォス「ヤブ。」

 

ルチル「おや根深いですね、ざっくりいっちゃいますか?」

 

フォス「名医!」

 

ルチル「これはもう、どうしようもないので。」

 

削り取った欠片を紙に包んだ。

 

ツルギ「こんなに削られたのか。」

 

フォス「削るの初めて・・・」

 

ルチル「何か思い出せない事は?」

 

フォス「まだ良く分かんないけど・・・今日の事は忘れないよ。戦いたくないって言ってたのに助けてくれた。」

 

ルチル「そうでしょう。彼は聡明です。」

 

ツルギ「聡明?」

 

ルチル「しかし・・・あの一帯の大気は淀み、水や草花はしばらく使えません。」

 

ツルギ「かなり厳しいな。」

 

ルチル「フォス、ツルギ本当はね。非常な才気と戦闘力を持ちながら何もかもダメにしてしまう彼を私達は持て余し、夜に閉じ込めているのです。」

 

ツルギ「閉じ込めた?」

 

フォス「それしかないの・・・?」

 

ルチル「過酷で役立つ仕事は自分の存在に疑問を抱かない為の良く効く麻酔です。解決を先延ばしにしてる間に死ぬ事が出来ない私達は・・・代案が見付かるまで耐えるしかありません。」

 

ツルギ(宝石達は長年生き続けてるのか。)

 

ルチル「それとも、あなたが彼の使い道を見付けて下さいますか?大発見したいんでしょう?」

 

フォス「無理に決まってんじゃん・・・先生やルチルが考えてもそれしかないんでしょ?」

 

ルチル「所でシンシャは、昼を何処で過ごしてました?」

 

ツルギ「北にある崖に居たら突然現れたんだ。」

 

ルチル「虚の岬ですか?」

 

フォス「そうそう凄いタイミングで・・・」

 

ルチル「虚の岬はヘリオドールも連れ去られた最も危険な場所です。」

 

ツルギ「ヘリオドール・・・この前助けた黄色い宝石の欠片か?」

 

ルチル「はい。彼処にずっと居るとは考えられませんが・・・」

 

 

 

 

 

 

その後夜の空を見上げる。

 

ツルギ「夜は綺麗だな・・・」

 

???「あらフォス、ツルギ。」

 

フォス「ん?」

 

そこに七色に輝く髪をした宝石が話し掛けて来た。

 

フォス「ダイヤ。」

 

ツルギ「ダイヤモンド。」

 

この宝石は「ダイヤモンド」宝石達の中で最も硬度が高い宝石だ。

 

ダイヤモンド「無事で良かった。あまり無茶しちゃ駄目よ?」

 

フォス「うん。」

 

ツルギ「悪いな。心配させちゃって。」

 

 

 

 

 

 

翌朝、フォスが1つの草の根っ子を見てる。

 

フォス「うーん・・・分からん。取り敢えず書いとくか。」

 

ツルギ「フォス。」

 

後ろからツルギが声を掛けた。

 

フォス「ツルギ。」

 

ツルギ「どうだ?博物誌の編纂は。」

 

フォス「色々分からない事ばかり。まあでも取り敢えず書いてる所だよ。」

 

ツルギ「出鱈目に書くなよ?」

 

フォス「分かってるよぉ。」

 

 

 

 

 

 

???「おい!」

 

フォス「うわああ!」

 

ツルギ「誰だ!?」

 

 

 

 

 

 

後ろに向くと、シンシャが居た。

 

フォス「シン・・・シャ?」

 

ツルギ「お前か。」

 

シンシャ「懲りてないのか。」

 

フォス「仕事!仕方無いだろ!そっちこそ何でまたここに居んだよ?ヘリオも攫われた危険な場所なんだろ?」

 

ツルギ「こんな危険な所で何やってんだよ。」

 

するとシンシャから驚きの言葉が出て来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シンシャ「俺はここで・・・攫われるのを待っている。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツルギ「攫われる?お前本気か?」

 

シンシャ「本気だ。月でなら俺に価値を付けてくれるかも知れない。ずっと待っているが来ない。だが・・・昨日お前達が現れた途端ああだ。お前達は良いな・・・敵にすら愛されて。」

 

ツルギ「お前・・・」

 

シンシャ「南の浜で二種。双の浜で三種。間の原で一種。白の丘で一種。大発見かどうか知らんが名前も無い役に立たない植物を見た事がある。今朝ルチルが治療に来た。」

 

ツルギ「お前無愛想なのに、随分と詳しいんだな。」

 

シンシャ「ふんっ。俺への用はこれで済んだろ?もう邪魔するなよ。」

 

フォス「手伝って!欲しいんだ・・・」

 

シンシャ「断る。」

 

フォス「よし!じゃあ夜の見回りよりずっと楽しくてキミにしか出来ない仕事を!僕が必ず見付けてみせるから!だから・・・月に行くなんて言うなよ!なあ!」

 

しかしシンシャは返事もしないで歩き去って行った。

 

 

 

 

 

その後館で、フォスが俯せになっていた。

 

モルガ「ん?」

 

ツルギ「モルガナイト、ゴーシェナイト。」

 

モルガ「おい。」

 

ゴーシェ「大丈夫?」

 

フォス「何だよ・・・どんなだよ・・・キミにしか出来ないとか・・・」

 

モルガ「ツルギ、フォスの奴どうしたんだ?」

 

ツルギ「ちょっと色々あってな。今はそっとしてやれ。」

 

 

 

 

 

 

一方その頃虚の岬では。フォスが持っていたバインダーに挟んでる紙が風に靡いていた。

 

シンシャ「騒がしくて寝てられん、と思ったら・・・忘れていったのか。どこまで能天気なんだ。」

 

 

 

 

 

 

館内では。

 

フォス「バーカバーカ・・・」

 

 

 

 

 

 

虚の岬では。

 

シンシャ「汚い字・・・図も酷いな。内容は――・・・」

 

1枚の紙に、シンシャの手形があった。

 

シンシャ「あっ!(夜から出たい・・・無理だ。信じてない・・・)」

 

自分の手形を見て、涙を流した。

 

シンシャ「くそ、こんな物・・・」

 

 

 

 

 

 

館内では。

 

フォス「でも絶対、彼奴が居なくなるのはヤダ・・・」

 

ツルギ「フォス・・・お前寂しいのか?」

 

彼らの戦いと活動はまだ始まったばかりである。

 

「END」




         キャスト

       ツルギ:岸洋祐

フォスフォフィライト:黒沢ともよ

      シンシャ:小松未可子

    ダイヤモンド:茅野愛衣
    モルガナイト:田村睦心
   ゴーシェナイト:早見沙織
       ルチル:内山夕実
      ジェード:高垣彩陽
    レッドベリル:内田真礼
    ベニトアイト:小澤亜李
    ユークレース:能登麻美子
      スフェン:生天目仁美
     ペリドット:桑島法子

      金剛先生:中田譲治



ツルギ「博物誌の仕事を任されたフォスは、一向にやる気を失せてしまった。そこで新たな情報が彼の耳に入った。それはダイヤモンドが新たな戦い方をする情報だった。その新たな戦い方とは・・・」

次回「ダイヤモンド」
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オリ主紹介。

『ツルギ』

年齢・22歳
身長・182Cm

モデル・岸洋祐

性格・冷静

髪型・茶髪ロング

服装・赤の服、白のコート、青の長ズボン、白のショートブーツ

名前の由来・剣の訓読みの「つるぎ」。

1年前、月人によって家族や仲間や故郷を滅ぼされた人間最後の生き残りの青年。
剣術使いの家庭に生まれ、幼い頃から毎日欠かさず厳しい鍛錬を積み重ねて来た為、高い身体能力を持ってる。
故郷が滅ぼされた後、家宝の剣を持って旅をする。
旅の途中で月人に襲われ、女神であるアテナに救われた。
アテナから、ダイヤモンドで出来た宝石の剣『ジュエルブレード』を託され、宝石達が存在する国で月人と戦う日々を送る事に。

何故月人に襲撃されたかは不明である。

博物誌の編纂の仕事を与えられたフォスと共に行動してる。

イメージCV・岸洋祐
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『ジュエルブレード』

硬度・三百

靭性・最高級

女神アテナがツルギの砕かれた家宝の剣に光を与えた、全てがダイヤモンドで出来た宝石の剣。

本来は右手の薬指にある宝石の指輪『ジュエルリング』に隠してあるが、ツルギが右手を伸ばすか、右手を振ると現れる。
天に掲げると光が集まり、光の刃を放つ事が出来る。
硬度が三百ある為、如何なる時でも砕かれる事が無い。

巨大な岩を一振りで斬り裂く事が出来る程の威力を持ってる。

モチーフ・アロンダイト(グランブルーファンタジー)
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