ぶらちん! ブラック鎮守府は今日も真っ黒 作:ジャック・ザ・リッパー
初の艦これ作品、うまくかけていれば良いのだが。
それじゃ始めよう。
「凡人さん、そろそろ鎮守府に着くのです。」
声が聞こえた。どうやら俺は寝ていたらしい。
目を開けると、可愛らしい少女の顔が俺の目の前にあった。彼女の名前は電、艦娘である。俺は、揺れる電車の中で窓の外を見ると、そこには海とどう見ても廃屋にしか見えない建物が見える。だが、あそこが今日から俺が着任する鎮守府になるのだ。
ああ、自己紹介がまだだったな。
俺の名前は人並凡人、20歳だ。見た目は冴えない提督である。自分で言うのも何だが、頭の方はそれなりに良いとは思う。
「凡人さん、本当に良かったんですか?私と着任する条件が、あの有名なブラック鎮守府に着任する事なのですよ?」
「ああ、問題ない。本来ならまたとないチャンスだ。こんな若造でも提督が任せられるような鎮守府に行けるのは。電は、後悔してないかい?」
「後悔はしてないのです!どうせ、あのままだと自動的にこの鎮守府に送られたと思うのです。」
この電は、普通の駆逐艦と違って軽巡洋艦レベルで大人びている。(特に身長とか胸とか)理由は、彼女は周りの駆逐艦よりも年上なのだ。分かりやすく言うと、留年生である。
電車が駅に着く。俺達は、二人で鎮守府に向かった。
鎮守府の前には、一人だけ門の前で待っていた。
長い銀髪に白い肌、顔立ちも整った美しい女性である。その女性は、俺達に気付き近付いてきて挨拶してきた。
「貴方が新しく配属された提督だね?私は、狭間鎮守府の提督代理のデカブリストだ。宜しく頼む。」
「提督代理?」
「ああ、この鎮守府には長い間提督が居なかったんだが、新しく君が来てくれて嬉しいよ。」
「こちらこそ、長い間提督不在の中で頑張っていた貴女に会えて光栄です。私は、人並凡人と言います。そしてこっちが、「普通の駆逐艦より成長しているみたいだが、駆逐艦の電か。良いセンスをしている。」あ、ありがとうございます。」
挨拶をし終わった後は、執務室まで案内された。
鎮守府に入ったは良いが、何故か艦娘一人見当たらない。本当にここは鎮守府なのだろうかと心配になってくる。執務室に入ると、何故か提督が座るであろう椅子に誰かが座って寝ている。
「えーっと?デカブリストさん、何故執務室で寝ている人がいるのかね?」
「すまない。彼女は、君がこの鎮守府に来てくれると知ってからずっとここで待っていたんだよ。おい!そろそろ起きないか!」
デカブリストがそう言うと、椅子に座って寝ていた彼女が目を覚ました。俺は、始めのうちは真っ白な肌と髪に黒のパーカーと私服姿の艦娘のようだと思ったが、明らかに違う。
椅子の下から
「「......。」」
その存在を見た俺と電が、無言で固まってしまった。彼女のような存在を我々海軍は知っている。そのあまりの強さに、どれだけの提督(の胃と髪)が犠牲になっただろうか。
戦艦レ級、深海棲艦トップクラスの悪魔が目の前に居たのだ。
レ級が目を覚まし、俺の姿をとらえた。
そして、勢い良く俺に向かって飛び出してきた。電は、咄嗟に俺を守ろうと間に入るように急ぐも、間に合わない。結果俺は、そのまま押し倒された。レ級は、俺にのし掛かりながらニヤリと笑ってこう言った。
「着任おめでとう!司令官!分からないことがあったら、私を頼って良いのよ!」
「......は!?」
俺は、予想していなかった台詞に変な声が出てしまった。レ級はそのまま喋り続ける。
「提督がこの鎮守府に来てくれて本当に良かったわ!それに電と一緒に来てくれて嬉しいわ!電も、もっと私に頼ってくれても良いのよ!」
「?......すでのな」
電は、俺よりも混乱しているようで、言葉が可笑しくなっている。レ級は、俺の上から立ち上がり自己紹介をしてきた。
「暁型3番艦、雷よ!正確には、雷壊ね!」
「「壊!?」」
どう見ても通常の改造でなる改ではない。デカブリストは、俺の肩に手を置いて説明してくる。
「何だ、我々の事情を知ってこの鎮守府に来たのではないのか?この鎮守府は、問題を起こした艦娘の収容所兼、特異の変化が起こった艦娘の保護施設でもあるんだ。だから他の提督もここに着任するくらいなら辞めると言われるほどの鎮守府なんだぞ?」
どうやら俺は、人生のスタートを進み間違えたようだ。
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