誰が為の魔法   作:虹野衣司

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ノアとラカムに「ビィには魔法が使えない」と言われたことへ対し、激怒したスフラマール。彼女は絶対にビィを魔法使いにするために、修行を提案した。
そして強い霊脈を持つ島へ降り立つ一行。より魔力の高い地点を目指して森を進む。


第一話 森での修行

「というわけで、ノアさんとラカムさんにも来てもらいます!」

「ええ、俺たちもかよ…」

「まぁまぁラカム、いいんじゃないかな。僕たちも森でのんびりする機会なんて――」

「ノアさん!違います!修行に付き合ってもらうのですよ!のんびりはできません。あの森には魔物も生息しているはずです。ノアさんとラカムさんはビィさんの修行に影響が出ないように、魔物退治をしてください」

「ちょ、ちょっとまったぁ…」

「何か文句がありますか?ラカムさん」

「い、いやぁ…別にそういうんじゃねえんだがよ…」

「ノアさんもよろしいですね」

「ああ、久々の運動だ、問題ないよ」

「ではビィさん、行きましょう!」

「お、おう、なんだかわかんねえが頑張るぜ!」

こうして一行は森へ繰り出した。

 

道中

 

「なあなあ、せんせい、もうずいぶん歩いたけど、どこまで行くんだ?」

「そうね…ビィさん、なにか感じないかしら?」

「なにかって…あ、おいしそうなりんごの匂いだ!」

「ああ、待ってビィさん!」

 

駆けだしたビィを追いかけるスフラマール先生。

「ふふ、どうかな、ラカムは分かるかい?」

「ああ、ちょっとだがな。この先から魔力がガンガン出てるぜ」

「そうだね。そこがスフラマール先生の目指している霊脈だろうね。あと10分くらいかな。ビィ君がまっすぐ進んでくれれば」

「全然ちげえ方向に進んでるみてーだな…」

 

ビィに追いついたのだろう、少し離れたところからスフラマール先生の怒った声がする。

「さて、俺たちも先に進みますか」

「そうだね、でもその前にお掃除をしないといけないみたいだね」

「うわ、いつの間にか魔物に囲まれてやがる」

「ふふ、ラカムのちょっといいとこ見てみたいな」

「へいへい、お前さんも戦っておくれよ」

 

 

戦闘

 

 

 

おまけ

 

「こら、ビィさん!勝手に進んじゃダメでしょう!先生の言うことを聞かない子は、メ、ですよ!」

「ええ、そうなのか…おいら、てっきりこっちだと…」

「もう、ビィさんったら…」

「でもよう、せんせいが何か感じないか?って聞いたからこっちに来たんだぜ?」

「そ、それはそうね。確かに、私にも責任はあるかも…そうよね、事情を聴かずに怒るのは良くないことだったわ」

「へへ、そんなことより見ろよ!このりんご、うまそうだろ」

すでに半分ほどかじったりんごを見せつけるビィ。

「え、ええ、そうね」

「ちょっと待ってろよ。せんせいの分も取ってくるぜ!」

「あ、ありがとう。えらいわ、ビィさん」

そうよね、ビィさんは空を飛べる。決して私たちにはできないことを簡単にやってしまうのだわ。ビィさんにしかできないことがある――などとスフラマール先生は考えていたのだった。

 

「おいおい、早く進まねえと日が暮れっちまうぞ?」

「まぁまぁ、旅は寄り道も大事だよね」

「あ、ごめんなさい、ノアさんラカムさん。さ、ビィさん、早くいきましょう!」

「待ってくれ、こっちにいいりんごが…」

ビィの修行は、まだ始まったばかりだった。

 




更新遅くなってごめんなさい。FGOのイベントに全力投球してたわけではないです。
グラブルのストーリーイベントは6箱開けることができました。今日から半額!また更新が遠のく…。
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