4月
ハヤテside
月日は少し経ち今日から僕は高校2年生になります
前回はまだ1年生の3学期が始まったばかりな気がしますが、月日が経つのは早いですね
3学期は特にイベントもありませんでしたが親しい友人と呼べる人ができました
春休みは僕は執事のお仕事、陽乃様は実家の用事などをしていました 陽乃様は実家の用事が終わって帰ってくるといつも機嫌が悪いので宥めるのが大変でした…
そんな普通の日常を過ごしていました 得に金髪美人の吸血鬼を助けたり、眼鏡の巨乳委員長と仲良くなったりはしませんでした
さて、今日は新学年が始まって少し経って休日です ですがただ今僕は朝の公園に来ております
なぜかと言うと今は4月だからです そう、4月と言えばお花見です なので今僕は陽乃様のために朝から場所取りに来たのです
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「おまたせ~」
「いえ、準備が今ちょうど終わったところなのでちょうどいいタイミングです」
僕がお花見の準備を終えたところに陽乃様がやってきました
「へー、結構いい場所取れてるじゃない」
「はい、僕たち二人だけの場所さえ取れればよかったのでいい場所が取れました」
やはり皆さんいい場所を取るために早めに来ていた方も多くおられましたが基本は団体客が多く大人数で座れてかつ桜が綺麗に見えるところは少ないようで僕は比較的早く場所取りを終えることができました
「では、早速お弁当を食べましょうか」
「うん、食べる。まだお昼には早いけど今朝は朝ごはん少なめにしてもらったからお腹空いてきちゃった」
僕はお弁当の蓋を開けてシートの上に並べていきます
「わー やっぱりハヤテのご飯はいつ見てもおいしそうだね」
「そう言ってもらえると執事冥利につきます」
そこには色とりどりのおかずが並んでいました
「基本的には摘みやすいものとおにぎりをメインにしました。卵焼きとアスパラベーコン巻きが今日の力作です!」
「じゃあ、卵焼きから食べようかしら」
そう言って陽乃様は綺麗な焼き色のついた卵焼きを食べました
「う~ん!おいしい!やっぱりハヤテが作る卵焼きはおいしい!ハヤテも早く食べなよ、おいしいよ」
「ありがとうございます!では、僕もいただきますね」
「じゃあ、はい。あ~ん」
「いや、自分で食べられますって」///
「照れちゃって可愛い♪ほら、あ~ん」
「ですから!?いや、あの」///
「もーノリ悪いなあ。ほらほら早く口を開けなさい」
そう言って陽乃様は揶揄かっている様な笑みで僕に卵焼きを差し出してきます
陽乃様にあ~んされるのは嬉しいですけどさすがの僕も恥ずかしいです 陽乃様からされるならなおさらです
「早くしないと無理やりぶち込むわよ」
「はい!食べます!」
「よろしい。はい、あ~ん」
「あ~ん。うん、おいしいです!我ながら上出来です!」
「ふふ~ん。そうでしょ」
何故か陽乃様が自慢げにしています 僕は恥ずかしくて味がいまいちわかりませんでした
「じゃあ、今度は食べさせて」
「わかりました」
「お?今度は潔いわね」
「最終的に食べさせるんですから、無駄な抵抗はやめます」
「わかってるじゃん♪じゃあ、あ~ん」
「はい、あ~ん」
「うん。やっぱりおいしい!」ニコッ
(やっぱり陽乃様って可愛いなー)
笑顔の陽乃様はとても魅力的でつい見惚れてしまいます
そして二人の時間は過ぎていくのでした
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「ふ~、お腹いっぱい。ごちそうさまでした」
「お粗末様です」
「休憩~」
そう言いながら僕の膝の上に頭を乗せ寝転がるのでした
「お、今度は照れないの?」
「さすがに少し慣れました」
「なんだ、つまんないの。これが倦怠期ってやつかしら」
「違うと思います・・・」
そんな会話をしながらダラダラとしていると陽乃様の顔が急に真面目なものになりました
「私ね、生徒会長になろうと思うの」
「どうしたのですか?陽乃様はあまりそういう面倒な立場には着かないと思っていました」
「まあ、少しね。実家の方針ってやつかな。今後雪ノ下を継ぐなら上に立つ事も経験しておくべきだと思って。それに大学の推薦も貰えるかもしれないし」
「最後のが一番本音っぽい気がしますが・・・でも、陽乃様なら当選確実でしょう」
「確かに生徒会長にはなれるでしょうね。ほかにやりたいって人がいても私なら負けないと思う。でもね、それでみんなが私を支持してくれるかどうかわからないわ」
「?それはどういう・・・」
「当代の生徒会長は知ってる?」
「それはもちろんです。桂ヒナギクさんですよね」
容姿端麗、文武両道、完璧超人じゃなくて少し天然な部分もあって親しみやすい人だ
「そうよ。3年生からはもちろん2年生、1年生からも人気の高くて私も尊敬しているわ。私はそんな人の次に生徒会長になろうとしているの。そうなると必然的に私は比べられてしまうわ」
入学したての1年生からも人気があるとは驚きました
「それは仕方のないことなのでは?陽乃様も負けないように頑張るしかありませんよ」
「もちろん、生徒会長になったら負けないように頑張るわよ。でもその前段階の選挙よ」
「まさか選挙で負けるかもしれないと?」
「いや、さっきも言ったけど生徒会長にはなれると思う。でも、それが私以外やらないからとかもう一人の立候補者と比べたら私の方がマシだからっていうんじゃダメなの。私だからやって欲しい、そんな風に思われて初めて生徒会長になれると思うの。現にヒナギク先輩がそうだったようにね。」
「それは立派な志ですね」
「そのためにも特に3年生から認められるようにならないといけないわ。ヒナギク先輩の凄さを一番間近で見てきた人たちだしね。そして、ヒナギク先輩にも安心して私に任せられると思わせたい!」
「はい」
陽乃様の声に段々と熱がこもる
「そのためにもまずは次の文化祭よ!文化祭実行委員長になって今までの総武高校の文化祭で一番の盛り上がりだったって言わせてやるわ!」
「はい!僕も精一杯お手伝いさせていただきます!」
「うん!ありがとう!」
陽乃様に今まで助けていただいた恩返しができる、そんな思いもあり僕はこの人を支えるために頑張ろうと思った
「みんなが認める生徒会長になるぞー!おー!」
「おー!」
桜の木の下で宣言をするのでした
「あ、ハヤテ」
「なんですか?」
「私の手伝いはいいけどハヤテも頑張ってね」
「何をですか?」
「生徒会副会長選挙」
「へ?」
「私の執事でしょ?なら、生徒会も手伝ってくれないと♪」
「そ、それならわざわざ副会長にならなくてもいつでもお手伝いしますよ・・・」
「生徒会への一般生徒の介入はあまり良くないわ。だから、生徒会に入っていつでも私のサポートが出来るようにするためにも、ね♪」
「・・・」
今更ながら陽乃様がどういった人なのか思い出したのでした
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「そろそろ起きてください」
「ん~もう少し・・・」
「これ以上はお体を冷やしてしまいますよ」
「ならその時はハヤテが温めてー」
「何言ってるんですか。風邪引きますから早く起きて下さい」
あの後眠くなった陽乃様は僕の膝で寝てしまいました 陽乃様の寝顔はとても可愛かったです
「あー、ハヤテが変なこと考えてるー。私の寝顔でも思い出してるんでしょー」
「んな!?」
なぜかバレた
「顔が緩んでたよ」
「本当ですか!」
僕は慌てて顔に手を当てる
「う・そ♪」
「~っ」///
また揶揄われました この手のことにはまだまだ慣れることができそうにありません
「ふふっ♪じゃあ、目も覚めたことだし帰ろっか」
「はい・・・」
少し疲れながらもテキパキと片づけをしてしまいます
「では、行きましょうか」
「うん」
二人で公園を後にしようとした時でした
「あー!ハヤテ君!こんなところでどうしたの!?」
大きな声をかけられて振り返りました
「ハヤテ君もお花見なのかな?」
そこには西沢さんと僕の昔のクラスメイトたちがいました
「それに隣の綺麗な人は一体・・・?」
「ねえハヤテ。私にもこの娘が誰なのか教えてもらえる?」
そして陽乃様からは先程とは打って変わった凍えるような声がかけられます
どうやら僕はまだ今日を終わらせてもらえないようです
ヒナギクさんが名前だけ登場。今後も少しだけ出てきます。
そして、西沢さんが登場です。 つまり次回はやや修羅場。
最後に
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