怪獣の力を使って進撃する話   作:レベルアップ

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32話

とうとう会談が始まった、俺は家のテレビ、152インチで会談の内容を見ていた。

 

「盗聴、盗撮。普通に犯罪ですね」

 

「今回だけは勘弁してください」

 

なぜ会談の映像が観れているのかというと、理由は異次元空間で超獣のバキシムとベロクロン、ドラゴリーが撮影しているからだ。

 

バキシムの空間を割って移動する能力を使い結界の中に侵入し、そしてそのまま異次元の中で神様特性『異次元カメラ』を使って撮影してもらっているのだ。

 

フォーメーションはカメラ、ベロクロン。マイク、ドラゴリー。照明、バキシムだ。

 

「怪獣どころか超獣の無駄遣いだと思います」

 

「あとであの3匹には、お礼として星5のステーキをお礼として出しますので勘弁してください」

 

「私も、あの3匹の手伝いに行ってもいいですか?」

 

神様が若干、涎を垂らして聞いてきた。ちなみに俺たち以外にも気になっているのか他の怪獣、超獣も見ているところだ。どうやら俺たちの話題が出るのか不安だったようだ。

 

しばらく会談を見ていて、順調に進んでいるのがわかる。たまにアザゼル総督がヒヤリとする言葉を発したりしたが当の本人はそれを楽しんでいるようだ。

 

途中部長が震えていたが直ぐに、一誠の手を握った場面が映った。

 

「ラブラブですね、羨ましい限りです」

 

俺の膝の上のエレキング(リムエレキングバージョン)が神様の言葉を聞いて、頷いていた。どーでもいいがコイツだけ非戦闘の時はSDサイズになっているんだよな。まあほかの怪獣たちはそんな姿カッコ悪いっていう感じだからいつも小さくなっている時は人間大サイズなんだが。

 

「私も部長の真似をするとします」

 

そう言ったら俺の手を握ってきた。

 

「何しているんですか?」

 

「何か問題でも?」

 

こちらを相変わらず無表情で見てきたが、少し顔が赤い気がする。これは照れてるな。

 

「いえ特には、問題もありません」

 

「そうですか」

 

ちょっと嬉しそうに言った。神様の方に向けていた顔をモニターに再び向けたら、いつのまにか部長が先日の事件の詳細を話しているところだった。

 

「やっぱり、流石だな部長。あんな大物達相手に緊張している筈なのに、あんなにしっかりと喋ってますよ」

 

「堂々としてますね。尊敬します」

 

そして途中、会長も話に参加し無事に詳細の説明が終わった。

 

『以上で、今回の事件の詳細を終わります』

 

『ご苦労。座ってくれたまえ』

 

『ありがとう、リアスちゃんソーナちゃん☆』

 

サーゼクス殿とセラフォルー殿の言葉を受けて部長と会長が座った。

 

『さて、アザゼル。この報告の事で、堕天使総督の意見を聞きたい』

 

アザゼル総督が答えた。

 

『先日の事件はコカビエルが、俺やほかの幹部に黙って単独で起こした事件だ。鎮圧には白龍皇を向かわせたが……まあ必要はなかったがな。後のことは報告書道理だ軍法会議で地獄の最下層で永久冷凍の系だ。もうでてこれねぇよ」

 

総督の説明を受けてミカエル殿が呆れながら言った。

 

『説明としては最低な部類ですが、あなた個人は我々と事を起こす気はないということでいいのですね?』

 

『俺は戦争には興味がない。コカビエルも俺の事をこきおろしていたがな』

 

なんか見ててハラハラするな。大丈夫かこれ?

 

「グルルル」

 

ゴルザが見てて駄目じゃねこれと言った感じに鳴き声をあげた。

 

『アザゼル、一つ聞きたい。ここ数十年神器所有者を集めていると聞いている。最初は戦力の増強でいつ攻めてくる物かと思っていたのだが…』

 

『そう、あなたはいつまでたっても仕掛けてこなかった。白い龍を手に入れたと聞いた時は強い警戒心を抱いたものです』

 

サーゼクス殿とミカエル殿の意見を聞いた総督は笑みを浮かべた後答えた。

 

『神器研究のためさ。なんなら、一部の研究資料を送ろうか?俺は戦争には興味がねぇよ。部下にも人間の政治には手を出すなと言い聞かせているほどだぞ。宗教にも悪魔の業界にも影響を与えるつもりはねぇよ。ったく俺の信用は三すくみでも最低かよ』

 

『『『それはそうだ(そうですね)(そのとうりね☆)』』』

 

総督信用なさすぎだろ。ロベルガーとゴモラも頷いてるし。

 

『ったく。神や先代ルシファーよりもマシかと思ったが、お前らもお前らで面倒くさいな』

 

総督が頭をかきながら真面目な顔になった。

 

『なら、和平を結ぼうぜ。もともとそのつもりだったんだろ、お前らもよ」

 

「和平の言葉が出てきましたね。しかも堕天使の総督から」

 

「そうですね。まさか総督からそんな言葉が出るとは向こうのトップ人も考えてなかったでしょうね」

 

少し驚いていたトップ人達だが直ぐに真面目な顔に戻り先にミカエル殿が口を開いた。

 

『私も同じことを持ちかけるつもりでした。いまのままでは三大勢力は世界の害となる。私が言うのもなんですが戦争の元となる神は消滅したのですから』

 

『あの堅物のミカエル様が言うようになったな。あれほど神、神神、たったのにな』

 

総督が笑いながらミカエル殿を煽ったがミカエル殿は話を続けた。

 

『失ったものは大きい。しかしいないものをいつまでも求めても仕方がありません人間を導くのが、我らの使命。先導していくのが1番だと私たちセラフのメンバーの意見も一致しています』

 

『おいおい、いまの発言は堕ちるぜ。そういやシステムはお前が受け継いだんだった。俺らが堕ちた頃とはまるで違う』

 

そういやそうだったな、聖書の神が作ったシステムにそんなのがあったな。

 

「我らも同じだ。魔王がいなくても、悪魔は種を残すために先に進まねばならない。次の戦争をすれば、確実に悪魔は滅ぶ」

 

サーゼクス殿の言葉を聞いたアザゼル総督が言葉を続けた。

 

『次の戦争をすれば今度こそ共倒れだ。人間界にも影響を及ぼすだろう。神がいない世界は間違いだと思うか?残念ながらそうじゃなかった。俺もお前達もこうやって元気に生きている』

 

そして腕を掲げた。

 

『神がいなくても世界は回るのさ』

 

「これはうまく終わったみたいですね」

 

「そうですね、まだとはいかないでしょうが。ですが大きな1歩になるに違いありませんね」

 

神様と会話をしていると一誠が何かミカエル殿に聞いているようだった。多分アルジェントの事かもな。あいつそのことについて気になっていたみたいだし。

 

『なぜアーシアを追放したのですか?』

 

『それに関しては申し訳ないとしか言いようがありません。神の死後、システムだけが残りました。このシステムは神が行なっていた奇跡を起こすためのもの。こりをもちいて悪魔祓い、十字架などの聖具はもたらす効果などを行なっていました』

 

『では、神が死んでシステムに不具合が起こったんですか?』

 

『ええそのとうりです、正直神以外がシステムを使うのは困難を極めます。残念ですが救済できる信徒の数には限りがあります。その為にシステムに影響を及ぼす可能性があるものを遠ざける必要があったのです。あなたの神器赤龍帝の籠手や聖母の微笑などが含まれます』

 

『アーシアの神器が悪魔や堕天使も回復できるからですか?』

 

『はい。悪魔と堕天使を回復できる力を持つものがいれば周囲にいれば信仰に影響が出ます。そして他に影響を及ぼす例には…』

 

『神の不在を知るものですね』

 

ミカエル殿の言葉を遮りゼノヴィアが答えた。

 

『ええそのとうりです。結果的にあなたとアーシア・アルジェントを異端とするしかなかった。申し訳ありませんでした』

 

ミカエル殿が頭を下げた。アルジェントとゼノヴィアは反応に困ってるなしかしゼノヴィアが微笑み答えた。

 

『いえ…ミカエル様多少の後悔はあります。ですが今は教会ではできなかったことが今ではできる。他の信徒に怒られるかもしれませんが、私はいまの生活に満足しています』

 

『私もですミカエル様。私もいま幸せだと感じております。大切な人たちがたくさんできましたから』

 

アルジェントとゼノヴィアの言葉を聞いたミカエル殿が安堵の表情を浮かべた。

 

『まっそれも重要な話だが、もう一つ重要な話があるだろう』

 

その光景を見ていた総督が口を開いた。

 

サーゼクス殿がちょっと怖い顔で総督を見た。

 

『アザゼル、それは…』

 

サーゼクス殿が何か言おうとしたがアザゼル総督が口を挟んだ。

 

『もともと、その話も踏まえた会談の予定もあると考えていただろうが』

 

『えっ一体なんの話だよ』

 

一誠が思わず口を開いた。なんとなく想像がつくなこの展開は。

 

『なんだ、わからないのか赤龍帝。それは今この町に潜んでいる可能性が高い、お前の左腕と後ろのヴァーリに宿っている2匹のドラゴンをかつて葬った怪物の話だよ』

 

俺の話きちゃったよ。




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