怪獣の力を使って進撃する話   作:レベルアップ

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31話

あの後、解禁された僧侶ギャスパー・ヴラディを紹介してもらい、総督が教えてくれた方法で訓練をしたがあまり上手くはいかなかった。

 

「うーん。やっぱり上手くはいかないな」

 

一誠が上手くいかない事を、腕を組みながら言った。

 

「まあ今まで制御できてなかったんだろ。そんな状態だったのにたった今から、上手く使えるわけはないだろう」

 

「まあ、そりゃそうだけど」

 

一誠と会話をしていると部長がやってきた。

 

「お疲れ様。どう?ギャスパーの神器の練習はうまくいっているのかしら?」

 

サンドイッチを作りヴラディの様子を見にきたようだ。そうしてサンドイッチを食べながら小休憩をし、先程の総督がきた話を部長にした。

 

「なるほどね…。堕天使の総督様は、神器のアドバイスを助言するほど余裕なのかしら」

 

部長が顎を手に乗せて考え込んだ。

 

「じゃあリアス先輩、俺たちはそろそろ失礼します」

 

匙がそう言って立ち上がった。そうだなそろそろ作業に戻らないと。

 

「ええ匙くん、わざわざ私の下僕の付き合いをしてくれてありがとう」

 

「べ、別にいいっすよ。先輩会長のお友達ですし」

 

匙が照れながら言った。

 

そうして俺たちは部長達と別れて花壇の手入れの残りを直しに向かった。

 

「なあ神条、さっきのアザゼルだけど……」

 

「多分何か感づいたかもな。まあ俺の正体までは気づいてないかもしれないけど」

 

匙が心配そうに声をかけてくる。大丈夫だと思いたいな。

 

 

 

 

 

 

 

そして何日かたった。どうもあの後から一誠の奴がヴラディに付き合っているようだ。まあ、あいつはエロエロな煩悩の塊だけど面倒見はいいからな。俺も最初の頃は世話になったし、アルジェントやゼノヴィアも色々と面倒を見てあげているようだしな。

 

今、俺はオカルト研究部男子メンバー達と囲んで『女子のこんな所がたまらなく好きだ選手権』の話をしているところだ。

 

俺には関係ないと断ろうと思ったが一応お前もオカルト研究部じゃん、と引っ張られ話に参加していた。

 

「じゃあ神条、お前の女性の体で好きな所はどこだ!?」

 

「……帰っていいか?」

 

一誠、俺はこういう話があまり好きじゃないんだよ、前にも言ったじゃないか。

 

「いいじゃねえか。これもギャスパーのためなんだぜ」

 

「ヴラディをダシに使うなよ」

 

チラリとヴラディを見ながら言ったらなんか震えだした。

 

「あうううぅぅぅ〜。すみません神条先輩〜」

 

「いや、ヴラディ。俺は怒ってるわけじゃないぞ」

 

ダンボール箱に隠れて震えているヴラディにそう言った。こいつヴァンパイアなのになんで棺桶じゃなくてダンボールなんだ?そういや人間とのハーフだっけ、だからダンボールに入っているのか?

 

「わかったよ。好きな部分はとりあえず…………。胸でいいや」

 

「なんだか、なんでもいいからこれでいいやって感じだけど。まあいいか」

 

そんな話をしているとヴラディが終始震えているのがわかった。コイツの神器は見た対象の時間を止める能力。このせいで悪魔に転生する前は、周囲から拒絶されていたんだそうだ。

 

「ヴラディ。そんなに人と目を合わせるのが大変だったら、いっそのことお面でもつけたらどうだろうだ?」

 

「それいいかもな。俺もそう思ってたし」

 

一つの案でいって見たのだが一誠が反応し、近くにあった紙袋を取り二つ穴を開けヴラディに渡した。

 

「どうですか〜?先輩〜?」

 

2つの穴から光を出して、ヴラディが俺たちに聞いてきた。…見た目は100%不審者だ、間違いなく通報されるだろう。だがヴラディ本人はかなり気に入ったようだ、これで引きこもりも解消されるなら言うことないな。

 

 

 

 

 

 

 

そしてあの議論が終わり、家に帰った俺はブラシ片手にガタノゾーアの横面を洗っていた。小さくなっているとはいえガタノゾーアは元々全長200メートルはあるから小さくなっていてもゆうに俺の身長より5倍も6倍もデカイ。

 

ガタノゾーアは横面をこすってもらって気持ちいいそうだ、この体つきじゃ横面とかかけなそうだし。たまに忘れそうになるが元々邪神という肩書きを持っている怪獣なんだよな、長い間暮らしているとどうも忘れそうになるよほんと。

 

「はい、終わったぞ」

 

「グァァアア…」

 

鳴き声をあげだ後歩いて庭にある池に入っていった。余談だが俺の家は怪獣達が暮らせるように色々と怪獣に合わせた環境を作ってある。

 

水性怪獣の場合はそいつに適した温度の水や海水を用意し、それにあった餌等を離している。

 

地底怪獣は岩や森が茂っているような環境などなどを用意してある。完全にサファファリパークだなこの家。

 

後、地下に行くとさっきガタノゾーアが入った池の中が見える。どういう原理かというと神様の力でドラ○もんでいうガリバートンネルに近いだろう、池に入るとそこは広い海になっている感じだ。地下も同じ理屈になっていて、水族館みたいな光景になっているのでよくそこで夏などを過ごしたりしたな。

 

そういえばそろそろ会談が始まるんだよな。会談でどのような結果になるかはわからないが平和的な解決をしてほしいものだ、後俺のことは触れられませんように。

 

 

 

 

 

 

 

イッセーサイド

 

とうとう会談当日になった。俺たちオカルト研究部は時間まで、いつものオカルト研究部のある旧校舎で待機していた。

 

外では悪魔だけでなく、天使や堕天使の軍勢が学園を囲んでいる。見た感じ一触即発という気配だが学園には結界が張っているために中に入ることはできなくなっている。

 

この数日は色々あったな。天界の大物ミカエルさんが俺の前に現れて竜殺しで有名な聖剣アスカロンをくれて、それから朱乃さんが堕天使の幹部バラキエルの娘だって教えてもらったりなどがあったな。

 

あの後から朱乃さんのスキンシップが強くなった気がするな。前と違ってなんというか、より俺に迫ってきてる気がすんだよな。

 

「さて、みんな行くわよ」

 

部長の言葉に全員が頷き会談の行われる新校舎の職員会議室まで向かう事になった。

 

「部長〜、みなさぁぁぁん」

 

ギャスパーの奴がダンボールの中から声を出している。今回コイツは留守番だ、何せ大事な会談の時にコイツの神器が発動したらえらい事になるからな。

 

「ギャスパー暇になったらここにあるお菓子とかゲームとかあるからそれで暇を潰してろ。後、神条からも漫画とかを借りてきたから」

 

「は、はい。イッセー先輩、ありがとうございますぅぅ」

 

そうしてギャスパーに暇つぶしの道具を渡した後木場が声をかけてきた。

 

「イッセーくん。やっぱり面倒見がいいよね」

 

「そうかな。まあ後輩の1人くらい面倒なんかなんとかしてやら」

 

そんな会話をしていたら会議室に到着し、部長が扉をノックした。

 

「失礼します」

 

部屋に入ると空気が重い。中には悪魔側からはサーゼクス様とレヴィアタン様、そして後ろにはグレイフィアさんだ。

 

天使側からはミカエルさんと知らない普通可愛い美人の天使さんだ。

 

そして堕天使からはアザゼルと後ろにあの時プール開きの時に現れた白龍皇ヴァーリだ、ヴァーリがこちらをニヤリと笑った。

 

「私の妹とその眷属だ、先日のコカビエルの件では彼女たちが活躍してくれた」

 

サーゼクス様が俺たちを紹介し俺たちは会釈した。

 

「報告は受けています。改めてお礼を言います」

 

ミカエルさんが部長にお礼を言った。

 

「ああ、コカビエルの野郎が迷惑をかけたな」

 

アザゼルの野郎が悪びれない感じで言った。部長が口元をひくつかせたのが見えた。

 

そしてサーゼクス様が俺たちに座るようにいい席に座った。っとソーナ会長と神羅副会長もいたんだ。

 

「さて、全員が揃ったことで会談の前提条件を一つ。ここにいる者たち全員が最重要禁則事項である神の不在を認知していると」

 

そして会談が始まった。

 

イッセーサイドアウト

 




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