一般人の自称おっさん、アイドル助けたら生活が変わった? 作:Aりーす
パッション回、リクエストも多かったですし、タイトルで大体察しつくと思いますがあの子です。
おはようございます、こんにちは、こんばんは…と、まぁ挨拶から始めたけどすでに事務所で仕事中です。珍しく今日はちひろさんが外に出ている。さらにアイドルの子らも長い仕事で事務所には来ない。
まぁ送って行った子もいるけどね。…あ、そう言えばプロデューサーを初めて見たよ。ほんと一瞬だったけどねぇ…
今は誰もいないししばらくは誰も帰って来ない。仕事中に音楽を聴く、普通はダメだけど…まぁ誰もいないなら別に良いよねぇ?外には漏れないようにするし。
とりあえず順番に聞こうと思う。今はまだ会ったことがないアイドルの子らの曲も聴き始めた。なんか、すごいハマっちゃったんだよねぇ…曲を聴くの。
後は番組とかよく見るようになったよ。たまに感想を求められたりするようになったし、見てなかったら目に見えて不機嫌になっちゃうんだよね、みんな。
すごい最近聞いてるので、ソロ曲じゃないのがあるんだよね。まぁ知ってる子が出てるからって聴いたんだけど…『Tulip』って曲、すごい好きなんだよねぇ…
後は…少し方向性は違うんだけど『毒茸伝説』を聴くようになったかな。女の子なのにあんな感じに歌えるって凄いよねぇ…見た目もインパクト強かったし。
と言うことで毒茸伝説流してっと…これ人が多い所で流したらすごい見られそうだねぇ…最初の所で驚いたからね、初めて聴いた時は。
「……、!」
「……ん?」
気のせいかな…なんか机が揺れたような…んー、怪奇現象とかはごめんだけどねぇ…ま、良っか。
「…あー、仕事捗りそう。…そういう曲じゃないか」
「……、」
…なんか人がいる気配を感じる…なんて超人的なことは出来ないんだけどさ。音がするんだよねぇ、こう、人の呼吸音みたいな音とか。
「…えーっと…?…キノコ祭りって何だよ。しかも誰か1人選出確定枠じゃん…えぇ…俺の知り合いにそんなキノコ好きはいないんだけど…」
酒のつまみとしてなら好きそうな方はいるけれども。それ以外の子の好き嫌いは知らないからねぇ…
「…キノコが好きって公言してるアイドルとかいるのかぁ…?」
調べないと…って俺が独断で決めるわけにもいかんけどさぁ…でもこれちひろさんに代わりにやってくださいって言われたし…
「……フヒ…い、いるぞ…」
「…え、いるの?」
「…私、親友はキノコだからな…フヒヒ…」
「親友がキノコって…はぁ、そんな子がいるんだねぇ…」
……あれ?俺は一体誰と話してるんだ?この事務所には俺以外いないはずなんだけど…?
「…え、今更なんだけど…誰?いつからいたの?」
そう訊くと、モソモソとゆっくり、向かいの机の下から女の子が出てきた。銀髪で、服に大きくキノコの絵が描かれている。
「…フヒヒ…さ、最初から…いた…」
「…え、俺が来る前からってこと?」
目の前の少女は静かに頷いた。…全然気づかなかったし、なんで机の下なんかに…
「…ち、ちひろさんに言われた…こ、ここにいれば、キノコがあるって…仕事も…」
「ちひろさんに?…って事はアイドルだよねぇ…?俺もアイドル知ってからそこまで期間が経ったわけではないけど…見た気がしないんだよねぇ…」
「フヒヒ……き、気づかないのか…い、良いけど……でも、知ってる…」
「知ってる?…俺が思い出せないだけかな…」
ちょうどこの時、一曲目が終わった。とりあえず音楽はストップする。……あれ、なんか…思い当たるよう、な…?
「…それ…わ、私の曲だから…フヒヒ…」
「…………え???」
「…フヒ…私…星輝子…。毒茸伝説は…私の…」
言葉が出なかった。…確かに面影があるといえばあるし、むしろそう言われればしっくり来る。目の辺りが違う程度で、それ以外は確かに当てはまる…けども…
「……マジか…普通に聴いてたんだけどねぇ…だからちょこちょこ反応してたの?」
「…うん……キノコの世話、机の下でしてて…聞こえたからびっくりした……」
「だから机の下にいたのか…あぁ、ちひろさんって事はそういう事だったのか…」
確かに、キノコが好きってのはタイトルからしても分かるし。この仕事にぴったり…というかこの子以外にいないしねぇ…
「フヒヒ…その仕事、やるから…」
「…了解。…ていうかちひろさんが言ったとはいえ、俺が入ってきた時に少しくらい動揺しても良いと思うんだけどねぇ…なんて言うか、そういうタイプに見えるし…」
「…ちひろさんは言ってたし…独り言で、曲を好きって……う、嬉しかった…フヒヒ…」
「聞かれてた…まぁ当たり前か。最初聞いたときはびっくりしたけどねぇ…歌ってる子が元々こういう感じの子って知った今の方がびっくりしてるよ」
「…たしか…相沢蓮二さん…だよね…?」
「ん、合ってるよ。…あー、まぁ仕事で送り迎えするかもしれないからよろしく」
「フヒヒ…よ、よろしく……」
…なかなかギャップの差がすごい子だなぁ…まぁアイドルってそういう子も多いけどねぇ…俺が見てたのはこう、ヒャッハーーー!みたいに叫んでる姿だけだったからねぇ…キノコを親友と呼んで机の下で世話したりしてるとは微塵も思わなかったしねぇ…
とりあえず輝子ちゃん…あ、呼び方は許可してもらったよ?仕事は輝子ちゃんに任せた。キノコって聞いただけで目が輝いてたからねぇ…
「…フヒヒ…キノコー、キノコー、ボッチノコー、ホシショウコー」
「机の下に潜りながらすごい歌を歌うね…」
「…ぼっちだからな…親友はいるから、問題ないが…」
「キノコが親友だもんねぇ…所でそろそろ俺の机の下に潜らずに、さっきの場所に戻る気は無い?」
「…こ、こっちの方が…私の…キノコが喜ぶ…育ちやすいんだ…」
「…すごい気になるんだけどねぇ…まぁ、キノコが喜んでるってなら別に良いや」
「…蓮二さんは…キノコすき…?」
「好きだね、普通に美味しいし…少し前まではキノコ狩りにも出かけたことあったしねぇ…」
「フヒヒ…私は…外に出たくないから……すごい…」
「陽の光が嫌いなのは輝子ちゃんな気もするんだけどねぇ…」
「フヒヒ…リア充と…キノコが嫌いな奴は…敵…」
「リア充もなんだねぇ…なんと言うか、輝子ちゃんらしく感じるよ」
「…蓮二さんも、会ったばかりなのに…蓮二さんらしい…わ、私との、話し方とか…」
…手のかかる子と比べたらあまりに優しすぎるくらいなんだよねぇ…飛鳥とか飛鳥とか、二宮飛鳥とか…あれ、1人しかいない?ワガママの度合いがねぇ…
小さい頃なんて特にそういうもんだからねぇ…欲しいものがなかったら泣いちゃうし、好きなものがなければ泣く。仕方ないんだけどね。
「ま、相手と話を合わせたりするのはそれなりに得意だからねぇ…ただ年取ってるだけじゃないし」
「…キノコ好きに…悪い人はいない…」
「…だからって俺の机の下で完全にキノコ栽培の準備を始めなくても…鉢まで完璧じゃんか…」
「フヒヒ…キノコ好きが近くに集まれば…喜ぶ…」
「親友が?」
「正解…」
…そういえば調べたら結構ヒットした。キノコ好きとかは特に。後は…噂レベルだったけど、実際はあそこまでじゃないらしいとか。実は根暗っぽいとか。うん、正解だけどさ。
後はなんか、ストレス溜まったりすると発散する為に叫ぶとか。ちひろさん情報だから多分確か。
…てかアホ毛まであるんだねぇ、キノコに夢中でぴょこぴょこしてるのがすごい気になる。思わず手が伸び、頭を撫でてしまう。
「わひゃっ…?…れ、蓮二さん…どうした…?」
「…あ、ごめん…なんか目の前でぴょこぴょこしてるアホ毛があって気になったから…」
「…撫でられたの初めて…フヒヒ…わ、悪くはない…」
「悪くはない、か。そう言われるなら良かったよ…いきなり撫でるなんて不審者とかそういうレベルだからねぇ…」
「…そう、悪くはない…でも、優しい手つき…だった……」
「…少し慣れてるからねぇ…俺は叫んでもおかしくはないと思ってたんだけど」
「…す、ストレスとか感じないし…き、緊張もしてない、から…」
「…まぁそういうのはライブに取っておくってのも良いと思うよ、おじさんは。俺、普通に好きだしさ」
「フヒヒ…なら、仕方ない…キノコ好きの蓮二さんの為に…取って、おく…」
「ははっ、ありがとねぇ」
思わずまた撫でてしまう。見事に手が伸びやすい位置に頭があるんだよねぇ…
「……フヒヒ…」
…今日はまたインパクトのある子と知り合った日だった。もしかしたら机の下をちゃんと見とかないといけない日が来るかもしれないねぇ…気づかず倒したら…叫び出しそうだしねぇ。見てみたい気持ちもあるけど…ふふ、なーんてね。
(タイトル名を)カッとなって決めた、反省も後悔もしていない!パッション回って思ったけど、そろそろ歳近い子出そうかな…多分しゅがはになるかなぁ?2周年アニバーサリーで出てくれたし(*´ω`)
輝子ちゃん可愛くないですか(´・ω・)?そう言えばUAとかお気に入りとか総合評価とか伸びてるんですけど、それはどうでもいいからみんな好きな子の愛を叫んでくれ、輝子ちゃん並みに。メッセージとかで叫んでくれても…
今回の新イベの曲、マスプラのラスサビで途切れるんですよね…