やはり僕の執事生活は間違っていなかった   作:Athens

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活動報告で投稿できないとか言って投稿する奴
ハヤテの過去編です


ハヤテ・ザ・ビギニング

陽乃の家 リビング

 

ハヤテside

 

「雨だねー」

「雨ですねー」

 

外を見ると大粒の雨が降っていました 

今は梅雨 空模様があまり良くない日が続いています

洗濯物が乾きにくくて大変な季節です

 

「ハヤテー、何か面白い話でもしてよ」

「いきなりそんな無茶ぶり言わないでくださいよ」

「だって雨で外には出られないし、雪乃ちゃんで遊べないし」

「雪乃様"と"じゃないんですね・・・」

 

実は陽乃様は休みの日はたまに実家に戻られるのですがどうやらそこで雪乃様にちょっかいをかけているようです

僕も着いて行きますがいつもは都築さんに陽乃様や家のことの報告と僕がきちんとやれているのかをテストしています

 

「あまりちょっかいをかけすぎると雪乃様に嫌われますよ。僕の方に"姉さんを何とかしてください"って連絡してくるくらいですから相当ですよ。普段はあんなに気が強い雪乃様が僕に連絡するなんてよっぽどですよ」

 

以前陽乃様から逃げてきた雪乃様にお会いした時連絡先を交換したのです そういえば一度もご両親に会ったことはないんですよね

 

「へー、あの雪乃ちゃんがハヤテに頼るなんてねー。手を出したらさすがの私も泣くわよ」

「泣くんですか・・・」

「ええ、そりゃあもう、わんわん泣くわ。ハヤテのある事、ない事、ない事叫びながら泣くわ。」

「やめてください!!っていうかない事の方が多いじゃないですか!!それに、言われたって手は出しませんよ」

 

僕を社会的に殺すつもりですか!? この人はやると言ったらやる人だ もちろん手はださないけど

 

「それは何?雪乃ちゃんには手を出すほど魅力がないと?」

「そういう事じゃありませんよ!!」

「なら何よ?」

「いつも陽乃様っていう綺麗な人といるんですよ!耐性も付きます!それに陽乃様の妹じゃないですか!」

「なら、私の妹じゃなかったら手を出すの?」

「中学生相手にそんなことしませんよ!それに・・・」

「それに?」

「今の僕には女の子と付き合う資格なんてないんです」

 

そう、僕には今女の子と付き合うなんて事はできないんです だって・・・

 

「それはまた、どうして?」

「だって僕には・・・」

「僕には?」

「女の子を養う甲斐性がないから・・・」

「・・・」

「・・・」

「えっと、何の話?ていうかいつの時代の話なの?」

「ぼ、僕はマジメな話をしているんです!!」

 

そう、僕は何もふざけたりしている訳ではありません

 

「男が女の子とちゃんとお付き合いしたいなら、一生面倒をみる甲斐性を持てって前の彼女に言われたんです!!」

「まあ、確かにハヤテは今私に面倒を見てもらってるものね。それにこの先も私が・・・」

「?」

 

陽乃様がなぜか急に止まった 

 

ガタガタガタガタ プルプルプルプル

 

そして、震えだした

 

「・・・」

「・・・?」

「ハヤテ・・・」

「はい?」

「彼女いたの?」

「ええ」

 

ガタッ!

 

そして陽乃様が立ち上がりました 

 

ガシッ!

 

最後に僕の肩を持って・・・

 

「その娘の名前は!?っていうかいつの話よ!?容姿は?!年の差は?!どれくらい付き合っていたの?!告白はどっちから?!」

「ちょ、落ち着いて、そ、そんなゆ、揺らさないでく、ください。あ、あとく、首が・・・」

 

ぐわん、ぐわん揺らし始めました

 

締まってます!締まってますよ!

 

「いいから!早く答えなさい!!」ブンッ

「ぐはっ!?」

 

華麗な一本背負いが僕を襲いました そのまま陽乃様が僕の上に乗ってきます

 

「で?」ニコッ

 

最後にキメの笑顔

 

(これは先日西沢さんと会った時以上の圧をこの笑顔から感じる!)

 

「えー初めに言っておきますけど、これは幼稚園の頃の話ですよ?」

「ええ、それで?」

「・・・。名前はアテネって言います。金髪の可愛い娘でしたよ。年は同じくらいだと思います。2か月くらいです。告白は一応僕から・・・」

「へー、何で分かれたの?」

「僕が彼女を怒らせてしまったんです。最後は喧嘩別れになってしまってそれ以降は会ったことはありません」

「いつも女の子にはとっても優しいハヤテが珍しい」

 

声に少し棘を感じます

 

「理由に関してはあまり言いたくはありません。僕の親に関わることですし、陽乃様も嫌な気分になりますよ」

「あのハヤテを売った?」

「ええ、僕の親がどんな人だったのかは以前話した通りです。それでもですか?」

「それでもいいわ、教えなさい」

「・・・わかりました。とりあえず一度きちんと座ってから話しましょう。さすがにこのままは恥ずかしいです」///

 

ニヤッ

 

陽乃様の目がこちらを揶揄う様な目をしています

 

「へー、ハヤテはこの状況の何が恥ずかしいのかな?」

「ちょ、あの陽乃様!?」

 

陽乃様が体を倒してきて僕に密着してきます

 

(や、柔らかい!)///

 

「ねーハヤテー、教えなさいよー」

「あ、あのだから」///

 

やばいやばいやばい 

 

「ふー」

「なあああああああ!?」ゾワゾワ

 

とどめとばかりに陽乃様が耳に息を吹きかけてきました

 

「はあ、はあ、はあ、あ、あの陽乃様も、もう・・・」ウルウル

「あはは!涙目になって可愛いー。そんな顔するともっといじめたくなるじゃない」

「~~~ッ!?」///

「もお、そんなに怯えなくてもいいのに。冗談だから安心しなさい」

 

(あの声と目は冗談なんかじゃない!)

 

「さて、続きはまたあとで・・・」

「続き!?」

「話の続きよ。お腹減ったからとりあえずお昼ご飯を食べてからにしましょう」

 

(よ、よかった~)

 

「んしょっと。じゃあ、一旦部屋に戻るからお昼ご飯できたら呼んでねー」

 

そう言って陽乃様は僕の上から退いて部屋に戻っていきました

 

(は~陽乃様のいたずら好きには困ったな。まだ心臓がバクバク言ってるよ)

 

「とりあえず、落ち着いたらご飯作るか」

 

そのあとは火照った体を冷やし、僕はお昼ご飯を作り始めるのでした

 

 

 

 

 

陽乃side 

 

(さっきハヤテの上に乗ってたらお尻に・・・)///

 

 

 

 

 

___________

 

 

 

 

ハヤテside

 

「じゃあ、話の続きを聞かせてね」

「はい、わかりました」

 

お昼ご飯を食べ終わり、片付けも済ませた僕は陽乃様に先程の話の続きを話始めるのでした

 

「では、まず出会いから。あの日は・・・

 

 

 

 

 

回想

 

その日幼稚園で給食費の盗難事件があったんです

みんなで探したんですけど、全然見つからなくて誰が盗ったのかという話になったんです

そして、その矛先は僕でした どうやらみんな親から僕の親が悪い人だっていうのは知っていたんです

ヒドイ話かもしれませんが、当時の僕にとっては珍しくもありませんでした

それでも僕はその時はまだ親のことを信じていたんです

 

「どうしたんだい、ハヤテ君?」

「父さん・・・」

「幼稚園で何かあったのかい?」

「今日、幼稚園でみんなの給食費がなくなったんだ。それで、みんな僕が犯人だって・・・。でも、僕じゃないって言っても誰も信じてくれなくて・・・」グスッ

「そんなことがあったんだね。父さんは信じるよ、ハヤテは盗ってないって」

「本当?」

「ああ、本当さ。ハヤテ君は盗ってない!!」

「父さん!」

「だって盗ったのは、父さんだ♥」

「え?」

 

さすがの陽乃様も驚きましたか? 本当なんですよ

この世には本当にヒドイ話があると思いました

 

「うわあああああああああああああああ!!!!!!」

 

家は貧しくて親がドロボーで友達はいなくて大人は信じてくれない

全力でその場から逃げ出して、あてもなく走り続けました

あの時は死んでも構わないって思ってましたから

 

ええ、今は陽乃様がいますし、死んでもいいなんて言いませんよ

 

どれだけ走ったのか、僕はどこかの花園に倒れていたんです

そう、そこで出会ったんですよ 彼女に

 

「大丈夫?」

「誰?」

「男の子がいつまでも泣いていてはダメよ」

 

差し伸べられた手は温かくて

 

「あなた、名前は?」

「え?綾崎ハヤテ」

「ふーん、なかなかいい名前じゃない」

「えっと、君は?」

「アテネ。天王州アテネ」

「アテネ?」

「そう。この星で、最も偉大な女神の名前よ」

 

それが僕たちの出会いでした

 

「この星で、最も偉大な女神の名前?」

「そう、それがアテネ。私の名前ですわ。」

「けど、名前が女神の名前なんて変わってるね」

「ええ、私も気に入っていましてよ」

「・・・・。え、いや変わっているって言って」

「まさに、この世界に唯一無二の私にふさわしい名前ですわ。そう思いません?」

「え、あ、うん、そうだね・・・」

「それで、どしてここに来たのかしら?」

「いや、気づいたらここに・・・」

「・・・そう。まあ、着いてきなさい。案内してあげるわ。私の城に」

 

そこで僕は目の前のお城に気が付いたんです

 

 

 

 

 

お城

 

「すごいね、こんな大きなお城に住んでるなんて。君、もしかしてお姫様なの?」

「まあ、そのようなものよ」

「僕だったら2LDK失神ものだよ」

「どんだけ夢のない子なの。だいたいその程度なら親がまともならいくらでも住めるでしょ?」

「ッ!・・・」

「どうかなさいまして?」

「へ?あ、いや・・・」

 

実はこの時家に帰る気も生きる気もなかったんですよね

それをカンのいい彼女はそれをすぐ見抜いたんだと思います

 

「ああ、そういえばこの城も人手不足でしたわね」

「え?」

「なのでもし都合が良ければなんですが」

「はい?」

「あなた、私の執事をやってくれません?」

「執事?」

 

とまあ、そこで僕の執事生活が始まったんですよ

今思うとこの経験が活かされて今の執事業が出来ているんですよね

戦闘能力もここで磨かれたのでいつでも陽乃様をお守りできますよ

 

そこで生活して、僕たちは自然と惹かれ合いました

基本二人でずっといましたから ええ、寝る時もお風呂も

・・・そんな怖い顔しないでください 子供の頃の話ですよ

 

でも、やっぱり最後は親が恋しくなったんですよね

あんな親でも僕が必死になって説得すればまともになれると思っていたんですよ

そして、お城を出て行こうとしてその時に彼女から指輪を貰ったんですよ

 

「いつか、この指輪を嵌められる大人になりましょうね」

 

そして、僕はそのお城から出ていったんですよ

まあ、ご存知のように親は変わらなかったんですけど

しかも、説得した日いつの間にか貰った指輪を売られてしまったんですよ

それに気づいたのですがもう手遅れでどこに売られたかもわからなくなってしまい、お城に行って謝ろうと思ってその事を彼女に伝えたら泣いて怒られました

それ以降何度も謝りに行っても許してもらえず、お城もある日突然無くなって彼女はどこかに行ってしまったんですよ それからもう、ずっと会えないままです・・・

 

 

回想終了

 

 

「と、こんな感じですかね」

「・・・とりあえずハヤテの親はなんとしても見つけ出して牢屋にぶち込むべきね」

「あはは・・・」

「それにしてもそんな親なのによく性格が歪まなかったわね」

「それは兄さんがいたからですよ」

「お兄さん?」

「ええ、ヒーローやってたんですよ」

「?日曜の朝にやってる?」

「いえ、違いますよ。まあ、人助けが趣味の人だったんですよ。まあ、その兄もいつの間にかいなくなったんですけどね。でも、兄さんの事ですしきっとどこかで誰かを助けていますよ」

「そう・・・ハヤテは今もそのアテネちゃんやお兄さんに会いたいと思ってるの」

「そうですね、会って謝りたいですね。兄さんは別に構いませんが」

「そっか・・・」

 

あれから10年 今君は何をしていますか?

 

(あーたん・・・)

 

 

 

 

 

 

 

陽乃side

 

(会いたい・・・か)

 

ハヤテの昔の恋人の天王洲アテネ

雪ノ下家が力を入れればおそらくすぐに見つけられるかもしれない

しかし

 

(今はもうなんとも思っていなさそうだけど、あんまり会わせたくないな・・・)

 

万が一、二人がよりを戻したら自分はどうなるのだろうか

そんなことをつい考えてしまう

 

(でも、ハヤテは私の傍にいるって言ってくれた。大丈夫、ずっと一緒にいてくれる)

 

そうだ、ハヤテはそう言った ならハヤテを信じよう

でも、少し不安だ 仕方ない こればっかりは仕方ない

だからいつか、そのうち、多分、探してあげよう

 

(それにしても天皇州か。どっかで聞いたことあったような・・・?)

 

 

 

 

???

 

???side

 

「さて、夏休み明けにでも総武高校に行こうかしら」

「モグモグモグモグ」

「一応学校の理事長なわけだし、ちょうど文化祭や体育祭もあるし」

「モグモグモグモグ」

「・・・。ハンバーガーずっと食べてないで返事しなさい!!」ゲシッ

「っ!ハンバーガーが!」

「そんなのいつでも買ってあげるから今から夏休み以降の予定の調整してちょうだい。総武高校に顔出すから」

「ハンバーガー買ってくれるの!?」

「ええ、だから予定を・・・」

「やったー!ハンバーガーだー!」

「少しはハンバーガー以外の話も聞きなさい!」ゲシッ

「痛い!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




何とか書いたよ 書くことなくて過去編書いちゃったよ
一応ロイヤル・ガーデンとか王玉の話は出てきません
ややこしくなるし長くなるので

最後に
誤字・脱字・誤用があれば是非お知らせください。
辛口批評は甘んじて受けますが悪口のみは傷つくのでおかしい点等々はご指摘ください。悪い点、改善点も受け付けています。


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