ライザー・フェニックスとのレーティングゲームまで後9日。それまでに各自レベルを上げるために山の上の別荘に修行に向かう事になった。
「神様、部長たちは勝てると思いますか?」
「無理でしょうね。【その時不思議な事が起こった】が起きたら話は別でしょうが」
「そうですか」
ちなみに俺は別荘には行かず普通に学校に通ってる。俺が行ってもやる事特にないし。
「料理とか修行の鍛錬の手伝いとか色々あると思いますが」
神様の言う通りだ。確かに料理もできるし鍛錬の手伝いもできる。できるがでもなぁ〜。
「ですが俺は普通の生徒と見られてるんですよ。そんな奴が急に戦える人になったらなんか不気味に見られるんじゃないかと」
「……色々理由を言ってますがただめんどくさいだけでは」
「ごもっともです」
だって修行に10日間も行くと見たいテレビ見てる暇ないもんな!
「理由が理由でもう神様呆れ顔です」
神様が相変わらず無表情で言っているが一番の理由は俺の正体がバレたくない。
俺は今の普通の生活が好きだ、学校に言って一誠、木場達と話をしたり休日にこの町を散歩したりする普通の生活が壊れるとなるととてもやだから正体だけはバラしたくないんだよな。
そして10日がたち一誠達が帰ってきた。全員前見た時よりオーラの質が予想以上に上がってる。
その中で一番上がってるの一誠だな一番努力しそうなのはこの中では一誠なのは行く前からわかっていたからな。
「お帰りなさい。行く前と雰囲気が変わってますね」
「あらあらうふふ、そうからしら部長」
「そうねみんな10日前から成長している証拠よ」
部長が微笑みみんなを褒めていた。しかし急に真面目な顔になった。
「だけどみんな油断しない事ね。私たちはレーティングゲームはやる事自体が初めて、それに対してライザーは経験者よいくらこちらが前よりも強くなっていてもとても油断してられる状態じゃないのは確かなんだから」
確かにそのとうりだな。何せ相手のライザーはフェニックス家だ。
あの家の特性は不死である事だ。いくら攻撃をしてもあっという間に再生され最終的にはご自慢の業火で相手を焼き尽くす家系だしな。
倒すには魔王クラスの攻撃をするかフェニックスを何度も打ち倒しそいつの心を打ち砕くかの二択しかない。
現状可能性があるのは一誠の赤龍帝の籠手だがまだそこまでの力は使えない。勝てる確率は低いだろう。
「大丈夫ですよ部長」
一誠が部長の前に出た。
「俺や朱乃さん、アーシアに小猫ちゃん、それに木場の奴もあんな焼き鳥野郎に部長を渡さない為に必死で修行したんです。絶対に部長は渡しませんよ」
一誠が笑顔で部長を励ました。たまにイケメンな側面が出てくるんだよなあの男。
「イッセー…」
……なんか顔が赤くなってる。まさか10日間の間にフラグ立てたのか?アルジェントがちょっと不機嫌そうだ。
「うふふ。そうですわね部長を渡す気などは1ミリも有りませんわ」
「は、はい頑張ります!」
「…任せてください」
「修行の成果を見ててください部長」
意気込みはバッチリみたいだな。俺は勝ちを信じるしかないのだがとりあえず祈っておこう。祈る対象が悪魔なのが大丈夫か心配だが。
そして次の日木場に会いレーティングゲームの結果を聞いた。
結果は部長がライザー・フェニックスに投了し敗北した。今部長は明日の婚約パーティーに出る事が決まった為現在冥界に帰ってるとのことだった。
「でっ一誠はゲームで重症を負ったから家でまだ寝てる状態でアルジェントが看病しているのか」
「うん、イッセー君は最後まで諦めずにライザー・フェニックスに挑んだんだ一人で。早く目が覚めて欲しいよ」
木場はかなり落ち込んでいた。このぶんだと塔城、姫島先輩も似た感じだろう。
「だけど完全に諦めた顔じゃないな。何か手があるのか?」
だがまだ終わってないという感じもあった。多分一誠に期待してるんだろうな。確かにあいつが目を覚ましたら何をやらかすのかを簡単に想像できる。絶対に部長を助けに向かうだろあいつは。
「じゃあ僕はこれで」
「じゃあな木場」
挨拶をして別れた。明後日になったらきっとハッピーエンドになってるだろう。期待してるぞ一誠オカルト研究部には今お前の力が必要だ。
明後日になったら俺の予想どうりの結末になっていた。
無事に一誠は部長をライザー・フェニックスとの再戦の一騎打ちで知恵と籠手に宿ってる赤龍帝との契約で腕を犠牲にし禁手を使い倒し無事に奪還したとのことだった。
その後奪還した後に部長がイッセーの家に住む事になったのでルジェントが不機嫌になるのは確実に間違いない。
やったな一誠以前言ってたハーレム王になれそうだぞ。
「とりあえずハッピーエンドになったな」
「まあギリギリだったけどな」
昨日あったことをオカルト研究部で一誠から話を聞き終わって2人でチェスをしていた。ちなみに俺が今チェックメイトをした。
「だけどドライグがなんか妙なことを言ってたんだよな」
「赤龍帝が?」
なんの話だろ。以前倒したあいつの話は気にならな。
「なんか白い奴はもちろん会う事になるがお前にはあの怪物にリベンジする手伝いもしてもらいたいって言ってたんだよな一体何の事だ?」
もしかして俺の事か?だとしたら一誠と戦う事になるのか?
「まあわからんが、そのうちわかるだろ」
今はそう言っておこう確かにわからないがその時はその時で何とかすればいいだろうな。
駆け足気味すぎたか心配です。次は短編集を挟み第3章となる月光校庭のエクスカリバーが始まります。ネタバレを言えば一VS堕天使の幹部になります。
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