・・・けど、書いてる時間がない!?
目が覚めるとあの夢と同じ、長鼻の老人イゴールと青いセーラー服を着た女生徒オリヴィアと対面した状態でソファーに座っていた。
「ようこうそベルベットルームへ、いやはや驚きましたな。まさか、この部屋と契約したその日にペルソナ使いに覚醒するとわ・・・。長年ここの主をしておりましたがあなたのような使い手は初めてです。」
ペルソナ?
「さよう、ペルソナとは心の奥底に潜むもう一人の自分が具現化したしたもの。そしてそのペルソナを使役するのがペルソナ使いというのです。しかしあなたは初めての召喚その力の行使に体が耐えることが出来ず、意識を失ってしまった・・・。そのおかげでここに呼び寄せることが出来たのですがね」
じゃあ、現実の僕は?
「今のあなたは、病院へ運ばれているようですねあちらの人の言う個性の使い過ぎによる気絶と思われてるようですが。」
え、いいの?
「さて、本題に入りましょう。」
スルーされた!?
「あなたのペルソナは愚者のアルカナ、古来よりヒーローとは無謀な挑戦を成し遂げた末得られる称号しかし、あなたはまだまだ未熟一人の人間を救った位で倒れてたらヒーローの称号は得られませんな?」
ならどうすれば?
「仲間を集めなさい、共にヒーローを目指し平和を望み続ける事こそ真のヒーロー素質。なにすぐに集まるでしょう、君の助けた幼馴染も傲慢に大胆不敵に振舞っていますが心の底では偉大な先人に憧れ正義の心を持っている。それに、大胆不敵な振る舞いもヒーローには必要な素質の一つ貴方は、彼を苦手としているようですがこれを機に彼と絆を結ぶのもよいでしょう、幼馴染なのでしょう?」
は、はい・・・。
「ふふふ、主も興奮しておられるのですよ、未知の世界でのヒーローの活躍を最高の特等席で見ることが出来るのですから」
「そう、いうなれば私は貴方のファンになったという事。さて、あなたの活躍この特等席から存分に鑑賞させてもらいますよ。」
イゴールの言葉を最後の僕の意識はベルベットルームから現実の僕の体へと戻って行った。
「ッ、知らない天井だ」
目を開け、かの有名なセリフを口走る。
「HAHAHAHA、冗談を言えるようなら大丈夫そうだな!」
病室で大声で笑わないで・・・、声の方に顔を向けると、
金髪の骸骨が笑っていた。
というかオールマイトだった。
「オールマイト!?なんでここに!?」
オールマイトは慌てて人差し指を口に当て静かにとジェスチャーをする。
「驚かしてすまなかったね、さて時間も押してる。まず謝らせてほしいさっきはすまなかった君は無個性でもヒーローに成れるかと聞いたね?あの場で誰も動けない中恐怖心を押し殺して笑顔で彼を助けに動いた!多くのヒーローたちはみな『考えるより先に体が動いていた』っていうだろう?君もそうだったろう!?断言しよう君はヒーローに成れる‼」
僕は母さんが謝ってるあの時を思い出した。あの時僕が言ってほしかったのはごめんじゃない、今言われたヒーローに成れるという一言だったんだ。
「おいおい、泣くなよ・・・。君はヒーロー目指してるんだろう?なら涙は見せちゃいけないぜ?と、君は無個性だと言っていたよね?ならあの時のヴィランを倒した力はなんだったんだい?」
そういえば、僕が倒したんだっけ、この人には打ち明けてもいいかもしれないあのペルソナの力を。
「えっと、あの力は個性ではないんですペルソナと言って僕の心の具現化させた物らしいです。力の行使の代償に体力や精神力をあの巨人に奪い取られるんです。あの突風を発生させて倒れたのもそのせいなんです」
僕はイゴールから説明されたペルソナの力をかいつまんで話すと、オールマイトは黙り込み神妙な顔で思案しているようだ。
「ふむ、なるほどなざっくりまとめると個性とは別系統の力と言ったところか個性は身体機能、ペルソナというのはさながら魔法という所だね」
信じて貰えたようだ。まあ、あの力は個性からは逸脱しすぎた代物だからオールマイトもすんなり受け入れられたのだろう。
「ああそうだ、私がここに来たのはね君に提案があってきたんだ。君はあの時私にヒーローの素質を示した。ヒーロー達が何もできない状況で笑って命を救った君だからこそこの力を受け継ぐに値する。『ワン・フォー・オール』それが私の個性、聖火の如く引き継がれてきた個性だ」
「え!?じゃあ、オールマイトの個性は元々宿っていたものじゃなく、他の人から引き継がれたものだというんですか!?」
世界の七不思議に数えられていた個性が他の人から受け継いだものだなんて信じられない。
「今君は信じられ無いと思ってたろう?顔に出てたぜ?そうだ、この個性は一人が力を培いその力を別の者に渡しまた培いまた次にバトンを渡して培ってきた、そうして救いの声と義勇の心が紡いできた力の結晶!個性を育て譲渡するそれが私の継いだ個性『ワン・フォー・オール』だ」
個性を譲渡する個性そんなものが存在していたのか。
「でも、なんで僕に?」
「さっきも言ったろう?素質を示したって・・・。元々後継者は探していたんだ、そして君になら渡してもいいと思ったのさ!誰よりもあの場所でヒーローだった君になら!」
認めて貰ったのか、あの蛮勇を。そして、オールマイトの秘密をさらしてまで認めて貰ったんだここで断る選択肢なんてあるんだろうか・・・、いや、無いだろ!断る理由なんて!
「まぁ、君次第なんだが?どうするよ?」
「決まってます!断る理由なんてない!よろしくお願いします!!」
「即答かよ、まぁ。そういうと思ったけどな」
そうして、僕とオールマイトの間に絆が生まれたのだ。
【我は汝、汝は我、汝、ここに新たな契りを得たり、契りは即ち真の英雄に至るための道しるべなり、我ここに『正義』のペルソナの生誕に祝福の風を得たり英雄へと至る、更なる力とならん】
やっと書き終わった・・・。(*´Д`)
お待たせしてすいませんでしたm(_ _"m)リアルの方が忙しくて書いてる暇がない中感想とても励みになりましたこれからも感想よろしくお願いします!
あと、ここの言葉が可笑しいなどのご指摘がありましたらどんどん教えてください。治します。
では、次の話に”Plus Ultra"!!