イッセーサイド
俺は今突然降ってきた怪獣…いや怪獣を見ていた。あいつが降ってきたから赤龍帝の籠手が熱い、それにドライグも反応している。一体全体どうなったんだ!
「…エレキングちゃん?」
アーシアの声が聞こえた。よく見て見ると確かにエレキングの奴に似ている。
「オイ!お前、エレキングなのか!?」
声をかけたが向こうはまるで無反応だ。そのはコカビエルに対して攻撃的なオーラを放っている。アイツじゃないのか?
「ば、バカな。何故奴が此処にいる?嫌、元々神出鬼没な生き物だ。現れても不思議ではないが…」
コカビエルの奴が完全に想定外だという反応を見せていた。あの野郎がまさかあんな反応をするなんて一体なんなんだよ!
「ならばコイツだ!」
コカビエルが指を鳴らし、魔法陣が出現した。そして魔法陣からケルベロスが出現した。てかデケェさっきみんなで倒したケルベロスの3倍はあるぞ!
「コイツは、戦争を始めたら使おうと通常のケルベロスと違ってあらゆる改造をした個体だったのだがな。まあいいやれ!」
コカビエルが指示を出しケルベロスが雄叫びをあげだ後相手に突っ込んでいった。だがアイツはあっさりと横に回避したと同時に横を通り過ぎようとしたケルベロスの頭の一つを左腕の鉤爪で掴み、そのまま地面に勢いよく叩きつけた。
グシャ!と聞きたくない音がした。残った2つの首が体をじたばたと暴れるがそのまま鉤爪で押さえつけられ、そして口からの光弾であっさりと爆散してしまった。
「…すごい!」
小猫ちゃんが驚きの声を上げた。俺たち全員で倒したケルベロスを、しかも大きな個体をあんな簡単に倒すなんて。
そして怪獣は再びコカビエルに視線を向けコカビエルに向かって走りだした。
「ぬう!!!」
コカビエルが何百本という光の槍を放ってきたが当たるよりも早くそいつの姿が消えた、……って消えた!何処に行った?
「何処に行った……!?」
コカビエルが一瞬迷った瞬間にアイツの体が凄まじい勢いで校舎まで跳ね飛ばされた。
いつの間にかコカビエルの背後に回っていた怪獣が鉤爪で殴り飛ばしたようだ。
コカビエルの野郎死んだんじゃないか?しかしコカビエルが跳ね飛ばされた校舎の中から瓦礫を飛ばし出てきた。
「カハっ」
コカビエルが血を吐いた。10枚の翼のうち4枚が折れ、左腕がありえない方向に曲がっていた。アレ絶対内蔵とか行ってそうだな。それを見た怪獣が追撃に光弾を3発連続でコカビエルに向かって撃った。
コカビエルが避けた。外れた光弾が学校に直撃し、爆発した。
「嫌ぁぁああ!学校が!?」
いつの間にかやってきた生徒会メンバーの中で会長が思わず叫んだ。
「ソ、ソーナ落ち着いて!」
「か、会長!お気持ちはわかりますが落ち着いてください! 」
部長と副会長が会長を落ち着かせていたが部長も副会長も叫びそうになっていた。そりゃ部長は学校の裏の管理者だしな。
「ならばこれならどうだ!」
コカビエルは先程とは比べものにならない巨大な光の槍を上空から打ち込んできた。その数50本くらい。あいつ上から攻撃するつもりか!
「リアス先輩、会長!コカビエルの奴俺たちも巻き込むきですよよ!」
匙が叫んだ。やべえ逃げないと死ぬってアレ!そしてコカビエルの奴が攻撃してきた。
それと同時にあの怪獣から2つ光が飛び出してきて俺たちに覆いかぶさった。
「うわああああぁぁぁぁぁ!!!!」
攻撃の衝撃がすげぇこれがコカビエルの本気なのか?嵐のようなラッシュが暫く続いたが俺たちにはほとんどダメージはなかったさっき目の前に現れたやつのお陰で大丈夫だった。
見上げると覆いかぶさっているのはこれも巨大な怪獣だった。一体はなんというかナメクジみたいな奴ともう一体はネズミのような顔つきの怪獣だった。
見かけ完全に、悪役の怪獣だな。若干グロテスクな見た目だし。これ見たら子供泣くんじゃないか。
「えっ?ど、どうして此処に……?」
ちょうど隣にいた朱乃さんが驚きの顔を浮かべていた。まさか知っているんですか朱乃さん!?
イッセーサイドアウト
コカビエルの奴が俺に向けて巨大な光の槍を放ってきた。
アレに直撃すれば間違いなく致命傷になるだろう。俺は尻尾に防御の力を集中させ尻尾を鞭のように振り回し、そして放電攻撃を使い飛んでくる槍を叩き落とし防御した。
おそらくこの攻撃は相手も防がれる事を想定しているだろう。だからこそ隙を見て一撃必殺の。防御を貫く一撃を間違いなく放ってくるに違いない。
ならばそれにこちらは乗ることにしよう。戦いの余波が激しくなっていき地面が割れ校舎が壊れていく。そしてコカビエルの強力な一撃が飛んできた。
それを俺はあえてくらい俺は倒れた。
「…やったか!?」
それは、フラグだぞ!俺を倒したのかと思って油断したのかコカビエルの警戒が少し治ったのを見逃さず先程の光の槍を打ち返した。
「な、何!?アグァァァァァァアアアアアア!?!?」
済んでのところで避けたようだが攻撃の余波であいつが地面に落ちて来た。
先程のカウンター技はエースキラーの相手の技を吸収し自分の攻撃にするという技だ。
しかし俺の攻撃は終わらない。落ちるコカビエルを右腕で掴んだ。
「ぐっ!貴様ぁぁぁあああ!!離せ!離しやがれ!!」
叫んでいるが関係ない。俺はトドメの技を使った。
「…くそ。……くそ。くそくそクソクソクソクソがーーーー!!!!おのれ!この怪物がーーーーーーーーーー!!!!!」
言葉がいい終わるかと同時にサンダーデスチャージ(右腕バージョン)が放たれコカビエルの体を強力な電流が身体を引き裂いた。
イッセーサイド
凄まじい音が止み周りの光景が普通に見え始めた時既に戦いは終わっていた。
勝ったのはあの怪獣だ。コカビエルはあいつの手の中で黒焦げの状態で痙攣していた。
「終わった……の?」
部長が恐る恐る口を開いた。
「ええ……。コカビエルが仕掛けたこの町を吹き飛ばす術式は破壊されたようです、これでもうこの町は安全です」
落ち着いた会長がそう言った。だけどまだ終わったのか釈然としてない感じだ。
そうだろうな目の前にコカビエルを倒した怪獣と俺たちの近くにいる2匹の怪獣、確かノスフェルとペドレオンだっけ。朱乃さんが名前を言ったのを聞いたしな。
「なるほどな。まさに伝説どうり凄まじい力だ」
突然空から声がした。上を見ると白い赤龍帝の鎧に似た鎧が飛んでいた。
「あれは!白き龍」
部長が声を上げた。あれがドライグが言っていた白き龍、白龍皇なのか!?
「是非とも戦いたいところだが、今回は今あなたが持っているコカビエルの回収が目的でね。退屈な任務だと、思っていたがまさか此処で俺が戦いたい相手に会えるとは思っても見なかったよ」
白龍皇が喋り終わったら怪獣はコカビエルを白龍皇の元に放り投げ、白龍皇がそれをキャッチした。
「そういえば、フリードにも聞かなければならない事もあったな」
そして白龍皇はフリードも回収して空に飛び立とうとした。
『無視か白いの』
『起きていたか、赤いの』
しかしドライグが白龍皇を止めあいつからも同じように封じ込められたドラゴンのアルビオンが反応して返答してきた。
『せっかくあったのにこんな状況ではな』
『いいさ、いずれ戦う運命だ。だが今はやる事があるだろう』
『そうだな、お前との決着も大事だがお互いにやりたい事もあるからな』
『まあな、たまには悪くはないだろうな。また会おうドライグ』
『じゃあな。アルビオン』
2匹の会話が終わったが何がなんだかわからないので目の前の白龍皇に声を掛けた。
「おい!どういう事だよ。お前誰だよ!」
そしたら白龍皇は
「全てを理解するには力が必要だ。強くなれよ、いずれ戦う宿敵くん」
そう言った後に怪獣の方に向き。
「いずれ俺はあなたに挑ませてもらう。それでは失礼する、スカルゴモラ……いや今はサンダーキラーだったか」
最後にそう言って去って行った。
イッセーサイドアウト
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