そして強い霊脈を持つ島へ降り立つ一行。より魔力の高い地点を目指して森を進む。
「というわけで、ノアさんとラカムさんにも来てもらいます!」
「ええ、俺たちもかよ…」
「まぁまぁラカム、いいんじゃないかな。僕たちも森でのんびりする機会なんて――」
「ノアさん!違います!修行に付き合ってもらうのですよ!のんびりはできません。あの森には魔物も生息しているはずです。ノアさんとラカムさんはビィさんの修行に影響が出ないように、魔物退治をしてください」
「ちょ、ちょっとまったぁ…」
「何か文句がありますか?ラカムさん」
「い、いやぁ…別にそういうんじゃねえんだがよ…」
「ノアさんもよろしいですね」
「ああ、久々の運動だ、問題ないよ」
「ではビィさん、行きましょう!」
「お、おう、なんだかわかんねえが頑張るぜ!」
こうして一行は森へ繰り出した。
道中
「なあなあ、せんせい、もうずいぶん歩いたけど、どこまで行くんだ?」
「そうね…ビィさん、なにか感じないかしら?」
「なにかって…あ、おいしそうなりんごの匂いだ!」
「ああ、待ってビィさん!」
駆けだしたビィを追いかけるスフラマール先生。
「ふふ、どうかな、ラカムは分かるかい?」
「ああ、ちょっとだがな。この先から魔力がガンガン出てるぜ」
「そうだね。そこがスフラマール先生の目指している霊脈だろうね。あと10分くらいかな。ビィ君がまっすぐ進んでくれれば」
「全然ちげえ方向に進んでるみてーだな…」
ビィに追いついたのだろう、少し離れたところからスフラマール先生の怒った声がする。
「さて、俺たちも先に進みますか」
「そうだね、でもその前にお掃除をしないといけないみたいだね」
「うわ、いつの間にか魔物に囲まれてやがる」
「ふふ、ラカムのちょっといいとこ見てみたいな」
「へいへい、お前さんも戦っておくれよ」
戦闘
おまけ
「こら、ビィさん!勝手に進んじゃダメでしょう!先生の言うことを聞かない子は、メ、ですよ!」
「ええ、そうなのか…おいら、てっきりこっちだと…」
「もう、ビィさんったら…」
「でもよう、せんせいが何か感じないか?って聞いたからこっちに来たんだぜ?」
「そ、それはそうね。確かに、私にも責任はあるかも…そうよね、事情を聴かずに怒るのは良くないことだったわ」
「へへ、そんなことより見ろよ!このりんご、うまそうだろ」
すでに半分ほどかじったりんごを見せつけるビィ。
「え、ええ、そうね」
「ちょっと待ってろよ。せんせいの分も取ってくるぜ!」
「あ、ありがとう。えらいわ、ビィさん」
そうよね、ビィさんは空を飛べる。決して私たちにはできないことを簡単にやってしまうのだわ。ビィさんにしかできないことがある――などとスフラマール先生は考えていたのだった。
「おいおい、早く進まねえと日が暮れっちまうぞ?」
「まぁまぁ、旅は寄り道も大事だよね」
「あ、ごめんなさい、ノアさんラカムさん。さ、ビィさん、早くいきましょう!」
「待ってくれ、こっちにいいりんごが…」
ビィの修行は、まだ始まったばかりだった。
更新遅くなってごめんなさい。FGOのイベントに全力投球してたわけではないです。
グラブルのストーリーイベントは6箱開けることができました。今日から半額!また更新が遠のく…。