言霊×お子様主人公のサスペンスもの×ゴールデンカムイの海軍コラボのIF台詞だけ作品です。
よく小学生主人公が自分たちだけで悪役たちの根城を襲って何とかしようとして追い詰められて、大人たちに救出される話ってあるじゃないですか? あれをセレニア風にアレンジしてみたお話です。
犯罪者A「クックック・・・惜しかったな小僧。あと一歩で出し抜けるところだったのに大人を舐めすぎるからそんな無様を晒すことになるんだぜ?」
同級生少年「くそぅ・・・卑怯だぞ! 大人のくせに大勢で怪我した子供によってたかって!」
犯罪者B「ヘッヘッヘ、何とでも言いやがるがいい。何を言っても負け犬の遠吠えにしかならねぇからな。
お前がどうして今そんな無様を晒しているか教えてやろうか? それは仲間を見捨てて一人だけ逃げようとしなかったからだ。格好付けのエセ正義漢ぶって一人じゃ何にもできないガキであることも忘れて残ったりするからこんな羽目になる。あの世で反省してきな坊や。これは俺たちからお前らへの為になる授業って奴さ!」
がちゃこん。
セレニア「違いますね」
同級生ズ『セレニア!?』
犯罪者C「な、何だテメェは!?」
セレニア「彼らが犯した過ちは、彼らだけで来たことです。初めから大勢で寄ってたかって押し寄せてきていれば敵に命乞いする以外の選択肢など存在しなかった。例えばそうですねぇ・・・今の私がそうしたように、今から貴方たちがそうするしかなくなるように」
犯罪者D「いったい何言ってやがる腐れキチガイ馬鹿ガキが―――」
ドガァァァァッン!!
犯罪者ズ『な、なんだぁぁぁぁっ!?』
――大日本帝国海軍北洋艦隊所属、雷型駆逐艦四隻が川を下って襲来してきた!
艦隊司令官少将「押忍! 時空を超えても尚、我らの忠誠は全て皇帝陛下のために! ジークハイル!」
混沌帝国兵士たち『ジークハイル! 主砲、一斉射! 半端な混沌しかもたらせない愚か者どもに真の混沌と言うものを思い知らせてやれぇぇぇっ!!』
犯罪者たちの誰か「な、な、な・・・っ!?」
セレニア「・・・・・・(想定してたのとは桁外れに違う援軍が来ちゃったんですけど、どうしましょう・・・? ただ匿名電話で警察が動かざるを得なくしただけなのに私がやるとなんでいつもこんな人達ばっかりが来てしまうのか・・・あああぁぁぁっ・・・(ToT)/~~~)」
――こんな展開になりますな。
力技で解決しようとしたら強すぎる援軍の到来に頭を抱え込まざるを得なくなるセレニアの図ですね。
警察を呼ぼうとして刑務所を蹂躙した連中を(無意識とはいえ)呼び寄せちゃうあたりがセレニアらしいといえなくもないIF話でっす♪