一般人の自称おっさん、アイドル助けたら生活が変わった? 作:Aりーす
今日は珍しく早く起きた。…あ、仕事の日じゃなくて休みの日にね?遅刻とかした訳ではないから…うん、あの時は助かったとしか言いようがないね。
今日は娘(仮)…文香ちゃんらがそう言ってたらしいんだけど、飛鳥が来る日だ。事務所でも会える時は会えるが…飛鳥は人の目を気にするからな、家以外だけは。
家にいる時は誰がいてもいつもの飛鳥だ。誰とでも仲良くできるタイプではないだろうし、甘えるというのが下手な女の子…って印象を持たれやすい。他の子も思ってた時はあったらしい。
俺がいる時の飛鳥との変わりようが驚くレベルですらないらしい。どれだけ事務所じゃキャラ作ってたんだろうねぇ…
「おはよう。…あれ、起き、てる?」
「珍しく、ね。おはよ、飛鳥」
「…やり直し。パパはボクが起こすのがいつもなんだから、寝てなきゃダメじゃないか」
「寝起きだからもう一回寝るのは無理だって…」
「なんで?ボクの楽しみの一つなんだからやってくれても良いじゃないか」
「それが楽しみって悲しすぎるでしょ……」
「…むぅ…仕方ない。今回は我慢しよう、ボクも大人に近づいているからね」
「中学生が何言ってんだって話になるよねぇ…成長期来ないんじゃない?」
「ボ、ボクにはまだ余地があるからね!せめて…せめてあれくらいは…!」
…多分考えてるのは神崎蘭子ちゃんなんだろうなぁ…中学生とは思えないプロポーションしてたし。…14歳のそういう姿を見るってロリコン扱いされるのかな?いや、それならジャニーズとかの若い子を見たらショタコンになるのと同じだよねぇ…分からないや。
飛鳥は普通の中学生並みだとは思う…身長は少し低めな気はするけどね。…いつかは俺の肩くらいの身長になったりするのかなぁ?
「…なんか変なことを考えられてる気がするけど……?」
「飛鳥の未来を考えてだけだから…」
「パパがボクとも結婚するか付き合うか同じ墓に入るか、その三択から未来を選ばせてあげるよ」
「実質一択みたいなもんじゃ…」
「あぁ、ごめん。結婚なんて確定してた未来に過ぎなかったね…未来の子供の事かな?」
「結婚できる年齢が近づいてる未成年女子が言う事じゃないよねぇ…あとぶっ飛び過ぎ」
「ボク的には男の子も女の子も欲しいんだ、それなりに大きめの家で4人で住んで…」
「未来予想図は良いんだけど暴走しすぎだから、久しぶりかもしれないけどさぁ…」
「むぅ…いつもならもう少し慌ててくれるんだけどね。みんなと会ってスキンシップを許してくれるようになった反面、弄りに対応してくるよね、パパ」
「…車の中で大体同じようなネタ言われたしね。運転中に話す事じゃないってのに…ハンドル軽く切り間違えそうになったし」
「…とりあえず朝ごはん、作ろうか。今日はたくさん話し相手になってもらうからね?」
「よろしく。…まぁ眠くならない限りな」
「じゃあ今日一日中になるね。ボクが居て、簡単に寝かすなんて思わないで欲しいな」
「…手厳しいねぇ…」
「ふふっ、じゃあ少し待っててね」
飛鳥は朝食を作る為にキッチンに立つ。もう見慣れてしまった光景だが…年下のアイドルに料理を作らせてる三十路間近って…もう少し俺も料理の練習しようかなぁ…?
「あ、パパ。今度ボクや他の子らと遊びに行かない?」
「…遊びに?プライベートでってこと?」
「その通り。あ、バレないような場所だから安心してよ。人もそんないない場所だから」
「まぁその為なら休みは合うだろうし…別に良いよ。ちなみにどこ?」
「えっと…海だね」
「……やっぱりさっきのは撤回ということで」
「もう録音済みだからね。仕事で海に行くことはあっても、泳ぐことは出来なかったからね…仕事が先だし」
「まぁそうだろうけどねぇ…メンバーは?」
「全員が休みを合わせるのは無理だからね…ボクと幸子、周子さんと楓さんだね。他の人達は休みがどうしても合わなくて…多分合う頃には時期が時期になると思う」
「…まぁ多くても車に乗れきれないから移動が大変になるんだけど…」
「だから埋め合わせはしたいんだけど…」
「…まぁそこはね、どうにかなると思うよ。俺に対するスキンシップが倍くらいになるぐらい」
「倍で済めば良いけどね…まぁパパなら大丈夫でしょ?」
「…人の寝てる写真が広まってる時は大丈夫じゃないと思ったけどねぇ…フレデリカちゃんや志希ちゃんはスキンシップのレベルじゃないし」
「そうだね…ちなみにパパは水着はあるの?」
「…恥ずかしいが俺は泳ぎが上手くないから泳ぎはしないが…持ってはいる。後輩らに誘われて行った事はあるしな」
「そういえばあったね。あの時は裏切られたと思ったんだからね」
「飛鳥が来るの忘れてたからな…海に向かってから連絡し忘れたの気づいたし」
「今回はそんなことにはならないよね?…まぁなったらみんなでここに攻め込みにくるけど」
「…3分あれば占領されそうで怖いよ」
3分もかからない可能性もあるけどね…カップラーメンより早いよ、狭いから仕方ない。…攻め込むって城じゃないんだから。
ちなみに忘れてた日は次の日有給を取って、飛鳥と一緒にいた。また飛鳥が出て行ったりしたら大変とか、そういうレベルじゃなかったし。
後輩らに説明したら「大丈夫ですよ!むしろ先輩は有休溜まりすぎです!」と爽やかに言われた。…うん、使った覚えほとんどないや。
…良い後輩だった。…あ、なんか後輩死んだみたいだけど死んでないよ?ちゃんとご存命だし、俺が育てた2人は付き合い始めたらしい。可愛い後輩同士で付き合う…なんか泣きそうになったよね、無関係なのに。
いつか結婚式の招待状とか来るかなぁ?来たら絶対行くし、全力で祝う。…祝うに全力とかはないかな?
「パパ、今日は一緒に寝て良い?良いんだね分かった」
「何も返事してないよ!?」
「パパの思う事なんて手に取るように分かる。ボクを誰だと思っているんだい?」
「絶対分かってないから…はぁ……今日だけね」
「……え?」
「…え?何かおかしい事言った?」
「…い、いや、てっきりダメかと…」
「…まぁ本当ならダメって言いたいけど、文香ちゃんらが聞いてたって言ってたよ」
「それ以上はいけない。あの日の再来がボクには手に取るように分かるよ」
無意識のうちなのかな…文香ちゃんらは飛鳥の…なんていうのかな、甘えたいオーラが分かるようになって来たらしい。…俺には何もわからないんだけど???
「…飛鳥が嫌なら別に良いよ?」
「嫌じゃない。…ふふっ、言ってみるもんだねっ」
…ついでに言うなら、そんな笑顔が見られるなら安いもんだよね。…てかむしろ添い寝とか、そんな程度で笑顔が見られるって…むしろ俺が金を払うレベルだ。
…楽しそうにしてるから、いっか。海も楽しみだし…飛鳥とかはしゃぎそう、あと周子ちゃんも。…楓ちゃん飲まないかな?飲みそうだけど…幸子ちゃんは周子ちゃんに遊ばれる姿が見える。
…なんだかんだ、俺も楽しみなんだなぁって思った。
少し期間が空きました…申し訳ないです。
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