真剣で白野は恋しなさい!   作:おぐけい

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真剣で仲良くなろう

数十日後、この川神市で暮らしていくのは慣れ、体力も付き、川神院での修業が日に日に楽になっていくような気がする。そして、あの一子とも、闘えるようになってきた。だが、身体能力にはまだまだ勝てない。というか、足元にすら及ばない。

「私の方が強いのになんで、技を避けられちゃうのかな?」 

「いや、だってみんなと闘ったから、一回見ているから何となく次に出す手が読めるというか、なんというか、でも一子やみんなの、速さにはついていけないから、一瞬でもタイミングを間違うと喰らうから、やっぱり自分でやるのは難しいな……」

「ふむ、白野は身体、技はさておき、戦況をみるのは達人級だね、もっと、もっと体を鍛えれば一子にも勝てるようになるよ」

「な!?私も負けていられないね!!」

 ゴゴゴっと、地響きがなりながら一子が構えると、タイヤを持ち走り出した。

 今日は学校なんだけど、遅れないようにしてほしい。

「そろそろ学校だね、白野。遅れないようにしてね」

「わかりました」

 そして、シャワーを浴びて制服に着替え、学校に向かう。朝から鍛錬し、いい汗を流したおかげで、すがすがしい朝日と青空、とても気持ちいい朝だ。目の前に広がる、人間テトリス(作・百代)がなければ。

「あ、白野。おはよう」

話かけてくるのは、風間ファミリーの軍師、直江大和

「うん、百代は今日もストレス溜まっているね」

「全く、姉さんにも困ったもんだよ。これだけ強いと相手がいないし、毎日俺らに被害がくるからな」

 二人で溜息をしながらどんどん百代に挑戦としたと、思われる不良たちが、積み上げられて、人間テトリスが完成されていくのを見ている。本当にご愁傷様である。

「大和、見てる人の整理終わったよ。だから付き合って♡」

風間ファミリーの一員で、ショートカットの女の子、椎名京。まだ自分には心を開いてないのか、未だにそこまで、話をしたことが指で数える程度しかない。そして、何かあるたび大和に告白している。

「お友達でお願いします。」

まぁ、毎回断っているみたいだが。

「相変わらず、モモ先輩の動き見えないな」

 人の好さそうで、少し影があるように感じる。師岡卓也。通称モロ。

「見ろよ、モモ先輩の顔……どっちが悪人からからねえ」

筋肉がムキムキで、マッスルガイ。島津岳人。

「聞こえているぞ、ガクト!!」

「げ!」

 こうして、積み上げていく人間テトリス。

「ふむ、朝からゴミの掃除とは清々しいな!!」

 残虐超人並の行為が、掃除だと!?

「おや~、白野はこの美少女に、何か文句あるみたいだな?」

「いや、ないけど。それに、あの人たち一人に、この人数で来たのだからある意味しょうがない所もあると思うよ?相手が百代ってことを除けば、卑怯だしね」

「なんだ~?こんな美少女に対して、人外みたいに聞こえるな~、これはお仕置きかな~」

「ああ、受けてたとう!!ガクトが」

「いや、なんで俺様!?」

「ほほう~いいだろう」

「いや、モモ先輩も可笑しいと思わないのかよ!?」

「ガクト、今モモ先輩のお仕置きを耐えれば、この歓声全てガクトのモノになるよ。つまりモテる」

 自分はサームズアップで、ガクトに言ったら

「ああー、いいぜーモモ先輩!!」

 まだ短い付き合いだが、やっぱりガクトは阿保と言うか、単純と言うか

「まぁ、それがガクトのいいとこだよ。」

「そうだね」

そう、大和と会話しているとガクトが、百代に回し蹴りを喰らい膝をついていた

「タコス!?」

「喜べ、ガクト!貴様がギリギリで耐えきれない、強さで蹴ってやった!」

「ひでぇ……うおぉー、本当に耐えられそうで耐えられねー」

ああ……周りの女の子は、キャー、キャーっと黄色い声援で百代を送っている。これも、いつものような、光景だ。

「それじゃ、姉さんもすっきりしたこだし、学校行こうか。」

「ん!!まて、あれは一年か!?まだ見たことのない顔発見―」

 そう言って百代は、群集の中を進んでいった。

「まーた、姉さんの娘あさりが始まった」

「しかも、一年も喜んでやがる、なんつうモテぶり。

 俺は諦めねー人生にはモテ期があるらしいからな、なぁモロ」

「それは都市伝説でしょ、僕来たことないし。あとなんで、僕に同意を求めるのさ!?」

 無駄話をしながら、百代を待っていると物凄く笑顔でやってきて

「ふっふー、見たか?あの娘脈ありだー」

「何だよ!?なんでモモ先輩ばっかもてんだよ!?一人くらい紹介知ってくれよ!お願いします」

「断る……だいたい、私は根っから女の子が好きってわけではないぞ。世の男どもが情けないから、愛でているだけだ。

そういえば、あのバカは?」

「キャップは、また行方不明だよ」

 キャップと言うのは風間ファミリーのリーダーで、学校があってもいつも風のように、気ままに日本全国わたり歩いている。こないだは「カニ食いてー」と言いだし北海道に行ったこともある。

「さぁて、朝の運動も終わったし次は勉学に励むかー」

「百代は励む気ないでしょ」

苦笑いをしながら、百代に言いながら学校に向かった。

「そういや、今日ドイツから転校生が来るらしいよ。キャップが男か女で賭け開いているよ」

「女だった場合私がいただこう。パツキン美女だといいなー」

「……過剰なセクハラはやめなさい。ってか百代はドイツ語できるの?」

「むむむ……まぁ、そこはなんとかなるだろう。日本に来るんだ、ペラペラで日本語喋れるだろう。それに日本を勘違いした外人だろうな」

「まさか、そんな漫画のようなキャラがいるわけないだろ?」

「「HAHAHA」」

「なんで、モモ先輩と白野は、外国のホームドラマみたいな笑い方!?」

学校に向かう途中で一子とキャップと会い、学校に向かった。クラスは、百代以外とは同じで2‐Fである。そして教室につくとすぐに、ホームルームが始まり、金髪のかわいらしい女の子とものすごくいかつく、下手したら変な力で若返りそうな軍服を来た初老の男性が先生と一緒に入ってきた。

「クリスティアーネ・フリードリヒ。ドイツより参上いたした。本日より、この寺子屋でお世話になる。よろしく頼み!!」

「うおおおマジもんの金髪美女!」

「ようこそ2‐F!!」

クラスの一部の男どもが騒いでいるが、一部と言うかガクトと、転校生を写真で取っているヨンパチ。このクラスで女に飢えているのはこの二人だけか。

「では、質問があればしてもいいぞ」

「はい」

「では、委員長」

「あのーさきほどから、気になってるのですが、そのお隣の方はどなたでしょうか?」

さすが委員長!自分たちにできない質問をあえて言う!!

「失礼、紹介がまだでしたね。私はクリスの父です。」

ああー、まぁクリスは初めての日本だし、心配なるか。

「父様は軍人で、任務に私情は持ち込まない軍人で、私は厳しく育てられた。」

なら、クリスのお父さんはただ心配なだけで来ただけか

「はいはい、俺様から質問でーす。くりすってぃあーね?」

「ふむ、クリスでいいぞ」

「じゃあ、クリスには彼氏はいるのかな?」

「そんなものいるわけがないだろうが!」

誰よりも先に、隣の父親が叫びだした。

「もし、クリスに手を出すものがいるのなら!!我が軍が全力を持って殲滅戦を行う!!そしてこの先、クリスにいかがわしいことした賊にも徹底的に処分をする!!」

 ああー、この親……子離れできない

「ふふふ……」

「なんだか、機嫌が良さそうだね」

「ああ、ようやく大好きな日本に来られて嬉しいのだ。特に義に、熱い武士道精神の精神が好きだ。それに前に立ち寄った京都や日光では、時代劇の街並みも残っていて伝統を残す文化も素晴らしい。」

ああ……この人「日本を勘違いしている外国人」か……

「ともかくよろしくお願いする。日本の生活は楽しみだ」

満面の笑みでクリスは答えた。

そうして放課後、困った顔をしてこちらに来た。

「風間殿」

「おうー、どうした?」

「まだ、寮の道がわからないから、椎名殿に頼んでみたら部活だからと言われ断れてしまったのだ」

「そうか、あいつはいいやつなんでけど、人見知りだからな……でも、俺もこれからバイトなんだよなー」

「それじゃあ、俺がやろうか?」

「おう、白野なら頼み」

「本当か?ありがとう!えっと、岸波殿」

ぱぁっと明るく笑顔で言ってきたので、こちらも顔が赤くなってしまう

「ほんじゃ、今日は寮で飯食ってけよ。大量にお土産があるからな」

「おう、わかった」

「では、岸波殿。よろしく頼む」

キャップと別れてクリスを、川神市の名所を案内しながら島津寮に向かった。その途中で久寿餅を奢ったが、クリスは自分で払うと言っていたが、日本では男が払うのが一般的なんだと言ったら、しぶしぶだが納得した。この子ちょろすぎて心配になるレベルである。そのあと、クリスは満足そうに自分の案内を満足そうに、また遊ぶ約束をした。

そして島津寮につき、麗子さんに夜ごちそうになることを伝え、汗をかいてるから、寮の風呂でも借りようと思う。ちょうど泊りように着替えもおいてあるし、

 男湯に入ると、下着を取り生まれたままの姿で時が止まったように動かないクリスが立っていた。

「ああ……ああ……こここ」

「あの、クリス。確かここって、男湯だったような気がするんだけど?」

「こっこここここ」

「こ?」

「この、狼藉者がぁぁぁあ!!」

クリスの左拳が、溝にあたり風呂場からでると、書いてあった、見にくい場所に「ただいまの時間女湯 BY麗子♡」と書かれていた。

 

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