真剣で白野は恋しなさい!   作:おぐけい

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第一話 真剣で助けてください!!いやマジで

ここは?

「あ……目が覚めましたか?」

 ずいぶん長く、寝ていたのか目を覚ますと、目の前にはポーニーテイルの女の子が立っていた。

「はい、ここは?」

「あ、ここはですね、川神院っていう拳法寺です」

川神院?知らない、聞いたこともない。

「あれ~知らないですか?」

苦笑いしながら、困り気味にいう

「すいませんが、聞いたこともありません。」

「いや、全然大丈夫ですよ。そう言えば、まだ自己紹介していませんね。

私は川神一子です!今度の春で高校2年生の16歳です」

一子さんはそう明るく言えば、自己紹介をしてきたためこちらも自己紹介をした

「えっと、俺は岸波白野……うん、岸波白野です。あと敬語でしゃべらなくても、年も近そうですし。」

「うん、わかった」

明るく笑顔で言ってきたので、少し照れてしまう。

「そういえば、岸波君はどうして、うちの前で倒れていたの?」

倒れていた?そう言えば、自分は何者だ?どうしてどうして

 

 

 

 

 

 

 

記憶が無いのだ?

 

「あれ、私変なこと聞いちゃった?」

「いや……俺、名前以外のことを思い出せない」

「ええ!?それって記憶喪失てやつ!?

あわわわ、たいへんだ!!」

記憶喪失と言ったら一子が、自分よりも慌てだしているのを見ると面白くなり、笑ってしまった。

「あれ?岸波君は慌てないの?」

「うん、一子を見ていたら自分のことのように慌てているから、なんかありがとう」

笑顔で見つめながら、そう言うと一子は顔を赤くしながらまた慌てて

「うん!!あ、私じっちゃん呼んでくるから!!」

そう言って部屋を出ていってしまった。何故だろう?そういえばここは拳法寺と言っていたな、ちょっと見て回るか。

立ち上がり、川神院を見て回っていると寺と言うよりも、どことなく道場に近い気がする。

「おお~君はさきほど、倒れていた、少年」

寺院を見ていると拳法師見たいな人に話しかけられ

「あ、はい。ご迷惑をおかけしました」

「なぁに、人助けも修業の一環だよ

私はルー、未熟者だけど、この川神院では師範代をしているよ」

「えっと、岸波白野と申します。」

「うん、そう言えば一子は?」

「あ、お爺さんを呼びに行きました。」

「うんうん、わかったそれじゃあ、私が案内しよう。」

「わかりました。」

そうして、ルー師範代についていくと一子と、髪が長くとても綺麗な女性と髭が長く、まるで仙人みたいなご老人がいた

「君が岸波白野君か。災難じゃったの、倒れていたら記憶もないとは、じゃが名前だけでも覚えているのは救いじゃの」

「はい」

「うむ、君さえよければ、記憶が戻るまでこの川神院にいてはどうじゃ?」

「え!?」

それはありがたい。記憶がない以上どこに行けばいいかわからない、誰に頼っていいかわからない

「ただし、ここは寺院じゃからな、他の者と同じように生活はしてもらうがな」

「はい、大丈夫です。」

「うむ、なら岸波君はまだ学生みたいじゃからの、学校も案内しよう」

「いや……そこまで、面倒を見てもらうのは気が引けるというか」

「子供が大人に遠慮してはいかんよ。大丈夫じゃ」

「……ありがとうございます」

「良かったね、岸波君!

あとこちら、お姉さま!!」

住む場所や、高校が決まれば嬉しそうに一子が話しかけてきて、隣に座っていた女性を紹介してきた

「ふむ、私は百代だ。超美少女だろ?」

あ……はい、美少女デスネ

「良かったな、ワン子。これで新しいパシリができた。

おいジュース買ってこい」

「買ってこい」

姉妹そろってパシリにされてしまう!?

「百代、冗談はやめんか!」

「なんだ、じじい。

いいじゃないか、新人いびりくらいそれに、こいつ男にしては何処となく、可愛い感じがするから、冗談を言いたくなったんだよ」

「全く、まぁよい、百代に一子よ、岸波君を連れて町に案内してあげなさい」

「はーい」

「わかったよ」

一子は元気よく、百代さんは気だるそうに言って案内をしてくれるのか三人で町に出かけことになった。

 

 

 

 

 

「それにしてもいいんですか?」

「なにがじゃ?」

「誰かわからない男を家に入れて?」

「なぁに、大丈夫じゃよ。

それにあの岸波と言う子は見た目以上に中々しっかりとした男の子に、見えるしのう。

それに何かあの、百代を変えてくれると思うのじゃ」

「確かに百代は、危ないですからね。

自分の強さから対戦相手に満足できず、欲求不満になっていますし、あの少年が百代の対戦相手として満足させるとは見えないのですが?」

「全く、ルー。お前は、武術ばっかりやってきたからわからんと思うが、女性を一番変えるのは、恋じゃよ。」

 

 

 

 

 川神市の駅前商店街を見ながら、

「どうだ?白野、何か思い出したか?」

「ん……いや、全く」

溜息をしながら、答える。どうも、この川神市には自分が知っている場所や、記憶の手が足りになりそうな場所は無いような気がする。

「まぁ、いい、どうやらキャップもいないしあいつらに紹介するのは後にするか」

キャップ?

「それじゃ、学び舎にでも案内しよう。」

「わかりました。」

 

 

「ここは通学路にある多摩大橋、またの名を変態の橋という。」

確かに、自分の本能が言っている。ここはある意味、危ないと言っている。だがここは危ないと、まぁ川神市も危ない気がしてはいたがここまでとは

「そしてここを、歩いていけばお前が通うことになる、川神学園だ!!」

そう言うと目の前には、日本風の玄関で“川神学園“と書かれた看板があり、中はとても広く、自分が知っている学校とは違う。

「どうだ?」

「とても広いですね」

「明日は早いからな、今日は帰るとするか」

「はい。」

そうして、今日は何も起きなく、一日が終わった。今日は疲れてしまい、用意された部屋で布団を敷き寝てしまった。

 

 

 

 

 

 

 

「朝だ!!白野起きろ!」

いや、さっき寝たばかりだけど!?

百代に起こされて、目をこすりながら起きると

「さて、朝の鍛錬だ!ここでは、この道着に着替えて!」

ルー師範代に渡された道着に着替えて、道場に行き掃除をすることになった。道場全部を掃除するのは大変だったが、一子や他の門下生も掃除するためすぐ終わり、どうやら掃除が終わると手合せをするらしく、まず一子とぶつかり稽古をすることに

「いくよ!岸波君!!」

「よし、こい!!」

勝負は一瞬だった。道場の壁まで飛ばされ、気絶してしまった。

 

 

 

この道場に拾われたのは、幸運だったのか、わからなくなってきた

 

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